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N国党のマツコさん批判に【隠された恐るべき3つの戦略】

N国党のマツコさん批判に隠された恐るべき3つの戦略

DaiGo MeNTaLiST

何かと目が離せないN国党のメディア戦略ですが、マツコデラックスさんへの批判に隠された恐ろしすぎる3つの戦略を紹介させてもらいます。
今回の N 国党の立花さんは、マツコさんが今まで使っていた戦略を使ってそれを逆手に取っています。これは正直すごいなと思いましたので解説させてもらいます。

弱者と強者の構図

基本的に他人を叩く時には、大数の弱者を引き連れて少数の強打を叩くということが、政治や歴史的な革命でも基本とされてきています。
つまり、強者というものは常に少数です。自然界も含めてピラミッド構造になっています。ですから、その少数の強者を叩くためには、社会的経済的様々な面における弱者を大数集めて叩くことが必要になるわけです。
これができていないとあっという間に足元をすくわれてしまいます。

マツコさんは今までであれば、何事に対してもズバズバと意見してくれて、どちらかと言うとものを言えない人である弱者の代表のような感じでした。 とがったことを言ったとしてもそれがまかり通るような雰囲気を持ち得ていました。
ところが、あれだけ有名になってしまうと社会的には強者と感じられてしまいます。
そして、この強者になった時には、弱者を叩くということを絶対してはいけません。強い人が弱い人を叩いてしまうとそれに共感し指示する人も減ってしまいます。
強い人が誰かを叩く時には、必ず弱い人を救いたいというモチベーションを持って叩くのでなければ、逆に足元をすくわれてしまいます
僕はマツコさんに対しては何の感情もありませんが、これをしてしまったのがマツコさんの失敗です。

批判した時に立花さん個人に対して批判しているところもありましたが、有権者の人たちも本当に問題を抱えている人もいるだろうけれどただ単におもしろおかしく投票しているだけの人もいるのではないかということを言ってしまったわけです。これをしてしまうと、大衆というものは常に弱者ですから不要な反応を引き出してしまうわけです。
そうではなく、N 国党の立花さん自身に対して批判していれば違ったと思います。僕自身は特段考えがあるわけではありませんが、例えば、NHK がスクランブル放送になったところで国民にどれぐらいの利益があるのかと考えると、年間の受信料としては25000円ほどですから、年間25000円のためだけの政党何ですか? と言われたら、それはそれで一理あるとなる可能性も高かったわけです。
ところが、投票した人を叩いては駄目だったということです。それは弱者を叩くことになってしまうからです。

それを上手く拾ったのが立花さんです。
彼は、僕をバカにするのは構いませんが、僕についてきてくれている100万人の有権者を馬鹿にすることだけは許せないと返したわけです。
こうなると、結果として彼が立場としては正しくなってしまいます。

1. 利他的な怒りの利用

自分が馬鹿にされて怒っているとなると、一対一の対決になるので当然強者の方が有利になるわけですが、自分が守ろうとしている多数の人たちのために自分は戦うとする怒れるリーダーは得票数が上がるということが、過去の研究により分かっています。

大義名分を背負って自分達の代わりに戦おうとしているリーダーに対して人は心を動かされるわけです。

2. 一対一の戦いに持ち込まない

一対一の戦いにするのではなく、大勢の人たちの怒りの代表として自分は戦っていると社会的証明を使い戦っています。
100万人の有権者対マツコさんという構図にしてしまったわけです。

さらに、人間というものはたくさんの人が支持しているというものに弱いものです。みんなが見ているとかたくさんの人が買っているというものに多くの人が惹きつけられるものです。多くの人が認めているものに対して正しいもので価値があるものだと感じてしまいます。

ある意味最強の結束力と目的意識の共有

NHK をぶっ壊すということがいいかどうかということは別ですし、実際にそれが国民にとって利益があるのかどうかということに関しては賛否両論あると思います。
政党とかして掲げている目標の是非は置いておいて、使っている手法としては第一級の政治家だと思います。

例えば、自民党であれば様々な問題に対してたくさんの戦略がありますので、自民党の支持者でも、これは支持するけどこれは支持できないという問題もあると思います。
ところが、N 国党の場合は NHK をぶっ壊す以外にテーマがないので、それに対して異論がある人はフォロワーにはいないわけです。
ですから、ある意味最強の結束力と目的意識の共有が行われた政党だということです。

ダビデとゴリアテの構図を際立たせる

今までは、マツコさんはセクシャルマイノリティで世の中ではどうしてもマイナーで差別の対象になりやすいとされる立場で多くの人が共感できる色々な発言をして、今の立場になったわけですが、これを N 国党の立花さんは逆手に取ったわけです。
まさにゴリアテとダビデの考え方です。自分が弱者であることを利用しのし上がる戦略を使っているわけです。
セクシャルマイノリティであるという点での社会的な弱者であるマツコさんを、経済的な強者に引っ張り上げています。どれだけ稼いでいるかということをアピールして、強者の立場にして、自分と自分のフォロワーは一般的な庶民だとした上で、相手を攻撃しているわけです。これをされてしまうと、強者であればあるほど何も出来なくなってしまいます。

人によってはただ単にクレームとして怒っているようにしか見えないかもしれませんが、実際にはしっかり分析した上で叩いているように感じます。
政治として特に何かを思うわけではありませんが、エンターテイメントとしては N 国党はこれからも目が離せないなと感じています。

皆さんも、やむを得ず他人を叩きたいと思う時もあるかもしれませんが、そんな時は自分の立場と相手の立場を冷静に考えて、弱者と強者の立場を踏まえて対応するようにしてください。
このような群集心理は、歴史を紐解くのにも、政治を見るにも、ビジネスを行うためにも役に立つものです。今回のおすすめ本としては参考にしていただきたい本を紹介しておきます。

人を惹きつける人になるためのおすすめ動画
カリスマ性がある人の話題選び
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1539268803

今回のおすすめ本

リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

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