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罪悪感で他人を操る方法〜Noと言わせない秘密

この知識はこんな方におすすめ

  • お願い事を上手に通したい
  • いざという時に助けてもらえる人になりたい

罪悪感は人を操ることができる力

今回は罪悪感の操り方についてです。

この罪悪感については色々な使い方があり、上手に相手に感じさせることができれば頼みごとを通しやすくなったりすることもできますが、罪悪感は自制心を起動するものでもあります。

例えば、浮気をしそうな彼氏がいたとして、その彼氏に対して彼女が絶対に浮気をしないでとプレッシャーを与えると余計に浮気をしてしまう可能性が高くなりますが、万が一浮気をしそうになった時に自分の彼女や奥さん、あるいは子供など大切な人が悲しむところを思い浮かべることができて罪悪感を感じる条件付けをあらかじめを行っておくと、それにより自制心を発揮して浮気をしないで済むようになるということもあります。

ですから、この罪悪感の操り方をしておくと人を上手に操ることもできるということになります。
僕がテレビで相手の選んだものを当てるようなゲームをすることもありましたが、このような時もお笑い芸人さんであればその場を面白くしようと考えひねりを加えた選択をしようとすることもありますが、このような時もそれをすると申し訳ないというような感覚をうまく持たせることができればストレートに選ぶようになってくれたりもします。

このように罪悪感の作り方やその使い方を知っておくと、人間関係を楽にするためにもビジネスの面でも役に立つでしょうし、お願い事を通したり約束を守らせるためにも重要なものです。

もちろん罪悪感というものは悪い使い方をすると危険なものでもあります。
一番やばい罪悪感の使い方をしているのは宗教です。
宗教では行動や生き方に対してタブーが必ずありますが、これは罪の意識を植え付けるためです。
この罪の意識を植え付けるストーリーがない宗教というものはありません。

頼み事に罪悪感を使う

ですから、この罪悪感というものは人間の心を動かす上での主力となる力でもあるわけです。
罪悪感の使い方については色々とありますが、今回は頼み事を断られないようにするための方法について紹介させてもらいます。

頼み事をしようと思ったり誰かにお願い事をしようと思った時に、これで断られたら気まずいから言いにくいとか余計なことを考え過ぎてしまいなかなかお願い事ができないということもあると思います。
このような頼み事をする時に罪悪感をどのように使えばいいのかということを解説したいと思います。

罪悪感はもちろん間違った使い方をすると危険なものですし、これを使って頼み事を通す時にも当然ですがそれが相手に害をもたらすような頼み事であればよくはありません。
ですが、そうでない場合には罪悪感というものは人と人とがつながる時に必要となる感情のひとつではあります。

2014年にトロント大学が行った研究で恋人がいない大学生の男女99人を集めて自分の理想のタイプを紙に書き出してもらうということを行っています。
そして、研究チームはその理想の相手が書かれた情報をもとに、それとは真逆の人のプロフィールを作成しました。

その上で参加者を2つのグループに分けて、一方のグループにはその理想とは真逆のプロフィールを見せながらその人があなたに会いたがっていると伝えました。
つまり、自分の理想とは真逆のタイプの人が会いたがっていると言われてどれぐらいの人が会おうとしたのかということを調べました。

もう一方のグループは少しだけ変えて、同じように自分の理想とは真逆のプロフィールを見せられながら、その人があなたに会いたがっていて今近くで待機してもらっていると伝えられました。
つまり、理想とは真逆のタイプの人が会いたがっていると言われるだけでなく、その人はすでに待機していると伝えられてどれぐらいの人が会おうとするのかということを調べました。

ですから、どちらも同じように理想とは真逆のプロフィールを見せながらあなたに会いたがっていると伝えられたわけですが、その人がすでに待機しているという場合とそうでない場合でどれぐらいその人と会ってもいいと思うのか、連絡先を交換してもいいと思うのかということを調べようとしたわけです。

その結果分かったこととしては、その人が近くで待機していると伝えられたグループは、ただあなたに会いたがっていると伝えられただけのグループよりもなんと1.6倍も YES と答えていました
相手に自分の連絡先を教えてもいいと答えていたということです。

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罪悪感で1.6倍もYESと答える!

わざわざ近くで待っているという情報があるかないかというだけで、自分の連絡先を教えるという頼みごとに対して1.6倍も YES と答えるようになったわけです。

これは色々な場面で使うこともできると思います。
例えば、ビジネスの場面であれば営業で売り込みをしたり訪問販売をする場合でもアポを取る場合でも使えると思います。
今すでに待っていると伝えることによって罪悪感を相手に感じさせることができます。

この罪悪感には2つの感覚があり、待たせているから申し訳ないという感覚だけではありません。
それだけではなく人は皆自分を罪がない人間だと思いたいものです。
人間は社会に害をなしたり誰かに後ろ指をさされるようなことをしない人間だと自分のことを思いたいものです。
そのために言いたいことが言えなくなったり空気を読まなくてはいけないと考えてしまうわけです。

空気を読まなくてはいけないと考えたりする人が多くて言いたいことを常に気にすることなく言える人が少ないのは、多くの人が罪悪感を感じているからです。
つまり、相手に申し訳ないという気持ちだけでなく自分が悪い人だと思われたくないという2つの感情が組み合わさったものが罪悪感です。

この要素があるからこそ罪悪感というものは宗教でよく使われるということもあります。
罪の意識を植え付けるということと同時に、同じ考え方を持っている人や同じ価値観を持っている人から後ろ指を指されたくないという気持ちを植え付けます。
自分が所属している組織からはじき出されるという恐ろしさが罪悪感に含まれているわけです。

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ですから、僕たちはひとに何か頼み事をする時には申し訳ないと考えなかなか頼みづらくなってしまうのに、逆に他の人に頼みごとをされた時には、断ると嫌われてしまいそうだというような謎の罪悪感を感じてしまうようになります。

これは冷静に考えると不思議だと思うはずです。
自分が頼み事をする時には罪悪感を感じて、逆に自分が頼み事をされた時にも何故か同じように罪悪感を感じているわけです。
罪悪感は頼みごとをするときにもされた時にも感じているものです。

ですから、この罪悪感に対して理解を深めることができれば、人間同士のコミュニケーションが非常に深くなり、皆さんにとって嫌な頼み事やどうしてもお願いしたいこと、守ってもらいたい約束なども強烈にコントロールすることができるようになります。
そんな見えない強い力が罪悪感です。

罪悪感や頼み事をうまく使うためのおすすめ本

今回のおすすめの本としては、罪悪感に苛まれやすいと言う人や人に頼みごとをするのが苦手だという方に読んでもらいたい本を紹介しておきます。

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『究極のマインドフルネス』

罪悪感に苛まれやすいという人はマインドフルネスや瞑想について学んでみるのもいいと思います。
こちらの本も今ならAmazon でオーディオブックであれば1人1冊ですが無料で聴くことができるキャンペーンが行われています。
まだの方はぜひこの機会にチェックしてみてください。

人に頼み事をするのが苦手だという方にはぜひこの本を読んでもらいたいと思います。
人に物事を頼む時に、どうすれば頼みに応じてくれやすくなるのか、嫌な顔されないのかということを学ぶことができます。

上手な頼みごとの仕方の実践編

では、最後に僕がこの罪悪感をテクニックとしてどのように使っているのかということを紹介しておきます。

先ほど紹介した通り相手にお願い事をする時には上手に罪悪感を感じさせることが重要なわけですが、余程性格がねじ曲がった人でなければ相手に罪悪感を感じさせようとすること自体とても難しいことだと思います。

ですから、実際にはなかなか相手に罪悪感を感じさせようとすること自体が難しいことでしょうから、相手に頼み事をしようとするときには、必ずコミットメントしているということを感じさせるということを覚えておいてください。

コミットメント

頼み事をした時になんでこの人のお願いを聞かなくてはいけないのだと思われる人には特徴があります。
これはもちろんシンプルにその人がただ嫌な人ということもあるでしょうが、自分は何もしていない状態で相手にだけお願い事をして丸投げするような人です。

自分が一生懸命やってここまでできたけどどうしても無理なので助けてほしいというようなことではなく、ただただ丸投げしてくるようなお願い事には誰でも応じたくはありません。

ですが、ここまではできているというようなコミットメントがある前段があればかなり違ってきますので、自分のやるべきことや仕事に対してコミットメントしているかということがポイントになります。

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そして、相手のするべきことや仕事に対してもコミットしているかどうかということも重要になります。
つまり、普段から相手のことを助けたり気にかけたりすることができているかということです。

ですから、お互いにお互いのするべきことや仕事に対して相互にコミットしあっている状況があるかどうかということが重要になります。

普段から助け合っているとかコミットしあっているということを相手が認識しているかどうかということが重要なので、相手にこのコミットメントを感じさせる方法を5つのポイントで紹介しておきます。

ポイント1 :自分の時間を使う

普段からちょっとした手伝いや気遣いを自分の時間を使ってしてあげたり、相手が興味がある情報があれば教えてあげるようにしてください。

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例えば、僕の場合であれば本を読んでいて面白い研究や役に立ちそうな情報があった時には、その内容をまとめたりリンクをつけて知り合いの経営者に送ったりすることもあります。

このようにして自分の時間を使って相手に何かしてあげているということを相手が認識していると、頼み事をしても相手は NO と言いづらくなります。
誰でも普段からお世話になっている人に対してはお返ししなくてはいけないと考えるものです。

ポイント2 :自分の労力を使う

人間は手間をかけて相手を助けるということをした感覚があるとどうしても見返りを求めてしまいますし、手間をかけて助けてもらっているという感覚があればちゃんとお返しをしようと思うわけです。

ですから、労力を使うということが重要になるわけですが、この労力の使い方を間違えている人が少なくありません。

他人を助けた時に疲れたとか面倒だったと感じる人は無駄な労力を使っていることが多いです。
これは簡単に言うと自分が苦手なことで相手を助けようとしています。

例えば、自分が書類仕事が苦手なのに頼まれたから引き受けたというようなこともあるかもしれませんが、このような自分が苦手なことで頼みごとを引き受けてしまうと、当然ですが自分の労力の方が無駄に増えてしまいます。

ですから、自分にとってはすぐに出来ることや得意なことで相手を助けるようにしてください
そうすれば自分の労力は実際には少なくても相手にとってはとてもありがたいことということになります。
相手の労力は大きく削減することができているけれど自分の労力としてはそれほど気にするほどではないということで、上手に相手に対しての労力を使うようにしてください。

ポイント3 :先に与える

これは返報性の原理として有名ですが、例えば、ある実験では病院で診察を受ける前に飴玉を差し入れとして渡すだけで、診察を受けるときのその正確性が2倍に上がるということが分かっています。

こんなにも人間には何かをもらったらお返しをしなくてはいけないと感じるようになっているわけです。
これがコミットメントと罪悪感の原理で、人は相手から何かをもらったら無意識のうちに何かお返しをしなくてはいけないと強く感じるわけです。

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ポイント4 :共通の人間関係を連想させる

コミットメントというのは人と人とをつなげていくものですから、お互いに共通の知り合いがいるとか共通のコミュニティがあるということを連想させてあげると、人はその同じコミュニティの中で助け合おうとします

とはいえ、自分の会社では誰も助け合うことがないというような人もいるかもしれませんが、その場合には会社というグループの中にサブグループが複数生まれてそれが衝突しているという状況になっています。

そのような場合でなければ同じグループや友達関係で繋がっていれば、その人に対して失礼なことをしてしまうと他の仲間からも自分が嫌な奴だと思われてしまうというような罪悪感も生まれますので自然と助けようとします。

ポイント5 :人脈や人を紹介する

これはなかなか難しいかもしれませんがビジネスマンはよくする方法だと思います。

相手に自分の人脈の中から役に立つ人を紹介することで、自分のインナーサークルにその相手を組み込むということをします。
そうなればこちらの頼みごとも自然と引き受けてもらいやすくなります。

ですから、普段から人をつなげたり紹介するということをしていると、いざという時にその全ての人が味方になってくれるので人を紹介するとか繋げるという行為は非常に重要なことだということです。

断る技術のためのおすすめ

今回はそんな僕も実際に使っている罪悪感の使い方を紹介させてもらいましたが、逆に頼み事を断ることができなくて困っているという人もいると思います。

これはいくら罪悪感を感じさせられても断る技術を持っていればきっぱりと断ることができるようになります。

ですから、罪悪感は上手に使うことが重要ですが、本当に自分が嫌だと思うことは断って相手が嫌だと思うことは頼まないようにするという使い方が大切になります。

今回のおすすめの動画としては、そんな罪悪感によるプレッシャーを与えられたとしても断ることができる技術について解説した動画を紹介しておきます。
罪悪感を感じさせられて嫌な事なのに引き受けてしまったことがあるとような人はぜひこちらの動画もチェックしてみてください。
今なら20日間無料で使うことができますので、ぜひチェックしてみてください。

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免責事項:本内容は、心理学の面白さを伝えることを目的として、参考資料や過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:Joel, S., Teper, R., & MacDonald, G. (2014). People overestimate their willingness to reject potential romantic partners by overlooking their concern for others.

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