この知識はこんな方におすすめ
- 夢の中で自由に行動したい!
- 夢をコントロールしたい!
夢の中で自由に行動したい!
皆さんは夢の中で自由に行動したいと思ったことはありませんか?
僕はあります。
例えば、夢の中で空を飛んでみたいとか、大金持ちになってみたいとか、魔法使いになってみたいとか、夢の中で自由に行動できたり夢をコントロールすることができたらいいのにと思ったことがある人も多いと思います。
今回は、なんと46%の確率で夢を自由にコントロールする方法についてです。
いわゆる明晰夢と言われる自分が今夢を見ているということを夢の中で認識していて、自由に行動したりその夢をコントロールすることができるようになる科学的な方法について紹介させてもらいます。
厳密には、明晰夢というものと夢をコントロールするというのは本当は少し違うものです。
明晰夢というのは自分が夢を見ているということを自覚できる夢のことですが、多くの場合では、自分が今夢を見ているということを認識することにより、あるいは、それを認識した途端に夢の中で自由に行動ができるようになるということが起こります。
夢をコントロールして普段の現実ではできないような空を飛んだり美女やイケメンとイチャついたりするためには、まずは自分が今夢を見ているということに気づく必要があります。
その自分が今夢を見ているということに気づきやすくなり、その結果として夢をコントロールできるようになるための方法を解説させてもらいます。
「明晰夢」を見やすくなるテクニックとは?
2017年にアデレード大学の研究チームが169人の男女を集めて行なった実験をベースとして、皆さんが自分が思う通りの夢を見る方法について解説していきます。
研究チームは全員がどれくらいの頻度で明晰夢を見るのかということをまずチェックして、その後一週間にわたり、よく明晰夢が見れるようになるのではないかと先行研究や一般的に言われている3つのテクニックをグループに分けてテストして、どの方法が最も明晰夢を見れるようになったのかということを調べています。
その中の1つの方法が46%の確率で明晰夢を見れるようになるということが分かっています。
ですから、確率としては2日に1回ぐらいは美女と楽しく過ごしている夢を見れるわけです。
研究者たちが使った3つのテクニックとしては・・・
リアリティテスト
WBTB(Wake Back To Bed)
MILD(Mnemonic Induction of Lucid Dreams)
これら3つの明晰夢が見られるようになるのではないかと言われているテクニックを使い、どの方法が最も明晰夢を見ることができたのかということを調べたわけです。
リアリティテスト
これは1時間おきにアラームを設定しておいて、アラームが鳴ったら右手の人差し指を左手の手のひらに押し付けるということを繰り返す方法です。
これはトレーニングのように繰り返していると人間の無意識が学習して、夢の中でも同じ動作をするようになります。
そして、夢の中で右手の人差し指を左手の手のひらに押し付ける行為をすると、なぜか夢の中では貫通してしまいます。
夢の中では貫通するケースが多いため、それによりこれは夢だと気づくことができるというものです。
つまり、寝ぼけている時にも特定の動作をするように学習しておいて、それが夢の中でも出てくるようにしておきます。
その夢の中で出てきた動作が現実世界とは違う現象が起きることにより、これは夢なんだと気づくことができるという方法です。
WBTB(Wake Back To Bed)
眠りに入ってから5時間が過ぎたらアラームなどを使って強制的に目を覚まし、数分間考え事をしたりうろうろしたりして、それからもう一度ベッドに戻るという方法になります。
これは5時間経ったところで頭を半分目覚めさせて、それから頭が完全に目を覚ます前にもう一度寝ることによって脳が半覚醒の状態で眠りにつくようになるので、それにより明晰夢を見やすくなると言われている方法です。
MILD(Mnemonic Induction of Lucid Dreams)
これも眠って5時間経ったところでアラームなどを使って強制的に目を覚まし、数分間考え事をしたりうろうろして、それから頭が完全に目を覚ます前にもう一度ベッドに戻るというところまでは同じですが、もう一度寝る直前に、「私は次に見る夢を覚えている」ということを何度も声に出してから眠るという方法です。
WBTB(Wake Back To Bed)と同じように、5時間経ってから一度目を覚ましてから二度寝するわけですが、その前に私は次に見る夢を覚えていると言い聞かせてから眠るわけです。
これらの方法をそれぞれ使ってもらい、どの方法が最も明晰夢を見ることができたのかということを研究チームは調べたわけです。
まず、リアリティテストに関しては、これ単体では明晰夢が見られる確率は上がりませんでした。
つまり、もともと明晰夢をよく見る人やいろんな夢を見ているということを認識しやすい人がこの方法を使うと効果があるのかもしれないけれど、リアリティテスト単独では意味がなかったということです。
そして、WBTB(Wake Back To Bed)も効果はありましたが、最も効果が高かったのは、MILD(Mnemonic Induction of Lucid Dreams)でした。
MILD(Mnemonic Induction of Lucid Dreams)で46%の確率で明晰夢を見られた!
5時間経ってから一度目を覚まし、しばらくしてからもう一度ベッドに戻る時に、自分はこれから見る夢を覚えていると声に出して自分に言い聞かせてから眠るという方法でした。
この方法を使った場合には、なんと実験参加者の46%もの人が明晰夢を見れるようになったということです。
ですから、皆さんもこの方法を使ってもらえると46%の確率で明晰夢を見れるようになるということです。
自分はこれは夢なんだと気付いている状態で夢を見ることができるようになるので、夢の中でも自由に行動できる可能性が高くなるということが示唆された面白い研究です。
まずは睡眠の質を高めてから試してみてください
皆さんも試してもらいたいとは思いますが、5時間経って一旦起きるので休日などにしたほうがいいとは思います。
その後眠ることができる人は構わないと思いますが、そうでなかったり睡眠に問題がある人の場合には、まずは睡眠の質を良くしておいてから明晰夢を見れるようにチャレンジしてみるのが良いのではないでしょうか。
さらに、今回は面白いものがあり、こんな明晰夢を見やすくするために作られたという不思議なサプリがあり、これも今回のおすすめのアイテムとして紹介しておきます。
これはクラウドファンディングで開発されたそうですが、2種類の錠剤があってそれを眠る時に特定のタイミングで摂るようにすると、明晰夢を見やすくなるのではないかという面白いサプリです。
本気で明晰夢を見れるようになりたいという方は試してみてもいいのかもしれません。
先ほどもお伝えした通り、5時間経ったところで一度起きるということなどをしてしまうと、やはり睡眠の質は落ちてしまいますので、まずは短時間の睡眠であっても疲れを取ることができるように睡眠の質を高めておいてから試してもらった方がいいと思います。
まずは睡眠の質を高めるためのおすすめ
ですから、今回のおすすめの動画としてはそんな睡眠の質の高め方について解説した動画を紹介しておきます。
睡眠の質というものは寝方や寝る前の行動などももちろん大切ですが、実は、自分への思い込みやメンタルの状態によって、ちゃんと眠れているのに睡眠不足と同じような症状が出てしまうということもあります。
ちゃんと眠れているのに自分は寝不足だと思い込むことによって、本当に睡眠不足になってしまう人もいます。
睡眠不足は半分ぐらいはメンタルの問題とも言われていますので、そんなメンタルの問題を改善して睡眠不足や不眠症を治して睡眠の質を高めるにはどうすればいいのかというメンタル面から睡眠にアプローチする方法について解説した内容になっています。
睡眠の質を高めれば、集中力も高まりますし痩せやすくなるということもありますので、睡眠の質を高めることは大切なことだとは思います。
睡眠や明晰夢について学ぶためのおすすめ本
今回のおすすめの本としては、そんな睡眠について考えるためのおすすめの本を紹介しておきます。
こちらの本は睡眠に関する様々な研究から解説してくれている本ですが、後ろの方には明晰夢に関する研究も紹介されています。
この著者の方は不思議な研究なども紹介してくれる先生で明晰夢に関しても解説してくれています。
ぜひこちらもチェックしてみてください。
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1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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本内容は、参考資料および、ニコニコチャンネルの過去動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Aspy, D. J., Delfabbro, P., Proeve, M., & Mohr, P. (2017). Reality testing and the mnemonic induction of lucid dreams: Findings from the national Australian lucid dream induction study.