この知識はこんな方におすすめ
- 最近痩せづらい気が・・・
- 体の状態を知りたい
自分の代謝の状態を把握
知らないうちに痩せない体になってしまういわゆる低代謝という現象が自分の身体に起きているかどうかをチェックする方法について今回は紹介したいと思います。
ダイエットを考えた時に必ず出てくるのはカロリー制限で、特に若いうちであればかなり頑張って痩せることもできると思いますが、食べる量を落とすことで痩せるということにはどうしても限界があります。
一般的には維持カロリーの15%から20%ぐらいの制限にしておかないと代謝が落ちてしまい、それを続けていると逆に痩せづらい体になってしまうからです。
それ以外にも生活習慣など様々な原因によって人間の代謝は落ちてしまう可能性もあります。
ですから、重要なのは自分の代謝が落ちていることに気づいて、もう少し運動するようにした方がいいとか食べる量を増やすようにしたりすることです。
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とはいえ、自分の代謝がどれぐらいなのかということをあまり調べたことはないと思います。
今回は、カロリー制限をする場合でも運動をする場合でもあまり過度にしすぎると代謝が落ちてしまうということもありますので、自分の代謝についてどのように判断すればいいのか4種類の方法を紹介したいと思います。
カロリー制限をしすぎて落ちてしまった代謝をどのようにして調べるのかということをベースにした方法になっています。
食べる量を極端に減らしてカロリー制限をすることで痩せるということをしてしまうと、痩せるためのホルモンが減ってしまい、この痩せるホルモンが減ってしまうと脂肪よりも筋肉の方が燃えやすいので筋肉を分解し始めてしまいます。
筋トレやトレーニングをされる方が結構タンパク質をちゃんと摂ったり、コルチゾールの影響も考えて糖質はある程度摂ってからトレーニングをしたりするのもこの痩せにくい体になってしまうのを防ぐためでもあります。
ですから、強引に摂取カロリーを減らしてしまうと筋肉が分解されて減ってしまい、この筋肉が減るということは同じ運動をしても消費カロリーが減るということになります。
これは車で言うとハイブリッドカーのような状態になっていて、車であれば燃費がいいのはいいことですが、人間の体でこれが起きてしまうとどんどん痩せづらい体になってしまうわけです。
方法その1:甲状腺ホルモンの検査
これは最も確実な方法です。
自分の代謝レベルを調べるために最も確実で基本的な方法です。
この甲状腺ホルモンが平均値よりも下回る場合には間違いなく代謝が低い痩せづらい状態です。
ただ人によっては代謝は落ちているけれど甲状腺ホルモンの値は正常だということもありえます。
自分の体に代謝が落ちて痩せづらくなっているのではないかと感じるような場合には、お医者さんに相談して甲状腺ホルモンの検査をしてみるのもいいとは思います。
代謝が落ちているかどうかだけで病院に行くわけにもいかないっていう人もいると思いますので、家でもできる簡単なチェック方法について3つ紹介します。
方法その2:体温チェック
これは僕がよく使っている方法ですが、最も簡単な判断方法になります。
人間は運動をすると代謝が上がっていくような気がしますが、過度な運動や激しすぎる運動をしてしまうと逆に体温が落ちていきます。
適度に運動をしていると体温は高まりますが、やりすぎてしまうと体温は逆に上がらなくなるということです。
ですから、体温で判断するというのも意外と使える方法です。
体温を測るタイミングが重要になり朝起きた直後の体温を測るようにしてください。
その体温を毎日記録しておくと代謝の変化を判断するには役に立ちます。
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起きた直後の体温が36度6分以上であるというのが基準にはなります。これ以上であれば代謝は結構いい状態だということになります。
日中の体温は37度ぐらいまで上がるということであれば代謝はいい状態です。
逆に、起きた直後の体温が35度代であれば痩せづらいだけでなく免疫も低下している可能性が高いので早めに対処した方がいい状態です。
ですから、理想としては朝起きた直後が36度6分以上の体温で日中の活動している状態では37度ぐらいまで上がるというのが代謝としては最もいい状態だと言えます。
最近であれば37度以上あるとお店に入れなかったりもしますが、代謝がいい人であれば普通にそれぐらいの体温は出ますのでそれだけで気にする必要もないと思います。
体温チェックはいずれにしても簡単にできる方法ですからしてみるのはいいと思います。
代謝が良いというのはその日のやる気のバロメーターにもなるものですからおすすめの方法です。
方法その3:心拍数チェック
これはアスリートや普段ガンガン運動している人は使えない方法ですが、心拍数でチェックするという方法もあります。
限界はありますが、リラックスしている時の安静時心拍数が1分間に60から100の範囲内であれば代謝は問題ない状態と言えます。
この範囲外で例えば50代であれば何か問題があるのかと言うとそういうわけではなく、僕もそうですが激しい運動を普段からしている人はこの範囲内に収まらないことはよくあります。
アスリートや普段からガンガン運動している人は先ほどの体温でチェックする方法がいいと思います。
逆に、肥満気味の人は心拍数が高めに出る傾向がありますので、この場合も体温チェックを使って代謝を測った方が良いと思います。
ちなみに、代謝の状態にかかわらず心拍数が高くなる場合もあります。
例えば、結構激しい運動をしているのに安静時心拍数が70ぐらいあるというような場合には、それはストレスが多い生活をしているからということもあり得ます。
ストレスホルモンが日常的に分泌されてしまうと心拍数が上がっていくということが分かっていますので、その場合には気をつけないといけないかもしれません。
方法その4:体感によるチェック
これは精度は落ちる方法ですが体温計などがなくてもすぐにできる方法で、指先と鼻の先端の温度をみるという方法になります。
代謝が落ちていくと血流が悪くなっていきます。
そしてこの血流が悪くなると毛細血管にあまり血が行かなくなってしまいます。つまり、指先や鼻の先端など体の末端の部分に血が行きにくくなるので体温が低くなってきます。
体感による判断なので正確性は落ちますが、例えば、今日は何となく指先が冷たい気がするとかつま先が冷えるという時には、腕を鼻の先に当ててみて鼻が冷たいと思った場合には代謝が落ちている可能性があります。
この4つが自分の代謝を判断するための方法になります。
甲状腺ホルモンの検査
起床後の体温が36度6分以上かをチェック
安静時心拍数が1分間に60から100の間かをチェック
体の末端の温度でチェック
ぜひご自分の代謝を判断するために参考にしていただけたらと思います。
代謝を上げるためのおすすめ
では、代謝を上げるにはどうすればいいのでしょうか。
やはり、適度な運動をちゃんとして、それと合わせて食生活を改善すれば当然ですが代謝は良くなります。
今回のおすすめの本としてはそのために役に立つ本を紹介しておきます。
代謝を改善するためには食事や睡眠などまとめて改善する必要がありますので、この1冊で全て網羅できる内容になっています。
体調のコントロールというものは最強のビジネススキルでもありますので、ぜひチェックしてみてください。
こちらは自分の遺伝子や DNA に合った食事法を教えてくれるというかなり面白い本です。
例えば、耳垢が湿っているが乾燥しているかというのは結構遺伝子によって違ってくると言われたりしますが、耳垢が湿っている人の方がアルコールに強いという研究もあります。
アルコールの影響を受けづらい人は耳垢が湿っているタイプの遺伝子を持っているというような話を色々と紹介されています。
ストレス解消のためにはこちらが役に立つと思います。科学的に正しいストレス解消法について教えてくれる本になっています。
最強のストレス解消法とはやはり自然に触れることです。
自然の力について教えてくれる素晴らしい本です。
運動をした方が良いのも分かっているけれど始めてもなかなか続かないという人も多いと思います。
今回はそんな方のためにおすすめの動画として習慣を身につけるための方法について解説した動画を紹介しておきます。
知識のNetflix-Dラボ-は、今なら20日間無料で使うこともできますのでぜひチェックしてみてください。
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さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
リサーチ協力:パレオチャンネル
免責事項:本内容は科学の面白さを伝えることを目的としたエンタメです。なるべく多くの方に、科学的思考に興味を持ってもらうために、参考資料や過去の動画を元に、大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。動画の結論は実際の研究とは異なる場合があります。
僕は文献を読むのが好きなタダの理系であり、専門家ではありません。また、多くの科学者とも同じように人間ですから、間違うことも多々あります。実際に知識を利用する際にはご自分で調査するか、専門家に相談してください。
参考:http://www.webmd.boots.com/a-to-z-guides/normal-body-temperature