頭がいいふりをしている人はいる
いい大学に行っていても、いい会社で働いていても、バカな人はいるものです。
いわゆる認知能力が高い人が一定数いるわけですが、成績がいいかどうかとはあまり関係がないわけです。そういう意味で、頭が良さそうなふりをしているけれど、実はバカな人もいます。
このような人を見分けるにはどうすればいいのでしょうか。
つまり、頭がいいふりをしているだけのただのバカを簡単に見分けるための方法を紹介します。
学生時代は、基礎学力は認知能力やIQと比例するのでまだいいのですが、社会に出てからは、どんなの出世していても、その人が本当に頭がいいのかどうかはわからないものです。
頭がいい人の特徴とは
15,874人のイギリス人を対象に、IQ が高い人の特徴を調べた研究があります。
子供の頃にIQ テストを受けた人だけを対象に様々な質問を行い、IQ と相関する要素を調べたものです。
ある特定の質問に対してYESと答える人がIQ が高い傾向がありました。
「私は他の人種と働くことは別に気にしません」
「自分のチームには人種だけでなくバックグラウンドや性別の違う色々な人たちが混ざった方がいい」
このような質問にYESと答える人の方がIQが高かったということです。
この研究チームは、差別や偏見というものは実は頭が悪いから起きているのではないかという研究が昔からあって、それを調べるためにこの研究を行いました。
差別的な意識というものは、知性の低さと極めて相関があるということが分かっています。
要するに、偏見がある人はバカということです。
この研究でも、研究チームの予想通りIQ が高い人ほど偏見が少なかったという結果が確認されています。
一括りにまとめて決めつける人達
どんなことでも決めつけてしまう人がいます。
「〇〇人はみんな××だ」「〇〇する人はみんなダメだ」というように、なんでも括って判断する人です。人間にはそれぞれ様々な違いがあるものです。同じ地域の中にも色々な人がいて違う考え方の人がいるわけですから、それを一括りにすることなど不可能です。
それなのに、知能の低い人達はそれを括りたいわけです。なぜかと言うと、複雑なことを理解できないからです。
それぞれ色々な面があったり複雑な事情があるにも関わらず、それを全部括って纏めたがります。
認知機能の高い人ほど偏見がありません。逆に、認知機能の低い人は偏見を使うことで認知機能を節約しています。
抽象的な物事を考えることが得意な頭のいい人は、偏見や差別をしにくいということです。
自分の周りにそんな偏った考え方を持つ人がいたら、その人は認知機能が低いかわいそうな人なんだなと思えばいいわけです。生温かく見守ってあげればいいのではないでしょうか。
どんな頭のいい人でも逃れられないバイアスというものもあります。
そんな無駄な思い込みから逃れるためのおすすめ動画を↓からどうぞ。
バイアスから逃れるためのおすすめ動画
Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
Reference:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797611421206?journalCode=pssa