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働いたら負け、が科学的に証明されたかもな件

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DaiGo MeNTaLiST

働いたら負け、という議題はよく出てきますが、資本主義社会では働いたら負けということがトマ・ピケティの21世紀の資本でも言われています。

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トマ・ピケティは、ざっくり言うと、資本を持っている人たちと必死にコツコツと働いている人とどちらが報われるのかということを膨大な期間にわたる研究で調べてくれた素晴らしい経済学者です。
結論としては資本があるところに資本は集中します。要するにお金があるところにお金は集まりますから、一生懸命働いても投資家などのお金を操っている人達には届かないということになりますから、一生懸命働くというよりは自分で事業を起こしバイアウトしてまとまった資本を手に入れて資本家になる等しないとどんどん格差は広がってしまうということをまとめた本です。
この本の結論として働いたら負け、労働者になったら負け、という話ですが、それで終わると切なくしかならないので、今回はどちらかというと認知神経科学の話です。

僕たちの脳は働きすぎ

脳は働きすぎなのではないかという話です。
例えば働いたら負けだと言っているニートの人たちも脳は働いている可能性はあるし、逆に色々なことに挑戦したり大きなことを成し遂げてる偉人たちも実際には脳はそれほど働いてなかったりします。
というわけで今回は脳が働いたら負けという少し乱暴な内容をしていきたいと思います。

何もしない時間がないと脳は集中できません。短距離走のスピードでずっと走り続けることが無理なのと同じで脳にも休憩が必要です。ですが、脳はちゃんと休憩できてないのではないかという話があります。
僕らの脳は常に焦ったり緊張したり情報にさらされている。つまり、常に何かをしないといけない、あれもしないといけない、これもしないといけないと焦っている状態が脳を常に働かせているということです。先延ばしや焦り、集中しようとしすぎているけれども集中できていない状態、この浅い集中状態がずっと続くことによって脳は常に働いている状態になってしまい、その結果僕たちはパフォーマンスを発揮することができなくなってしまうということが分かっています。

現代人は浅い集中モードになりやすい

最近の認知神経科学によると、人間の脳には集中モード緩和モードの二つのモードがあり、ざっくり言うと集中力が高まり何かに意識が向いている状態と、リラックスしてのんびりと色々なことに注意が向いたりしている状態です。
ふたつのモードがそれぞれ大事なんですが、最近の人類は集中モード、もっと言うと浅い集中モードにとらわれているのではないかと言われています。

勉強したり仕事したりするためには集中モードが必要なわけですが、体験を学習したり新しいことを学ぶためには緩和モードが必要になります。集中して何かをインプットしたら、一度脳を休めないと人間の脳はうまく情報を処理できなくなってしまいます。
僕たちの脳はリラックスしている時に脳の神経が再接続されたり情報が整理されることでひらめきが生まれたり新しい記憶を脳に定着させているということが分かっています。
要するに脳をリラックスさせている状態がないと穴の空いたバケツに一生懸命水を注いでいるのと同じような状態になってしまいます。
ここまでだと休憩が大事ということですねどうなってしまいますがそういうことではありません。

休憩時間に休憩できていますか?

休憩は休憩できていないことが問題です。例えば、僕たちは休憩しようとした時に Instagram を見ようとかしていませんか。休憩と言いながら脳が興奮するようなものを仕事の間に挟んでいます。SNS やスマホのゲームをしていては休憩にならないわけです。

僕たちは自然を何もしないで眺めていたりぼんやりしていたり瞑想するというような脳がガッツリ緩和モードに入ってくれるようなことを仕事の間に挟んであげないと脳は休憩できていないので、結果、なんとなく気だるいとか慢性疲労を感じるようになってしまいます

集中しようとしているのになかなか集中できない、大事なことなのに先延ばししてしまったりやらないといけないことが山積みだったりして、焦ってしまいストレスを抱えてイライラしていることがあるかと思います。こういう状態の時も脳はしっかり働いているわけです。そうすると緩和モードに入れなくなってしまうわけです。
この結果僕たちの脳は浅い集中モードに入ったままになってしまうのでパフォーマンスが出ない上に休めないので疲れも取れないという状態になってしまいます。
つまり、例えば仕事のことばかりをずっと考えていて、ぼんやりしたりのんびりと自分の時間を楽しむことができていないとか、睡眠不足も続いていたりすると、脳は緩和モードにどんどん入れなくなってしまい、その結果仕事のストレスやイライラをどんどんを感じてしまいさらに集中モードは浅くなってしまい休めもしないし集中もできないというヤバい状態になってしまいます。

何もしない時間をつくる

そんなことになってしまうぐらいであれば、何もしないという予定を入れることも必要なのではないでしょうか。僕の場合も毎日何もしないという予定をあえて入れています。その時間は瞑想と散歩はいいけれどそれ以外のことは何もしないということにしています。そうすると本当にパフォーマンスがあがります。

現代人の脳は浅い集中モードになっていることが多いので、実際にこの何もしないということをやろうとすると結構難しいものです。ついついこの時間があればあれもできるこれもできると考えてしまいがちですが、何もしないということに集中してください。慣れるまでは20〜30分からでもいいので最低でも1日1時間は何もしない時間を取るようにしたほうがいいです。

焦りがあるとどうしても何もしない時間を楽しめなくなります。ではどのようにすればいいのでしょうか。
よく天才たちの一日というような本がありますが、そういったものを見てみるとチャールズ・ディケンズがとても参考になります。
毎日コツコツと作業する時間は一定時間決めておきますが、このコツコツやるときにポイントがあります。例えば自分はこの時間で5はできるけど7できそうだから、よし頑張ろうとすると息切れしてしまい結果続かず習慣になりません。自分が5できるのであれば3ぐらいにして毎日コツコツ継続すること、そしてそれ以外の時間はのんびりすることが大事です。
コツコツやることが目的ではなく、継続すれば仕事はかなり進んでいきます。自分がやるべきことを極力減らして間違いなく毎日できる量までにすることで、1日の中でもそれを早い時間に終わらせるようにすると、今日はやるべきことはやったので後はのんびりしようとできるわけです。そうすると脳は焦ることなく、結果的に集中力も高まるのでやるべき事ももっと短時間でこなせるようになります
そうすると自由な時間もより生まれるようになり、その時間で新しいことに挑戦することもできるようになります。

チャールズ・ディケンズは、9時からお昼過ぎの2時まで働いてその後はひたすら散歩をしたりのんびりと過ごしていたそうです。散歩と言いながら1日に40 km を歩くこともあったそうです。ディケンズは自分の仕事と同じぐらいこの散歩を大事に考えていたそうです。その散歩の時間があるからこそ午前中の集中できる時間があると考えていたそうです。
自分が学びたいことや理解したいことがあった時に、そのことから離れる時間を作ることで脳は記憶も整理してくれて答えを出してくれるということです。
ディケンズのように2時で仕事終わらせるというとなかなか難しいと思いますので、仕事をしている時間とのんびりする時間を綺麗に切り分けることが大事だと思います。
本当に何もしないというのも難しいので、してもいいことを3つぐらいは決めておきましょう。僕の場合はぼんやり猫と遊ぶか散歩をするか瞑想するかです。それ以外はしてはいけないとすることでメリハリがついて集中する時間には集中することができるようになります。

皆さんも働いたら負けを地でいっていた天才たちが行なっていたことが証明されたわけなので、皆さんもこの最新の認知神経科学の知見を持っていただいて毎日の何もしない時間を作ってもらうといいのではないでしょうか。

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