この知識はこんな方におすすめ
- いじめられた経験がある
- 今いじめられている
いじめてきた相手を徹底的に見返す方法
いじめられた経験があるとか、今まさに学校や会社でいじめられているという人もいると思います。
僕自身もいじめられっ子でしたが、今回は、そのいじめを乗り越えて、いじめてきた相手を徹底的に見返す方法を紹介させてもらいたいと思います。
実は、いじめられる側に将来にわたって続いてしまうかもしれないデメリットがあり、これが結構人生の成功を妨げてしまうということもありますので、それに対する対策についても紹介させてもらいます。
はっきり言って、結局見返してやればこんなに小気味がいいことはありません。
僕の経験から言うと、いじめられていることをチャンスとしてとらえてもらいたいと思います。
成功に向けて進むためのモチベーションに
これは別に率先していじめられるべきだと言っているわけではなく、いじめている人間は何も変わろうとしませんが、いじめられている人間は自分の人生を変えなくてはいけない明確な理由があります。
僕の場合は小学1年生から中学2年生までいじめられていましたが、その頃にいじめられたおかげで、自分を変えなくてはいけないという必要性に迫られて、その結果どんどん自分を変えていったり新しいこともできるようになっていきました。
ですから、僕をいじめていた相手といじめに対して見て見ぬふりをしていた先生に対しては、当然許しはしませんが、ある意味感謝の言葉を述べることができると思います。
結局のところ、見返してやればいいわけです。
お前はこの会社には必要ない人間だと言ったりする人もいるかもしれませんが、仮にその会社の中では必要がないとしても、それと社会の中で必要かどうかというのは全く別の話です。
そんなことを言う相手よりも頭を使って事業を起こしたりYouTube などで成功して稼げばいいわけです。
そうすればそんな奴等をいくらでも見返すことはできます。
僕はよく言っていることですが、僕をいじめていた人たちが今何をしているのかは知りませんが、一般的な仕事をしているのであれば、おそらく彼らが一生をかけて稼ぐお金を僕は3ヶ月から半年ぐらいのスパンで税金として納めているぐらいのレベルなので、どちらの方が社会にとって必要な存在かと考えれば答えは明らかですし、表現は悪いかもしれませんがもはや住んでいる世界が違います。
いじめられているのであれば、そんなところまで行ってしまえばいいわけです。
いじめによるメリットとデメリット
それをモチベーションにして皆さんには是非頑張ってもらいたいと思いますが、このような人生を変えようというようなきっかけにしないのであれば、いじめの加害者と被害者でどちらの方が人生で得をするのかということを調べた研究があります。
いじめている加害者の方が圧倒的に得をするという研究があり、今回はいじめによるメリットとデメリットについて紹介させてもらいます。
なんといじめっ子の方が大人になってから健康になってしまうということが示されている研究があります。
デューク大学などの研究によると、子供の頃に仲間をいじめたりクラスメイトをいじめる側にいた人は、いじめられていた子供やいじめに関係のなかった人に比べて、大人になってから健康でいられる可能性があるということが示されています。
これは1993年にノースカロライナ州で開始された健康調査のデータをベースにしたもので、1420人の子供たちを9歳の時から繰り返し調査を行い、20代前半になるまでどれぐらいいじめを受けたのかといったことを調べながら、その人たちの血液検査なども行い健康度合いもチェックしています。
その結果わかったこととして、先ほど紹介したように、いじめていた側の方がいじめられていた側や関わっていない人たちよりも健康だったということです。
具体的には、子供時代にいじめを繰り返していた人は、成人後に体内の炎症レベルが低い傾向があったということです。
つまり、子供の頃にいじめっ子だった人の方が体内の炎症が少なく老化が少なかったということです。
これは何度も言っておきますが、子供はいじめっ子になった方がいいということを言っているわけではありません。
そうではなく、いじめっ子は大人になってから知らないうちに得をしているので許せないという話です。
逆に、子供の頃にいじめられていたい人はどうなのかというと、大人になってからの体内の炎症レベルが最も高い傾向がありました。
つまり、子供の頃にいじめられて普通にそのまま大人になってしまうと、体内の炎症レベルが高いために、鬱は脳の炎症が原因だとも言われるのでうつ病に悩んだり、体の老化が進みやすくなったり不安を感じやすくなったりストレスに弱くなるといった可能性も増えてきます。
子供の頃にいじめる側といじめられる側の両方を経験するという人もいると思います。この両方を経験した人の体内の炎症レベルは普通でした。
ですから、子供の頃にいじめる側を経験すると炎症レベルが下がり、いじめられる側を経験すると炎症レベルが上がり、両方を経験すると普通になるということです。
いじめられる前の子供たちの健康レベルを考えても、いじめる側の子供たちの体内の炎症レベルは低かったということも分かっています。
ですから、もともと体が弱かったからいじめられたのではないかという可能性もありますので、これについても調べたわけですが関係がなかったということです。
つまり、もともとの健康レベルに関係なく、いじめられたことにより体内の炎症レベルが上がっていたということです。
いじめる側に社会的地位の錯覚をもたらす
この子供の頃にいじめた側の人が体内の炎症レベルが低くなる理由としては、はっきりとは分かっていないようですが、研究チームが言うには、おそらく、いじめをすることにより社会的地位が高くなったような錯覚をもたらすのではないかと言われています。
実際に、社会的地位が高かったり自分の方が地位が上だと思っている人、社会的に認められている人や会社の中でも上にいる人の方が、そうでない人に比べて同じ生活をしていると健康になってしまうということも分かっています。
社会的地位というものは、体の健康や体内の炎症レベルの低さと結びついてしまうということです。
そういう意味では、僕たちは社会的に成功したり地位を高めるということが、その方が健康になるのでとても重要になります。
子供の頃には、社会的地位というものをそんなに感じることはないと思います。
子供の頃に勉強ができるからといって、それが先々は学歴の差になることはあっても、同じ学校の中では変わらないはずです。
ですから、そんな子供の頃の地位の差はいじめる側なのかいじめられる側なのかということで決まり、それが大人になってからの体内の炎症レベルに結構な影響を与えてしまう研究です。
炎症対策とストレス対策を
一方で、いじめられる側については、過去の研究でもこのいじめられた側の人についてのデメリットが分かっていて、子供の頃のいじめられた経験は成人後のストレスに弱い体を作るという報告があります。
ですから、いじめられた経験がある人は、大人になってからもそのような足枷を課せられてしまうわけです。
そのために普通の人よりも努力しないと成功しないとか、過去のトラウマのせいで自分は成功できないと考えてしまう人もいるかもしれませんが、この研究のいいところは、自分は子供の頃にいじめられたので大人になってからの体内の炎症レベルが進みやすいということが分かっていれば、その症状に対する必要な対策をすればいいということがわかる点です。
つまり、過去にいじめられた経験がある、あるいは、今いじめられているという状態で、あいつらをはるかに追い抜いて見返してやり優雅な生活をしてやりたいと思うのであれば、炎症対策やストレス対策を行いながら、自分がやるべき事を目指すという事に取り組むのが一番いい方法です。
いじめられている人は、だから自分の人生はダメなんだと考えるのではなく、自分はそのいじめによって現在を含めてどんなデメリットを課せられているのかということを理解し、それにどんな対処をすればいいのかということが分かれば超えることができるわけです。
見返すためのおすすめ
そのための具体的な方法について学んでもらいたいので、そのための方法を解説した動画を今回のおすすめ動画として3つ紹介しておきます。
僕の挫折を乗り越えてきた経験
僕にはいじめも含めていろいろな挫折があります。
子供の頃にいじめられて大学受験に失敗し、テレビの世界で苦しくなったり挫折を経験してきたわけですが、そのような挫折をどのようにして力に変えていったのかということを解説している内容になっています。
もちろん、僕は科学的な根拠に基づいて話をするようにしていますので、そんなに根拠に基づいた内容ではありますが、僕がいじめられたりどん底に落とされた時に、どのようにしてそこから這い上がったのかということを自分の経験だけでなく、科学的な根拠がある内容を調べてそれを試した結果うまくいったというものですので、皆さんにもきっと参考になると思います。
不安を上手に使って成功するために
不安になりやすいという人は結構いると思います。
これは体の炎症が進んで不安になりやすくなるとかストレスに弱くなるとかもありますが、この不安の感情自体は悪いものではありません。
不安の感情を上手に使うことができれば、その不安を人生を変えるためにも使うことができますし、それを感じない人たちよりも素晴らしい仕事ができるようにもなったりします。
そんな不安を利用して成功するための方法を解説した内容になっています。
不安や悲しみというものは上手に利用すれば大きな推進力になりますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
ストレスを力に変えるために
とはいえ、不安を力に変えようと思えないぐらいにいじめられているとか、不安な感情に押しつぶされてしまうとかストレスがやばい状況だという人もいると思いますので、このような人は最初にストレスを力に変えるための方法から学んでもらった方がいいと思います。
これは今現在人間関係や仕事のストレスで何もする気が起きないという人が、どのようにしてそのストレスを力に変えて、不安などの感情も上手に扱えるようになり、そして、成功に向けて進んでいくことができるようになるのかという第一歩を踏み出すための動画になっています。
ぜひこちらもチェックしてみてください。
自分を認めて一歩踏み出すためのおすすめ本
今回のおすすめの本は、自分を受け入れるための方法とストレス対策を学べる本を紹介しておきます。
1冊目は、『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』です。
ストレス対策というものは数をたくさん持っている人の方が有利になります。
例えば、僕の場合であれば猫がいるだけで癒されるので、僕のストレス対策は猫と一緒にいることだと思うのもいいですが、それだけではなくストレス対策はたくさん持っていた方がいいものです。
自分はストレスを発散する方法をたくさん持っているという人の方がストレスに実際に強くなります。
この本では科学的に正しいストレス解消法を100種類も紹介してくれていますので、この中から試してもらい自分に合うものを見つけていただけたらと思います。
2冊目と3冊目の本はセルフコンパッションについての本です。
やはり、いじめられることによる大きな問題としては、体の炎症の問題もありますが、メンタルとして自己否定の感覚が強くなるということがあります。
自分はダメな人間なんだと思ってしまったり、そのせいで挑戦もできなくなるし人生を変えようという方向にモチベーションが向かなくなってしまいます。
ですから、まずは自分の良いところも悪いところも両方含めて受け入れることが必要で、そこから徐々に自分を変えていけばいいし良いところは磨いていけばいいわけです。
まずはこの自分自身を自分で受け入れるということをしなければ、自分で自分を否定してしまうと前に進めなくなってしまいます。
そのための科学的な方法であるセルフコンパッションについて解説してくれている本です。
まずは、『セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる』です。
もしこの本が売り切れているとか、本1冊丸々読むのがしんどいという人は、『セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文』を読んでみてください。
これは仕事関係でより使いやすい内容になっていますが、Kindle では安く読めるようになっていましたし内容がまとめられているので読みやすいと思います。
ぜひまずは自分の力で自分を認められるようになって、そこから自分を変えていく一歩を踏み出してみてください。
リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
本内容は、参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:William E. Copeland, Dieter Wolke, Suzet Tanya Lereya, Lilly Shanahan, Carol Worthman, and E.
Jane Costello(2014)Childhood bullying involvement predicts low-grade systemic inflammation into adulthood