人間関係

センスに頼らない【ロジカル社交術】前編

この知識はこんな方におすすめ

  • 社交力を上げたい
  • コミュ力を上げたい

社交スキルにセンスは必要ない!

今回は社交術についてですが、ロジカル社交術と題して行動科学の研究から明らかになった人間のコミュニケーションスキルなどの社交に関わる力を高めるためにはどのようなこと気をつければいいのかということを解説していきたいと思います。

この社交力や社交術に関してはセンスによるものが大きいと考えている人が結構います。
社交家コミュニケーションというものはそもそもセンスによるものだと考えていたり、コミュニケーション能力が低いのはセンスがないからだと考えている人もいます。

もちろんコミュニケーションや人を相手に喋ることを仕事にしようというようなレベルになればセンスは必要だとは思いますが、自転車に乗るのにセンスや才能は必要ないように社交に関しても同じです。
自転車でも競輪の世界でトップを取ろうとかツールドフランスに出ようと考えるのであれば、確かに技術や努力だけでなくセンスも少なからず必要になるのかもしれませんが、近所に買い物に行くために自転車に乗るということにセンスが必要だと考える人はいないはずです。
コミュニケーションや社交というものもこれと同じです。

人間が生物としてそもそも備えている必須機能ですからそんなにセンスや才能によるものではないはずです。
それにもかかわらず、多くの人がコミュ力がないからとかセンスがないからとできない理由を言うわけです。

今回はコミュ力を極めるためにも使うことができるものですが、行動科学者が教えてくれるいわゆる人間力について解説します。
人間力(Human skill)は主にコミュニケーション能力のことですが、これに関して調べられた79件の研究から社交力を高めるための4つのスキルについて解説したいと思います。

この4つのスキルというものは誰でもできるものです。
誰でもできる簡単なものですし、社交とはそういうものなのかということが理解できるので他人とコミュニケーションをしたり人間関係を作ることが難しいことではないということが分かるはずです。

自転車に例えるなら自転車がそれに乗ってこぐことで前に進むものだということを理解していない状態で原始人などに与えても使うことはできません。
社交力も同じでそもそもどのようなことを目的にして僕らは社交をするのかとか使い方を知らないとそれをうまく利用することができないだけです。

コミュ力を高めるためのおすすめ本

まず、今回のおすすめの本としてはコミュ力を高めたいという方におすすめの3冊を紹介しておきます。

楽工社
¥2,090 (2020/10/22 07:28:48時点 Amazon調べ-詳細)
¥1,540 (2020/10/21 22:14:33時点 Amazon調べ-詳細)

興味がある方はこちらもぜひチェックしてみてください。

今回は1つのスキルのうち1つは無料で紹介させてもらい残りの3つは僕の動画配信サービスであるDラボの方で紹介させてもらいます。

今なら20日間無料で使うこともできますのでぜひこちらもチェックしてみてください。

参考にしている研究は2017年に行動学者のヴァネッサ・エドワーズ博士がHuman skillについて調べられた先行研究を集めて、そこから79件のデータをもとに社交の必須スキルをレビューしてくれています。

その結果、大きく分けて4つのポイントさえ押さえておけば誰でも社交スキルは上がるということが分かっています。

社交のルール設定

これは主に3つの自分の中での社交ルールを決めておくだけで、迷うことなくほぼ自動的に他人とのコミュニケーションができるようになるというものです。

コミュニケーションにおいて「迷い」というものは非常に大きな問題になります。
この人と付き合おうかどうしようか、この人にこんなことを言っていいのだろうかやめたほうがいいだろうか、これを言ったら嫌われるだろうか、今話しかけてもいいだろうか・・・パーティーやコミュニケーションの場に行くとこのようなことで迷う時が多いはずです。

コミュニケーションにおいて一番良くないのはこの迷いです。
話しかけたい側からすると今話しかけていいだろうかとかこれを言ってもいいだろうかと迷っていること自体には悪意はありません。
話しかけようとしている側からするとただ迷っているだけですが、それを相手から見た時にはどう見えるかということを考えてみてください。
迷っている人がどのように見えるかということを考えたことがあるでしょうか。

コミュニケーションにおいて迷っている人を他の人から見ると、それは能力が低く見えるか嫌われているとかつまらないのだろうと思われるかのいずれかです。
コミュ力がないと思われるというよりも「能力が低い」「嫌われる」「つまらないのだろう」のいずれかで理解されます。

よく誤解されるとかギャップがあると言われるという人がいますが、これも最初に会った時に迷いがあったからだけだということがほとんどです。

意外と話してみたらいい人なんだねとか言われることが多い人もいると思いますが、これは性格が変わったとかそういうことではなく最初の時に迷いがあったからだけです。
迷いによって周りに与えられている不安感がそうさせているわけです。

迷いが良くないからと言ってただただコミュニケーションをとりまくれということではなく、コミュニケーションにおいて迷いが出ないようにあらかじめルールを決めておくことが大事です。
これによって無駄なコミュニケーションの軋轢や誤解などを生み出さなくて済むようになります 。
このルールを設定するだけで社交スキルが上がるということです。

このルール設定は3つのポイントからルールを設定してもらいます。

ポイント1:場所設定

ポイント2:人物設定

ポイント3:導線設定

これら3つを設定しておくと基本的には社交の場で困ったり迷いが生まれることはなくなります。

皆さんの社交スキルが発揮できるかどうかというのははっきり言って環境によって左右されるものです。
ですから、これを理解しておけば社交スキルを発揮することができます。

社交スキルがないと考えている人はこの状況設定や環境設定が下手なだけです。
自分がわざわざ話しづらい場所に立っていたり、わざわざ自分がモチベーションが湧かないような人と話していたりします。
ほとんどの人は自ら自分の社交力を封印しているようなものです。

ですから、社交力を発揮するためにはまずは環境が大事だということを覚えておいてください。

自分なりのコミュニケーションのルールや環境選択のルールというものをあらかじめ決めておくと社交力を発揮することはできて、これは別にセンスがなくてもコミュニケーションを出来るようになります。

社交スキルは学校で教えてくれることもありませんし誰も教えてくれないので生まれ持ったセンスのようなものに頼っている人がほとんどですが、研究では後から身につけるスキルだけで十分にできるものだということが分かっています。

1. 社交力を発揮するための場所設定

他の人と喋る時に自分が一番くつろげる場所はどこだろうかということをまず最初に考えてみてください。

「自分が一番リラックスして話せる場所は?」

例えば、自分の会社のデスクでもいいでしょうしレストランでもいいでしょうし、ホームパーティーの場や実家、ZOOMでのやりとりやビデオ通話がいいという人もいると思います。

誰かと喋る時に一番くつろいだ状態で喋ることができる場所はどのような環境でしょうか?

お酒が入っているとよく喋れるから居酒屋がいいという人もいると思いますし、人が遊びに来た時にはよく喋ることができるから自分の家の中という人もいると思います。
たくさん人がいるようなパーティーの場ではあまり喋ることができないけれど一対一でカフェなどで話をする時にはよく喋ることができるという人もいると思います。

まずは自分のそんな場所を探してください。
自分がここなら落ち着けるとかその状況が分かっていれば、人と会う時には自分でそのような場所を設定するようにするということもできます。

社交力が低いと思っている人はこの場所さえも相手に全て委ねます。
誰かと会う時に場所をどこにしようかと尋ねられた時に「どこでもいいですよ」と返す人が多いですがこれはとてももったいないことです。
自分が安心することができる場所を設定すればそれだけでかなり違いが出ます

これは人によって違うと思いますし何が正しいとかどういう場所がいいということでもありません。
自分のこれまでの体験の中でどのようなところだったら落ち着いて相手と喋ることができたかということを思い出して考えてみてください。

「自分が一番苦痛を感じる場所は?」

次に、誰かといる時に自分が一番苦痛を感じる場所はどこだろうかということを考えてみてください。
できるだけ具体的に考えるようにしてください。

僕の場合であればホテルの大宴会場が苦手です。
これはイメージもあるとは思いますが有象無象に絡まれるのが嫌だからということもあります。
全員がそうだとは言いませんがミーハーな人たちが集まる会やイベントに呼ばれて行くことがあった時に面倒な有象無象が必ずいて、この人たちはコロナも気にせずどんどんやってきます。
人が食事をしているいるのも構わず写真を撮ってもいいですかと遠慮もなくやってきます。
僕の場合はこういう場所が苦手ですが、皆さんもどのような場所が苦手なのか考えてみてください。

それぞれ3つずつリストアップ

自分が一番リラックスすることができる場所と一番苦手な場所がこれでわかったと思います。
この2つについていくつかピックアップしてもらったら、自分にとって最高な場所・普通の場所・苦痛な場所を3つずつリストアップしてください
3つ思いつかないという人もいるかもしれませんが、ぜひこれは想像力を働かせて考えてみてください。

自分にとって安心できる最高の場所を3つ

安心もしないけれど不安も感じない場所を3つ

自分が苦痛を感じる場所を3つ

これを踏まえた上で出来るだけ自分が安心できる場所を選んで相手と会うように心がけてもらい、それ以外の場所は断るようにしてください。
自分にとって苦手な場所を選ばれそうになった時には、おすすめのレストランがあるとそちらを進めてみたり、自分にとって苦痛を感じる場所を指定されたらその日は予定があると断るようにしてください。

これだけでも社交をする時に場所を相手に委ねることもなくなります。
よく付き合いだから行かないといけないというようなことを言う人もいますが、付き合いだからといって自分が社交能力を発揮することができない場所に行ってわざわざ時間を使っても、先ほど紹介した通りその場で迷いがあるような状況になってしまうと人間関係を壊してしまうだけです。
それであれば逆に行かない方がまだマシです。

ですから、自分が苦痛を感じる場所としてリストアップした3つの場所に関しては、そこに行っても無駄に疲れてしまうだけで人脈が広がることなんてありません。

ちなみに、僕の場合は一番安心することができる場所は本がある場所です。
ですから、本屋さんや図書館に行くと落ち着くということがありますが、本屋さんで社交というわけにはいきませんので、このような場合は待ち合わせの時間より少し前に本屋さんによって自分の心を落ち着かせてから行くというような使い方もあります。
このような人であればブックカフェなどを選ぶというのもいいと思います。

2. 社交力を発揮するための人物設定

社交において重要なのは自分をサポートしてくれる人と社交したいと自分が思っている相手を決めておくことです。

「自分をサポートしてくれる人は?」

「自分が社交したい人は?」

人間は自分が周りから守られているとかサポートを受けているという感覚が重要ですし、自分がこのような人と一緒にいたいのだということが明確になっているとコミュニケーション能力は高くなります

誰でも周りが敵ばかりだと思えばしゃべるのも面倒ですしコミュニケーションは取りたくなくなるはずです。
自分が社交したいと思う人もいなければ自分をサポートしてくれる人もいないとなるとコミュニケーションもとりたくなくなるのは当然ですから、まずはこの2つを明確にしておくことが重要なわけです。

「自分をサポートしてくれる人は?」

社交が苦手ではないという場合にはここは飛ばして次に進んでもらっても構いませんが、社交が苦手だという場合には、まず自分をサポートしてくれる人物を常に用意しておくというのが結構いいテクニックになります。

仕事でも友達とでも自分が社交スキルがないと思っている場合には、その人と一緒にいるとなんとなく安心するというような人と一緒に行くようにしてください。
自分が喋りたい時には上手に話を振ってくれて、特に自分が喋りたくない時には上手にひいてくれたり話題を変えてくれるような自分の社交をサポートしてくれる人物を用意するようにしてください。

これは具体的には、一緒にいて自分のいいところを引っ張り出してくれるような人物であったり、自分がよく相談をする人、自分が楽しく話すことができる話題をよく引き出してくれる人としては誰がいるかということを考えてみてください。
これに当てはまる人と普段から仲良くしておくということが非常に良いテクニックになります。

これにより自分の社交スキルも上がります。
社交スキルというものはきっかけさえあればそれで上がるものだからです。
ですから、社交がどうしても苦手という人は自分をサポートしてくれる人を用意するようにしておきましょう。

「自分が社交したい人は?」

あらかじめ自分が社交したい相手や付き合いたい相手を明確にしておくことが重要です。

これについては、自分が一緒にいたい人物は誰なのかとか自分は価値があると思わせてくれる人物は誰なのかというようなことを自分に自問してもらい、それに当てはまる人を周りの人から選んでもいいでしょうしその人物像を明確にするということでもいいと思います。

その人と一緒にいると自分は価値があると思ってくれるというのは、自分の能力を評価してくれるということでもいいでしょうし自分の力を上手に使ってくれる人です。
このような人は誰だろうかということを考えてもらい、そこから誰と社交したいのかということを考えてください。

ここでみなさんが付き合うべき相手は2種類しかいないということがわかったと思います。
皆さんをサポートしてくれる人がいれば、他の人がそこに入ってきても皆さんをうまくサポートしてくれるので人脈が広がる可能性もあります。
そして、皆さんが一緒にいて自分自身に価値を感じることができる相手の2種類の人物が社交の場に大切な存在だということです。

これが明確になっているだけでかなり人間関係が楽になるということもあります。
胸に手を当てて考えてもらいたいのはこの2つに当てはまる人物が皆さんの周りにいるでしょうか。

もしそれが思い当たらないと言うのであれば、それは皆さんが今までいかにこの基準を無視して社交してきたのかということがわかります。

3. 社交力を発揮するための導線設定

盛り上がるエリアとそうでないエリアを知っておくということです。

例えば、パーティーのようなイベントを観察してみると、会話が盛り上がりやすいエリアと会話が盛り上がらないエリアというものが実は決まっているということが分かっています。

個人の社交力もある程度は大事なわけですが、どこに立っているかによって話しかける率も全く変わってくるということです。



社交力の高い人は誰かれ構わずただ話しかけていると思っている人もいますが、実際にはそんなこともなく、必ずパーティーなどの場では会話が盛り上がりやすい場所と盛り上がりにくい場所があるので、それを事前に押さえておいてあらかじめどのように動くのかということを決めておくということが大事です。

会話が盛り上がらないエリア

会話をしづらいエリアとしては、人が素早く通り過ぎてしまう場所などになります。
例えば、会場の入口付近や料理のお皿が並んでいる場所などです。
入口の辺りに立っていても人は通り過ぎるだけで周りを見ていません。そうなると当然そこにいても誰も話しかけないわけです。

会場の壁際というのもあります。
これも同じで壁までわざわざ行く人はいないからです。
人通りが多い場所や人が溜まりにくい場所は避けるようにしてください。

社交の場やパーティー会場などに行くと多くの人は知っている人はいないかと人を見ています。
知っている人がいれば安心するかもしれませんがその人のところに行っても社交にはなりません。

もし知っている人のところに行くのであれば誰かを紹介して欲しいとお願いするようにしてください。
そうでなければ知っている人のところに行っても意味はありません。

会場に行ったらまずは周りを見渡して盛り上がってる場所や会話が弾んでいる場所をチェックしてそこに行くようにしてください
人が多く集まっていると行きづらいように感じるかもしれませんが、人が集まっている場所には必ずスーパーコネクターや他人を他人に紹介するのがやたらと得意な人がいます。
そういう人がいる場所に行くと必ず誰か話しかけてくれて輪に入ることができます。

会話が盛り上がるエリア

これは見渡せば分かると思いますが、例としては、やはり周りに壁がない場所の方がいいです。
パーティ会場であればドリンクを配布しているエリアもいいです。
飲み物の場合は飲みながらも会話することができますし、ドリンクが空になって取りに行った時に出会った人と会話が始まることもあります。

愚直ですが主催者のいるあたりというのもいいです。
パーティーであれば主催者のところには必ずみんな挨拶に行きますから、メインになるような人物の近くに行くというのは結構いい方法だと思います。

親切な行為は断りにくいので、写真を撮ったりする場所など気軽に親切な行為として声をかけやすい場所を選ぶというのもその親切をきっかけに自然と会話が始まるのでいいと思います。
その親切をするためには当然理由が必要です。
その理由を与えてくれるのが場所であり環境です。

ですから、僕たちは社交をするときに人ばかりを見てしまいますが、実際にはそれよりも事前の条件設定や場所や環境を理解してそれをうまく利用することが大切だということです。

続きはDラボで!

さらに続きのより具体的な社交スキルについては D ラボの方で解説していますのでチェックしてみてください。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

Dラボで続きの動画をチェック
行動学者が教えるセンスに頼らない【ロジカル社交術】

今なら20日間無料!

今回のおすすめ本
楽工社
¥2,090 (2020/10/22 07:28:48時点 Amazon調べ-詳細)
¥1,540 (2020/10/21 22:14:33時点 Amazon調べ-詳細)

【通常3000円が今だけ無料】DaiGoの新刊がAmazonで無料で聞けます。詳しくは↓

『究極のマインドフルネス』
『超健康法』
『超客観力』
『超習慣術』
ベストセラーも無料↓

『超読書術』
『超集中力』
『超選択術』
※Audible無料体験にて1冊無料

リサーチ協力者の1人である鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

免責事項:本内容は、心理学の面白さを伝えることを目的として、参考資料や過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:Vanessa Van Edwards(2017)The Science of Succeeding with People

他のカテゴリーもチェック


他の人はこちらも検索しています

知識をさらに検索

この知識はどうでしたか?

-人間関係
-

Translate »

© 2020 Mentalist DaiGo Official Blog