この知識はこんな方におすすめ
- 直感に自信がある
- 後悔したくない
優柔不断な方がむしろ成功する
この選択を直感で決める人は失敗しやすい
あることを直感で決めると失敗します。
結構多くの人がこれを直感で決めてしまっています。
ちゃんと考えて決めないと、人生で取り返しのつかない失敗に繋がるかもしれません。
皆さんはどんなことを直感で決めますか?
毎回のことなので直感で決めるようにしていることもあれば、過去に直感で決めて後悔していることもあると思います。
実は、人間の意思決定に関する研究は昔から色々と行われていて、失敗しない物事の決め方というものは科学的にも示されています。
そんな中から、今回は2018年にコロンビア大学の研究チームが行った正しい意思決定に関する研究をもとに紹介させてもらいます。
この研究では 、5つの実験を通じて、人間がどのような状況でどのような方法を使って物事を決めると、結果的に最善の選択になるのかということを調べてくれています。
当然ですが、ファーストフード店に行ってポテトのサイズを迷う時と、大規模な買収提案があり、その買収金額について考える時では、物事の決め方は違うはずです。
このように状況によって最適な意思決定は変わってきます。
ですから、この研究ではさまざまな状況について調べています。
例えば、友達にあげるプレゼントを選ぶ状況から、結婚や投資での判断など、さまざまな状況での最適な意思決定について調べてくれています。
例えば、投資判断や結婚を決める時などは、日常的に頻繁に起きることではありません。
このような日常的に頻繁に起きることではないこと、かつ、失敗した時のリスクが高いこと、この2つの条件を満たす意思決定においては、アセスメント型という決断をした方が成功する可能性が高くなるという結果が示されています。
「アセスメント型の意思決定」
アセスメント型の意思決定とは、正しい選択にこだわる意思決定の方法です。
完璧な答えを見つけようと考え、あらゆる選択肢を考え抜いてから決める意思決定の方法になります。
投資や結婚の判断をする際には、アセスメント型の意思決定をした場合の方が、結果的にうまくいく可能性が高かったということです。
投資と結婚以外にもこれは成り立ちます。
日常的に起きることではないこと
かつ、失敗のリスクが大きいこと
当然ですが、結婚で失敗した時のリスクはかなり大きいものです。
簡単にやり直すこともできないので、失敗した時のダメージはかなり大きいです。
投資でも 、失敗した時に取り戻すのはかなり難しい話になります。
このような日常的ではないことで、かつ、失敗した時のリスクが大きいことに関しては、人間の直感の力はうまく働かないことが多いです。
むしろ、少し優柔不断なぐらいにしっかり考え抜いてから判断した方が、かえって成功確率は高くなります。
皆さんも、物事を決める際にはこの辺りを判断基準に考えてみてください。
これは頻繁に起きることなのか?
これは失敗した時のリスクが大きいのか?
この2つのポイントで自問自答して判断するようにしてください。
考える期間としては、まずは1日じっくり考えてみてください。
その後に睡眠をとって、次の日にもう一度考え直すぐらいのことはした方がいいと思います。
人間は寝ている間に様々な情報が結合して、いい意思決定ができるようになります。
ですから、決して慌てて答えを出すのではなく、少なくとも8時間から9時間ぐらいの睡眠を間に挟むようにしてください。
投資でもどんなことでも同じですが、人間は思い込みやバイアスに支配されています。
直感で物事を決めた方がうまくいくと考えている人もいるでしょうが、人間は都合の悪い記憶はどんどん忘れていくので、直感で決めた時の方が良い結果になっていると思い込んでいるだけです。
直感で決めた時の失敗を忘れているだけです。
皆さんはリスクが高いことに関してはじっくりと考えるようにしてください。
人の意思決定を学ぶためのおすすめ本
どんなことでもすぐにすることがいいわけではありません。
ついつい先延ばししてしまいやすいので、その性格を直したいという人も結構いるとは思いますし、その先延ばし対策についてもDラボでは解説していますが、むしろ先延ばしした方が良いケースもあります。
その先延ばしした方がいいケースの方に才能がある人であれば、むしろ先延ばしした方が人生がうまくいくということもあります。
では、一体何を先送りすればいいのかということを教えてくれるのがこちらの本です。
すべては「先送り」でうまくいく ――意思決定とタイミングの科学
この本は人間のバイアスや意思決定の間違いなどを紹介している本ですが、これは裏を返すと、人間がどのような時に間違った意思決定をしやすいのかということを理解できるわけですから、相手を説得するという時にもそれを使うことができるということになります。
行動意思決定論―バイアスの罠
決断ミスをなくすための方法はDラボで!
今回は、後悔しない意思決定の方法について紹介させてもらいました。
物事の決断や判断ミスをなくす方法はたくさんあります。
正しい決断の方法について断定することは難しいですが、状況的に考えて結果的に後悔しやすい判断や決断というものはかなり確認されています。
つまり、無駄なミスや大きな損を減らすことは科学でできることです。
そんな方法について解説した動画も紹介しておきますので、後悔しない決断をできるようになりたいという方はぜひDラボでチェックしてみてください。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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決断ミスをなくす7つのアプローチ〜6万人を調査して判明
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【昆布系旨味に合う】オーギュスタン・テール(土) シャンパーニュ
【赤身に合う】オーギュスタン・フー (火)シャンパーニュ
【和食に合う】オーギュスタン・エール(風) シャンパーニュ
人の意思決定を学ぶためのおすすめ本
すべては「先送り」でうまくいく ――意思決定とタイミングの科学
行動意思決定論―バイアスの罠
リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:https://daigovideolab.jp
Charlene Y. Chen, Maya Rossignac-Milon, and E. Tory Higgins (2018) Feeling Distressed From Making Decisions: Assessors’ Need to Be Right