目標・成功

【自己啓発の嘘】大きな目標立てる人の末路が悲惨

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • もっと幸せになりたい
  • もっと成功したい

壮大な夢や大きな目標は不要

今回は自己啓発の嘘シリーズです。
よく自称成功者の人達は大きな目標を描くべきだというようなことを言われます。そのような大きな目標を作るということはいいことのような気もしますし、逆に、現実的な行動ができなくなり良くない結果に繋がるということも容易に想像できます。
この壮大な夢や大きな目標というものは実際には必要なのでしょうか。

結論としては不要です。
僕たちの人生に大きな希望や夢は必要ないという研究が実はありますので、今回はこれを元に紹介させてもらいたいと思います。
カナダのアルバータ大学で行われた研究で、18歳から43歳と23歳から37歳の男女2つのグループを対象に調査を行っています。18歳から43歳の25年間と23歳から37歳の14年間それぞれで追跡調査して、年齢ごとにどのような人生の変化が起きているのかということを調べています。例えば、幸せになりたのかどうか、逆に、良くないことが起きていたりメンタルが落ち込んでいるのかというようなことを調べています。総勢1500人を長期間にわたり追いかけている調査ですので規模としてはかなり大きいものです。
これでもし大きな目標や壮大な目標を立てている人の方が、長いスパンで見た時に幸せになっていたり目標を達成し人生が良くなっているというのであれば、大きな目標を立てるべきだということが分かるし、逆に、この長いスパンで見た時に、大きな目標や人生に対して壮大な希望を持って生きてきた人たちが幸せになっていなかったりメンタルが落ち込んでいるということであれば、大きな目標や希望を持つことは必要ないのではないかということになります。

今までも同じような研究は色々とあり、年齢を重ねていくと幸福度が上がるという研究もあれば、若い時のほうが幸福度は高いという研究もありますし、40代で一度幸福度が落ちるのではないかという研究など色々とありました。
この研究でわかったこととして、大抵な人は歳を重ねるほどやはり幸せだったそうです。大抵の人は18歳の時よりも40代前半ぐらいの方が幸福度が高く、自分の人生や仕事にも満足していました
さらに、この人間の幸福度は18歳ぐらいからどんどん上がっていくそうです。30歳になるまでどんどん上がっていきます。年齢を重ねるほど基本的には幸福度は上がるので、大きな目標などを立てなくてもいいのではないかということが考えられます。

結婚した人を調べたところ、この研究では結婚した人は大抵の場合幸福度が上がり健康レベルも高くなっていたということです。
そうなると、やはり結婚した方がいいんだと思う人もいいと思いますが、別にそういうわけではなく、結婚しなかったら駄目だということではありません。
幸福度や健康レベルが逆に悪化していた人たちはどんな特徴を持っていたのかと言うと、失業をしている人たちでした。仕事を失うというのは一番幸福度や健康レベルを悪化させてしまうということです。

このような意味では、基本的に人間は年齢を重ねることで幸せになっていくということがわかり、仕事を失うと幸福度も健康レベルも悪化してしまいますが、それ以外は、結婚したほうが幸福度は上がるというデータは出ていますが、僕たちの人生は意外と先行き悪くないと考えられます。
もちろん、この研究では性別や教育レベル、自分の自尊心やメンタルの問題、学歴などを調整するということもしていますが、それでもやはり年齢を重ねたほうが幸福になるということが確認されています。

普通は年齢を重ねると幸福になるはずなのに…

ところが、例外の人がいました。
他の研究では40代ぐらいで幸福度が大きく下がってしまう人がいました。もちろん、失業してしまうということもあると思いますが、それ以外のことが原因で大きく落ち込んでしまう人たちがいました。
このような人たちはどのような特徴を持っているのでしょうか。
基本的に人は年を重ねるほど幸福になっていくものですが、そこには例外があり、大きな目標を持ったり壮大な夢を追いかけた人たち、あるいは、追いかけている人たちは幸福度が下がってしまうという衝撃的な研究もあります。

人は普通に過ごしていると、自分にできることできないことが分かってきてそれを受け入れることができます。
例えば僕の場合であれば、僕と同じぐらいの年齢の友達でも上場企業の社長をしているようなすごい人もいますし、僕よりもはるかに成功している人達はいくらでもいます。
だからといって、その人たちと同じぐらい自分も稼がないといけないと考えてしまうと、どんどん今の自分が惨めになってしまいますし、今の自分を受け入れて今の自分に満足することができなくなってしまいます。
つまり、大きすぎる夢や大きすぎる目標を立てることが、現状に対する満足度を下げてしまい、さらに、現状を受け入れることができないから前に進む力も奪ってしまいます

当然ですが、若い時はあんなことがしたいとかこんなことがしたいと夢を持つことはとても良いことですが、ある程度年齢を重ねた時に、自分にある能力と足りない能力、自分にできることとできないことが分かってきます。それを受け入れていかないと、自分の現状を踏まえて現実的な夢の持ち方や計画の立て方をすることができないので、無駄に大きすぎる目標や計画を立てて達成できない目標や夢ばかりを並べてしまうことになります。
歳をとれば誰でもこんな目標は無理だなとか自分にはこれは向いていなかったというようなことが見えてくるわけです。このような自分にできないところを受け入れて、その上で逆にできるところに集中していくことが大切なのに、自分はこれが得意だから挑戦してみようということではなく、自分はこういう人間になりたいからそうするべきだと夢や目標ありきで考えてしまうと危険だということです。

僕の場合であれば、本を読むことが好きですし得た知識を情報として発信するのは好きですから、このような仕事であれば僕は無限にすることができます。ですが、僕が大きな会社を作りたいからといって、社員を雇って銀行から借り入れをして会社を作り毎日会社に通うというようなことをするのは絶対に無理です。にもかかわらず、1000億稼ぐ会社を作るというような夢を持ってしまうと僕にできないことをやらなければいけなくなります。そうすると、当然できないことですから前に進みませんし、前に進まないのに目標だけ大きく自分がどんどん惨めになっていくことで幸福度は下がっていき、やる気もどんどんなくなっていきます。

大切なのは予測と試行

ですから、大事なのは自分の現状を受け入れてできることできないことを理解し、自分のできることでどのように自分の成果を出していくのかということを考えることが大切です。
そして、そのためには大きすぎる目標や夢というものは不要で、目標や夢ではなく、自分の現状や能力から考えた予測を考えたり、自分の能力をどのように使っていくか試すことが重要です。予測と試行が重要だということです。
本来は人間は年齢を重ねるにつれて幸福度が上がっていくものなのに、そう思うことができない人は、自分が過去に抱いていた大きな夢や目標にとらわれている人が結構いるのではないでしょうか。その場合は一度考え直してみるのがいいのではないかと思います。

他の研究でも、ドイツで行われた研究ですが大きな目標を持っている人ほど短命であるとか、目標が高い人のほうが幸福度が下がるということが確認されています。
かなりシュールな結果ではありますが、僕たちは別に大きな目標がなくても大きな事をすることができます。自分がコツコツと何かを積み重ねていけばこのような成果を出すことができるだろうと考えて努力したことが、その予測よりも大きな成果につながるということはあるわけです。
僕の場合であれば、ニコニコのチャンネル会員が10万人を超えるなんてまるで思っていませんでした。毎月これぐらい増えていけばいいなというような自分で現実的な予測を立てていき、これぐらいであれば超えていくことができるだろうと考え、その中でいろいろと工夫してたくさんの試行を続けていきます。そして、その予測していたレベルを超えた時に幸福度が大きく高まります。
逆に、最初から大きな目標を立てていたら、毎日コツコツと色々なことを積み重ねたとしてもすぐに成果が出るわけではありません。その成果が出ない時に目標が高すぎると、そこにたどり着けないだろうという感覚がプレッシャーになってしまい、その結果行動しなくなるし計画倒れが起こります

そもそも人間が大きな希望や高い目標を抱き始めたのは割と最近になってのことです。人類が誕生してから3万年ぐらいの歴史があるわけですが、その中で考えると大きな希望を開こうとした人たちは非常に少なかったはずだということを様々な研究者も言われています。
大きな目標を立てるというのももちろん使い方次第ではありますが、大きな目標を立てるということは人類にとっては不自然な行為です。
だからこそその辺りを踏まえて気をつけるべきではないのかということです。

現実的な目標の立て方

目標を立てたり希望を持つのがだめなのかと言うとそういうことではありません。現実的な目標を立てることが大切です。今回のおすすめの本として紹介しておきますが、『倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!』でも、現実的な目標を立ててその上で現状を受け入れて前に進んでいくということがちゃんとできれば、目標にはとても意味があります。

良い目標の立て方としては色々な方法がありますが、「目標は一度立てたら忘れる」というのが実はいい方法です。
目標達成のために大切なこととは、「正しい計画の立て方」と「失敗を受け入れる能力」です。
まず一番最初に大きな目標を立ててもらっても構いません。自分が10年後にこのような人間になりたいとか10年後にこんな暮らしをしたい、リタイアした後は海外でゆっくり暮らしたいというような目標を立てることは全く構いません。
目標立てたら、その目標を達成するためにはどのようなプロセスを経なければいけないかということを考えて、その目標を達成するまでのロードマップを作ります。そのロードマップを作ったら、ロードマップをとことん細くしてください。
僕のお勧めとしては、まずは1年単位に細くしてそれを半年単位にして、さらに3ヶ月・1ヶ月から1週間・1日 と段階を経て細かく切っていくことです。
大きな目標を立ててそこまでのロードマップを作ったら、1日1日何をすればいいのかというところまで細かくします。
毎日このような行動をしていけばそこに繋がっていくということが見えたら、その目標を忘れてください
この目標を忘れるということが大事で、目の前のことに集中するためには、自分が前に進んでいるという感覚を持つ必要があります。今日も達成できたという感覚がないと人間は前に進めません。ずっと大きな目標を掲げてそればかりを見ていると毎日していることが無意味に見えてきます。
誰でも大きなことを成し遂げるためには小さなことを毎日積み重ねないといけませんが、毎日の小さなことの積み重ねで本当に目標を達成できるのかと不安になってしまいます。
そうならないように目標は一度忘れて毎日することだけに集中するようにするわけです。そうすると気が付いたら目標に近づいているという状況が起きます。

  1. 大きな目標を立てる

  2. ロードマップを作る

  3. ロードマップを細かく刻む

  4. 毎日するべきことが繋がることが見える

  5. 目標は忘れる

ですから、目標を意識するというよりは、毎日する行動を作るために目標は作っていいけれど、その行動が決まった後は目標は忘れましょう

僕も目標達成については自分でも色々と悩んだ時期もありましたので、当時も色々と勉強しましたが、やはり、大きな目標を立てるということが持っている唯一の効果とは、大体の方向性を決めるということはもちろんありますが、気分が良くなることだと思います。
これが割と危険で、壮大な計画を作ったりロードマップを作ると気分が良くなるはずです。それにより、実際にそれを成し遂げたような気分になってしまう人がいます。
そうなると、先ほど紹介したような毎日毎日するべき行動までに落とし込みません。目標や計画を作るだけで満足してしまい、毎日するべき行動までに落とし込まないのが大きな目標を立てることのデメリットのひとつです。

毎日やるべき行動を明確にしたら…

大切なのは、目標に向かった行動が毎日取れることです。さらに、その行動が毎日迷わずに取れることがとても重要です。目標を使い日々の行動を明確化し、コツコツと続けていく形に変えて目標は忘れることが大事です。
「迷いをなくす」ということがとても重要で、仕事でもやるべきことをすとる時でも、取り掛かるまでに余計なことをしてしまったという経験は誰でもあるのではないでしょうか。やらないといけない事があるのにどうでもいい事に手を出したり無駄に時間を使ってしまうというのも「迷い」だと思います。
細かくしてできた今日やるべき行動に即行で向かえる状況を作る必要があります。
この迷いをなくすために僕が実践している事が3つありますので紹介しておきます。

「手間をなくす」

ひとつ目は、手間をなくす事です。手間をなくして簡単にする事です。手をつけるまでの時間が長くなりがちですので、手間をなくしてすぐにやるべき行動に取り掛かれる状況を作ります。

「1日の行動の順番を決める」

ふたつ目は1日の行動の順番を決める事です。なかなかできない事や習慣にしたい事があってもなかなか身についていないという人も多いと思いますが、1日のどこで何をした後にそれをするかということを考えるようにしてみてください。
なかなか習慣にできないことは順番が結構ポイントになってきます。1日にしたい事ややるべき事を全て並べて順番を決めてやってみてうまくいかなかったりやる気が出なかったとしたら、順番を入れ替えてみてください。そして、一番いい順番を作ってください。このように順番を最適化することによって、意外と僕たちがやるべき事ができるようになるものです。
今までできなかった事でも、順番を意識して入れ替えるだけで結構できるようになります。

「環境の最適化」

最後が環境の最適化です。ひとつ目で手をつけるまでの時間を短くする事が大事だと紹介しましたが、それを長くしてしまうものは、始めるまでに手間がかかるという事の他に環境の問題です。
例えば、僕の場合であれば本を読もうと思ったら本棚とステッパーとスタンディングデスクしかいない部屋に行くので、本を読む以外のことはできないようになっています。このように、この場所はこの行動をする場所だということを決めてしまい、その場所に来た時に何をしようかということに迷わないでいいようにしておいてください。
僕の場合は1日に読む本も前日のうちに机の上に積み上げておき、それを上から順番に読んでいくので迷わなくてすみます。
皆さんも環境の最適化は考えてみてください。

今回のおすすめの動画としては、計画を立てるという行為は計画を達成しやすくするための事前準備ですので、その中でどのようなことを意識していけば達成しやすくなる準備をすることができるのかということをまとめた動画と今までできなかったことをできるようにすることはとても難しいことですがそれをできるようにするための科学的に正しい計画の立て方をまとめた動画を2つ紹介しておきます。是非チェックしてみてください。

科学的に正しい準備!MACテクニックとは
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1522649191

できなかったことをできるようにする「科学的に正しい計画」の立て方
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1523642693

人生で後悔しないために!

意外な続かない理由とは?!

今回のおすすめ本

リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料から考察した科学の面白さを伝えるエンタメです。あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26347986
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1948550615602933
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/ecoj.12046
https://amzn.to/36HNf4t
https://www.nicovideo.jp/watch/1523642693

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