トラウマすら消し去るアレの力TOP5

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人生変わる自然の力トップ5

皆さんは最近いつ森や川や海など自然に触れましたか？

森林浴や海水浴など、自然の中に身を置くことの効果については皆さんも知っていると思います。
ハイキングに行ったり地方の温泉旅館に行ったり、ちょっとした自然がある公園に散歩に行ったりするだけでも、気分はかなりリフレッシュすると思います。

自然の力については様々な研究も進められていて、日本でも自然の力について研究がされています。
人間が抱えているほとんどの問題は自然が解決してくれるのではないかとも思えます。
ストレスをリリースしてくれたり、自然が与えてくれる人間のメンタルに対する良い効果は、効果量としては瞑想やマインドフルネスの2倍ぐらいだとされています。

自然にはそんなにも大きな効果があるわけですが、人は自然の中に身を置くだけで、ストレスレベルが一気にリセットされて最適化されます。
もちろん長い時間自然の中に身を置くことも良いですが、少し自然に触れるだけでも十分に効果があります。
今回はそんな自然の効果について紹介させてもらいます。

第5位：神経系の回復

2010年に行われた研究によると、皆さんが職場や学校でストレスを抱えたとしたら、その瞬間に自然の音を聞くだけでも効果があるようです。
もちろん実際に自然の中に身を置いて自然を聞くのも良いですが、スマホで自然の音を聞くだけでも効果があります。
ストレスにさらされた時に自然の音を聞くだけで、神経系の回復が早まるということがこの研究で示されています。

Apple Music や Amazon Music などでお気に入りの自然の音をダウンロードしておいて、ストレスを感じたらそれを聞いて落ち着くようにしてください。
僕も飛行機で移動したりする時には、多少ストレスを感じたりしがちなので、飛行機の中で聞いておくと神経系の回復を助けてくれて移動疲れを減らしてくれます。

第4位：幸福感の向上

2020年のレビュー研究によると、自宅でのガーデニングをするレベルで構わないので、それだけでそれをしない人に比べて感情的な幸福感が向上するということが示されています。
家で土いじりをするだけで、自分が幸せだと思える感覚が増えるということです。

しかも、大抵の人はガーデニングによって気分が良くなり、物事をポジティブに見ることができるようになったり、日常生活での落ち着きが増したり、帰属意識が向上して自分にはサポートしてくれる仲間がいるという感覚まで増えたそうです。

自分自身への理解が深まったりという効果も報告されています。
いわゆる自然療法としてもよく使われますが、自然に触れていると自分に向き合うことができます。
自分と向き合うことでモヤモヤした気分がなくなり心の整理ができるわけです。

第3位：トラウマからの回復

自然はトラウマまで回復させてくれるのかと驚く人もいるでしょうが、先ほどのデビュー研究では、かなりヤバいレベルのトラウマについても調べてくれています。
例えば、戦争に行って自分の仲間が目の前で吹っ飛んでしまうような、戦争のトラウマを抱えた退役軍人を対象に調べています。
アメリカにはトラウマを抱えた退役軍人がたくさんいて、その退役軍人への手厚い保険があり、そこにお金がかかりすぎるので何とかしなくてはならないと考え、トラウマセラピーなど様々な研究が進んでいました。
そんな退役軍人を対象に自然のセラピーを行ったところ、かなりの効果があったようです。

2014年のレビュー研究を見てみても、心的外傷後ストレス障害（Post Traumatic Stress Disorde）の症状に対しても自然のセラピーの効果が確認されています。
自然というものは僕たちのかなり根深い心の問題も改善してくれるようです。

トラウマまではいかなくても、過去の失恋や失業など、メンタルの問題を抱えている人もいると思いますが、そんな人は自然に触れる時間を長めに取るようにしてみてはいかがでしょうか。
あるいは、可能なのであれば自然の豊かな地方に引っ越してみるなどして、自然の力を使って自分のメンタルや心を治していくというのも良いのではないかと思います。

もちろん引っ越しまでしなくても、日本には森が多いですし、森の中で一定期間過ごしながらメンタルの回復を図ってくれるサービスも色々とあります。
そんなサービスを使ってみるのも良いのではないでしょうか。

第2位：レジリエンスの回復

レジリエンスは折れた心を元に戻す力のことです。
このレジリエンスはとても重要な力で、折れた心が元に戻るから失敗しても僕たちは何度も挑戦することができます。
折れた心を元に戻すことさえできれば、人生の中で行き詰ることは少なくなります。

そのレジリエンスの回復能力を自然は高めてくれるということです。
2018年のレビュー研究を見てみると、都市部に住む子供たちと農村部に住む子供たちを比べていますが、自然が豊かな農村部に住む子供たちの方が、レジリエンスの回復能力が高く、自分に対する価値も高く感じていて、集中力や認知能力も高くなる傾向が確認されています。

できるだけ屋外の自然の中で過ごすことによって、創造性が向上したり自己意識の評価もされるので、自然の豊かな農村部に住む子供たちの方が有利なわけです。

昔は農村部は田舎だと仕事が見つからなかったり、子供にとっては良い学校や塾がなかったりして、頭がいい子供達がたくさんいるのになかなか認められなかった時もありました。
今ではどこでも勉強する事もできますし、自然が豊かな中で過ごしているからこその高い集中力も活かせば、地方から都会の優秀な大学に進学することもできるでしょうし、きっとこれからすごい起業家が生まれたりすると思います。

これからの時代は頭の回転や集中力こそが最強の財産になる時代です。
その財産を地方に住んでいる人は持っているわけです。
使い方さえ身につけることができれば、東京に出ず地方からでも大きく成功する可能性が十分にあります。

第1位：解決できない人生の問題が解決する

絶対に解決できないと思っていた人生の問題が、自然の中に身を置くだけで意外と簡単に解決することがあるということが確認されています。
ピーク・エクスペリエンスと言われる現象ですが、少し自然に触れるだけでも人生の問題が一気に解決することがあります。

ピーク・エクスペリエンスについてハイファ大学が行った研究で、ピーク・エクスペリエンスは、簡単に言うと、自分の性格や物事の見方が劇的に変わって、それによって問題が解決したり、人生の大きなターニングポイントになるという現象です。
そのピーク・エクスペリエンスが自然に触れているだけで起きるということです。

自然に触れて人生が変わったと言われると、ウユニ塩湖に行ったりオーロラを見に行ったり、かなり壮大な自然に触れなければならないような気がするかもしれませんが、ちょっと次第自然に触れ合うだけでも人生の見方が変わることがあります。

例えば、グランドキャニオンであまりにも壮大な自然を目の前にしたことで、自分が悩んでいることがちっぽけなことに思えたという人もいたそうです。
それによってもっと他人の目を気にすることなく自分の思った通りに生きてみようと、人生観が変わったということです。

グランドキャニオンで人生観が変わるというのは想像できるかもしれませんが、もっと身近な自然でも効果があります。

例えば、48歳の女性の例ですが、近所の林の中をハイキングしていたところ、急に自分はなぜそんなにまでして上を目指そうと思っているのだろうかと感じて、林の中を歩きながらもっとリラックスしながら生きてもいいのではないかと考えたそうです。
他の人よりも上を目指そうと思い必死になっていたのが、もっとリラックスして生きていけばいいのではないかと、それまでの考え方が大きく変わったということです。

近所の林の中でも、グランドキャニオンでも起きるのが、自然によるピーク・エクスペリエンスです。

重要なポイントとしては、自分にとって痛みがある問題と向き合っていることが重要になります。
人生における問題というものは、基本的にそれに向き合うことで痛みが伴います。
普通の人は痛みが伴う問題に向き合うのは難しくなります。

ところが、これまで紹介したように、自然にはストレスから回復する力を高めてくれたり、神経系の回復を早めてくれる効果があります。
ですから、自然の中にいる時に、自分にとって辛い体験や苦しい問題を思い出すと、それに向き合って折れそうになった心を自然が後ろから支えてくれます。
自然の力のおかげで向き合うべきことから逃げずに向き合うことで、人生が大きく変わります。
これがおそらくピーク・エクスペリエンスのひとつのメカニズムです。

皆さんも森や林、難しければちょっとした自然がある公園でも構いませんので、自然の中で、自分が考えたくないことや、苦しいことと向き合っていただけると人生が大きく変わる可能性があります。