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早起きより【遅起き】の方が得する科学的根拠

早起きより遅起きの方が得する科学的根拠

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皆さんは早起きですか?

早起きは三文の徳

僕も一時期早起きをしようと頑張った時もありますが、はっきり言って科学的には早起きをする必要はありません。
日本でも海外でも同様ですが、なぜか学校も朝から始まりますし、会社も朝から始まるのがほとんどです。これは科学的にみるとナンセンスな話です。
早起きは三文の徳と言いますが、科学的には嘘です

早起きをする必要はないと言いましたが、早起きが合う人もいます。これはクロノタイプといい、朝に最もパフォーマンスが上がる人と、昼にパフォーマンスが上がる人と、夜にパフォーマンスが上がる人がいます。
このクロノタイプは学説により色々あり、朝型・昼型・夜型の3つに分けることもあれば、ライオン型・クマ型・オオカミ型・イルカ型の4つに分けることもあります。

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自分が朝に最も能力が高いのか、それとも、昼に最も能力が高いのか、夜に最も能力が高いのかによって、最も最適な起きる時間は変わります。必ずしも朝早く起きる必要はないということです。
とはいえ、学校や会社に行かないといけないので朝早く起きるという人もいると思いますが、無理をして朝早く起きることがいかに無駄かということをご紹介したいと思います。特に教育関係者の方や親御さんには理解しておいてほしいことです。

始業時間を30分遅らせるだけで・・・

今は睡眠に関する研究が世界的には重要視されていて、学生も朝早く学校に行かせる意味もないのではないかということが、科学者の中での主流の考えになってきています。
学生にいかに早く起きてもらうかではなく、学生にいかに長く眠ってもらえるかという研究が進んでいるぐらいです。

早起き至上主義はナンセンスです。経営者の本でもよく見かけますが、朝5時には起きて誰よりも早く出勤し職場の掃除をしていたというようなエピソードが成功の秘訣だと書かれていますが、これははっきり言って間違いです。たまたまその人が朝型のクロノタイプだったというだけです。

朝30分授業を始めるようにしただけで、学生の集中力が上がったり、勉強に対する熱意やモチベーションが上がったという結果が確認された研究があります。
学生の成績や未来のことを考えるのであれば、教育関係の皆さん、ひとまず学校の開始時間を30分遅らせてみてはいかがでしょうか。

JAMAに出されていた論文で、学校の始業時間を30分遅らせるだけで、学生に対して大きな効果を出すことができたという研究があります。
この研究者の考えとしては、そもそも現代人には睡眠時間が足りていません。既に学生の頃から足りていないということです。肥満につながってしまったり、将来的に大学生の頃の飲酒につながるとか喫煙習慣になる、あるいは、海外では、自信がなくなるのでドラッグに手を出してしまうというような様々なネガティブな影響が睡眠不足により、もたらされているのではないかとされています。

このような若者の良くない行動を減らしたりネガティブな影響を減らしたいのであれば、たくさん寝ることができる環境を用意してあげることが大事なのではないかということが、この研究者たちの問題意識でした。

研究チームは201人の高校生を対象に、2つのグループに分けて実験を行いました。

  • いつも通り学校に行ったグループ
  • いつもより30分遅く学校に行ったグループ

要するに、いつも8時に学校に行っていた学生たちがいて、そのうちの半分はそのまま8時に学校に行ってもらい、残りの半分は8時半に学校に行けばいいようにしたということです。
たった30分ですから、それほど多く睡眠時間を増やすような介入はしていないわけです。ですが、たった30分遅らせるだけでもとても大きな効果が確認されていて、まず学生たちの行動には大きな変化が3つありました。

学生たちの行動の変化

1. 総睡眠時間が平均で45分増加

30分遅らせたことで何故か睡眠時間が45分増加していました。おそらく、朝起きないといけないというストレスにより眠れなくなることもあるかと思いますので、そのような点が改善されたのではないかと考えられます。

2. 全体の39%の学生が8時間以上の睡眠を確保

朝8時半に学校が開始するグループは、39%の学生が8時間以上寝ていましたが、朝8時に学校が開始するグループは、わずか16%の学生だけが8時間以上寝ていました。
たった30分変えるだけで、理想的な睡眠時間を確保することができる人が倍以上になっているわけです。

3. 7時間以下しか寝れない学生が27%減少

大人ももちろんですが、学生たちにとっては睡眠時間はとても大事で、7時間以下しか眠れないということは体にもよくありません。
30分遅らせた場合、この7時間以下しか眠ることができない学生が、27%も減少しました。8時に開始の学生たちは34%の学生が7時間以下の睡眠時間でしたが、8時半に開始の学生たちは、わずか7%の学生だけが7時間以下の睡眠でした。7時間以下しか睡眠時間が取れない学生たちが、およそ1/5にもなったわけです。

学生たちの感覚の変化

眠気などの体幹がどのくらい変わったのかということも調べられています。

日中の眠気が、60%改善

日中の疲労感が、24%改善

幸福度が、21%改善

あと30分学校が始まる時間を遅らせただけで、眠気が60%もなくなり授業に集中できるようになるし、疲労感も24%減りテキパキ動けるようになり、幸福度も21%も上がったということです。

学生のことを考えるのであれば、よくわからない総合の授業や先生がいろいろと工夫するよりは、シンプルに始業時間を30分遅らせるということが効果的なのではないでしょうか。

ちなみに、この研究チームは2014年にも追試を行っていて、始業時間を25分遅らせるという実験を行っています。
そうすると、総睡眠時間が29分増えて、8時間以上の睡眠を取れた学生の割合が18%から44%に増えました。

アメリカ睡眠医学会も主張していますが、始業時間を遅らせるべきなのではないかという意見も増えてきていますので、少なくとも早起き神話はなくなってもいいのではないでしょうか。

ただし、休みの日だけ遅く起きるというのはよくありませんので、気をつけてください。生活リズムは一定にすることが大事です。

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わずか30分遅らせるだけでも大きな変化が起きるわけですから、例えば、フリーランスの形であればすぐにでも出来るでしょうし、普通に会社に通っている人でも、住む場所により通勤時間だけで30分ぐらいであれば変わるので、気にしておいた方がいいのではないでしょうか。
この違いは将来の収入の違いなどにもつながるのではないかと思います。

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Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

Reference:https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/fullarticle/383436

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