この知識はこんな方におすすめ
- 肌を若々しく保ちたい
- 肌荒れ、肌のカサつきが気になる
スキンケアは自分に合うものを探す事が重要
今回は、かなり以前にも紹介させてもらったことがあるスキンケアについてです。
僕は南の島に行ったりマリンスポーツをしたりということも結構していますが、肌は結構綺麗な方だと思います。
そもそもスキンケアというものはどのようにすればいいのかということを結構調べてみたことがあり、最近も色々と調べてみました。
結論としてはやはり高級品はほとんど意味がありません。
もちろん高い化粧水やクリームが好きであれば別に使ってもいいと思いますし、スキンケアとしては結構相性も重要になります。
科学として統計的には示されている内容であっても臨床の現場では使えないということも少なくありません。
医者の方に聞いても、統計的には8割から9割の人にとってこのスキンケアが効果的だと示されているものであっても、実際にそれを使ってみると一定数の割合で多くの人に合うはずのものが合わないということもあるわけです。
ですから、専門家の方もいますし僕以外にもスキンケアについて話している人は結構いると思いますが、何よりも鵜呑みにしすぎないことが重要だと思います。
高いものをいきなり買って肌に合わないということになるとよりショックも大きくなるでしょうし、値段よりも自分に合ったものを探すということを考えてもらった方がいいと思います。
その自分に合うものを探すための方法として、まずはこれが科学的には最も効果があるようだと示されているものの中でも安上がりなものから試してもらい、自分の肌に合うものを見つけることが重要です。
今回はそんなスキンケアについて、科学的に重要なスキンケアのポイントとスキンケアの3点セットとして僕も今実際に使っているものについて紹介させてもらいます。
「保湿の効果」
スキンケアに関しては、保湿クリームや化粧水など色々なものがあると思います。
そんな中どんな化粧品のグッズがいいのかということについて参考になる研究があります。
この研究では3つのプロダクトの効果を比較したものですが、化粧水とミネラルウォーター系のスプレー、保湿クリーム(実験で使われているプロダクトの主成分はシアバターとプリンセピアオイル)を使って、この3種類の効果とどのように使えば一番効果が高いのかということを調べる実験を行ってくれています。
例えば、女性でも化粧水を塗ったらそれが乾かないうちにクリームを塗った方がいいとか、化粧水は2度使った方がいい、パックのようにして使ったほうがいいなど使い方も人それぞれ結構あると思います。
結局どのような使い方が最も効果があるのかというようなことを調べてくれたわけです。
受験では参加者の人たちをドライスキンとノーマルスキンの2つのグループに分けて、8種類の方法で化粧水やミネラルウォータースプレーや保湿クリームを使ってもらい、どのようなスキンケア商品をどのような使い方をすると一番効果が高くなるのかということを調べてくれた実験です。
例えば、化粧水のみ2時間おきに使うとか、クリームを塗ってからその後に化粧水を使うというパターン、化粧水だけを一度使うパターン、クリームだけを一度使うパターン、クリームを使って次にウォータースプレーを2時間おきに使う、クリームと化粧水を2時間おきに使う、化粧水を塗ってからクリームを塗るパターン、そして、何もしないというパターンと商品や使う順番を色々と変えて肌の水分レベルにどのぐらい違いが出るのかということを調べています。
それぞれのパターンで皮膚の保湿レベルを2時間おきにチェックして、どの組み合わせがうるおいを保持することに役立ったのかということを調べたということです。
その結果分かったこととして、クリームと化粧水を使う順番はそれほど重要ではない上に、むしろ、重要なのはクリームだけで化粧水は不要なのではないかということが示されています。
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実験では、クリームを塗ってから化粧水を使うということをしても、化粧水を使ってからクリームを塗るということをしても、クリームだけを使っても、どのパターンでも同じように保湿効果があったそうです。
当然ですが、いずれのパターンでも時間とともに保湿効果は下がっていました。
ですから、結局化粧水を先に塗っても後に塗っても、そもそも、化粧水を塗っても塗らなくても、クリームを使っていた場合にはどの場合でも同じように効果があったということです。
この時点で、まずは化粧水の効果というものは怪しいのではないのかということがわかります。
塗る順番だけでなく、化粧水があってもなくてもクリームだけを塗った場合と差がなかったわけです。
化粧水だけの場合には肌の潤いというものは基本的には上がらないので、ひたすら重ねて使いまくるしかないようです。
実際に化粧水を2時間おきに使えば、肌の表面の水分量というものは当然上がりますが、それでも8時間経つとクリームを使った場合に比べて圧倒的に水分量が少なくなっていました。
さらに、クリームとウォータースプレーの組み合わせは最悪だったようで、これを同時に使うと肌の水分量は逆に減ってしまったということです。
おそらくは、せっかく塗ったクリームが落ちてしまうということなのかと思います。
要するに、保湿のためのスキンケアとしてはクリームだけで十分なのではないのかということがどうやら結論になるようです。
化粧水だけを使った場合には水分量として20%程度しか上がらないのに対して、クリームを使った場合には70%から80%程度水分量が上昇して、8時間経った時点でも40%から50%のレベルで水分量を保っていたということです。
もちろん好みの問題もありますので化粧水を使ってもいいと思いますが、保湿の効果を考えてお金を出すというのはあまり意味がないのかもしれません。
クリームも実際に肌から吸収されるものはほとんどありませんので、保湿という点ではワセリンなど安価なものでも十分だと思います。
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僕は保湿のためにココナッツオイルを使っていましたが最近それから乗り換えました。
ココナッツオイルは肌にもとても良いですし、ココナッツオイルの香りも僕は好きで値段も結構安い上に全身に使うことができるのでかなり愛用していました。
ココナッツオイルの香りが苦手だという人も結構いるので、そんな人にはワセリンを勧めていましたが、ワセリンでは髪に使うことができないということもあります。
僕の場合はウォータースポーツなども結構するので、水にあたったりシャワーを浴びるとココナッツオイルだと落ちてしまうということもあります。
しかも体温で溶けて落ちてしまうということもあり、そうなると保湿効果が下がってしまうということになります。
その点の問題を解決する方法はないかと調べて最近使っているのがキャスターオイルです。
いわゆるヒマシ油というものですが、トウゴマの種子から採取する植物油です。
昔から医薬品などに使われてきた油で、アフリカの部族では傷ができた時に使っていたということもあったそうです。
「キャスターオイル」
育毛に関する研究を見てみると、それほど正式なものではありませんが、ヒマシ油で髪の毛が生えたのではないかというようなレポートも結構あります。
ヒマシ油で頭皮の血行が良くなるのではないかとか、ヒマシ油にはビタミンや葉酸が含まれているので、これが髪の毛にも良い効果があるのではないかとか、ヒマシ油に含まれているリシノール酸という成分があり、これは薄毛の原因になる酵素を抑えてくれる効果もあるのではないかと言われたりしています。
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ヒマシ油に関しては人間を対象にした研究があまりないということもあり、ヒマシ油が薄毛に効果があると断言できるほどではないかと思いますが、ヒマシ油はほぼ匂いもなく粘性が高いので、肌の潤いを保つという点ではかなり使いやすいと思います。
肌の保湿のために使うという点では、ココナッツオイルよりもヒマシ油の方が優秀なのではないかと思い最近僕はこちらを使っています。
ヒマシ油の場合は肌につけても髪につけても水に浸かってもすぐに落ちることはないので結構便利ではあります。
ヒマシ油に関してはあまり研究が行われていませんが、ヒマシ油を使うことによって髪の毛の艶が出るという報告は出ていました。
ある意味目の錯覚のような意味もあるのかもしれませんが、艶があるように見えるという効果はあるようなので、その点では女性はヒマシ油を上手に使うのも良いのではないかと思います。
ヒマシ油に含まれるリシノール酸が薄毛になる酵素を抑えてくれるというデータはありますので、実際にどれぐらいの効果があるのかということについては研究を待つ必要がありますが、理論上は薄毛に効果があるのではないかと言われているわけです。
具体的な効果については研究を待つ必要がありますが、肌の保湿効果としては間違いないでしょうし全身に使うこともできて、髪に使っても艶が出て見えるので試してみる価値はあるのかと思います。
僕が使っているヒマシ油については参考として紹介しておきます。
もちろんヒマシ油が体に合わないという人も当然いるでしょうが、同じ効果を得るだけであれば安くて使いやすいものが良いとは思います。
「光老化対策」
日焼け止めも大切です。
僕はBadgerというところの商品を使っていますが、成分もしっかりしていて肌にも優しいので愛用しています。
スポーツタイプの強力なタイプは白くなりやすいので、最近これのクリアバージョンが発売されています。
白くなりにくいのでこれは結構便利だと思います。
いわゆる光老化というもので紫外線に当たると肌の老化はかなり進んでしまいますので、保湿と合わせて対策が必要になるのは日焼け止めです。
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「肌のターンオーバー」
そして、レチノールをそれに合わせて適度に使うといいと思います。
レチノールは肌のターンオーバーを早くしてくれると言われていますので、ご自分の肌に合うものを探してみてもらえたらと思います。
レチノールは週に1回から10日に一回程度の使用がお勧めではありますが、肌が赤くなるような場合は濃度が低いものをできるだけ選んでもらい、さらに日数をあけて使うようにしてください。
僕が使っている3点セットはどれもそんなに高いものでもありませんし、スキンケアは意外と安くできることなのではないかとも思います。
どちらにしても重要なのは続けることですから、今回の内容を参考にしていただけたらと思います。
スキンケアの効果としては、女性の場合は若く見えるということがありますが、男性の場合は肌が綺麗な方が仕事ができるように見えて信頼が上がり、投資家から資金を調達するのさえも上手になるという実験もあるぐらいです。
繰り返しになりますが、科学的に良いとされている物質が全員の肌に完全に合うということではありません。
自分で試してみて自分の肌に合うものを探すということが大事だと思います。
体の内側からのスキンケアのためのおすすめ
スキンケアとしては体の外からできることは今回紹介した内容ぐらいですが、本当に大切なのは体の内側からの対策です。
抗酸化作用が高い食材や体内の炎症を抑えてくれる食材を選ぶことが大切で、そんなスキンケアにも良い食材の選び方について解説した動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。
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さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
▶︎保湿系
▶︎日焼け止め
▶︎レチノール
※週1〜10日に1回程度の使用がおすすめ。肌が赤くなる場合は濃度が低いものを選んで、日数をより空けることをお勧めします。
リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29394018/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14528387/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26456343/