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N国党の崎陽軒【不買運動の真の狙い】を心理学的に考察してみた

2019年9月11日

N国党の崎陽軒不買運動の真の狙いを心理学的に考察してみた

DaiGo MeNTaLiST

飽きられると批判されやすくなる

N 国党さんが崎陽軒をターゲットに不買運動をされていましたが、それ自体がいいのか悪いのかは置いておいて、うまいなと思うのはマツコさんを叩きすぎなのではないかというニュースが出てきた頃にはマツコさんではなくスポンサーである崎陽軒であったりMXテレビのやり方に対して批判する方向にシフトしていたことです。
この時系列をちゃんと見てみると面白くて、マツコさんを批判したことに関する批判を著名人たちがし始めたことにより世の中の風が変わり始めた少し前に、マツコさんが憔悴しているという話も聞いてスポンサーやテレビ局に対しての批判に切り替えていくとしています。
このあたりがうまいところで、同じことをずっとしていると飽きてきますし飽きられると批判されやすくなるものです。
今更ですが、今回はなぜ崎陽軒を狙ったのかという点に注目し考察してみます。

YouTuberとしての手法

結論としては、N 国党の立花さんは政治家というより YouTuber です。
YouTuber の人たちがしているアクセスを稼ぐためのテクニックを政治に応用しています。このあたりがとても興味深いところで、もし皆さんが YouTube や他のビジネスを始める時にも話題性をどのようにして作るのかという点で参考になると思い解説させてもらいます。
知られていないものは存在していないのと同じですから、批判されることで知られても構わないとも言えます。
批判をひっくり返すことはできます。例えば、どう考えてもガラの悪そうな強面の人が電車でおばあちゃんに席を譲っている状況を見るとその人の全てがいい人のように見えてしまうことがあると思います。このような状況を作り出すことができるので、印象がゼロぐらいであれば悪い印象を作ってそれをひっくり返していく戦略をとるのも早く知られるためにはありです。
そのあたりをYouTuber の人たちは上手に使っていますので、今回はそれを解説させてもらいます。

YouTubeのホーム画面

まず YouTube の基本ですが、YouTube で動画が再生されるのかどうかということを判断している要素はほぼひとつです。
YouTube で最初に出てくるホーム画面があると思いますが、そこでは皆さんにおすすめの動画がいろいろと出てくると思います。このホーム画面に載るかどうかで全てが決まります
急上昇〇位とかもありますが、これは再生回数にはあまり影響を与えません。たくさん再生された動画が急上昇に載るわけであって、急上昇に載ったからといってその後再生されるとは限らないわけです。 ほとんどの人はホーム画面から見ています。
ですから、このホーム画面にいかに載るかということが重要になってくるわけです。

普段から同じような放送を繰り返していると確かにホーム画面には載りやすくなります。自分のチャンネルを登録してくれていて普段見ている人のホーム画面に載りやすくなります。
僕も色々と試していますが、例えば、僕が集中力や勉強法など心理学の話ばかりをしていると見てくれる人たちの8割から9割ぐらいのほとんどの人たちがチャンネル登録者になります。これは確かに再生回数も取れますしいいわけですが、新しい層が流入してくることにはつながりません

新しいユーザー層の流入

N 国党の立花さんの場合で言うと、話題にはなっていると言っても小さな政党ですからこれからの活動を考えると人を集める必要があります。
そうすると、自分のチャンネルに登録していない人たちにいかに見てもらうかということが重要になってきます。
僕の場合は、あくまでメインは YouTube でなくニコニコだと考えていますので、それほど意識はしていませんが、やはりチャンネル会員数を増やそうと思えば、新しいそうな人たちを取り込む必要があります。

ではどのようにすれば新しい層を取り込めるかというと、シンプルに考えると自分とは全く関係ない話をしたり自分が今までやってこなかったようなことをテーマにすることで再生されるわけですが、ここに Google 先生の賢さが入ってきます。
自分とは全く違うジャンルのタグを入れる人がいますがこれは駄目です。全く関係のないタグを入れているとスパム的な扱いを受けてかえってホーム画面に載らなくなってしまいます。
ではどうすればいいのかと言うと、自分と近いジャンルで急上昇している、あるいは、急上昇する可能性が高いワードと絡めればいいわけです。全く関係のないワードを入れても Google 先生にはすぐにバレます。

そこで最も簡単で安易なのが炎上系のワードです。
実際にN 国党さんの過去の動画を見てみると、炎上ワードをたくさん入れています。過去の動画では、例えば、「架空請求業者」「警察沙汰」「天下り」「裁判」「訴える」「週刊文春」などのワードを結構たくさん入れています。

メディアのしてきた手法

人間の本能として、人間はネガティブなものに引っ張られやすいというものがあります。
炎上などのネガティブな感情の感染力はそうでないものの7倍の感染力を持っています。
テレビ局などのメディアもあまり N 国党の立花さんのやり方を叩くことはできなくて、メディアはこのようなネガティブなニュースを報道することによって人を集めています。
さらに、ネガティブなニュースを見た後に人は消費しやすくなります。そうなるとスポンサーの利益に貢献することもできます。
ネガティブなニュースにはもちろん注意喚起をするという意味もありますが、僕たちがその情報をもらってもどうしようもないしメリットもないという意味では意味のないニュースです。ですが、そのようなニュースを流した方が視聴率も稼げるし物が売れるようになるわけです。物が売れればスポンサーはまたテレビ局に広告を出してくれるようになります。
このようなテレビ局がやっている手法と同じことをN 国党の立花さんはしているだけです。元々彼は NHK でテレビ局のことも詳しいはずですから、そのあたりのテクニックをうまく使っているのではないでしょうか。

炎上系のパワーワード

では、N 国党の立花さんはなぜ崎陽軒のシュウマイに対して不買運動を行ったのでしょうか。
これは僕の勝手な推測ですが、「不買運動」というワードを使いたかったのだと思います。
韓国のボイコットジャパンで不買運動のニュースや動画が溢れている時でしたから、こんなにも不買運動というワードが熱かったことはおそらくないはずです。
ですが、誰が韓国の不買運動に関わる放送をしようとしても関連性が薄いです。もはや炎上ワードになっているともいえる N 国党というワードを広めるためには、ちょっとずれたジャンルで同じぐらい急上昇しているものを選ぶべきですから、「不買運動」というワードを使うためにはどうすればいいのかと考え、「N 国党」「マツコデラックス」「不買運動」というワードに加えて、さらに「崎陽軒」という有名な名前も絡めることによって、ホーム画面に載せやすくしています。
このような異なるジャンルの炎上系のパワーワードを3つ以上乗せることができれば、かなりの確率でホーム画面に掲載されます
実際にそれにより彼の動画はかなり再生されているわけです。

ネット上では賛否両得

このような賛否両論の意見というものはなかなか貫くのは難しいものですし大変なことだとは思いますが、YouTube やネット上においては、この賛否両論というものは存在しません。賛否両得になっています。
賛成意見の人たちは当然その動画やニュースを見ますし、批判したい人もそれを検索して見ます。つまり賛成意見は反対意見もその検索のボリュームを増やすという効果としては、両方同じなわけです。
ですから、賛成も反対も両方集められるような意見が重要になってきます。
彼の動画はこのような賛否両得の動画がとても多いです。

おそらく弱小政党ですしできるだけ多くの票を集めるのが彼の目的ですから、みんなに好かれるということや常識人であるということよりも、NHK を動かすだけの票を集めようどう考えているのだと思いますし、彼がしていることが正しいかどうかはともかく、そのような点から考えると非常に合理的で効率的だと考えることができます。

僕の場合は、一度気になってN 国党さんの動画を見てしまうと、ホーム画面は立花さんの顔ばかりになってしまいました。さすがに、それはどうかと思い猫の動画をたくさん見てホーム画面を猫の動画ばかりに戻しました 笑。

実際にYouTuberの人たちが同じように炎上系のワードを入れてこの手法を使おうと思ってもかなり難しいと思います。
N 国党や立花さんの名前自体がほぼ炎上はどのような扱いになっていますので、これが出来るわけですから、全く関係のない人たちが同じようなことをしてもGoogle のアルゴリズム的にははじかれてしまうだけです。
ですから、他のYouTuberが同じように真似して成功するかどうかというと微妙ですが、おそらく N 国党の立花さんはこの路線で突き進むのだと思います。NHK のような理不尽の対象さえあればアクセス数を集めることができます。

少しずつズラしていくことが重要

皆さんも、何が自分の商品を売りたいとかアクセス数を伸ばしたいと言うのであれば、このように少しずらすことが大切です。
例えば、猫の動画で再生回数を増やしたいというのであれば、まずは猫の動画でどのような動画やタイトルがアクセスを集めているのかということ見て、最初はまずその人気のワードを極力使うようにしてください。それにより関連動画として出てくる確率は高くなります。
そして、少しずつアクセスが増えてきた頃から、ちょっとずらしたテーマで新しいユーザーを獲得していくことが重要になります。

これはビジネスでも全く同じです。
同じ事ばかりしていると飽きられてくるものです。だからこそ、ちょっとずつずらしていくことが大事になります
これが大きく変化していく時代において成功するためのひとつのテクニックになるのではないかと思います。
是非参考にしてみてください。

賛否両得を学ぶためのおすすめ動画
いいねを増やしたいならこの7つの欲望を刺激せよ
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1529936596

今回のおすすめ本

リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

参照:https://www2.bc.edu/~kensinel/Kensinger_Emo04.pdf

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