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春までに転職推奨の【やばい仕事の特徴】

この知識はこんな方におすすめ

  • 転職するべき?
  • 幸せになる仕事って?

ブラック企業よりもヤバい職場とは?!

今回はブラック企業よりもヤバい職場の特徴について紹介させてもらいます。
ブラック企業のように仕事で過労死してしまうとか、働きすぎで死にそうになるということありますが、実は、仕事というものは普通に効率だけを追い求めるのであれば、週に55時間以上働いても成果は出ません。例えば、週に70時間働いているという人がいたとしても、そのうち15時間ぐらいは無駄な時間があります。何もできていないぐらい生産性が落ちている時間があるということです。
ですから、そもそも長い時間働くことは意味がないという話もあるわけです。
ですが、一方では自分が意義を感じていたりやりがいを感じている仕事の場合は、働けば働くほど健康になり寿命が延びるというデータもあります。
つまりは、仕事自体が良いか悪いかというのは、その人が仕事自体に対してどのようなイメージを持っているのか、あるいは、自分の能力をどのように発揮することができているのかということによって違ってきますので、一概に長時間労働が悪いということも言えないわけです。
とはいえ、仕事において確実に悪いこともありますので、今回はそれについて解説したいと思います。

失業と健康リスク

仕事に関わる中で最もヤバいとされることのひとつが失業です。失業することによって寿命が短くなるということが分かっています。
マギル大学の教授のエナン・ショーワ博士らによると、職がない状態というものは若いうちに死んでしまう可能性を63%も高めてしまうということです。
ですから、働いたら負けだと思うというようなことを言って、一旦仕事についたけれどその後仕事を辞めて実家暮らしというような人は結構ヤバいです。何故かというと若死にのリスクが上がってしまうからです。
普通に健康のためにも仕事をした方がいいと思います。
若死にのリスクが63%も上がってしまうわけですから、職がない状態というのは健康に対しては非常にデメリットがあるわけです。

そして、この研究の興味深いところでもありますが、持病の有無によってその違いは確認されなかったということも分かっています。持病があるかないかということによっては若死にのリスクは変わらなかったということですので、若死にと職がない状態というのはおそらく因果関係がある可能性が高いだろうと言われています。
しかも、この研究は40年間にわたって15カ国の2000万人を対象に追跡調査するという大規模なものですので、かなり信憑性も高いと言えると思います。

しかも、職がない状態だと若死にのリスクが高くなるという傾向は、この調査が行われた15カ国どこの国でも変わらなかったということですので、おそらくは日本でも同じような傾向が現れると考えられるのではないでしょうか。

一生消えないダメージを残してしまう?!

であればやはり職につかないといけないと考える人もいると思いますが、残念なお知らせもあります。人生の幸福度という点では、一度でも失業してしまうとこの悪影響はその後も残るかもしれないという研究もあります。
多くの調査で分かっていることですが、人間の幸福度というものは一生にわたってわりと一貫しているものです。例えば、若い時は徐々に幸福度が上がっていき会社に入ると一旦落ちますが、その後は歳を取れば取るほど徐々に上がっていくという一体化した傾向があります。他にも、これは少し古いデータですので今は違うかもしれませんが、結婚すると幸福度が上がるという傾向もあります。結婚に関しては、結婚すると幸福度は上がりますが数年経つと結婚する前の状態まで戻ってしまうということも言われていたり、配偶者が亡くなると平均して7年間は悲しみが増してしまいますが、それ以降はやはり元の水準に戻るということがいわれています。
つまり、僕たちの幸福度というものは、結婚してとても幸せになっても数年経つと元に戻ってしまうし、自分のパートナーが亡くなったりしてとても悲しい状態になっても7年ぐらい経つと元に戻るということです。

人間の幸福度というものは、幸せなことがあっても悲しいことがあっても元のベースラインに戻る性質があります。
そして、このベースラインは基本的には生まれつき決まっているものです。
人間の幸せというものは半分は遺伝子で決まるとされています。良くも悪くも、その遺伝子によって決められた幸福のセットポイントに戻るということです。
結婚しても配偶者が亡くなってもそのセットポイントに戻るのに、なんと失業などは例外だそうです。
例えば、人間の笑顔が減ってしまったり、永続的に気持ちが凹んでしまうということがあります。それは、大きな病気を患ってしまうということや離婚、あるいは、失業だということです。
ですから、大きな病気と離婚と失業に関しては、人間の幸福度に対して一生消えないダメージを残してしまう可能性があるかもしれないということがいわれているわけです。

失業も退職も死亡リスクをあげてしまう

そういう意味では、転職はしてもいいと思いますが、失業はしない方がいいということが見えてきます。
少なくとも、失業する場合であっても例えばあらかじめ副業などを持っておいて、本業がなくなったとしても副業があるからなんとかなると考えることもできて、自分は何かしら働いているという感覚を持つことが大事だということです。
副業を始めたい方はこちらも参考にしてください。

このような失業や退職というものは結構ダメージが大きいもので、例えば、定年退職も実は体には良くないということも分かっています。
退職は認知機能の低下や心臓疾患、がんの発症リスクと関係しているそうです。
これは老化によるものではなく、やはり、人間が何かしらに対して活動的に取り組んだり自分が責任のある立場にいるという状態でなくなることが起きると、健康に対して悪影響が起きるということです。
ですから、若いうちの失業というものは若死にのリスクを高めてしまいますし、定年退職して何もせずのんびりしようと考えてしまうと、これも同様に認知機能の低下や心臓疾患や癌のリスクを高めてしまいます

やはり、僕たちは何かしらの活動をしておいた方がいいということです。それは趣味のようなことを仕事にしてもいいですし、スポーツのようなことでも結構ですが、自分にある程度責任があると感じることができたり、自分にある程度のやりがいがあって頑張ることができるポジションにいないと、それが若い状態であっても歳を取った状態であっても死亡率は上がるということが言われているわけです。

失業よりもヤバい仕事とは?!

失業することで若死にのリスクが63%も上がるということでしたが、今回紹介する仕事はその失業よりもヤバい仕事です。
この仕事に就くぐらいであれば、もちろん転職をした方がいいですが、仕事を辞めた方がまだマシだということです。
そんなヤバい仕事とはどんな仕事だと思いますか。
それは、嫌いな仕事、特に退屈な仕事は皆さんのことを殺してしまうかもしれないということが様々な研究により示唆されています。

嫌いな仕事に就いているということは失業よりもさらに良くないそうです。
2010年のギャロップ社が行った調査によると、疎外感を覚えたり自分が会社の一員やチームの一員になれていないと感じたり、その仕事を通じて社会とのつながりを感じることができない仕事や、自分の仕事に意義を感じたりやりがいを感じるような自分の仕事に対して感情移入することができないような仕事に就いている人は、なんと失業している人よりも幸福度が下がっていたという衝撃的な傾向が確認されています。

さらに、先ほども紹介した死亡リスクに関しては退屈な仕事はもっと危険だそうです。
退屈な仕事も失業よりもヤバく、例えば、スウェーデンの労働者を対象にした研究では、単調な仕事をしている人は心筋梗塞のリスクが高まってしまうということが分かっています。
つまり、退屈な仕事というのは僕たちを殺してしまう可能性があるということがこのようなデータから見ることができるわけです。

もちろんブラック企業で働いているかどうかというのは大きな問題ではありますが、嫌いな仕事をしていて、しかもそれが退屈な仕事であり、かつ、ブラック企業だという場合には、若死に向かって加速していくことになりますので、すぐに転職を考えた方がいいと思います。
ブラック企業かどうかとか会社の待遇が良いかどうかということもあると思いますが、しんどくてもやりがいを感じることができる仕事や複雑性があって面白味がある場合であったり、上司は嫌いだけれど仕事自体は好きだという場合にはまだマシです。
もちろん、そこから転職を考えるというのもいいと思いますが、それはまだマシで、一番ヤバイのは自分が好きになることができない退屈な仕事で、無駄に労働時間が長い仕事に就いている場合です。
このような場合はいち早く脱出したほうがいいと思います。

そう言われてもなかなか良い仕事が見つからないとか、転職するのもなかなか強いという人も少なくないと思いますので、今回のおすすめの本として、どのようにして自分に合った仕事を見つければいいのかということを解説してくれている『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』を紹介しておきます。
多くの人が仕事を選ぶときには、その選び方を間違えています。こんな仕事に就いたら自分の人生良くなるだろうとか考えて僕たちは仕事を選んでいるつもりですが、実際にはそのつもりになっているだけで、実際には自分に合っている仕事をみすみす逃して合わない仕事に就いていることが結構あります。これは選び方を誰も知らないからです。その選び方を4021本の研究データから解説してくれている本になります。是非チェックしてみてください。
今回のおすすめの動画としては、転職が怖かったり面接でいつも落とされるという人もいると思いますので、科学的に正しい転職のテクニックを解説した「科学が認めた転職テク【ワーキングアイデンティティ】入門」を紹介しておきます。ただ単に経歴や資格とかではなくいい仕事に就くためのテクニックです。後悔しない転職をしたり転職でいい仕事に就くために活用していただきたい内容です。
この際だから独立したいという人もいると思います。
実は自営業者はかなり幸福だというデータも出ています。例えば、小さな企業を始めた経営者の内79%の人が自分の人生に満足しているというデータもあれぐらいですので、もちろん、転職によりスキルアップを図ってある程度の見通しが立ったら自分で起業するというのもいいと思います。
この起業する時には一般的には外交的で豊富な人脈を持っている絵に描いたような経営者の方が有利だと僕たちは思いがちですが、実際にはそんなことはありません。実は、内向的な人も方法さえ間違えなければ上手くいく可能性が高いということが様々な研究によりわかってもいます。今回は「内向的な人ほど【成功する起業法】」も併せて紹介しておきます。内向的な人に向けた起業のテクニックを解説しています。あまり人とコミュニケーションをとるのが得意ではない人たちが起業で成功するにはどうすればいいのかということを解説させてもらっていますので、是非チェックしてみてください。

やばい仕事から脱出するなら↓
科学が認めた転職テク【ワーキングアイデンティティ】入門https://www.nicovideo.jp/watch/1563725043
内向的な人ほど【成功する起業法https://www.nicovideo.jp/watch/1563740884

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今回のおすすめ本

リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料から考察した科学の面白さを伝えるエンタメです。あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Eric Barker(2017) Barking Up the Wrong Tree: The Surprising Science Behind Why Everything You Know About Success Is (Mostly) Wronghttps://www.nicovideo.jp/watch/1563725043

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