この知識はこんな方におすすめ
- 人生変えたい
- 目標を叶えたい
FS 効果を使って飛躍する!
これは、毎年僕もこの時期になると使っている心理テクニックです。
これをするようになってから、かなり人生が変わったと言っても過言ではないとっておきのテクニックになります。
実際に、ニコニコのチャンネルを始めて、数あるチャンネルを抜いて1位になるという無謀な目標を立てるときにもこれを使いましたし、テレビに出て認知度をあげようと思った時にも使いました。
Dラボを作ろうと決めた時にもこれを使いました。
新しいことに挑戦したり、目標達成をするためにとても役に立つものです。
そんな FS 効果についてペンシルベニア大学が行った研究をベースに解説させてもらいます。
🍷【事件】この時期にボジョレー抑えてAmazon2位!
コスパ最強の神ワイン
本題に入る前に、先日ちょっとした事件が起きました。
普段高いワインを飲んでいると、そのあたりにある安いワインは飲めなくなりますが、勉強のために色々なワインを飲みます。
そうすると、本当にごくまれではありますが、安価なのにとても美味しいワインに出会ったりします。
5000円以下のワインを紹介して欲しいと言われることもよくありますが、かなりこれは難しい話で、それが2000円以下になるとほぼ皆無です。
ところが、それを半年ぐらいかかってようやく見つけて先日紹介させてもらいました。
ボジョレヌーボーは今年の輸入量が29万ケースですから、348万本も日本に入ってきます。
これを様々な企業が広告も売っているわけですので、当然たくさん売れるわけです。
そうなると、当然Amazon のランキングもボージョレヌーボーばかりになりますが、その2位に僕が紹介した関係のないワインがランクインしていました。
シャトー・マルゴーという10万円ほどするワインを作っているフランスのマルゴーという地域があり、そこから川を挟んで対岸にある畑で作られていて、とても美味しいのに安く買うことができるシャトー スゴンザックというワインです。
【4000円台の神ワイン】
10万クラスのワインの対岸にあるまだ日本人に知られてない畑
シャトー スゴンザック エリタージュ 2018 赤
【2000円台の神ワイン】
まだ日本で知られてないから安い神コスパワイン
シャトー スゴンザック ボルドー 赤
どちらも3倍から4倍ぐらいの味が楽しめると僕は思います。
FS 効果(フレッシュ・スタート効果)
ペンシルベニア大学の行動科学者でケイティ・ミルクマン博士という方がおられて、人間の意思決定や判断力に関する専門家です。
Google やアメリカの国防総省ペンタゴンをクライアントに持っているぐらいのレベルのすごい方です。
Google やペンタゴンを相手に、どうすれば人間の意思決定が正しくなるのか、どうすれば人間は判断力を上げることができるのか、どうすればポジティブな決定をして人生をより良くすることができるのか、そういったことを教えている方です。
この方の研究をもとに解説させてもらいます。
人生ではターニングポイントが重要です。
今の人生が悪いのであれば転換することは当然ですが、同じことを続けないために、常に自ら転換していくことが必要です。
ずっと同じことをしていては、変化の激しい時代に取り残されて、いつか変わらなくてはいけない時がきます。
この変わらざるを得なくなり押さえつけられると、人間は何をすればいいのかがわからなくなります。
ですから、変わらなくてはいけなくなる前に、自ら変わることが重要です。
ジャック・ウェルチの名言で、「変化を迫られる前に変われ」という言葉があり、これを僕はいつも座右の銘のように心に刻んでいました。
Change before you have to.
これを考え自らターニングポイントを作るようにしてきました。
これを先ほどの博士も推奨されています。
自分にとって特別な日や区切りになる日から新しい行動を始めることによって、その行動が習慣として続きやすくなり、人生の大きな変化を起こすための成功率を高めることができると言われています。
これがフレッシュ・スタート効果と呼ばれるものです。
皆さんも年末年始に毎年目標を立てたりすると思います。
僕の場合であれば、自分の誕生日が11月22日なので、その前日の11月21日に毎年目標を立てるようにしています。
1歳年齢を重ねたその年に何をするかということを考え、新しくする行動や習慣を決めます。
それだけでその達成率が上がります。
このフレッシュ・スタート効果の有効性については、様々な研究で確認されていて論文もたくさん出ていますので、詳しい内容は今回は省きますが、誕生日以外でもこれを使う方法があります。
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FS 効果のポイント1 :自分にとって新しいスタートの日
これは自分の誕生日でなくても、本人にとって新しい何かが始まる日だと思えれば効果を得ることができます。
自分にとって新しい日だと思えるような出来事があったりすれば、いつでもこの効果を得ることができるわけです。
ですから、新年の年始めでもいいですし、年度の始まりの4月でもいいわけです。
新学期の始まりや連休の始まり、どんな日でもいいけれど何か新しさを感じられる日に新しい習慣を始めると物事を達成しやすくなります。
実際の研究では、新学期の始まりや年度の始まり、誕生日など、自分にとっての記念日に運動を始めた場合には、それを習慣化できる確率が高くなったということが確認されています。
ダイエットを始めようとか英語の勉強を始めようと目標を立てる人も多いと思います。
特に習慣化しなければ成果がなかなか出ないようなことを始めるのであれば、自分にとって区切りになるようなタイミングに始めた方が、明らかに成功率や習慣化できる可能性が高くなります。
FS 効果のポイント2 :人生のターニングポイントにベストな日は?
運動習慣や勉強の習慣を身につけるぐらいであれば、ちょっとした記念日でターニングポイントを作ることもできるわけですが、自分の考え方を大きく変えるレベルのターニングポイントとなったら、これはどんな日に始めればいいのでしょうか。
自分の生き方を変えるとか転職するというような、人生にとってのターニングポイントを考えるのであれば、自分の誕生日と新年がベストタイミングです。
研究では、多くの人は自分の誕生日や新年を迎えた時に、「自分の人生をやり直す」と「やり直しの心理」を感じると報告されています。
誕生日は新年は、過去の失敗や過去のトラウマから距離を置くことができるタイミングです。
自分の失敗にとらわれて自己嫌悪に捕らわれている人であっても、自分の誕生日や新年に新しいことを始めれば、その過去と決別しやすくなります。
その結果、行動を取りやすくなり達成できる可能性が高くなるわけです。
誕生日や新年に新しいことを始めれば、それが自分の失敗や自分の過去と決別することを後押ししてくれます。
それまでの自分と決別して、新しい未来をやり直すチャンスを区切りのいい誕生日や新年は与えてくれます。
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何度も挫折して悶々といつまでも人生を変えられない人が多いと思います。
こういう人たちの頭の中で渦巻いているストーリーは、「過去に失敗したからどうせまた失敗するだろう」という考えです。
過去に恋愛で失敗したから、どうせまた変な人に引っかかって騙されるだろう
ずっと人間関係は良くなかったから、転職してもどうせいい人間関係なんて作れないだろう
過去にビジネスで失敗したから、今度もどうせうまくいかないだろう
人は過去の失敗をベースに挫折します。
どんな習慣でも同じですが、時々途切れることは誰でもあります。
途切れた時も、これからの自分は過去の自分とは違うのでできるはずだと思い、また取り掛かることができれば、その習慣は続いていきます。
毎日できる習慣であれば、わざわざ目標を立てたりしなくても最初からできるはずです。
ところが、ほとんどの人は少し挫折するだけで「またこれで去年と同じように失敗するのだろう」と、過去の自分の失敗のストーリーが頭の中で囁かれます。
これで自己嫌悪になってしまい、行動できなくなる結果、本当に失敗に終わってしまいます。
過去の失敗が、皆さんが行動できなかったり先送りしてしまう原因を作り出しています。
誕生日や信念といった区切りの日は、このような過去の失敗を引きずってしまう心理状態を克服する作用が大きいといわれています。
先延ばしを防いで新しい挑戦を始めるために
新しい何かを始めようと思っても、ついつい先延ばしにしてしまう人がいます。
これは単に怠けているわけではなく、自己批判が強く自分を許すことができないからということもあります。
続けようと思ったことが出来ない時も習慣が途切れる時もあります。
そんな時に、自分を許すセルフコンパッションが足りない人は、自分の些細なミスを責めてしまいます。
こうなると、自分に自分が責められるのが怖いので、物事をどんどん先延ばしにしてしまう悪循環が生まれます。
そんな悪循環から抜け出すための方法を解説した動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。
つい自分を責めたり自己嫌悪してしまい、物事が先延ばしになってしまったというような心当たりがある方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。
完璧主義と自己批判が先送りの原因! 自分を許して即やる人になれるセルフコンパッションの鍛え方
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そして、メンタルが弱くてついつい挫折してしまうという人も多いと思います。
そんな方のために、メンタルが弱い性格を変えるための方法について解説した動画もおすすめの動画として紹介しておきます。
メンタル弱い性格を変える10の介入行動
ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
先延ばしに関する研究者の方が詳しく解説されている内容になっているので、これはとても役に立つと思います。
先延ばししがちだという方はぜひこちらもチェックしてみてください。
【オーディオブック無料】
超習慣術
こちらは僕の本ですが、皆さんの人生を大きく変えるための習慣作りのテクニックについて解説しています。
Audible であれば無料で聞くことができるキャンペーンの対象になっていますので、まだの方はこの機会にチェックしてみてください。
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FS 効果のポイント3 :最も効果が大きくなるタイミングは?
区切りの良いタイミングとしては、1年の始まりや月の始まり、年度の始まりや学期の始まりなど色々とありますが、そんな中で最も効果が大きくなるタイミングはいつなのかということも調べてくれています。
最も効果が大きくなるタイミングは、やはり1年の始まりである新年でした。
新年が最も強力にフレッシュ・スタート効果が働くそうです。
自分にとって節目となる感覚が強ければ強いほど、過去の失敗や今までのダメだった自分と決別するきっかけになります。
年末年始は、どのように過ごす予定ですか?
パーティーをして騒いだり、家でテレビを見ながらダラダラするという人も多いと思いますが、一番自分が変わることができるタイミングをダラダラ無駄に過ごすのはやめましょう。
FS 効果のポイント4 :環境を変える
フレッシュ・スタート効果をより効果的に使うための方法として、環境を変えるということもおすすめされています。
例えば、引っ越ししたことによって、それまでの悪い習慣がなくなったり、職場が変わったら、それまで続けていた運動習慣が途切れてしまったりという経験がある人もいるのではないでしょうか。
良くも悪くも環境が変わると習慣が変わることがあります。
これもフレッシュ・スタート効果によるもので、日付やタイミングだけでなく環境が変わることでも起こります。
これは職場を変えたり引っ越しするだけでなく、いつも行っているお店を変えてみたり、新しい趣味や習い事を始めてみるというようなことでも構いません。
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自分の慣れた環境を変えることによって、人は新しいスタートを切ることができます。
よく自分の慣れたコンフォートゾーンを抜け出すことが大切だというような話がありますが、これもフレッシュ・スタート効果を狙ったものです。
もちろん、ターニングポイントとしては、狙って出来ることではありませんしできれば避けたいことですが、病気を克服したり大切な人との別れがきっかけになることもあります。
失恋や死別ということもあるかもしれません、卒業や転職ということもあるかもしれません 。
このようなタイミングでも 、新しい変化を始めるには適したメンタルの状態になります。
自分の周りで人間関係や環境の変化があった時は、それは過去のダメな自分と決別するチャンスでもあります。
そう考えることで、今のしんどい状況もこれからの自分の糧にすることができます。
僕自身も今でも母が生きてくれていたらいいのにと思いますが、思い返すと、母が亡くなった時に人生が大きく変わった気がします。
これもある意味フレッシュ・スタート効果だったのかもしれません。
FS 効果のポイント5 :自分で記念日を決める
若干効果は下がりますが、大きな節目でなくても、自分で何かしらの理由をつけて特定の日を記念日として扱うことでも効果を得ることができます。
自分で記念日を設けて、新しい何かを始めた日だと自分に言い聞かせるだけでも効果があるそうです。
ある実験では、3月20日を「春の始まりの日」と学生に表現させ、別の学生には同じ日を「3月の第3木曜日」と表現させました。
それにより目標達成のためのモチベーションが変わるのかということを調べています。
その結果、同じ日から物事を始めているのに、その日を春の始まりの日と表現したグループはモチベーションが20%から30%も高くなったそうです。
ですから、「◯◯の始まりの日」という表現を使えば、いつからであっても皆さんはモチベーションを20%から30%も高くすることができるわけです。
「◯◯の始まりの日」
月曜日を「1週間の始まりの日」と言い聞かせると、そうでない人に比べて目標達成率が3.5倍も高くなるということがワシントン大学の研究で分かっています。
ただただ面倒な1週間が始まったと月曜日を迎えるよりも 、1週間の始まりの日だと考えるだけで、その週の目標達成率が3.5倍も高くなるということです。
ですから、日常生活の中でたくさんの始まりの日を作ってください。
始まりを意識することは、僕たちが物事を成し遂げるためにとても良いことです。
皆さんも新年の抱負を!
新年の抱負は達成率が高くなるということも分かっています。
アメリカで行われた研究ですが、新年の抱負がどれくらい達成できるのかということを調べてくれています。
それによると、新年の抱負の1/3が1月末までに挫折して、最終的には全体の5分の4が目標を達成できないそうです。
4/5が新年の目標を達成できないわけですが、裏を返すとフレッシュ・スタート効果のおかげで、20%の人は目標を達成することができているということです。
新年の抱負を達成したり目標達成すること自体、これはとても難しいことですが、新年に始める目標というものは、他のどのような目標よりも目標達成率は高く、20%の達成率が期待できるわけです。
皆さんも今日は何の始まりの日なのかを考えて、その1日をスタートするようにしてみてください。
それによって人生の大逆転を狙える可能性が高くなります。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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参考:Katy Milkman (2021) How to Change: The Science of Getting from Where You Are to Where You Want to Be
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