この知識はこんな方におすすめ
- 別れたくないカップル
- 離婚したくない夫婦
男女関係の破局要因
今回は恋愛の破局の原因について紹介させてもらいます。
これは男性と女性でかなり違います。
恋愛で男性が嫌がることと女性が嫌がることはありますが、これは最後に紹介させてもらいます。
まずは、一般的に男性でも女性でも別れる原因になることについてです。
誰でも恋愛をすれば別れたり傷ついたりすることはあります。
恋愛で最もやばい破局の要因について紹介させてもらいますので、その対策さえしっかり行なっていれば別れる可能性は少なくなりますし関係も良くなります。
今回のポイントにもなりますが、仕事もプライベートも頑張っていて、関係を大切にしようと思っているのに別れてしまうことがあります。
このようなことが起きてしまう意外な理由がわかると思います。
いい恋愛をするためのおすすめの動画を今回は紹介しておきます。
恋愛関係でも夫婦関係でも口論になったりぶつかったりすることが多いという方はアサーションについて勉強してみてください。
人間関係がラクになる最強の伝え方【16のアサーショントレーニング】
彼氏が彼女に依存的になってしまうという人も多いと思います。
これも破局の原因につながってしまうことですから、思い当たることがある方はこちらを参考にしてみてください。
4人に1人はかかる恋愛依存症の科学
合わせて、こちらの僕の最新刊もよろしくお願いします。
心理学をベースにした名言セラピーのような本になっています。
何気なく選んでもらい皆さんが気に入った言葉を頭に入れておいていただくだけでも心を強く持つことができると思います。
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【知っていれば別れない】破局の原因トップ3
男女関係を壊す要因は何なのかということを徹底的に調べてくれた大規模な研究があります。
ギリシャ語を話す604人と中国語を話す799人を対象にしています。
ギリシャ語を話す604人のうち32%の人、中国語を話す799人のうち34%の人が既婚者でした。
一般的にヨーロッパ圏の人とアジア圏の人では恋愛観が違うと言われます。その違いを取り除いて調べるためにヨーロッパ圏とアジア圏の両方から参加者を集めています。
まずは、恋愛の悩みや問題に限定せずに人間関係でありがちな問題についてチェックしています。
恋愛に限らず人間関係でありがちな問題について78パターンを参加者に見せた上で、それぞれの人間関係を保つ上で悩んでいることや問題になっていることについて確認しています。
そこから、カップルや夫婦の間で問題になりやすいことはどんなことなのか調べようとしています。
「結婚に向いている」「結婚に向いていない」ということを考える人もいると思います。
これは「人間関係の問題」に対して向き合うことができるかどうかということが大きく関わってきます。
人間関係の問題を抱えないということはありえません。
人間関係の問題を抱えたとしても、それは相手とのコミュニケーションによって解決する方向に進めることができるかどうかということが重要になります。
この人間関係の問題に向き合うことが上手な人は結婚に向いていると言えます。
一方で、人間関係の問題に向き合うことが苦手な人は結婚に向かないということが示された研究もあります。
特に、結婚というものは問題を乗り越えていくことができるかということが重要になります。
友達との関係や恋愛関係であれば、お互いの間に問題が起きても最悪の場合距離を取ればいいだけかもしれません。
特に、結婚の場合にはずっと一緒にいるわけですから、問題を抱えないことなんてないということを前提にする必要があります。
必ず問題は起きるわけですから、お互いにその問題に向き合ってどのようにして一緒に乗り越えていくのかということが必要になります。
問題を解決するためにどうすればいいのかということを考えて問題に向き合うことができる人は結婚に向いています。
問題に向き合うことから逃げていては、その問題はいつまで経っても解決しませんし、恋愛関係や夫婦関係を続けていく中で成長することもありません。
付き合い始めた頃や新婚の頃にはとても素敵な人に見えたけど、今ではとても子供っぽく見えるとしたら、その彼氏や旦那さんは成長していないということです。
このような意味でも人間関係の問題からカップルや夫婦の関係について迫る研究はとても参考になると思います。
カップルの破局につながる13の問題を特定
この人間関係の問題から注目して、カップルや夫婦の関係が破局につながる13の問題を特定してくれています。
情熱の衰え
不倫
性生活の不満
一夫一婦制でない(家庭が他にあった)
暴力
自分の時間と空間の不足
長時間労働
粘着性(束縛)
性格の問題
子供
社会的なネットワークの問題(外部の人間関係との問題)
妥協の欠如(許せないところが溜まった)
努力の欠如(関係を保つための努力不足)
これら13の問題がカップルや夫婦の間の問題としては多いようです。
この研究では、この13の問題の中でどれがもっとも破局の要因として多いのかということを調べてくれています。
ヨーロッパとアジアと文化圏をまたいで調べてくれているので、男女の関係において普遍的な答えが見えてくるのではないかと思います。
ヨーロッパでもアジアでも男女の間の問題はほぼ同じで、男女が破局する要因になるトップ3の問題がここから導かれています。
破局の原因第3位 :長時間労働(22%)
長時間労働は思っている以上に男女関係にダメージを与える可能性が大きいようです。
当然ですが、長時間労働になると疲れがたまって2人の時間を大切にできないとか、一緒に過ごす時間を確保することができないという問題が起きます。
これは僕の考察ですが、おそらくは仕事や通勤のストレスによる問題の影響が大きいのではないかと思います。
仕事でストレスを抱えたり長時間の通勤によるストレスで、睡眠の質が下がったり破局する可能性が高くなるということもわかっています。
仕事で受けたストレスや敵意は自分の近しい人に向いてしまうということも確認されています。
会社で受けたストレスやイライラは家族に向いてしまいます。
仕事でストレスを抱えすぎてしまうと、自分ではそんなつもりはなかったとしても、無意識のうちに自分の一番大切な人にそのストレスをぶつけてしまいます。
ですから、仕事に対するストレスケアは自分のためだけでなく夫婦や家族のためにも大切にしてください。
ストレス解消法についてはこちらの本を参考にしてみてください。
📚超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
破局の原因第2位 :プライベートの不足(23%)
お互いにプライベートの時間は大切です。
一緒にいたいと考えて同棲したり結婚したり、生活を共にする決意をしたはずです。
ところが、お互いに一緒に過ごすようになってしばらくすると、プライベートな時間がないことによって2人の時間も大切にしなくなります。
普段の生活を一緒に過ごしていると、わざわざ一緒に2人の時間を作ろうとしなくなってしまいます。
例えば、水道の蛇口をひねってロマネコンティが出てくるとしたら、誰もそんなものに興味を持ちません。
同棲したり結婚したりして一緒に過ごすようになると、何もしなければ水道の蛇口から出てくるロマネコンティのような関係になってしまいます。
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このプライベートの不足という問題は時間と空間の2つに分けて考えることが重要です。
自分1人で何をするか自由に決めることができる時間はどれぐらいありますか?
おそらく主婦の方などであればかなり少ないと思います。
友達とお茶をしに行きたいと思っても子供のことがあったり、ようやく家の事が片付いたと思ったら旦那さんが帰ってくるから食事の準備をしないといけないとか、ある程度の物理的な自由な時間はあったとしても色々な制限がかかると思います。
そして、時間だけではなく空間的な制限も増えてしまいます。
特に、子供が出来たりすると自分の部屋があるようでなかったりします。
1人でゆっくり読書をしようと思っても、子供や旦那さんがやたらと声をかけてきてなかなか集中できないという方も多いと思います。
空間的に1人になれる場所がないというのも問題になるようです。
同棲=プライベート空間不足
同棲を考えるカップルは結構多いと思います。
カップルが同棲すると当然ですがプライベートの空間は不足しますのでおすすめしません。
友達と疎遠=プライベート時間不足
そして、お互いに一緒にいすぎることによって友達との関係が不足するという問題もあります。
付き合ったり結婚することで友達との関係が多少減ることはあると思います。
ただ、これが減りすぎてしまうと2人の関係は悪くなってしまいます。
それがプライベートな時間が不足してしまうという問題です。
結婚した後でもお互いのプライベートな空間と時間は大切にする必要があります。
破局の原因第1位 :自分の粘着性の高さ(30%)
堂々の第1位は自分の粘着性の高さによる問題でした。
自分が相手を束縛してしまうことによって別れてしまう人が多いということです。
相手からの束縛が嫌で別れたという人よりも、自分が束縛したことで別れたという人の方が多くなっていました。
相手に対して束縛するというのは、当然相手にとってもネガティブなものですが、自分自身も苦しめてしまうことです。
相手を束縛するというのは相手を疑っているということです。
相手を疑った結果として相手のことを信じることができなくなったり、そこから強いストレスを受けてしまい結果的に別れてしまいます。
束縛が強いというのは、相手を信じれないということで自分のメンタルの弱さの表れでもあります。
恋愛関係や夫婦関係を続ける上では大きな問題になりかねません。
進化論的には有利だったはずの「粘着性の高さ」
この第1位の粘着性の高さについて、進化論的には、この粘着性の高さがあることによって生存に有利だったということがあります。
ですから、相手を束縛しようとするのは人間として普通なことではあります。
ただ、昔はそれが有利だったとしても、今ではそれが行き過ぎると不利になることの方が多いので気をつけてください。
研究チームのコメントとしては、粘着性というものは進化論的には長く付き合うための特性だったと言われています。
カップルや夫婦は当然ですが長く一緒に過ごした方が安全に子育てをしていくことができます。
それによって遺伝子を後世に残す確率も高くなりますので、人間の本能として束縛する感情があるわけです。
そのため、パートナーとして信じる相手なのに疑ってしまうことも起きるのではないかと言われています。
ところが、現代においては、これが行き過ぎてしまうと人間関係の歪みやプライベートの減少に繋がってしまいます。
相手のことを疑って関係が壊れたり、お互いのプライベートの時間が減ってストレスを抱えてしまうということが起きます。
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第3位から第1位を振り返ってみると、どの問題もコミュニケーションを取らないと解決することができない問題です。
とはいえ、このコミュニケーションが結構難しいわけです。
相手を責めるような言い方になったらケンカになるでしょうし、言い訳のように聞こえてしまい、そこから問題が大きくなったりすることもあります。
お互いに相手を信用できるようにコミュニケーションテクニックを学んでおく必要があります。
これはアサーションと呼ばれるコミュニケーションテクニックで、通常の人間関係でも男女関係でもより良い関係を保つための最強の心理学的なトレーニングについては、こちらの動画を参考にしてみてください。
人間関係がラクになる最強の伝え方【16のアサーショントレーニング】
そして、先ほどの束縛の感情が行き過ぎてしまうと恋愛依存症という状態になってしまいます。
恋愛依存症と言われると自分には関係ないと思う人が多いでしょうが、軽い症状のものも合わせると4人に1人は恋愛依存症にかかるといわれています。
自分が束縛してしまうとかパートナーが束縛してくるという場合には、こちらの動画を参考にしてみてください。
4人に1人はかかる恋愛依存症の科学
男女それぞれの傾向
男性 :恋人が相手をしてくれないと破局
この研究では男女の違いについても調べられていて、男性の傾向としてはパートナーが相手をしてくれないと破局につながる可能性が高くなります。
パートナーが自分に興味を持ってくれない情熱の衰えを感じると、男性は別れることを選ぶ可能性が高くなります。
女性 :自分の粘着性(束縛や依存)で破局
一方、女性の場合には自分の粘着性によって、束縛で苦しんだり依存することで別れることを選ぶ可能性が高いです。
自分のパートナーを信じ切ることができなくなりメンタルを病んだりします。
それによって自爆するのが女性の特徴です。
男性は、相手が自分の相手をしてくれない寂しさで浮気をしたり別れる決意をします。
女性は、相手を疑ったり、好きになりすぎて依存してしまいメンタルが崩壊して別れる結果になります。
ちなみに、ヨーロッパ圏とアジア圏の違いもありました。
ヨーロッパ圏では性格の問題が多かったようです。相手がわがままだとか性格が歪んでいるという理由で別れることが多いようです。
アジア圏では努力の不足が多くありました。
関係を保つための努力、自分の魅力を維持するための努力、恋愛を努力と結び付けることがアジアでは多いようです。
性格の問題や努力不足といった問題、様々な問題はあると思いますが、いずれにしてもコミュニケーションが大切です。
そんなコミュニケーションのトレーニングについては今回のおすすめの動画からチェックしてもらいたいですが、アサーションについて本で勉強するのであればこちらが参考になります。
📚夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
夫婦やカップルでお互いに関係を保つために読んでみてください。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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毎月20冊の本・論文の知識が1日10分で学べる!
⭐️ 人間関係がラクになる最強の伝え方【16のアサーショントレーニング】
⭐️ 4人に1人はかかる恋愛依存症の科学
📚最新刊
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📘超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
📗夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:https://daigovideoapp.page.link/v4B4
https://daigovideoapp.page.link/MiU1
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1474704920987807