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人の読み方①インスタントビッグファイブ入門

この知識はこんな方におすすめ

  • 自分の性格を知りたい
  • 身近な人の性格を知りたい

ビッグファイブ(主要5因子)

ビッグファイブテスト(主要5因子性格検査)という性格分析テストについては今までにも何度も紹介してきたことがあると思います。
これは心理学的に最も信憑性があるとされている性格分析です。

その要素としては、

外向性

開放性

誠実性

協調性

神経症的傾向

この5つの要素から人間の性格を分析しようとしたものです。

人はそれが自分の性格であっても他の人の性格であっても誰かの性格を表す時には言葉を使って表します。
つまり、これは人の性格というものが言葉によって定義されているということですので、であれば、 辞書などを使ってあらゆる言葉の中から人間の性格を表す時に使われる言葉を集めて分類すれば、人間の性格を表すパラメーターを作ることができるのではないかと考えられ研究者が始めたのがこのビッグファイブテストです。

簡単に言うと、例えば、怒りっぽいというのと短気というのは同じような意味ですし、真面目というのと継続性があるというのも同じような意味ですので、無数にある言葉の中からこのような同じような意味のものを分類して、それをパラメーターとしてまとめていったところ人間の性格を分類する特性は5つで定義することができるということにたどり着いたものです。

これを用いて人の性格を分析しようとすると、かなりの量の質問に答える必要がありますが、最近の研究では10問程度のショートビッグファイブと呼ばれているテストがいくつかあります。
10問程度の質問で構成されるショートビッグファイブテストでも、かなりの量の質問に答える必要があるビッグファイブテストと同じような結果を再現することができたという研究が結構示されています。

今回は、まずこのショートビッグファイブテストの方法を皆さんに紹介させてもらい、皆さんと一緒にしてみたいと思います。

そして、このようなショートビッグファイブテストというのは色々とありますので、正確性も結構高いものではありますし、親しい人とであればこれを一緒にしても面白いとは思いますが、デートの場面など、なかなか日常的なコミュニケーションの場では使いにくいということもあります。

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ですから、後半の部分では僕が普段使っている方法も含めてインスタント・ビッグファイブテストとして解説したいと思います。
これは科学的だ厳密性を損なわないように作ってはいますが、主に実戦で使うことができることを重要視していますので、当然厳密なビッグファイブテストと比べると若干の誤差はどうしても出ると思います。

ただ、僕も実際に何かの人に試してみてほとんどの誤差はなかったので、日常の中の実践では十分に使えると思います。
しかも、これは慣れると3分ほどで相手の性格を数字で把握することができるようになります。

これができるようになるととてもコミュニケーションが楽になります。
相手の性格を把握することができるわけですから、どのような言い方をすれば相手が喜ぶのかとか、相手を説得するにはどんな切り口で表現した方がいいのかというようなことが見えてきます。

この人の読み方は何回かのシリーズに分けて解説させてもらい、まずはインスタント・ビッグファイブテストの使い方について解説させてもらい、しばらく皆さんにそれを練習してもらった上で、それを活用して相手の考えている事や心理に対する理解を掘り下げていく方法についてまで掘り下げて解説させてもらえたらと思います。

では、まずは基本が大切ですからショートビッグファイブテストを皆さんと一緒にしてみたいと思います。
全部で10の質問に答えてもらい、そこから皆さんのビッグファイブを計算してもらいます。

ショートビッグファイブテスト

直感でお答えください。

10の質問に対し、
0:まったくあてはまらない
1:ややあてはまらない
2:どちらとも言えない
3:まあまあ当てはまる
4:完全にあてはまる
この5段階で点数をつけてください。
最後に点数を合計してもらいますのでそれぞれ記録しておいてください。

質問1. 私は、初めての人に会うのが好きで、会話をするのが好きで、人と会うのを楽しめる人間だ。

質問2. 私は、人に対して思いやりがあり、その思いやりを行動に移し、他人を差別しない人間だ。

質問3. 私は、きっちりと物事をこなし、手際よく行動し、適切に物事を行おうとする人間だ。

質問4. 私は、いつも心配事が多く、不安になりやすく、気分の浮き沈みが多い人間だ。

質問5. 私は、知的な活動が得意で、創造性が高くて好奇心があり、新たなことを探求する人間だ。

質問6. 私は、恥ずかしがり屋で、物静かで、人が多いパーティなどは苦手な人間だ。

質問7. 私は、すぐ思ったことを口にし、冷淡な面があり、他人に同情を感じることはめったにない人間だ。

質問8. 私は、あまり考えずに行動し、さほどきっちりは行動せず、ギリギリまで物事に手を付けない人間だ。

質問9. 私は、たいていリラックスしており、落ち着きがあり、めったに問題について悩まない人間だ。

質問10. 私は、物事を現実的に考え、伝統的な考え方を好み、めったに空想などで時間を浪費しない人間だ。

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採点法

質問1〜5の点数はそのままとして、
質問6〜10につけた点数を反転(0 → 4, 1 → 3, 3 → 1, 4 → 0)して以下のように合計します。

質問1の点数+質問6の反転した点数=外向性

質問2の点数+質問7の反転した点数=協調性

質問3の点数+質問8の反転した点数=誠実性

質問4の点数+質問9の反転した点数=神経症傾向(メンタルの弱さ)

質問5の点数+質問10の反転した点数=開放性(好奇心)

それぞれの合計点が0〜4点の場合にはその特性の要素は低めです。5〜8点の場合にはその特性の要素は高めと判断されます。

例えば、外向性が0点であれば相当外向性が低いということになりますし、協調性が6点であればまあまあ協調性が高いというように判断していきます。

神経症的傾向についてはメンタルの弱さですから、この点数は高ければ高いほどメンタルが弱いということになります。

それぞれの特性についての解説

外向性

それぞれ簡単に説明しておくと、外向性というのは人とコミュニケーションをする能力の高さであったり初対面の人に対するコミュニケーション能力の高さになります。
これは高ければ高いほど人間関係も良くなりますし、収入も高くなりやすいと言われています。
外向性は本来は高い方が人脈は当然作りやすいですが、これはある程度技術で補うこともできるものです。

この外向性が低くなると内向的ということになり、これは決して悪いことではありませんが、どちらかと言うと自分でじっくり考えるタイプです。

協調性

協調性については、この点数が低い方が他人の考えに流されにくくなります。
協調性が高いとみんなと仲良くすることができますし社会の中で上手くやっていくことができますが、他人の目が気になってしまい他人から抜きん出ることができなくなってしまいます。
そのため協調性は高ければ高いほど一般的には収入が低くなる傾向があるとされています。

誠実性

誠実性は人生で成功するための万能能力と呼ばれている特性です。
コツコツと物事を継続する真面目さが誠実性ですので、逆にこの誠実性が低い人は衝動的ということになります。
物事に対する計画性がなかったり、衝動的に物事の判断をしてしまう傾向があるのであまり我慢ができないようなタイプになります。
もちろん衝動性が有利になる場面もありますが、誠実性が低いと集中力も低い傾向がありますので誠実性は高い方がいいです。

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神経症的傾向

神経症的傾向はメンタルの弱さですから、これは高ければ高いほど心配性で不安を感じやすくなります
低ければ低いほど物事に動じることが少なくストレスも抱えにくくなります。

開放性

開放性は好奇心と創造力になりますので、開放性が高ければ高いほどクリエイティブで新しいことを思いついたり新しいものを取り込む能力は高くなります。
その反面、無茶なことをしたりリスクを取りやすくなる傾向はあります。

逆に開放性が低い場合には保守的になります。
現実的に物事を考えたりすることは得意ではありますが、保守的になってしまうのでなかなか新しい挑戦をしたりすることが難しくはなります。

ビッグファイブテストは様々な研究が行われていて、これを用いて自分の性格を理解しておくだけでも、将来どのような方向に力を注ぐべきなのかということも見えてきたりもします。

人の性格について理解を深めるためのおすすめ本

今回のおすすめの本としては、人の性格について理解を深めるためのおすすめの2冊を紹介しておきます。

ビッグファイブを学ぶためのおすすめ

今回紹介した特性5因子についてガッツリと学ぶことができる素晴らしい本です。

自分の性格を活かすためのおすすめ

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自分の外向性が低いとかメンタルが弱いということで凹んでしまう人もいると思いますが、これは自分の性格を把握した上で、その活かし方を理解することが大切です。

今回紹介したショートビッグファイブで相手がどのように言えば喜んでくれるのかということを理解するだけでなく、例えば、子供に対してや部下に対してなどの場面で、その人をどのように動かしてあげれば成功するのかということも見えてくるものです。

どのような状況であれば持っている性格を能力として活かしやすくなるのかということが見えてくるのがビッグファイブテストです。
自分の性格や他人の性格を知って、それをどう活かせばいいのかということを理解したいのであればこちらの本が必ず役に立つと思います。

続きはDラボでチェック!

それでは、後半のインスタント・ビッグファイブの解説については、今回のおすすめの動画で紹介しています。
知識の Netflix Dラボは今なら20日間無料で使うこともできますのでぜひチェックしてみてください。

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リサーチ協力:パレオチャンネル

免責事項:本内容は科学の面白さを伝えることを目的としたエンタメです。なるべく多くの方に、科学的思考に興味を持ってもらうために、参考資料や過去の動画を元に、大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。動画の結論は実際の研究とは異なる場合があります。
僕は文献を読むのが好きなタダの理系であり、専門家ではありません。また、多くの科学者とも同じように人間ですから、間違うことも多々あります。実際に知識を利用する際にはご自分で調査するか、専門家に相談してください。
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19026107/
http://www.saccess55.co.jp/kobetu/detail/neopir-ffi.html
http://www.personal.psu.edu/~j5j/IPIP/

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