メンタル強化

ネガティブ思考・記憶が消えない理由

ネガティブ思考・記憶が消えない理由

DaiGo MeNTaLiST

ネガティブ思考に支配されてしまいやすい人の特徴を紹介します。
これにみなさんが当てはまっているのであれば、当然、治した方が幸せに生きられるでしょうし、もし、自分のパートナーや友達がこのタイプであれば、大事な人であれば改善できるようにするべきかもしれませんが、結構面倒です。特に、彼氏や彼女がこのタイプだと厄介です。
ネガティブ思考に支配されるということは、ネガティブなことがずっと頭に残り消えないということですから、嫌なことがひとつあったら、ずっとそればかりを言い続けてしまうようにもなります。

減点方式で考えることの危険性

このようなネガティブ思考に支配される人たちの一番の特徴としては、減点方式で物事を考えるということがあります。

例えば、美味しいものを食べに行ったり旅行に行ったり楽しいことをした時には、確かに微妙なところもあったけれど、ここも良かったしあれも楽しかったとか、ここが楽しかったけれど、この部分がもっとよかったら更に楽しかったというようなことをいう人は問題ありませんが、全てが満足できることなんてないはずなのに、ダメなところばかりに注目して減点方式で物事を考えてしまいます
人間関係においても、他人の成果でも、誰かが何かをしてくれた時でも、食事をしに行った時でも・・・良いところを良いところだと認めないと、全てを否定したり全てが嫌になってしまいます。

結局、何かマイナスの部分があることによってプラスの部分があるものです。皆さんも減点方式で考えることが多いようであれば治した方がいいです。
減点方式の考え方はネガティブバイアスにつながり、全てのものがネガティブに見えてしまいます

ネガティブバイアス

例えば、参考文献にも入れていますが、社会心理学者のレジャーウッドさんたちの研究によると、参加者を2つのグループに分けて、新しい手術方法の成功率に関して・・・

  • 成功率70%と伝えたグループ
  • 失敗する確率が30%と伝えたグループ

同じことを意味しているわけですが、成功率70%と言われたグループは、その手術方法を高く評価したのに対して、失敗率30%と言われたグループは、その手術方法は危険だと判断しました

更に、その後に、成功率70%と伝えいいイメージを持っているグループに対して、「実は、失敗率が30%ということですけどね・・・」と伝えました。
そうすると、イメージを変え危険だと判断するようになりました。失敗率30%と伝えた瞬間に、ネガティブな方向に引っ張られたわけです。

ちなみに、この逆は成り立ちませんでした。これがネガティブバイアスの恐ろしさです。
人間は、ネガティブな情報を一度受け取ってしまうと、ネガティブなスタンスを変えることができなくなってしまいます

成功率70%を失敗率30%と言い直す→評価は変わり下がる

失敗率30%を成功率70%と言い直す→悪い評価のまま変わらない

人間は基本的にネガティブなことを優先してしまうネガティブバイアスというものを持っています。ですから、最初から減点方式でネガティブなものばかりを見ていると、そのネガティブさはずっと続いてしまい、自分にとってプラスになる情報があったとしても満足度が下がってしまいます

人間関係も減点方式・・・

友達ができない人はこのネガティブバイアスが強い傾向があります。人間関係も減点方式で見てしまいますので、友達の嫌なところばかりに注目してしまいます。

僕は、人間は誰でも嫌なところはあるものですし、僕自身も嫌なところはたくさんあるはずですから、ただ一点でも自分にはない輝けるポイントがあればいいと考えられます。逆に言うと、ネガティブな部分はないけれど、輝いているポイントもないような人には興味はありません。
少数精鋭のチームを作って自由に生きていきたいのであれば、ネガティブバイアスに対しては対極にいた方が賢明です。

お酒を飲んではいけないタイミング

ネガティブバイアスの強い人で酒を浴びるほど飲む人がいます。
お酒を飲んではいけないタイミングがあります。ネガティブバイアスの強い人は特に危険ですが、お酒にはネガティブな記憶を強く定着させる機能があります
ですから、楽しいことがあった時に友達と一緒にお酒を飲んだり、美味しい食事を楽しみながらお酒を楽しむというのはとても良いですが、嫌なことがあった時にそれを忘れるためにやけ酒をしたり、辛いことがあった時によく「パーっと行こう!」という飲み方は危険です。

カリフォルニア大学の研究で、ハエですらやけ酒をするという興味深い実験があります。(実際にやけ酒なのかはわかりませんが、)メスに交尾を断られたオスのハエはアルコールの入った餌を好んで食べるようになるということです。

東京大学大学院の薬学系の研究者の野村さんと松本さんという方が行った研究で、マウスに対して行なった実験もあります。マウスに電気ショックを与えてアルコールを注射し飲酒状態にしてその後の行動を調べました。やけ酒でもし気分が良くなるのであれば痛みに対して鈍感になるはずですが、アルコールを注射されたマウスは電気ショックに対する恐怖をより強めて臆病になり身動きが取れなくなったということです。

人間に対しての実験もあり、アメリカ国立衛生研究所のホームズさん達の研究成果を参照すると、やけ酒を飲めば飲むほど、「人間がもともと持っている嫌な記憶を消して立ち直る能力」が低下してしまうということが分かっています。アルコール中毒の人たちが、嫌な記憶を鮮明に覚えていたりしますが、アルコールを常習することで嫌なことを消して処理する能力が減り嫌な記憶ばかりが残っているわけです。嫌な記憶ばかりが残るので、またやけ酒を・・・とネガティブスパイラルにはまってしまいます。

お酒を飲んで嫌なことを忘れるためにアルコールが使われることが多いですが、実際には、そのお酒を飲んでいる時の記憶が曖昧になるだけで、嫌な記憶はかえって強くなるということです。
お酒は自分が頑張ったときや嬉しいポジティブなことがあった時に飲むようにしましょう。

ネガティブ思考に支配された先に鬱になってしまう人もいますが、鬱になってしまうと人間は否定的な感情に支配されてしまいます。メンタルを鍛えたり、うつ病に対しては適切な対処をする必要があります。
実際にうつ病の人は、自分自身に対する否定的な感情を思い出しやすくなるということが分かっています。否定的な感情が思い浮かんだら、その自分の内側から出てきた否定的な感情をベースに物事を考えてしまいます。自分の一番良くなかった時の記憶を思い出して、それが自分だと思い込みます。その自分と他の人を比べるので、実際には自分の方ができている場合もあるのに、他の人の方ができていると感じます。 そうして、自分だけがダメだと落ち込んでしまいます。
ネガティブバイアスを持っている人がやけ酒を飲んで鬱になってしまうと、とても危険なことになりますので気をつけましょう。

今回のおすすめ動画
メンタル弱い性格変える10の行動+回避型対策
https://www.nicovideo.jp/watch/1549820523

Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

Reference
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1048984313001409
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/18288094/
https://psycnet.apa.org/record/2013-09988-001


他の人はこちらも検索しています

-メンタル強化
-, , ,

Copyright© Mentalist DaiGo Official Blog , 2019 All Rights Reserved.