この知識はこんな方におすすめ
- 起業して成功したい
- 地位を上げていきたい
IQ や EQ よりも大切になってくる指数とは?
今回は、今密かに話題になりつつある起業したいとか成功したいと思っているのであれば、IQ や EQ よりも大切にしなくてはいけないのではないかという「●Q」について紹介させてもらいます。
こちらの方が大事なのではないかという説が出ているので、この「●Q」を解説します。
これからフリーランスで頑張るという人も参考になると思いますし、起業したいという人や企業の中でも地位を上げていきたいという人も、この「●Q」を鍛えておくと、結構良い影響があると思います。
新しい指標:DQ(Decency Quotient)
まず今回紹介するのはDQ です。
IQ やEQ については皆さんも分かると思いますが、IQ はいわゆる知能指数で認知能力の高さを表す指標です。
IQ テストを受けたことがある人であればわかると思いますが、物事の共通点を探したり、図形を頭の中で回転させるタスクを行ったり、人間の脳の性質を測るための1つの指標です。
EQ というのは心の知能指数と言われますが、これは乱暴な言い方をすると共感能力になります。
感情指数とも言われますが、他人の感情を読んだり人の気持ちを理解する能力のことです。
昔 IQ よりもEQ の方が重要なのではないかという話がありましたが、最近は新たにDQ というものが出てきています。
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2019年にデューク大学がリーダーの資質について調べた論文があります。
これによると、経営者になったりリーダーになったり人の上に立つ人にとって必要になる指標として、IQ やEQ にに加えてDQ が必要であるということを言われています。
DQ というのは、簡単に言うと品位指数です。
いわゆる品がいいかどうかということになりますが、なぜそんなものが必要になるのでしょうか。
DQ というのは、実はEQ の進化系です。
EQ の発想をさらに前に進めたものがDQ だということです。
EQ が高いリーダーは社員に共感して、それにより社員のモチベーションを高めてチームを率いるわけですが、DQ が高いリーダーは、社員に対して共感するだけではなく、それに加えて社員の人たちの力になってあげたいと、純粋にそう思う気持ちが高まるそうです。
その結果、EQ が高いリーダーが率いている組織の中にいるチームの全員が、「自分は会社から大事にされている」と思える状態になっていくということです。
自分はちゃんと会社から大事に思われていてアシストされているんだという思いを持つことができて、だからこそ会社のために頑張ろうと自然に思えるようになるわけです。
これがDQ という新しい指標になります。
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事例としても企業の業績を左右する
DQ というのはまだかなり新しい概念で、IQ やEQ のように明確な指標があるわけではありません。
ですが、いくつかのケーススタディを見てみると興味深いことが見えてきます。
例えば、企業の経営が傾いて希望退職を募ったりすることがあると思います。
実際の例として、ただただ対象者に対してクビを言い渡すということではなく、ちゃんと今後の生活に対するアシストなども含めて、辞めていく社員に対しても良識や誠実さをもって対応した企業もあります。
アメリカではバンク・オブ・アメリカは有名な例ですが、そのように誠実に対応した上でレイオフしたことで、結果的に業績が回復したという事例は結構あります。
今後のリーダーに必要になる資質として、DQ というのはこれからは大事になるのではないかということがいわれています。
会社というものは、苦しい状況になればとりあえず社員を減らして固定費を減らせば乗り切れると思いがちですが、普通に考えて、自分の友達が一方的に辞めさせられるような会社に入りたいと思うはずがありません。
残っている社員も、自分もいつか同じように辞めさせられるのではないかとモチベーションも下がってしまいます。
ですから、どうしても経費削減しないといけない時や社員に対して厳しいことを言わないといけない時も、社員の人たちが自然と自分達は大事にされていると思える状況でなければいけませんし、会社を辞める時にもそう思えるような辞め方をさせてあげないと、その場は乗り切ったとしてもその後の経営は厳しくなってしまいます。
だからこそDQ の高いリーダーが重要だとされているわけです。
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皆さんもDQ を高めることを意識してもらいビジネスの勉強をしてみるのも良いのではないでしょうか。
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参考:Bill Boulding(2019)For Leaders, Decency Is Just as Important as Intelligence