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タバコをやめれない人の【意外な正体】とは

タバコをやめれない人の【意外な正体】とは

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 禁煙したいけどやめられない
  • 禁煙を頑張っている
  • 禁煙して欲しい人がいる

そもそも人はなぜタバコを吸いたくなるのか?!

今回はタバコの話です。
普段から僕はタバコをディスりまくっていますが、禁煙というものはなかなか難しいものではあります。
一度タバコを吸ってしまうとなかなかやめられないもので、依存の度合いが重度の場合には、薬を使ってやめるか認知行動療法などを使いやめるかということが一番の近道にはなります。
そのようないろいろな方法を使ったとしても、なかなかやめることができないというのがタバコですから、手を出さないのが一番です。

そもそも人間はなぜタバコを吸うのでしょうか。人間はどんな時にタバコを吸っているのでしょうか。
スパッと禁煙することができる人もいます。タバコを吸っていても禁煙しようと決めたらすぐに出来る人がいます。例えば、俳優さんなどでは役作りのためにタバコを吸い始めるけれど、クランクアップして全て終わったらスパッとやめることができるものです。
禁煙しようと決めてすぐにやめることができる人もいれば、少し吸ったら癖になってしまいずっとやめられないで吸っている人もいます

禁煙できる人と禁煙できない人はそこにある「感情」が違う?!

このような人たちにはどんな違いがあるのでしょうか。
そこにはよく感じる感情に違いがあるそうです。人間は特定の感情を感じている時に、その人が喫煙者であった場合、あるいは、喫煙経験者だった場合にはタバコを吸いたくなってしまうということが分かっています。
ということは、その感情の罠を上手に回避することができれば、禁煙も成功しやすくなるのではないかということになります。
今回は、人がなぜタバコを吸いたくなってしまうのか、どうすればタバコをやめることができるのかということを紹介したいと思います。

よくイライラするとタバコを吸いたくなるとか、手持ち無沙汰でやることがない時にタバコを吸いたくなるという人がいます。人それぞれ色々なタイミングでタバコを吸うのかと思いますが、ハーバード大学の研究によると、この研究では4つの実験を行なっていますが、これによりある感情がタバコを吸うという行動を誘発させているらしいということを調べてくれています。

「悲しみ」の感情がタバコを吸わせる!

その感情とは悲しみです。
実は、悲しみを感じやすい人ほどタバコに手を出してしまう確率が高くなるし、悲しい感情を感じるほど人間はタバコを吸うのではないかということを示してくれたのが今回の研究です。

悲しみの感情が多い人ほど禁煙に挫折する

実験としては、例えば、20年間にわたり10685人を対象にアメリカのアンケートデータを分析してみると、普段から悲しみの感情をたくさん感じる人ほど、一旦禁煙に成功してもその後10年ぐらい経った後にもかかわらず喫煙を再開してしまう傾向が高いということが分かっています。
そういう意味では、タバコを吸う人は禁煙しても悲しい感情をキーにしてまた喫煙者に戻ってしまう可能性が高いということです。

以前、宮迫さんと対談をしましたが、宮迫さんはずっとタバコをやめていたのに色々騒動が会ってからタバコを吸い始めたと言われていました。
これも、悲しみの感情や絶望感といった感情が喫煙を再開させてしまうということなのかと思います。

悲しい気持ちになると喫煙の欲求が高くなる

そして、2つ目の実験では425人の喫煙者を集めて3つのグループに分けました。
1つ目のグループは、人生のパートナーを失った人を写した悲しいビデオを見てもらいました。自分の奥さんや彼女が亡くなったことをテーマにした悲しいビデオを見てもらいました。
2つ目のグループは、物を作る工作のビデオを見てもらいました。最後のグループは、汚いトイレを映した気持ちの悪い不快になるビデオを見てもらいました。
悲しい感情を誘起させるビデオを見た場合と単なる工作作業をするビデオを見た場合、不快感を感じさせるビデオを見た場合とで、どのように喫煙に対する衝動が変わるのかということを調べたものです。

その結果わかったこととして、悲しい気持ちになった参加者のみ喫煙の欲求が高くなっていたということです。
ですから、イライラするとタバコを吸いたくなるというのは科学的には怪しいと言えます。イライラや不快感というよりも、悲しみやネガティブな感情にさらされた時にどうやら人はタバコを吸いたくなるようです。

悲しい体験を思い出すと喫煙の欲求が高くなる

続く3つ目の実験では、およそ700人の参加者を集めて、今までの人生の中で味わった悲しい体験やなんてことのないごく普通の体験についてエッセイを書くということを行ってもらっています。
その後でアンケートを取ると、やはり、悲しい体験を思い出した人たちの方がタバコを吸いたいという欲求が高まっていたということが分かっています。

悲しい気持ちは喫煙の量も増やす

そして、最後の実験では、158人の喫煙者を集めて8時間の禁煙をしてもらいました。8時間タバコを吸わせないようにした上で、悲しいビデオを見せた場合と普通のビデオを見せた場合の2つのグループに分けました。
その結果、やはり悲しいビデオを見たグループの人たちは、その後の喫煙量まで増えていました
ですから、人間は悲しみの感情に触れるとタバコを吸いたくなる、つまり、我慢していることを我慢できなくなってしまう可能性が高くなるということです。
さらに、タバコを吸ってしまった時の喫煙量は、その人が感じている悲しみの量に比例してタバコを吸う本数が増えてしまうということです。

悲しい感情を持っている人ほど禁煙が難しく、禁煙したとしても再度喫煙してしまう可能性が高い上に、悲しみの深さが深い人ほどたくさんの量のタバコを吸ってしまうかもしれないということです。
つまり、悲しみの感情がタバコをたくさん吸わせてしまうわけです。
タバコをたくさん吸ってなかなか禁煙することができないという人は、実は、寂しい人であったり悲しい人なのではないかということがこの研究から示唆されたことです。

「悲しみの感情」が欲求を高めてしまう!

悲しみの感情がある人ほど喫煙者である可能性が高いし、悲しみの深い人ほど喫煙する量も多いということです。
興味深いところでもありますが、イライラや不安、嫉妬などの悲しみ以外のネガティブな感情は色々とありますが、悲しみ以外のネガティブな感情は喫煙との相関はなかったということも分かっています。

ですから、イライラするとタバコを吸いたくなるという人がいますが、それはイライラではなくそのイライラの中に少し混じっている悲しみの方がおそらくスイッチになっているのではないかと考えられます。
僕は吸ったことがないので分かりませんが、イライラするとタバコを吸いたくなると言っている人は実際にはイライラではなく悲しみがきっかけになっているということです。

そういう意味では、禁煙をするキャンペーンや PR で、あなたがタバコを吸う事で悲しむ人たちがいますというフレーズがよくありますが、これは逆効果かもしれません。その悲しみはタバコを吸う量を増やすだけになる可能性があります。
タバコのパッケージには、タバコを吸うことでの健康被害についていろいろと書かれています。これはこれからタバコを吸うかもしれない人たちに対してそれを止める作用はあるのかもしれませんが、すでにタバコを吸っている人に対しては、そのような人間の死や苦しみや悲しみなどを連想するものを見せてしまうと、余計にタバコを吸う本数が増えてしまう可能性があるのかもしれません。
そう考えると、あの表示はタバコを吸っている人たちにもっとタバコを吸わせるための良いマーケティングになっているのかもしれないということになります。
もしかすると、ただ単にタバコの危険性を示しているだけではないのかもしれないと勘繰ってしまいます。

悲しみの感情に対する事前の対策を

研究者のコメントとしては、今までの考え方では、怒りや嫌悪感、ストレスや悲しみや恐怖、嫉妬や羞恥心といったネガティブな感情が、タバコに限らず色々なものに対する依存を引き起こすと言われていましたが、実際には、その中でも悲しみが与える影響が大きいなど微妙な違いがあるのではないかとされています。
当然ですが、今回の研究は観察研究ですから、悲しみ以外の感情もキーになる場合もあると思います。
ですが、禁煙しようと考えている人はできるだけネガティブな感情を感じないで済むようにタイミングで禁煙に挑戦しようとするのが良いのではないでしょうか。あるいは、できるだけ悲しみに関するような感情を感じなくていいように、悲しみを感じた時には何をするのかということはあらかじめ決めておくのがいいと思います。
例えば、悲しみを感じた時には運動をするということでもいいでしょうし、大切な誰かに相談するということでもいいかと思います。
自分の中でのストレス対策や悲しみに対する対策をちゃんとしておくことが、禁煙を楽にしてくれるのではないかと考えられます。
ぜひ禁煙に挑戦しようという方は、今回の研究では悲しみを連想させる動画でも良くなかったわけですから、感動系の映画は禁煙中は避けておいたほうがいいかと思います。
是非参考にして頑張ってみてください。

なかなかやめられない悪い癖はありますか?

タバコに限らず悪い癖というものは色々とあると思います。タバコだけでなく依存的になってしまうものも色々とあります。
このような人の癖というものは方法を知っていれば直すことができます。
禁煙は結構大変なものではありますが、ダイエット中の間食など直せる悪い癖はどんどん直して入ったほうがいいと思います。
今回のおすすめの動画としては、何年も直らない悪い癖を直すための方法を解説した「何年も直らない悪い癖を直す【8つの悪癖リバウンド対策法】」を紹介しておきます。
悪い癖を直してそれがリバウンドしないための8つの心理的なテクニックを紹介していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

今回のおすすめの本としては、禁煙に関して心理学的なテクニックをまとめた『メンタリズム禁煙法』を紹介しておきます。
禁煙したいという方が誰かに禁煙させたいという方は是非チェックしてみてください。

やめれない悪い癖の治し方
何年も直らない悪い癖を直す【8つの悪癖リバウンド対策法】https://www.nicovideo.jp/watch/1564243923

タバコによるメンタル的な害も!

どうしてもやめられないけれどやめたいならこちらも参考に!

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References
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料およびチャンネルの過去動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://www.pnas.org/content/117/2/943

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