この知識はこんな方におすすめ
- 身の回りに怒りっぽい人が・・・
- 付き合うべきでない人を見抜きたい
決して付き合ってはいけない!今すぐ逃げた方がいいです!
そんな怒りっぽい人の正体について今回は紹介したいと思います。
怒りっぽい人は身の回りにいるとかなり厄介だと思います。
彼らがなぜ厄介で、どうして付き合うと損をするのかということを詳しく解説させてもらいます。
今回参考にしている研究によると、怒りやすい人ほど自分は頭がいいと思い込んでいるという面白い結果が示されています。
この研究をベースに今回は考察していきたいと思います。
怒り傾向と主観的な知能の評価
この研究では、528人の男女を対象に怒り傾向テストというものを受けてもらいました。
怒り傾向テストを受けてもらい、さらに25点満点の自己診断のテストで自分の知能レベルを主観で評価してもらいました。
その人がどれぐらい怒りっぽいのかということをチェックして、その人がどれぐらい自分を頭がいいと思っているのか主観的な評価をチェックし、その上で実際の知能テストを行い本当はどれぐらい頭がいいのかということも調べました。
そこから怒りっぽい人の正体に迫るとような研究になっています。
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怒りやすい人は自分は頭がいいと思い込んでいる?!
その結果なんと怒りやすい人ほど自分の能力を過大評価する傾向が確認されています。
つまり、怒りやすい人ほど実際よりも自分は頭がいいと思い込んでいる傾向があったということです。
怒りやすい人は自分は頭がいいと思い込んでいて、そのような人は怒りやすくなっていくということです。
これは考えれば当然とも思いますが、自分は頭がいいと思っているから自分と違う考え方や違うことを認めることができません。
自分と異なる考え方や聞いたことのない情報に対して、それが面白いと感じたり、そういう考え方もあるのかと受け取ったり、実際はどうなのか調べようとしたりするべきですが、自分は頭がいいと思い込んでいる人はそれが出来ないわけです。
自分の知らない考え方があったとしたらそれが妥当なのか調べたり、自分の頭で考えようとすることが大切ですし、感性による違いの部分であれば、自分とは違うけれどそういう視点もあるのかと興味を持ったり認めることもできるはずなのに、怒りやすい人はこれができません。
自分は頭がいいと思い込んでいるから、自分と違うものは全て間違っていると考えます。
自分の方が頭がいいから、その自分にとって都合の悪い事実というものは相手が自分より頭が悪いからで、だから相手に怒ってもいいという考え方になるわけです。
実際に怒りやすい人ほど自分の能力を過大評価するので、皆さんの周りにすぐに怒ったり文句ばかり言ったり、他人に怒りをぶつけるようなストレスコミュニケーションをとってくる人がいた場合には、その人は少なくとも自分は頭がいいと思い込んでいます。
この時点でそんな人とは誰も付き合いたくないはずです。
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怒りやすい人は本当に頭がいいのか?!
さらにわかったことがあります。
怒りやすい自分は頭がいいと思い込んでいる人が本当に頭が良かったら話は変わってきます。
嫌な奴だけれど、言っていることは正しいから仕方がないと思えるはずです。
ですが、ここで考えてみてもらいたいのは、本当に頭が良くて怒りやすい人はそんなにいないのではないでしょうか?
もちろん本当は頭がいいのにキレ芸をする芸人さんとかもいますが、それは別として、実際に怒りやすい人は本当に頭がいいのかということも調べられていて、怒りやすさと実際の知能には関係性がなかったということが確認されています。
怒りやすいからといって頭が良いわけでも悪いわけでもなく、怒ることがないからと言って頭が良いわけでも悪いわけでもなかったということです。
つまり、怒りやすい人は頭がいいわけではなく、自分は頭がいいと思い込んでいるだけのかなり哀れなタイプの人だったわけです。
専門的に言うと、怒りやすい人は自己愛の幻想が強いと言われます。
自分はすごいと思い込んでいるだけの超ナルシストです。そんな幻想が強いために、自分とは違う人や自分にとって都合の悪い意見、自分とは逆の意見を認めることができなくて、それによりさらに怒りが掻き立てられてどんどん怒りっぽくなります。
怒りやすい人は実は超ナルシストです。自分を愛しすぎています。
自己愛が強すぎるので事実を認めることができずより怒りっぽくなり、さらにナルシストになり自己愛を強めていきます。
かなりネガティブなスパイラルが起きてしまいます。
こんな人は皆さんの周りにも結構いると思います。
このような自己愛が強くなりすぎ精神的な障害にいたるケースもあり、これがいわゆるマウンティングを仕掛けてくる人たちです。
ですから、少なくとも怒りやすい人とは付き合わない方が賢明です。
怒りやすい人がいたら、その人は自分のことを頭がいいと思い込んでいて、その理由は実は超絶ナルシストだからだということを覚えておいてください。
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マウンティングへの対策
こんなナルシストに実際にマウンティングされたらどうすればいいのでしょうか。
こんな人が会社にいたりしたらかなり面倒なことになると思います。会社には行かないわけにはいきませんし毎日顔を合わせることになってしまいます。
このような場合にはちゃんとマウンティングに立ち向かう技法を学んで対策するようにしてください。
自分の身を守る方法を学んで準備をしておいた方がいいので、今回はそんな方法について解説した動画をおすすめの動画として紹介しておきます。
こちらでは自己愛がエスカレートしてほぼ病気のレベルまで達してしまったような人のマウンティングに立ち向かい、自分の会社での立場や家庭を守ることができる5つのテクニックについて詳しく解説した内容になっています。
怒りをぶつけてくる人への対策
マウンティングというよりは怒りをぶつけてくるストレスコミュニケーションをしてくる人も厄介です。
こちらではそんなストレスコミュニケーションの対策法についてまとめています。
どちらも僕が知識の Netflix を目指して作った動画配信サービスであるDラボの方で今なら20日間無料で見ることができます。
マウンティング対策もストレスコミュニケーション対策も両方学んでいただければ、今回紹介したような厄介な人に惑わされることはかなりなくなると思います。
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厄介な人たちに対策するためのおすすめ本
自己愛型人間の対応術として、今回紹介したような自分のことしか考えず怒りをぶつけたり、自分は上だとマウンティングしてくる人たちにどうやって対応していけばいいのかということを教えてくれる本です。
そもそもそのような人間関係をリセットしていくことが必要です。
こちらの本は自分にとって無駄な人間関係を見抜いてリセットしていくための方法について解説させてもらった僕の本です。
人間関係を切るのが怖くてなかなか出来ないという人も多いと思います。
そんな方は是非こちらの本もチェックしてみてください。
人間関係の問題というものについては、厄介な人たちへの対策をしたり余計な人間関係を見抜いて切っていくことも大切ですが、やはり自分のメンタルを安定させておくことが重要です。
自分のメンタルが安定していなければ、余計な人間関係だとわかっていても切ることができなかったり、相手が怒りをぶつけてきた時に萎縮したりしてしまいます。
重要なのは動じない平穏な心をいつでも作れるようになることです。
このためにはやはりマインドフルネスを勉強するべきだと思いますので、こちらの本も参考にしていただけたらと思います。
こちらは Amazon のオーディオブックであれば1人1冊ですが無料で聞くことができるキャンペーンの対象になっています。
ぜひこの機会にチェックしてもらい、動じない平穏な心を作るために役立てていただけたらと思います。
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リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:Marcin Zajenkowski et al. (2017)Why do angry people overestimate their intelligence? Neuroticism as a suppressor of the association between Trait-Anger and subjectively assessed intelligence.Intelligence;70:12-21