メンタル強化

HSPが楽に生きるための6つの方法

この知識はこんな方におすすめ

  • HSPかもと気にしたことがある
  • まわりにHSPの人がいる

HSPが人生を楽に生きるための戦略

今回は、 HSP (Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)の人が人生を楽に生きるための具体的な6つの戦略として紹介することによって、HSP の人が抱えやすいデメリットや問題点を防ぐために役立てていただけたらと思います。

一般的には繊細すぎて物事が気になりすぎたり人間関係がうまくいかなくなったりデメリットばかりが強調されてしまいがちですが、実際にはデメリットばかりではなくメリットも大きいということを前回紹介させてもらいました。

HSP には確かにメリットもあるだろうけれど、それでもやはり何かと辛いということもあると思います。
HSP なのに人が多いところに行かないといけないとか、仕事の付き合いやママ友との付き合い、 パーティーに呼ばれたり営業しなくてはいけないとか、HSP には向かないのは分かっているのにそれでもそんな行動をしないといけないという時もあると思います。

今回は6つの戦略を紹介させてもらい、そんな日常生活を楽に過ごすための方法を身につけていただけたらと思います。
これさえできるようになれば、後は HSP にしかないメリットの部分をしっかり活かすことを考えていただけたら人生で大きく成功することも出来ると思います。

HSP は自分の特性を理解した上で、余計な刺激が入らないようにしたり邪魔のない環境を整えてさえいれば物事を考えたりこつこつと進めることは得意です。
HSP の人は感受性が高いのでその環境さえ整えれば、芸術でもビジネスでも他の人が思いつかないようなところに注目することができて、その結果として成功するということは決して珍しくありません。

ですから、HSP のメリットを理解して環境を整えるというのがまず必要になるということを前回解説させてもらいました。
その上で、今回はHSP の人が日常生活の中で苦手な行動が楽にできるようになるための戦略について解説させてもらいます。

スポンサーリンク

カリフォルニア大学リバーサイド校の臨床心理士であるアマンダ・カシル博士が先行研究をもとにしてHSP の人が社会の中で上手くやっていくためにはどのようにすればいいのかということについて具体的な戦略をレビューしてくれています。

これは HSP の傾向を抑えるということではなく、上手く戦略を使うことによって日常生活をこなしていくことができるというものです。
これは例えるならば孫氏の兵法のように、相手が10万人の兵士がいるのにこちらが1万人の兵士しかいないとしたらまともにぶつかって戦えば負けるのは間違いありませんが、それをうまく戦略を立てたり作戦を練って戦うという考え方に近いものだと思います。

HSP の人は多くのものに注意が向いたり繊細になってしまいがちですので、手持ちのリソースが少なくなってしまうということがあります。
普通の人は許容力があるというわけではなく鈍感で気づかないだけです。
つまり、彼らに余裕があるのはただ単に周りにある刺激に気づいていないからというだけです。

HSP の人はポジティブなことにもネガティブなことにも良くも悪くも気づきやすくなるので、これをどのようにすれば自分のリソースを余計なことに分散させることなく、自分のするべきことに注意力を集中させることができるようになるのかということです。

HSP の人が楽に生きるための戦略その1 :環境アセスメント

HSP の人はたくさんの刺激に気づき反応しそうになった時に、それを判別しようとしたりその個々について考え込んだりしてしまいます。
そのために注意力があちこちに分散するので、それぞれに対してうまく対応することができずパニックになったりしてしまうわけです。

ではどうすればいいのかというと、最初から分類しておけば良いのではないかというのがこの環境アセスメントというものです。

自分の身の回りに対して1週間から2週間ほどかけて観察してもらい、自分の気分を乱す可能性があるもののリストと、逆に自分の気分が上がる可能性があるもののリストをあらかじめ作っておきましょうというのが環境アセスメントです。

これをあらかじめしておくだけで、自分がどのような刺激を受けた時に気分が下がったり落ち込んだりするのかということが明確になります。
これが具体的になっておけば余計な刺激は事前に避けることも出来るようになります。

どちらにしても余計な刺激を受ければ気分が落ち込んだりするのではないかと考えるかもしれませんが、これは例えるならば、痛みも注射などでこれから痛みを感じるということを分かっておけば耐えることができたとしても、何も気にせず家の中で過ごしていて突然タンスの角に足の小指をぶつけた時の痛みというものは、その痛みの強さはもちろんのこと不意打ちだからこそ余計に痛いということもあると思います。
しかも、不意打ちだから何も気をつけることもなく思いっきりぶつけてしまいます。

これと全く同じだと思います。
自分にとってどんな状況でどんな嫌な刺激があるのかということを理解しておけば、例えば、自分はパーティーの場ではこのような人と接したりこんな話題になると気分が落ち込んでしまうという事が分かるのであれば、どうしてもそのような場に行かないといけないのであればそんな人や話題だけは少なくとも避けるようにしようとすることもできるわけです。

つまり、ネガティブなものに対しては心の準備と余計なものを避ける準備の両方を同時に行うことができるのが環境アセスメントです。

スポンサーリンク

HSP の人はたくさんの情報に気づきそれを自分の脳の中に取り入れています。
情報入力からの影響を受けやすいので、実際に中枢神経系の処理能力がオーバーしてしまいます。

ですから、まずは自宅や会社、通勤途中など皆さんが日常の中でよく通ったりいる場所を観察してもらい、そのような場所からどのような刺激を受けているのかということをあらかじめ調べておく必要があります。

これは普通の人だと難しいかもしれませんが、HSP の人は刺激に気づきやすいので、これを1週間から2週間ほど行ってもらえると、自分の周りにある刺激をほぼ把握することができるようになります。

具体的には、例えば、仕事場であればその場所にしばらくいてみてください。
そして、周囲にあるものを自分の五感で確かめてみてください。
ここでは何が良いとか悪いということではなく自分の五感だけで確かめるようにしてください。

環境アセスメント:視覚で確認

五感として一番刺激の強いところから始めた方がいいのでまずは視覚です。
目を使って自分の慣れ親しんだ環境を確かめていきます。
僕の場合であれば、なんとなく周りを見ながら本がたくさん並んでいる状況はリラックスするとか、猫がゴロゴロしている姿を見るとなんとなく落ち着くというような感じになりますが、良いとか悪いとかポジティブとかネガティブで区別したり判断するのではなく両方を確かめてください。
僕の場合、同じように本が並んでいるとしても、ついついなんとなく本が並んでいる上に別の本を横にして適当に置いていたり、本が斜めになっているとなんとなく気になってしまうということもあるかもしれません。
このようにポジティブな刺激とポジティブな刺激の両方を自分の視覚だけを使って確かめてみてください。

スポンサーリンク

この時に自分の五感全てを使って全ての情報を確かめようとしてしまうと、隣の人の生活音が気になってきたり、余計な刺激までどんどん気になり始めてしまいパニックになってしまいます。
ですから、視覚であれば視覚だけに意識して制限するようにしてください。

ぼんやりとリラックスした状態で周りをゆっくりと眺めたりして、ひとつずつ五感を使って周りを確かめていきます。
いっぺんにまとめてしようとするのではなくひとつずつです。

このようにすると自分の視覚に対する刺激として何が良くて何が悪いのかということが見えてきます。
これをノートに書き出してリストアップしてください。

環境アセスメント:聴覚で確認

次は聴覚です。
人間の五感で感じる刺激というものはそのほとんどが視覚と聴覚ですから、大抵の場合視覚と聴覚の2つでどうにかなります。

例えば、ゆっくりとリラックスして耳を澄まして周りの音を感じてみたら、やはり静かで物音がしない状況は落ち着くと感じたり猫の鳴き声が可愛いとか、外から鳥の鳴き声がかすかに聞こえてくるととても落ち着くというのもあるかもしれません。
音で言うと、夜寝ようとした時に時計のカチカチという音が気になるとか、照明や電子機器からコイル鳴きのようなかすかな電子音がしてそれが気になってしまうということもあるかもしれません。

このように聴覚においても自分がリラックスできたりポジティブな気分になることができる刺激とネガティブな刺激を探して、それをリストアップして同じようにノートに書き出してください。

このような刺激は周りにあると気づかないうちにそれにとらわれてしまいますので、これをひとつずつ積極的にこちらから探しに行くということです。
不意に現れてしまう刺激に対しては対処ができないのでついつい気になってしまいますが、最初からわかっていれば対処することもできますし、どうすればいいのかということも見えてきます。

スポンサーリンク

環境アセスメント:嗅覚で確認

ほとんどの場合はこの視覚と聴覚で何とかなりますが、HSP の人の中には他にも気になる感覚を感じている人もいるでしょうから、3つ目は嗅覚になります。

例えば、最近自分が買ったアロマキャンドルの香りはリラックスできるなという人もいるでしょうし、僕の場合であれば本に囲まれた時の何とも言えない匂いがリラックスできるというのもあります。

環境アセスメント:触覚で確認

味覚はありませんが最後は触覚です。
例えば、自分の家のソファーの座り心地や触った感じが気持ちがいいとか、僕の場合であれば最近よく着ている服の手触りがとても気持ちがいいというのがあったりします。

一方で、例えば、仕事場のパソコンのキーボードの打感が気になってしまうというようなこともあるかもしれません。

この4つの観点で自宅や職場などの自分がよくいる場所や通勤途中などよく通る場所の確認をするようにしてみてください。

気分を害する要因のリスト作成

この確認が終わったら、自分の気分を害する要因のリストを作成します。
その上でそれぞれの原因を分析して解決できそうな対策を考えていきます

僕の場合であれば、触覚として猫砂がどうしても飛び散ってしまうことがあるので、それを思いがけず踏んでしまった時の感覚が嫌だというのであれば、1日の中でルンバがまずはその飛び散りそうなあたりから掃除をしてくれるように設定しておくことでほぼ解決することもできます。

このようにしてネガティブな刺激に対する対策を考えていきます。

自分にとって気分がいい要因のトップ3

自分にとって気分がいいトップ3のリストを作ってください。
自分にとって気分を害する刺激に対しては極力全て対処する必要があります、この自分にとって良い刺激というものは特に対策をする必要があるわけではありませんのでトップ3をピックアップしてください。

スポンサーリンク

自分の気分を害する刺激に対しての対策は極力行うわけですが、それでも全てを避けることはなかなか出来なかったりもしますので、それにより気分が落ち込むのを避けるためにも気分が良くなるトップ3を確認しておき、気分を害する刺激を思いがけず受けてしまった場合にはできるだけそちらに注意を向けるようにします。
そのためすぐに思い出せるようにトップ3に厳選して覚えておきます。

例えば、自分が紅茶の香りを嗅いでいる時にはリラックスすることができるというのであれば、思いがけず嫌な刺激に気分が落ち込んだ時には、紅茶で一息つくというようにしてもいいと思います。

猫を撫でている時の手触りがとても気持ち良くて可愛いというのであれば、嫌なことがあって落ち込みそうになった時には、家に帰ってまずは猫を撫でるということにしてもいいと思います。

HSP の人はポジティブな刺激にもネガティブな刺激にも敏感ですから、ネガティブな刺激に対してはそれを理解した上で極力減らす対策を行い、それでも万が一感じてしまった場合にはポジティブな刺激を増やすようにしておくと、この部分では普通の人よりも気分が良くなります。

HSP の人は、ネガティブなことが起きた時にはついついそれにとらわれてしまいがちになりますが、いいことを経験するとすぐに元に戻れるというメリットがあります。
これも感受性が豊かだということのおかげです。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。

続きは「知識のNetflix-Dラボ-」で

今回はそんな HSP の人が人生を楽に生きるための戦略としてまず最初の環境アセスメントについて紹介させてもらいました。
残りの5つについては知識のNetflix-Dラボ-で解説しています。
ぜひこちらもチェックしてみてください。

今回のおすすめの本としては、HSP という言葉の生みの親でもあるアーロン博士の著書の2冊を紹介しておきます。
併せてチェックしてみてください。

スポンサーリンク

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

Dラボでおすすめ動画をチェック
カリフォルニア大学式【HSPの人が楽に生きる方法】

今なら20日間無料!

今回のおすすめ本

【通常3000円が今だけ無料】DaiGoの新刊も含めAmazonで無料で聞けます。詳しくは↓
『メンタリストDaiGoのAudible』※Audible無料体験にて1冊無料

リサーチ協力者の1人である鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

免責事項:本内容は科学の面白さを伝えることを目的としたエンタメです。なるべく多くの方に、科学的思考に興味を持ってもらうために、参考資料や過去の動画を元に、大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。動画の結論は実際の研究とは異なる場合があります。
僕は文献を読むのが好きなタダの理系であり、専門家ではありません。また、多くの科学者とも同じように人間ですから、間違うことも多々あります。実際に知識を利用する際にはご自分で調査するか、専門家に相談してください。
参考:Amanda Cassil (2020)The Empowered Highly Sensitive Person: A Workbook to Harness Your Strengths in Every Part of Life

他のカテゴリーもチェック


他の人はこちらも検索しています

知識をさらに検索

この知識はどうでしたか?

-メンタル強化
-

Translate »