メンタル強化

HSPの真実〜メルタル弱いのに外向的!?知られざるHSPについて

この知識はこんな方におすすめ

  • なんとなくHSPかもと気にしたことがある
  • まわりにHSPの人がいる

HSP (Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)の意外な真実

今回は HSP (Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)の意外な真実について紹介させてもらいたいと思います。

HSP と言われると、とても敏感でメンタル弱い人のようなイメージがあると思います。
ここには結構誤解があり、一般的な人が思っているこの HSP と実際の HSP とにはかなり違いがあります。

今回はこの HSP に関する遺伝的な内容を解説させてもらいます。
最近の心理学のトレンドとしては生まれ持った性格を直すというよりも、ある程度それによるデメリットの部分を軽減しながらその性格を活かすというのが大切だとされています。
内向的な性格の人はその性格をなくすのではなく、生活に支障のない程度まで人と話すことができるようにだけして、それ以降はその内向的な性格を活かして仕事をしたりして、どのようにその性格を活かすのかという事の方が重要だとされています。

周囲の刺激に対する敏感さというものはどれくらい遺伝するものなのか、そもそも HSP とは何なのかということを今回は解説させてもらいます。

外部環境への敏感さと遺伝要素

2020年にロンドン大学クィーン・メアリー校が、一卵性及び非一卵性の17歳の双子を2820人集めて、それぞれの遺伝子と困難な状況に強いストレスや不安を感じやすいとか、逆にポジティブな感情を感じやすいというような外部環境への敏感さについてチェックしています。

ここでなんとなく気づいた人もいるでしょうが、HSP = ネガティブなものに弱いというイメージがありますが、これは周りの刺激に敏感というものなので、その刺激がポジティブな刺激であろうとネガティブな刺激であろうと敏感に反応するということです。

ですから、困難な状況においては人よりもストレスや不安を感じやすいわけですが、HSP の人はポジティブな状況や幸せな状況ではそれをより強く感じることができます。
HSP = デメリットのように感じている人もいますが、実際にはどちらの場合もありますしメリットもたくさんあります

このメリットを理解しておかないと、ただ繊細な人と言われると一般的に打たれ弱いとかメンタルが弱いとかネガティブなイメージしか持つことができず、本来はあるはずのメリットを活かすこともできなくなってしまいます。

ポジティブなものにもネガティブなものにも強く反応するのが HSP ですから、まずは周りの環境を整えることが重要です。
HSP に対して根性論でそれを何とかするというのは無理な話です。
環境に対する向き合い方や周りの人間関係を変えるという方向に進めた方が HSP はうまくいきます。

HSP のメリットについてちゃんと理解することができれば、それは自分の強みとして活かしていくことができます。

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この研究では、それぞれの遺伝子と外部環境への敏感さについてチェックしたわけですが、その結果分かったこととして、遺伝的な影響が外部環境への感度の47%を決めていたということで、環境的要因と測定誤差が残りの残りの53%を占めているということです。

つまり、周りの環境に対する敏感さというものは、そのおよそ半分が遺伝で決まっているのでそれは既に生まれた瞬間に決まっているもので、後からどうすることができるものでもありません。

一方で、半分以上の部分は環境的要因に若干の測定誤差が含まれているわけですから、周りの環境や人間関係、それまでの自分自身の選択などで変えることができるものです。

ですから、HSP に対する最も良い対策としては、まず半分は遺伝によるものですから受け入れることが必要です。
自分の HSP のレベルがどのぐらいのものなのかということをまずは把握することが大切です。

そして、その上で環境を整えればそこから得ることができる強みだけを手にすることもできます。
HSP で悩んでいる人は自分の HSP のレベルと環境が合っていないために悩んでいることが多いので、その環境に対して少し気をつければいいだけです。
ですから、自分の HSP のレベルを知ったら、その環境のコントロール方法を知るということをするだけで、むしろ HSP で良かったと思うことができる状況を手に入れることができます

HSP の性格特性の傾向

さらに、HSP の人がどのような性格特性を持っているのかということについてもこの研究では調べてくれています。
この双子たちの性格特性についても同時にチェックしています。

それによると、外部環境への敏感さというものはメンタルの弱さと外向性を左右している遺伝子と遺伝要素が重なっていたということも分かっています。

つまり、敏感な人というのは、メンタルが弱くて外向的である可能性が高いということです。

メンタルが弱くて内向的だと言うのであればなんとなくイメージもできると思いますが、どうやらそうではなく、HSP の人はメンタルは弱いけれどなぜか外向的だということです。

おそらく、それによって苦しむことがあるのだと思います。
メンタルが弱くで内向的なのであれば、そもそも人とそれほど接することもないので外部からの刺激を受けることもありません。
HSP の人はメンタルが弱いので傷つきやすいし周りのことを何かと気にしてしまうのでストレスも抱えやすくなってしまうわけですが、人と接するのは好きなので人と関わる場に積極的に参加してストレスや不安を抱えてしまいます。
それでも人と関わりたいのでまた繰り返してしまいます。

もちろんこれは間違わないでいただきたいことですが、その可能性が高いというだけです。
HSP の人の中にもメンタルは強い人もいますし外向的ではない人もいますが、ただ高確率で敏感な人はメンタルが弱く外向的だということです。
その点を理解しておけば、HSP との付き合いは楽になると思います。

次回 HSPのメリットを活かすための方法を

今回はそんな HSP の遺伝的な内容について解説させてもらいましたが、次回は皆さんの HSP のレベルを測定して、そこから HSP のメリットに目を向けてコントロールするための方法まで解説させてもらえたらと思います。

HSP のレベルを測定するためのテストについて紹介しておきますので、予めこちらで自分の HSP のレベルについて調べておいてみてください。

HSP について勉強してみたいという方はこちらの本が役に立つと思います。

セラピストの仕方が書いた本ですがとても参考になると思います。

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【HSC尺度】

以下の質問にそれぞれ1点(全く当てはまらない)~7点(非常に当てはまる)のいずれかで回答してください。

1.  大きな音や雑然とした光景のような強い刺激がわずらわしいですか?
2. 大きな音で不快になりますか?
3. 一度にたくさんの事が起こっていると不快になりますか?
4. いろいろなことが自分の周りで起きていると不快な気分が高まりますか?
5. 明るい光や強いにおい、ごわごわした布地、近くのサイレンの音などにゾッとしやすいですか?
6. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ刺激の少ない場所に逃げ込みたくなりますか?
7. 一度にたくさんのことを頼まれるとイライラしますか?
8. 短時間にしなければならないことが多いとオロオロしますか?
9. 他人の気分に左右されますか?
10. ビクッとしやすいですか?
11. 競争場面や見られていると、緊張や同様のあまりいつもの力を発揮できなくなりますか?
12. 強い刺激に圧倒されやすいですか?
13. 痛みに敏感になることがありますか?
14. 子供の頃、親や教師はあなたのことを「敏感だ」とか「内気だ」と見ていましたか?
15. 生活に変化があると混乱しますか?
16. 微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?
17. 自分に対して誠実ですか?
18. 美術や音楽に深く感動しますか?
19. 豊かな内面生活を送っていますか?

採点が終わったら、全ての点数を合計して終了です。
この研究における平均値は以下のようになります。

全体平均86.68点
男性83.07点、女性89.15点

また、ここにはサブ項目もあり、以下のように判断します。

美的感受性=質問16~19の合計点
平均は全体18.17点、男性17.41点、女性18.68点

低感覚閾=質問1~7の合計点
平均は全体31.03点、男性29.61点、女性32.01点

易興奮性=質問8~15の合計点
平均は全体37.48点、男性36.06点、女性38.45点

詳しい解説やHSP のメリットからそれをコントロールするための方法まで解説したフルバージョンを見たい方は、今回のおすすめの動画として紹介しておきますので、そちらもチェックしてみてください。
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免責事項:本内容は科学の面白さを伝えることを目的としたエンタメです。なるべく多くの方に、科学的思考に興味を持ってもらうために、参考資料や過去の動画を元に、大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。動画の結論は実際の研究とは異なる場合があります。
僕は文献を読むのが好きなタダの理系であり、専門家ではありません。また、多くの科学者とも同じように人間ですから、間違うことも多々あります。実際に知識を利用する際にはご自分で調査するか、専門家に相談してください。
参考:Elham Assary, Helena M. S. Zavos, Eva Krapohl, Robert Keers, Michael Pluess. (2020)Genetic architecture of Environmental Sensitivity reflects multiple heritable components: a twin study with adolescents.
髙橋亜希. (2016),「Highly Sensitive Person Scale 日本版 (HSPS-J19) の作成」,感情心理学研究, 第23巻,第2号, pp.68-77.

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