この知識はこんな方におすすめ
- 痩せやすい体になりたい
- 疲れづらい体がほしい
- 移動時間を有益に使いたい
移動の時間を上手に使い痩せやすくなる歩き方
今回は、痩せる歩き方の科学として、皆さんの通学や通勤の時間を上手に使うための方法について紹介させてもらいます。
通勤や通学の時間に無駄を感じる人も多いと思います。
ですから、その時間で本を読んだりオーディオブックを聞いたり、いろいろなことをすると思いますが、その通勤通学の時間を使って、皆さんの体を癒せやすい体にする歩き方というものがあります。
ある歩き方を行うだけで体力が向上して、それによりいろいろな運動もしやすくなりますし、疲れづらくなったり痩せやすくなるという効果があるのではないかという研究がありましたので、今回はそんな最強の歩き方と言えるインターバル速歩について紹介させてもらいます。
「インターバル速歩」で体力向上!
信州大学が行った研究で、インターバル速歩と呼ばれる特殊な歩き方をすることによって、体力がかなり向上するのではないかという興味深い研究があります。
皆さんがこの歩き方を使っていただければ、普段の通勤や通学であったり、近所のコンビニやスーパーに買い物に行ったりする時に、このただ移動しているだけの時間で体力を向上させることができるということになります。
それにより、仕事や家事での疲れも減るでしょうし、運動もはかどるようになるわけです。
このインターバル速歩というものは、簡単に言うと、僕が普段していてよく勧めているHIITと同じようなものです。
HIITは激しい運動を20秒と休憩の10秒を繰り返すというものですが、そんなにきつくなく結構簡単に使うことができると思います。
このようなインターバル的な運動の方法というものは、タバタ式トレーニングも同様ですが結構日本発祥のものが多いようです。
今回のインターバル速歩も日本で生まれた特殊な歩き方になりますが、方法はとても簡単で「ゆっくり3分歩く」「素早く3分歩く」というのをひたすら繰り返すだけです。
ですから、
普通にゆっくり3分間歩く
少しきつめの早歩きぐらいで3分間歩く
これを交互に行い歩く歩き方をインターバル速歩と言います。
実験ではこれを5セット繰り返すとされていますが、そんなに難しく考えなくてもいいと思います。
スマホや Apple Watch でタイマーをつけてもらって、3分普通に歩いたらその後は3分少しきつめの早歩きをするというのを繰り返すというぐらいでいいと思います。
以前から紹介しているように、人間は歩けば歩くほど健康になります。
散歩をしている時間や歩いている時間が長くなるほど寿命が長くなるとか体力がつくということが分かっています。
このインターバル速歩は、ただ普通に歩くよりも体力向上に対してとても効果があると言われています。
ですから、どうせ同じ時間を使ったり同じ距離を歩くわけですから、どうせならばこの3分普通に歩くのと3分の少しきつめの早歩きを繰り返す歩き方をした方が良いのではないかというのが今回の提案です。
この研究では、679人の中高年者を対象にインターバル速歩をレクチャーして、5ヶ月ほど日常生活の中で取り入れてもらっています。
その上で5ヶ月後に参加者たちの体力がどの程度変わるのかということを調べています。
一応、このインターバル速歩の時間は、週の合計として60分以上になるようにされています。
ですから、ざっくりと考えると1日8分から9分ぐらいの散歩をインターバル速歩で行なったという程度です。
こう考えると、1日のうちでちょっと買い物に行く時に取り入れたぐらいということになります。
その上で参加者たちの体力がどの程度変わったのかということを調べたところ、1週間で50分以上行った場合には、かなり体力が向上していたということが確認されています。
心肺機能や体力がかなり向上していていました。
ちなみに、これは50分以上行ってもその効果としては頭打ちだったということです。
そういう意味では、日常生活の中で買い物に行ったり通勤通学をする時など、10分以上歩く時にこれを取り入れるだけでも心肺機能と体力は向上するということになります。
年齢に関係なく日常的に歩く習慣を!
この研究の気になるポイントとしては、中高年の人たちを対象にしているので、これを若い人が行った時にどれくらい効果があるのかそういうことも気にはなります。
ただ若い人もしてみる価値は十分にあると思います。
少しきつめの早歩きを1日20分以上行うと、頭の回転が良くなったり脳の成長を促進したり、その日1日の集中力が上がったりするという効果があるという先行研究が出ているということもありますので、若い人でもそうでない人でも、お散歩に行く時や通勤や通学をする時にインターバル速歩を取り入れてみるというのはとても良い方法だと思います。
どうせ歩くのであれば痩せたり体力がつく歩き方の方がいいと思いますので、ぜひ皆さんも試してみてください。
「歩く」ことのメリットをさらに得るためのおすすめ
今回はそんな歩くことの効果について解説させてもらいましたが、歩くということは人間にとって結構重要なことです。
例えば、アインシュタインも日常の散歩の中で相対性理論を思いついたという話もありますし、哲学者や数学者であっても、この歩いている時に良いアイデアを思いつくということは結構多いものです。
歩くことによって瞑想の効果があるのではないかということは昔から言われていて、歩行瞑想という歩くだけで集中力が上がったりストレスにとても強くなるという歩く瞑想のテクニックもあります。
ですから、僕のおすすめとしては、今回紹介したインターバル速歩に歩行瞑想を組み合わせる方法です。
そうすれば、 皆さんはストレスにもっと強くなり、体力も集中力もつくということになります。
今回は、そんな歩行瞑想のテクニックについてまとめた動画をおすすめの動画として紹介しておきます。
僕も普段から行なっている歩行瞑想のテクニックについて解説した内容になっています。
集中力を鍛えたいとかストレスに強くなりたいという方は、体力向上にもつながりますので、ぜひこちらもチェックして試していただけたらと思います。
運動と歩くことの効果についてのおすすめ本
今回のおすすめの本としては、運動や歩くことが脳に与える影響についてもっと詳しく知りたいという方に参考になる本を2冊紹介しておきます。
運動や散歩の効果としては脳細胞増やすということもあるということが分かっています。
昔は脳の細胞というものは大人になってからは増えるものではないと言われていましたが、今ではそんな話も覆っていて、運動や散歩により増やすことができます。
こちらの本では、そんな運動により脳を鍛えるためにはどうすればいいのということを分かりやすく解説してくれています。
こちらの本は歩く効果についてとても分かりやすく解説してくれている本です。
インターバル速歩だけでなく、さまざまな歩き方についても学ぶことができます。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックが無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
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本内容は、記載された参考資料のみならず、過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31477320/