メンタル強化

記憶の消し方、教えます。

この知識はこんな方におすすめ

  • 忘れたい過去がある
  • 過去を受け入れて前に進みたい

皆さんは忘れたい記憶はありませんか?

嫌なことがあってそれを引きずってしまったり、仕事や投資での大きな判断ミスをしてしまったとか、過去のトラウマなど今更どうしようもないし忘れたい記憶がある人も多いと思います。

そのような嫌な記憶にとらわれて、それを上手に処理して受け入れることができなければ、それが脳の中では常にリソースを使うことになってしまい、それによりパフォーマンスを発揮することができなかったり集中力が落ちてしまうとか判断ミスが増えてしまうとようなことが起きてしまいます。

そんな嫌な記憶をどのようにしたら消すことができるのか、あるいは、記憶自体を書き換えてしまうことができるのかということを紹介したいと思います。

過去にもこのようなトラウマのようなずっと頭に残ってしまう不安や記憶を乗り越える方法としては、知識の Netflix を目指して作った僕の動画配信サービスである D ラボの方でも紹介しています。

今回のおすすめの動画としては、「あきらめの科学」として変えることのできない過去を受け入れて未来への不安もなくし今に集中して生きていくための方法などについて解説している動画を紹介しておきます。

あきらめの科学

今まさに逆境の中にいるという人の場合には、どうすればそれを乗り越えていくことができるのかという「逆境力の鍛え方」について解説した動画もあります。

逆境力の鍛え方

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三人称視点と人の記憶

そんなトラウマレベルの記憶でなくても嫌な記憶忘れたい記憶がある人も多いと思いますので、今回は非常にシンプルな方法で皆さんが抱えてしまった嫌な記憶を消すための方法について紹介させてもらいます。

アルバータ大学のペギー・セント・ジャック博士という方が行われた研究をもとに解説させてもらいます。
この方は少し変わった研究をされている方で第三者視点の三人称の研究をされています。
つまり、自分とかあなたではなく第三者の視点が人にどのような影響を与えるのかというようなことを調べられています。

そんな三人称視点にまつわる研究で2019年に出されたニュースリリースが非常に興味深いものでした。
これを応用すると人間の嫌な記憶を消すことができるというものです。

人は嫌な記憶があったり忘れたい記憶があるという場合にはそれを思い出さないようにしようとすると思います。
それでも時々不意に思い出してしまい嫌な気分になってしまうわけです。

実は嫌な記憶に関しては自分から思い出しにいった方がいいです。
フラッシュバックのように急に思い出してしまったり何かのきっかけで突然思い出してしまうと嫌な気分になってしまいますが、自分からあえてそれを思い出すことによってそこから受ける傷を減らしていくことができます
とはいえ、毎回それをしているとやはりメンタルにも悪影響が起きてしまいます。

第三者視点で嫌な記憶を思い出す

それを第三者視点で思い出すとその嫌な記憶が受け入れられるようになる、あるいは、その嫌な記憶から嫌な気分の部分を消したり、急に嫌な記憶を思い出すということを防ぐことができるかもしれないというものです。

実際に、僕たちが抱えている忘れたい過去や嫌な記憶を第三者視点でみるというのは、その経験の鮮明さなどだけでなく、そこから感じる感情の量を抑えてくれることにつながります。

例えば、楽しい思い出を第三者視点で思い出すと徐々にその楽しさは薄らいで普通の記憶になっていきますし、それが嫌な思い出の場合には第三者視点で思い出せば思い出すほど嫌な気分が減っていくということです。

つまり、記憶というものは第三者視点で考えるとゼロに近づいていくということです。
自分自身に視点を置いて一人称視点で見るとその記憶はそれほど減ることはありませんが、嫌な体験をしている自分を外から見るような視点でそれを見るとそこから感じる感情はゼロに近づいていくわけです。

ですから、自分にとって楽しいことや忘れたくない思い出は一人称で思い出すようにして、自分にとって嫌な事や忘れたい思い出は第三者視点で思い出すようにしたらいいということになります。

人間の記憶というものは思ったよりもこのように柔軟性に富んでいて、自分自身で体験や記憶や認識というものをコントロールすることができるというのが最近の科学の考え方です。

記憶は消えないとか嫌な記憶は簡単にはなくならないと言われたりしますが、実際には簡単に記憶の改ざんも起きてしまうということです。

冷静に考えると、僕たちは都合よくつじつまを合わせたりいつのまにか記憶を改ざんしているというのはよくあることだとも思います。
自分にとって都合よくいつのまにか記憶を書き換えていたり、初恋の相手がとても素敵な人だったと思い込んでいるのもこれと全く同じです。

人間は記憶を常に書き換えることによって生きているわけです。
ということは、忘れたい記憶や嫌な記憶に対してどのような視点でそれを考えればいいのかということを学びさえすれば、僕たちはそれをただ単に嫌な記憶として捉えるのではなく、そこから同じことが起きないための経験や教訓などを学ぶことができて、さらに、その嫌な記憶からネガティブな感情を取り除き前に進んでいくことができるということを博士は言われています。

視点によって脳のはたらきにも違いが

この研究では、参加者を集めて2つのグループに分けています。
一方のグループには一人称視点で自分がその嫌な出来事を体験しているかのように思い出してもらいました。
もう一方のグループには第三者視点で自分と同じ人間がその嫌な出来事を体験しているところを映画を見ているかのように思い出してもらいました。

そして、過去の嫌な思い出を一人称視点と三人称視点で思い出してもらった人たちをファンクショナル MRI にかけて脳を分析するということを行っています。
脳の中ではどのような違いが起きているのかということを調べています。

その結果分かったこととして、同じ記憶を思い出したとしても一人称視点で思い出す場合と三人称視点で思い出す場合では脳の中では大きな違いが起きていました。

三人称視点で記憶を思い出している時には、記憶を司っている海馬の前方部分と後方部分のネットワークの相互作用が強くなっていたということです。

人間は何かを体験する時には当然ですが一人称でそれを見るようになります。
それを後から思い出す時にあえて三人称の視点で思い出すようにすると、脳がその記憶を編集したり新しい記憶を作り出している可能性が高いということがこの脳の海馬の働きからわかったことです。

脳の海馬というものは新しいことを覚えたりする時に使われるものですから、本来はそれほど記憶を思い出す時に使われるものではありません。
ところが、自分が体験した時と違う第三者視点で思い出すことにより、それは新しい記憶として脳に書き換えられて記録されている可能性が高いという興味深い研究でした。

人間の記憶というものは、自分の視点なのか相手側の視点なのかそれとも一歩引いた第三者の視点なのか、その見る視点を変えるだけで記憶は変化するのではないかということをこの研究は示しているわけです。

博士が言われるには、人が何かしらの思い出を思い出す時の視点というものは、記憶を司っている領域がどのように働くのかということを変える作用があるそうです。

ですから、嫌な記憶や忘れたい記憶があるという時には、それを体験した時とは違う視点で思い出すようにすればいいわけです。
自分が体験してしまったその嫌な記憶を一歩引いた第三者の視点から見て思い出すことによって、その嫌な記憶から感じる嫌な感情を編集して徐々に都合のいい記憶に変えていくことができるのではないかということです。

嫌な記憶思い出す時には少なくとも自分から思い出すようにした方がいいですし、それ思い出す時には一歩引いて第三者の視点から思い出すようにしていただけたら、それを冷静に考えることができるようになるということです。

嫌な記憶は自分から思い出す

思い出す時には第三者視点で思い出す

自分の嫌な過去にとらわれてしまいやすいとか嫌な記憶や忘れたい過去があるという人はこの第三者視点の方法を試してみてはいかがでしょうか。



ちなみに、この第三者視点というのは結構使える方法で自分が何かを我慢できなくなった時にも使うことができるものです。

例えば、ダイエットをしているのに目の前のお菓子を食べたくなってしまったという時には、そのお菓子を我慢することができなくて食べたくなっている自分を第三者視点で想像してみてください。
このように第三者視点で考えるだけで誘惑に強くなったりします。

人生の大きな選択で迷っている時にも使うことができます。
例えば、就職先に迷っているという時であれば、それを第三者視点で見るために自分の友達が同じことで悩んでいたらどのように考えアドバイスするかということを想像してみてください。

このように第三者視点で考えるだけでも客観的に物事を捉えることができるようになります。
ぜひ「迷ったら第三者視点」ということを覚えておいていただけると役に立つと思います。
参考にしてみてください。

トラウマレベルの忘れたい過去を乗り越えるためのおすすめ

とはいえ、記憶の中にこびりついて何度も何度も思い出して忘れたくても忘れられないトラウマレベルの記憶というものもあると思います。
そのようなトラウマレベルの記憶を受け入れて前に進むためにはラディカルアクセプタンスというテクニックがあり、これは D ラボの「あきらめの科学」のシリーズで解説しています。
逆境を乗り越えるための方法について解説した「逆境力の鍛え方」のシリーズも今回のおすすめの動画として紹介しておきますので、ぜひそちらも参考にしていただけたらと思います。

自分を受け入れて前に進むためのおすすめ本

今回のおすすめの本としては、自分の過去というよりも自分自身を受け入れることができないっていう人にぜひ読んでもらいたい一冊を紹介しておきます。

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自分を受け入れることができないとか自分のことが嫌いだというような人にぜひ使ってもらいたい本です。
これは書き込むワークブックになっていて、これに従って書き込んでいく事によって自分を受け入れることができるようになっていくというものです。
自分の過去というよりも自分自身を受け入れることができないっていう人はこれから始めてみるのもいいと思います。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

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免責事項:本内容は、心理学の面白さを伝えることを目的として、参考資料や過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:https://www.ualberta.ca/science/news/2019/august/memory-perspective-psychology.html

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