子育て

無意識に子供にストレスを与える【隠れ毒親】にならないために

この知識はこんな方におすすめ

  • 子どもに悪影響を与えたくない
  • 子育て・人間関係・仕事のストレスが・・・

気づかないうちに悪影響を与えてしまう隠れ毒親とは?

今回は、隠れ毒親の正体について紹介します。

毒親という言葉自体あまり僕は好きではありませんが、科学的にみてもやはり毒親というものはいます。
子どもに対して、あるいは、子どもの将来に対して問題に繋がってしまうような育て方、対応や話し方をしてしまう親のことをいわゆる毒親と言います。

過去に紹介したこの毒親については、子どもの恥や罪悪感といった感情を利用して子どもをコントロールしようとする親が毒親だということが科学的には言えるという話を紹介しました。

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例えば、「そんなことをすると恥ずかしい」とか、「となりの〇〇ちゃんはいつもいい成績をとっているのに、塾の高いお金も払っているのにあなたは・・・」など、他人との比較の中で恥を感じさせたり、高いお金を払っているのになどと罪悪感を感じさせることによって、子どもを自分の望む方向に操ろうとするのが毒親です。

このような親に育てられてしまうと、子どもは将来のコミュニケーションや自尊心などに問題を抱えてしまうということが起きてしまいます。

本来は親の育て方というものは、子どもの将来に対してそれほど影響を与えるものではありません。
これは親が子どものためにと一生懸命世話を焼いて頑張っても、それほど子どもの性格には影響がないということで、そうではなく、いわゆる毒親のようにトラウマや虐待のようにあまりにもネガティブな影響を与えてしまうと、子どもの性格というものは歪んでしまうわけです。

無意識のうちに子どもに悪影響を与える親の行動

今回は、そこまでのひどいことではなくても、実は子どもに悪影響を与えてしまうかもしれない親の行動があるということが研究により示されていましたので、そんな行動について紹介させてもらいます。

結論から言うと、ストレスを隠そうとする母親は、実は子どもに対して悪影響を与えるかもしれないというものです。
母親がストレスを隠そうとすればするほど、その母親のストレスは子どもにはバレて伝染してしまうという研究です。

ですから、子どもを育てている人ほど、ちゃんと自分のストレスを発散させたり、自分が仕事で疲れていたりストレスを感じているということをちゃんと言えるようにすることが重要だということです。

親子間のストレスの問題

ワシントン州立大学などが行った研究で、7歳から11歳までの子どもとその親を合計で107人集めて、ECG(心拍)センサーというものをつけてもらい全身の交感神経系の活動を測定して、リラックスできるような音楽を5分間だけ聴いてもらいました。

人間の感じる興奮の度合いというものは人によって違うと思いますが、普通はそのようなリラックスする音楽を聴いたりすると交感神経系の活動が緩やかになりますが、ストレスを溜め込んでいたりその調整をうまくできていない人は、リラックスできるような状況であってもリラックス出来なくなってしまいます。
そのようなポイントについて調べようとしたわけです。

5分間気持ちが穏やかになる音楽を聴いてもらった後に親子を別々にして、母親たちには、自分のことを親としてどう思うのかというテーマで5分間のスピーチを行ってもらいました。

その5分間のスピーチの中で研究者が用意したそのスピーチを評価する評価者がいて、その評価者はかなり意地悪な対応をします。
全く興味が持てないような態度を示したり全く面白くないというようなリアクションをして、自分が親としてどうなのかということを即興でスピーチしている母親に対して、さらに強いストレスを与えたわけです。

その後、参加者には子どものところに戻ってもらい普通に会話をしてもらいました。
それにより、子どもが親が受けたストレスをどれくらい認識することができるのかということを調べました。

強いストレスを受けた母親を子どものところに戻した後は、普段通り自由に会話してもらい親と一緒に遊んでもらっています。
それにより子どもがどのような影響を受けるのかということを調べようとしたわけです。

その際に母親の行動を2つのパターンに分けています。
半分の母親にはネガティブな感情を隠してもらい、スピーチによって受けたストレスを子どもには隠すようにお願いして、残りの半数には特にそれを隠すこともなく普通に子どもと接して下さいとお願いしました。

全ての参加者の親に対しては同じストレスがかかっています。
自分が親としてどう思うのかのような厳しいテーマについて即興でスピーチしているにも関わらず、それに対して嫌な顔をされたりつまらなそうな態度を示されると、誰でも嫌な気分がするでしょうしかなり強いストレスがかかるはずです。

そんな強いストレスを受けた上で、子どものところに戻る前に、そのストレスやネガティブな感情は子どもには隠すようにした親と、特に意識することもなく素のままの状態でいた親で、子どもに対する影響というものは変わるのかということを調べた実験です。

その結果分かったこととしては、自分のネガティブな感情を押し殺して自分の子どもと接した場合には、なんと親の行動がガラッと変わっていたということです。
客観的に見てもコミュニケーションに対して温かみがなくなっていました。
さらに、子どもとの会話も露骨に減っていたということです。

本人は別に意識していないにも関わらず感情を押し殺そうとした場合には、母親は子どもとのコミュニケーションが極端に減って温かみも少なくなっていたということです。

しかも、この母親のストレスというものはそれを隠そうとすれば子どもに伝染してしまうそうです。

感情を押し殺した場合には、親のストレスホルモンなどの分泌でみる生理的なストレスが強いと、子どもの生理的なストレスも強くなるということが分かっています。

つまり、母親は自分の感情を隠して子どもと接しようとすると、コミュニケーションの質は落ちて会話が減り、しかも、その母親のストレスというものは子どもにも伝わってしまい、子どもの体内ではストレスホルモンが大量に分泌されてしまったということです。
子どもは母親のストレスに対してそんなにも敏感なわけです。

感情を無理に押し殺さなければ子どもには伝わらない

一方で、別に感情を抑える必要はなく素のままでいいと言われた状態で子どもと接した場合には、なんとストレスは親から子どもに伝わることはなかったということです。

ですから、母親がストレスを抱えてイライラしていたりしても、もちろんその感情を子どもにぶつけては問題外ですが、その感情を隠そうとしたり自分の感情を押し殺そうと思ってさえいなければ、子どもに無駄なストレスを与えなくて済むということです。

仕事でも普段の人間関係の中でもストレスを感じる人は多いと思いますが、自分のその感情を押し殺す母親は、子どもに対しても無駄なストレスを抱えさせてしまうということがこの研究からわかったわけです。

例えば、ママ友との問題であったり親族等の問題や旦那さんとのケンカなどいイライラすることもあると思いますが、そんなイライラした感情を子どもに悟られないように頑張ろうとしてしまうと、子どもはそれに気づいて子どももストレスを抱えてしまうということです。

逆に、自分の抱えたストレスをちゃんと発散したり、感情を押し殺すのではなくそれを上手に表現することができる母親は子どもに対してネガティブな影響を与えないということです。

父親の場合は?

ちなみに、これは父親の場合には少し違ったそうです。
父親が感情を押し殺したとしても、それが子どもに伝わることはそれほどなかったということです。
ただし、子どもの感じているストレスが父親に伝わることはあったそうです。

つまりまとめると、感情を押し殺すと母親から子どもにストレスが伝わります。父親が感情を押し殺してもストレスは子どもに伝わることはありませんが、子どものストレスは父親に伝わります

なぜ父親と母親での違いが起きるのかということはわかっていませんが、いずれにしても、子どもというものは、特に母親のストレスには非常に敏感なので、自分がネガティブな感情を感じたりした時には、それを変に子どもにはバレないようにしようとしたり自分の感情を押し殺す落としてしまうと、かえって子どもにはネガティブな影響を与えてしまいますので、自分の感情やストレスは上手に発散したり表現する、あるいは、ストレス対策法を持っておくということをした上で、子どもの前でも自分の感情を押さえないようにするということが大切なようです。

ストレスは子どもの前に持ち込まないように!

間違わないでいただきたいのは、これは別に子どもに感情をぶつけるということを言っているわけではありません。
違うところで感じたストレスを子どもの前に持ってくるべきではありませんし、それを無駄に隠そうとしても子どもには伝わってしまうということです。

このあたりを意識していただけると、無意識のうちに隠れ毒親にならなくて済むと思います。
そんな内容が考察できる研究でした。
ぜひ子育てをされている方やこれから予定されている方は参考にしていただけたらと思います。

やはり、仕事や人間関係で抱えたストレスを子どもの前に持ち込むのは良くないという話でした。

子育てなど日常のイライラを抱えないためのおすすめ

今回はそんなストレスが親子の関係に与える影響について紹介させてもらいましたが、僕はもちろん子どもはいませんが、子育てに関するような研究を見ていても、親というものは本当に大変なものだと感じます。

子育てというものは人生の中でも最も割に合わない行為のひとつで、感謝されるまでには20年とか30年が必要になりますし、人生の満足度で考えると総合的に見た場合には子どものいない人生の方が高くなるという研究もあるぐらいです。

これはあくまで総合的に見た場合であって、子どもからしか得ることができない満足度というものももちろんあります。
総合的に見ると、子育てにまつわる制限がどうしても増えてしまいますので、親個人の人生としては満足度は少し下がるのではないかという研究は結構多くあります。

そんな中でも子どもを育てていくということはとても素晴らしいことだと思います。
子育ての中でもストレスを抱えたり自分の感情に振り回されそうになってしまうことも少なくはないと思いますので、そんな感情を抑えるとまではいかなくても、ある程度自分でコントロールすることができるようになるための方法について解説した動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。

自分の感情をコントロールするために

減らない意志力の作り方

昔から自分をコントロールする意志の力のようなものがあるのではないかと言われていました。
これがなくなってくると、自分の気持ちを抑えることができなくなってしまい、それを子どもにぶつけてしまうとか、子育てのストレスのせいでドカ食いして太ってしまうのではないかということが言われていました。

今ではこの意志力というものは減るものではないのではないかということも言われていますが、そんな自分をコントロールするために重要な力である石力を減らないようにするための方法について解説したのがこちらの動画になっています。
自己コントロール能力を鍛えるということは、人生で成功するためにも必要なことですので、ぜひこちらもチェックしていただけたらと思います。

家族の悪い癖が気になる人のために

パートナーから親・子供まで【他人の悪い癖を直す方法】

子どもや旦那さんや奥さんなどが持っている何年も直らない悪い癖が気になるという人も多いと思います。
このような悪い癖というものは禁煙などと一緒でそれを直すのは結構大変なものです。

とはいえ、いくらそれが難しいと言っても直してもらわないとずっとイライラを抱えてしまうという事にもなります。
ですから、こちらの動画では他人の悪い癖を直す方法についての研究をまとめた内容について解説させてもらっています。

いくらしつこく言っても直らないのであれば、心理学のテクニックも使って自然にそれをやめさせる方向に持っていくのがいいと思います。
そんな方法について解説していますので、ぜひこちらも参考にしていただけたらと思います。

ストレス対策と子育てのおすすめ本

今回のおすすめの本としては、同じように自分の感情のコントロール行ったり子育てなどに役に立つであろうおすすめの本をいくつか紹介しておきます。

こちらの本は100種類の科学的に正しいとされているストレス解消のテクニックについて解説してくれている内容になっています。
子育てのストレスなどを抱えて頑張っている方は特に読んで頂けたらと思います。

ストレスに強い脳を作るためにはやはり運動が大切です。
とはいえこの運動は別に激しい運動でなくても大丈夫です。
1日に20分から30分ぐらいの早起き程度の散歩でも自分にストレスに強い脳を作ることもできますが、そんな脳を鍛えるための運動について解説してくれているのがこちらの本になります。
この本は僕の人生を変えてくれた本でもありますので、ぜひチェックしていただけたらと思います。

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瞑想やマインドフルネスを使ったストレス解消法について学ぶことができる本です。
これもとても役に立つと思いますのでぜひ参考にしていただけたらと思います。

こちらの本はストレスとは関係ありませんが、子育てに関してはぜひ読んでもらいたい1冊です。
子どもの成功や将来の人生を左右するような能力を親や大人が鍛えることができるのか、それを鍛えることができるとしたらそれができるのかということを詳しく解説してくれている本になっています。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックが無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

今回のおすすめ動画
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本内容は、記載された参考資料のみならず、過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Ffam0000664

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