この知識はこんな方におすすめ
- 人生楽しく過ごしたい
- 気づかないうちに損したくない
人生損する朝の行動
集中力を上げたり毎日の生産性を高めるためのモーニングルーティーンについては、今までもいろいろと紹介させてもらいました。
今回は、これだけは絶対にしないでほしいということについて紹介させてもらいます。
モーニングルーティンについては以前にも解説したことがありますが、実は、去年一年で最もDラボで再生された動画がモーニングルーティンについてのものでした。
今回はそちらをおすすめの動画として紹介しておきますのでよければチェックしてみてください。
多くの人が自分の力でコントロールすることができる時間は朝と夜だけです。
朝と夜だけは自分の力でコントロールできる時間だと思いますので、この時間をどれくらい上手に使うことができるかで、僕たちの人生はかなり変わってきます。
具体的にどのようなことをすればいいのかということを科学的に紹介した内容になっています。
丸一日はかどる【モーニング&ナイトルーティン】
もちろん、朝やるべきことや夜やるべきことが決まっても、それが習慣として続かなければ意味がありません。
習慣化のテクニックについては、僕の本ですがこちらを使ってみてください。Amazon の Audible であれば無料で全部聞くことができます。
【オーディオブック無料】
📚超習慣術
これらの知識やテクニックを使って朝に良い習慣を作ることが大事だと散々紹介してきました。
そんな中でも、今回はやってはいけない行動についてです。
今回紹介するのは、人生を損してしまう結果になるのに多くの人がしている行動です。
僕の新刊も出ていますのでよろしくお願いします。
名言セラピーとして使える名言をまとめた1冊になっています。
最新刊
📚人生を変える言葉365
愚痴が増えてメンタルが崩壊する朝の行動とは?!
ある行動をとってしまうと、それだけで愚痴が増えてメンタルが崩壊してしまう上に、結果的に人間関係も崩壊してしまうかもしれません。
この行動をとっていると、日々身の回りの人に対する愚痴や文句が増えて、人生に対する不満が増えていきます。
そうなると、何も行動しなくなったり最終的に孤独になって人生が台無しになってしまいます。
こんなに危険な行動なのに結構多くの人がしてしまいます。
例えば、もちろん年齢を重ねても見た目も考えも若い人もいますが、歳をとればとるほど愚痴っぽくなったという人が身の回りにいませんか?
このような人は、今回紹介する行動を長年とり続けた結果そうなったのかもしれません。
皆さんも気をつけていないとそうなってしまうかもしれませんので、今回の内容は参考にしていただけたらと思います。
スポンサーリンク
嫌悪強化:不満ばかり言っていると周りから人がいなくなる
嫌悪強化と言いますが、不平や不満ばかり言っていると周りから人はいなくなります。
誰でも、愚痴や不満ばかり言っている人のそばにはいたくありません。
これはさまざまな研究でもわかっていることですが、人は基本的にご機嫌な人の周りに集まるものです。
逆に、不平や不満が多い人の周りには集まりません。
これは当然といえば当然ですが、不平や不満が多い人はあまり人生で良い状況にないわけで、自分のことだけで精一杯です。
ご機嫌な人は、おそらく仕事やプライベートも順調で幸せなわけです。
進化心理学的に考えても、人は生存に有利になる方向に働いて生き残ってきたはずですから、人がご機嫌な人の周りに集まるのは、その方が生存のためにも有利だったからです。
逆に、愚痴や不満ばかりを言っている人は苦しい状況に、人に分け与えたり助ける余裕はありません。
不平や不満ばかりを言っていると周りから人がいなくなるというのは、進化心理学的に考えても当然な話です。
とはいえ、ついつい愚痴や不満を言ってしまう人も多いと思います。
サラリーマンが飲み屋で集まるとついつい上司や会社の不平や不満を口にしてしまいます。
こうならないためにはどうすればいいのかということを調べた研究があります。
スポンサーリンク
アラバマ大学の研究 :なぜ愚痴が増えてしまうのか?
なぜ人間の愚痴が増えてしまうのかということを調べてくれた面白い研究があります。
平均年齢は20歳でそのうち9割が女性の110人の大学生を対象に、毎朝朝8時と夜8時にアンケートを行っています。
アンケートの内容は、その日に感じるストレスレベルの予想や実際に感じたストレスの状況などで、そのアンケートを1週間記録しています。
毎日のストレスに対する予測と実際のストレスを1週間記録してもらったわけです。
結果 :朝のストレス予測がメンタルを左右する!
その結果興味深いことが確認されていて、毎朝のストレス予測によって僕たちの毎日のメンタルの状態が左右されるということがわかっています。
朝起きた時に皆さんもその日の予定を思い浮かべたりすると思います。
例えば、今日は面倒なお客さんと会わなければいけないから憂鬱だと思う人もいれば、少々面倒な仕事があったとしても気にしない人もいると思います。
つまり、朝起きてその日のストレスを予測した時に、それをぴったり予測することができる人、過小評価する人、そして、過大評価する人がいます。
この人たちの違いを比べたところ、その朝のストレス予測が1日のメンタルを左右していたわけです。
スポンサーリンク
結論としては、朝のストレス予測がその日1日が終わった夜に感じている幸福度と大きく関係していました。
これは、朝のストレス予測が高ければいいとか低ければいいということではなく、自分の予測した通りのストレスを感じているのであればメンタルに問題はなかったけれど、朝の予測はストレスが低かったのに、実際に感じたストレスが大きくなっていた場合には、1日の終わりの気分が落ち込んだり体調が悪くなったりしていたということです。
基本的には、朝のストレス予測が正確な人はメンタルの状態が良くなり、これがハズレる人はメンタルの状態が悪くなります。
とはいえ、未来のことを予測するのはなかなか難しいわけですが、この実験で確認されたこととしては、その日1日のストレスを過大評価している人は、ストレスに強くて物事を乗り越える力であるレジリエンスが関わっていました。
このレジリエンスが高い人は、その日に自分を待ち受けるストレスを過大評価する傾向がありました。
つまり、面倒なお客さんと会う予定があったとしたら、「まあ、なんとかなるだろう・・・」と考えるのではなく、「もしかしたらヤバいことになるかもしれない」というように事前のストレス予測が過大評価されていて、それが万が一の時の準備につがっていました。
その準備によってストレスのネガティブな影響を最小限にすることができていました。
実際のストレスが思ったほどではなかった場合には、自分が乗り切ることができたと満足度が高くなります。
一方で、愚痴や不満が増えて人生が残念になる人の特徴としては、その日のストレスを過小評価する傾向がありました。
結局、予測がハズレて実際に対処することができず、さらに愚痴が増えていくということが起きていました。
ストレスに弱いレジリエンスの低い人ほど、予想を超えたストレスを感じて周りに対する愚痴や不満が増えていました。
まとめると、その日のストレスを大したことないと過小評価する人ほどその日のメンタルは危険な状態になります。愚痴や不満が増えて周りから人はどんどん離れていって人生は崩壊していきます。
その日のストレスの予測についてはちゃんと考えたことはないと思いますが、これが意外と人生を良くするためには重要なポイントになります。
スポンサーリンク
過小評価の方が危険だが、過大評価しすぎも良くない
そうなると、その日のストレスを大きめに見積もっておけばいいのかと考えるかもしれません。
毎日今日は最悪なストレスを抱えてしまうかもしれないと思って人生を過ごせばいいということではありません。
過小評価の方が危険ではありますが、過大評価しすぎることもよくありません。
あくまで、できるだけ正確に予測できるようになることが重要です。
過小評価するよりは少し過大評価するぐらいの方がいいとは思います。
できれば、ストレスを正確に予測できるように意識してください。
コツとしては、少し過大評価するぐらいのところから始めて、徐々に徐々にその評価を下げながら正確な予測ができるようになってください。
研究者のコメントとしては、「人は自分の将来を予測するのが非常に苦手で不正確な未来を予測することが多い。ただし、自分のストレスレベルを正確に予測することができれば幸福度にも健康にも多くのメリットがあるだろう。」と言われています。
ある程度ストレスを過大評価しておくことで、そのストレスに対する準備もできます。
それが自分のメンタルを守ってくれるわけです。
ただし、ネガティブの予測をすることには自分のパフォーマンスが下がってしまうという問題もあります。
ですから、過小評価してメンタルが崩壊してしまうよりは過大評価する方がマシですが、できるだけ正確に予測できるようになってください。
正確にストレスレベルを把握するコツ
自分のストレスレベルを正確に把握するためには、記録することが必要になります。
2週間から3週間だけでもいいので、自分のストレスを記録するストレス日記をつけてみてください。
ストレス日記 :どんな状況でストレスを感じるのか?(10点満点)
自分がどのような状況でどれくらいのレベルのストレスを感じるのかということを日記に記録してください。
毎日の予定がスケジュールやカレンダーに入っていると思いますので、まずは、朝予定を確認する時にストレスのレベルを1点から10点満点で予測してください。
そして、その予定が終わった時に、実際に感じたストレスレベルを同じように1点から10点で採点して先ほどの予測の点数の横に記入してください。
スポンサーリンク
例えば、取引先の人と会う時に、事前の予測はストレスレベル7点だったけれど、実際に会ってみると4点だったと言うのであれば、自分は外部の人と会う時には意外とストレスを感じないということがわかります。
このようなことに気づければ自分のストレス予測を修正することができます。
逆に、会社の会議に参加するだけであれば、面倒だけれどただそこにいればいいだけだから気軽にやり過ごせば良いと3点と予測していたけれど、面倒な上司が来ることで8点だったというのであれば、その面倒な上司がいる時にはストレスレベルが高くなると気付けます。
このように記録していくことで、自分がどのような状況でストレスを強く感じるのかということを可視化することができます。
これは2週間から3週間ほど記録するだけで、自分のストレスレベルの予測が結構正確にできるようになります。
これができるようになると、毎日の仕事や生活の中で愚痴や不満を言うことも少なくなるでしょうし、何よりも自分の人生に対して余計なダメージを抱えることなく充実させる事も出来ると思います。
ちなみに、このストレス日記は自分が転職を考える時にも参考にできると思います。
他にも、毎日の生産性を高めるためのモーニングルーティンやナイトルーティンは色々とあります。
これについては今回のおすすめの動画からチェックしてみてください。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
スポンサーリンク
毎月20冊の本・論文の知識が1日10分で学べる!
☀️ 丸一日はかどる【モーニング&ナイトルーティン】
📚最新刊
人生を変える言葉365
📗【オーディオブック無料】
超習慣術
リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:https://daigovideoapp.page.link/pm3P
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/smi.3044