世界一簡単な記憶術を紹介します。
自由に頭の中に記憶を詰め込んで、いつでも必要な時に自由に記憶を引き出すことができたらいいなと思ったことはありませんか。
僕はいつも色々な知識を紹介していますので、よく記憶力がいいですねと言われることがありますが、記憶力が良い方ではありません。良くないので色々な方法を学んで努力してきました。記憶をできるだけ定着させるような方法をいろいろと使っています。
そのような方法の中から一つ紹介させてもらいます。
手を90秒握るだけ?!
モントクレア州立大学の研究で、手を90秒握るだけで記憶力が上がるという変わった研究があります。 30分で記憶力を2倍にするメソッドをご紹介します。座の方法と言われているもので別名記憶の宮殿と言われてるものです。最も信 ... 続きを見る
最も科学的に試すべき記憶術としては、メモリーパレス(記憶の宮殿)ですが、もっと簡単な方法として紹介させてもらいます。
30分で記憶力を2倍にするLOCIメソッドとは
この研究では、51人の学生を対象に全部で72個の単語を記憶してもらうという実験を行っています。
記憶する時に90秒右手を握り、思い出す時も右手を握ってもらったグループ
記憶する時に90秒左手を握り、思い出す時も左手を握ってもらったグループ
記憶する時に90秒右手を握り、思い出す時に左手を握ってもらったグループ
記憶する時に90秒左手を握り、思い出す時に右手を握ってもらったグループ
何もせずただ記憶して思い出したグループ
指の体操が脳に良いとか、指先のトレーニングによって脳が鍛えられるという話が昔よくありましたが、過去に行われた研究では、 手を使ったり握ることによって脳の特定のエリアが活性化するということが分かっています。
それが記憶にも使えるのではないかということを調べた実験です。
結果としては、右手を握って単語を覚えて、左手を握って思い出したグループが、最も成績が良かったということです。そして、何もせずただ記憶して思い出したグループよりも、右手でも左手でもどちらでもいいので握っていたグループの方が成績が良かったということです。
不思議な話ですが、手を握って覚えた方が何もしないよりはいいけれど、右手を握って覚えて左手を握って思い出すのが最も効果が高かったということです。
ちなみに、この参加者はほとんどが右利きだったということですので、もしかすると、左利きの人は左手を握って覚えて右手を握って思い出す方が効果が高いのかもしれません。
体を使い運動しながら覚える
何かを記憶したいのであれば、まずは利き手を90秒を握ってください。思い出した言っときには逆の手を90秒を握ってください。
勉強中に覚えたいことがあったら90秒を利き手を握って、テスト中に思い出したくなった時には逆の手を握ると効果があるかもしれません。
このテクニックだけで必ず記憶に定着するかと言うとそういうことではありませんが、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
もともと僕たちは、何かを記憶したい時には体を使って覚えた方がいいということが分かっています。体を使ったりジェスチャーで表現しながら覚えるようにしたほうが記憶に残りやすくなります。
僕もよく歩きながら本を読んだり、仕事や勉強をする時もスタンディングデスクの足元にステッパーを置いて踏みながらしています。座り仕事をする人も、ステッパーは難しいと思いますので、自転車をサイクルマシンを使ったらいいと思います。
足元だけでも動かしながら勉強する方が、心理学的にも脳科学的にも効率的なということが分かっています。
体を動かしながら覚えることを習慣にしてみるといいのではないでしょうか。
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科学的に証明されている勉強法10選
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1541058184
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前編▶︎https://ch.nicovideo.jp/mental/blomaga/ar1766163
後編▶︎https://ch.nicovideo.jp/mental/blomaga/ar1766583
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Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
Reference:https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0062474