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アダルトチルドレンが自分の人生を取り戻す方法

この知識はこんな方におすすめ

  • 幼少期のトラウマが…
  • 人間関係がしんどい

アダルトチルドレン(ACOA)の6タイプ

幼い頃に家庭環境に問題があって、それがトラウマになって大人になってからも問題を抱えている人をアダルトチルドレンと言います。
このアダルトチルドレンの問題については先日も紹介させてもらいましたが、元々はアルコール依存症の親の元で育った子供の問題として Adult Children of Alcoholics(ACOA)、家族関係が機能していない家庭で育った子供の問題として Adult Children of Disfunctional Family(ACOD)の2種類がありました。
日本ではアルコール依存症は比較的少ないですが、家族関係が機能していないという点では同じではないかと考えられ、その定義が広がり両方をまとめてアダルトチルドレンとされています。

このアダルトチルドレンの研究は1970年代ぐらいから始まっていますが、まだ科学的に合意が得られていないことがかなり多いです。
まだ臨床研究が不十分だったり言い切れることが少ないので今まで扱ってきませんでした。

とはいえ、リクエストもかなり多かったので、今回はアダルトチルドレンのタイプ分けの話についてです。
どのタイプに当てはまったとしても、重要なのは過去を受け入れて前に進むことです。
これについては、トラウマの研究を基に過去を受け入れて前に進むための方法について解説した動画も紹介しておきます。

過去に向き合わなければずっと怖いまま弱点になってしまいます。
一度向き合ってしまえばそれは強みになります。
トラウマを自分の強みに変えて前に進むための方法を学んでみてください。
これについては、おすすめの本も参考にしてみてください。

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まだ研究が進んでいないので、このタイプ分けについても4つに分類するという人もいれば、6つに分類するという人もいます。
今回は6つのタイプを紹介しますが、これらすべてに共通している特徴があります。
基本的には、自分の都合を優先するのではなく、親の機嫌を取ったり家族の雰囲気を良くしようとして自分を犠牲にしてしまいます
自分を犠牲にして親の機嫌をとったり家族のために行動することが多かった人は、アダルトチルドレンに当てはまっている可能性があるかもしれません。

Type 6 :ロストワン

親のケンカや兄弟のケンカなど、何かしら家庭に問題があった場合に、その問題のある関係から距離を取ろうとして、自分を守るためにとにかく目立たないようにします
家族からいないと思われる存在を求めてしまいます。

もちろん、子供の頃にこのような経験があったとしても、大人になって特に問題を引きずっていない人もいます。
今は普通にコミュニケーションが取れるという人はアダルトチルドレンではないので気にする必要はありませんが、それをそのまま社会に出ても引きずっている人がアダルトチルドレンです。

家族の頃の目立たないようにした経験から、それを今でも引きずって、社会に出てからも人間関係の中で同じような振る舞いをしてしまう人です。
愛着スタイルで言うところの回避型に近い状況です。

Type 5 :プラケーター

親や兄弟など家族の中で落ち込んでいる人がいたら、その人を一生懸命慰めて助けてカウンセラーのようなポジションになる人です。
家族のカウンセラー役と言われると良いイメージを持つかもしれませんが、問題と向き合うことがなくただ落ち込んでいる人を慰めているだけです。

社会に出てから、様々な人間関係の中でいつも相談役になってしまい、結果的に自分の時間を犠牲にしてでもみんなを慰めているような状態になってしまいます。
人間関係で損をするいい人になってしまいやすいです。

Type 4 :マスコット

これはムードメーカーのような役割で、お笑い芸人のようにひょうきんに振る舞って一生懸命緊張を和ませようとします
家族の中の摩擦や軋轢を笑いで何とかしようとするタイプです。

家族が抱えている一番大きな問題と向き合わなくてもいいように、一生懸命周りを笑わせようとします。
鎮痛剤にはなるかもしれませんが、家族が問題と向き合うことがない限りは解決はしません。

自分の家族の問題と向き合うのはしんどいものです。
ただ、このマスコット的な人がいれば、その人と話している間は自分の問題も家族の問題も向き合わなくて良くなります。
問題から目を背けることができるのでニーズはありますが、根本的な問題解決にはなりません

Type 3 :イネイブラー

これは先ほどのカウンセラー役に近いですが、過剰なまでに自己犠牲をして家族を助けたり奉仕します
これはみんなを助けたいのではなく自分の問題と向き合いたくないからです。
自分が抱えている問題と向き合わなくてもいいように、家族を一生懸命助けてあげます。

人を助けることは素晴らしいことですが、その理由が自分の問題から目を背けるためとなるのがイネイブラーです。
困っている人を助けることによって、自分自身も問題から目を背けることができるので、共依存的な状態になってしまいます。
困っている人を助けることによって自分も救われているという共依存的な関係になりやすいタイプです。

別名「偽親」と呼ばれます。
家族の中で親の役割をする人がいなくなると、誰かが親の役割をしなくてはいけなくなります。
家族の中で親の代わりのようなポジションになってしまいます。
やはり、これは長男や長女がすることが多いようです。

大人になってからもイネイブラーのポジションになることが多く、自分の問題と向き合うことを犠牲にして、誰かの親代わりのように世話をしてしまいます。

Type 2 :ヒーロー

表面的に見ると有能な人に見えがちですが、その有能さは自分のためではなく他人の期待を背負ったものになってしまいます。
そうなると、いわゆる燃え尽き症候群にもなりやすいのではないかと考えられます。

自分が活躍することによって家族の関係が良くなるから、だから自分がもっと頑張らなくてはいけないと考えてしまいます
もっと頑張らなくてはいけないと家族の期待を全て背負ってしまいます。

例えば、お父さんとお母さんがとても仲が悪かったとします。
ですが、そんな中で自分が学校で特待生になったらお父さんもお母さんも喜んでみんなに自慢したりします。
夫婦の問題が解決したわけでもありませんし一時的なものです。
一時的なものではありますが、自分が活躍したことによって家庭が良くなったと勘違いしてしまいます

そこから、家族を守るために自分は活躍し続けなければいけないと過剰に期待を背負ってしまいます。
いつかその緊張の糸が切れてしまい悲劇に繋がりやすいタイプです。

Type 1 :スケープゴート

これは問題を抱えている人の中では一番多いタイプかもしれません。
家族のマイナスの部分を全て背負わされてしまうタイプです。

先ほどのヒーローは家族の中の期待を全部自分が背負って家族を守ろうとします。
このタイプは逆に家族の身代わりになってしまいます。

家族の問題は全て自分が原因だと考え、わざと非行に走ったり悪い行動をして、全てのマイナスを自分に集めようとしてしまいます
そうなると、家族の根本的な原因は他にも色々とあるのに、その1人さえいなければ家族の問題はすべて解決すると思い込ませようとします。
自分が犠牲になって家族のマイナスを一身に集めることにより、家族の崩壊を防ごうとするタイプです。
これは相当きつい役回りです。

もちろん普通に非行に走る場合もあるでしょうが、アダルトチルドレンの場合にはこのタイプが結構多いです。
本当は普通にちゃんとできるし真面目なのに、わざと悪いポジションをとって自分が家族の一番の問題になろうとします。
自分が一番の問題になれば、家族は他の問題から目を背けることができます
自分をそこまで犠牲にして、家族を何とか存続させようとする一番苦しい役回りです。

このタイプの人は、大人になってからも損な役回りをしやすいです。
自分が犠牲になって一番悪い役回りを背負っておけば周りがうまくいくと考えてしまいます。
わかっているのに無駄に敵を作ってしまいやすくなります。

過去を受け入れて前に進む方法

アダルトチルドレンについてはまだまだ臨床研究が不十分です。
今回紹介した6つのタイプに当てはまったからといって、良くも悪くもなんとも言い切れない部分はあります。
どちらにしても、どのタイプも自分を犠牲にして周りの都合ばかりを優先してしまうという点では、苦しい状況になってしまいますので、参考までに理解しておいていただけたらと思います。
自分が当てはまるような気がしたら、意識して少し気をつけておくだけでも変わる部分はあると思います。

そして、トラウマも過去も乗り越えていくことが重要です。
認知行動療法のテクニックなどを使って、過去を乗り越えて前に進んでいく方法については今回のおすすめの動画をチェックしてみてください。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

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参考:Adult Children of Alcoholics Syndrome: A Step By Step Guide To Discovery And Recovery
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/AC.htm
https://ci.nii.ac.jp/naid/40019259528/
https://ci.nii.ac.jp/naid/110006998278/
https://www.just.or.jp/?terminology=000877

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