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【天才】トップ5%の頭いい人たちが好む音楽とは

トップ5%の頭いい人たちが好む音楽とは

DaiGo MeNTaLiST

この記事はこんな方におすすめ

  • 音楽の効果をうまく使いたい人
  • 努力して周りから抜きん出たい人
  • 感情をコントロールし前に進みたい人
  • やる気や集中力が欲しい人

トップレベルの頭がいい人たちが好む音楽とは?!

頭がいい人たちが好きな音楽について紹介させてもらいます。
なんとトップレベルで頭のいい人たちが好む音楽があるという研究があります。さらにその音楽は聴くことによって頭を良くする可能性すらあるとされています。

2007年のワーウィック大学の研究で、頭がいい人たちが好む音楽について調べています。
頭がいい人たちが好む音楽とは・・・

なんとヘビメタです。

この研究では、11歳から18歳の若者1057人を集め、全員の音楽の好みと学業成績の関係性について調べています。つまり、音楽の好みと学校の成績の両方を調べてそこに何かしらの関係性があるのかということを調べようとしたわけです。
その結果、成績が上位5%に入っている若者ほどヘビメタを好む傾向が高かったということが分かっています。

もちろんこれだけでは、ヘビメタを聴いていたから成績が上がったのか、成績が高い人たちがヘビメタを好むのか、因果関係がどちらにあるのかということは観察研究ですからわかりませんが、研究チームによると、頭がいい人たちは知性が高いので、感覚や常識、考え方の違いなど、他人とのズレを感じやすくなり、それは孤独感につながるので、他人と一緒にいることでプレッシャーやストレスを感じやすくなります

基本的には、人間関係が充実している方が幸せになれるということがわかっていますが、頭がよく何かを探求することに喜びを感じる人については例外だということがわかっています。

ヘビメタには、このような頭のいい人たちが感じるプレッシャーやストレスなどのネガティブな感情を一時的に解消してくれたり軽減してくれる効果があるということが確認されていますので、おそらくは、ヘビメタを聴くことによって、ストレスの解消効果やメンタルがポジティブになるという効果が頭のいい人達にとってプラスに働いているのではないかということです。

周りとのズレによるストレスから解放してくれる

頭がトップレベルに良いと他の人と感覚が合わなくなってしまいます。社会の裏側や世の中の構造、ビジネスの裏側などがわかると、多くの人たちがどんなに評価しているものであっても、その裏側を理解することができたりそこにある疑問や矛盾に気付くようになります。そのようなことが多くあると、当然ですが話は合わなくなります。
そのような人ですからヘビメタが解放してくれる効果があるからかもしれないということです。

そういう意味では、頭が良くなるとヘビメタを好きになる可能性が高くなる、あるいは、頭が良くなることでそれによるストレスを感じている人、勉強して新しい知識を手に入れようとか他の人よりも抜きん出るために努力しようとしている過程において、そんな皆さんの足を引っ張ろうとするような人たちと戦うためのストレスから、ヘビメタが助けてくれるかもしれないということになります。

ヘビメタを聴くとポジティブになる?!

別の研究で、ヘビメタには人間の心をポジティブにするかもしれないということも分かっています。
クイーンズランド大学の研究で、ヘビメタやハードコアなどの激しい音楽が人間にどのような効果を与えるのかということを調べてくれています。
普段からこのような激しい音楽を聴いている18歳から34歳の人達を集めて、全員に16分間のインタビューを行いました。そのインタビューの際に嫌な記憶を思い出させるようにしました。人生で一番腹が立った体験や悲しかった体験などを思い出してもらいました。
それにより一時的に嫌な気分にさせた上で、全員を2つのグループに分けました。

ハードな音楽を10分間聴いてもらったグループ

何も聴かないで10分間待ってもらったグループ

どちらの方がストレスや嫌な感情がおさまったのかということを調べています。
その結果、ハードな音楽を聴いていた人たちの方が、ストレスやイライラの感情レベルが大幅に低下していたということが分かっています。

それはもともとヘビメタやハードコアが好きな人達だからではないかと考える人もいると思いますが、研究者によると、敵意や興奮、ストレスがハードな音楽を聴くことによって減少するということが確認されていて、そんな中でも、最も変化した感情がやる気のレベルだったということです。
このようなヘビメタやハードコアなどの激しい音楽は、ネガティブな感情を減らしポジティブな感情を増やす効果があるということです。

ですから、新しい何かを始める時やなかなかやる気が出ないというような時には、このようなハードな音楽が使えるのではないかということです。
やる気を出したい時には10分間ぐらいヘビメタを聴いてみるのもいいかもしれません。

自分の感情に合わせた音楽の効果

トップ5%に入るレベルの頭のいい人達は、ハードな音楽を好む傾向が高かったということでしたが、ハードな音楽を好む人たちの特徴として、自分が怒りを感じた時には怒りをテーマにした曲を聴きやすくなります。一方、自分が悲しみを感じている時には、悲しみや孤独を歌った曲を聴きやすくなります。
つまり、自分の感情に合わせた曲を選択しているということです。

人間は、感情を遠ざけようとするよりも、自分の感じている感情をより詳細に分析したり言葉にして、感情に向き合ったほうがより上手にその感情をコントロール出来るようになるものです。
ヘビメタやハードコアはかなり死や悲しみ、怒りというようなネガティブな感情を歌っていることが多いと思います。自分が怒りやネガティブな感情を感じている時に、このようなネガティブな感情を激しく歌っている曲を聴くことによって、自分が感じている感情を客観的に見ることが出来るようになります。
自分の感情を一歩引いて客観的に見ることができることに対して、ヘビメタやハードコアの曲が役立っていて、そのおかげでネガティブな感情をコントロールすることができるようになり、その結果ポジティブな感情が生まれてくるようになり、やる気が高まったり集中力も上がり、頭がいい人たちがとるような行動をとりやすくなり実際に頭が良くなるのではないかとされています。

ですから、この実験ではヘビメタやハードコアを使っていますが、このようなジャンルの曲があまり好きでないという人は、おそらく、自分の感情にあった曲を聴けば同じような効果が出るのではないかと考えられます。
とはいえ、このようなジャンルには怒りや悲しみをテーマにした曲が多いので、ネガティブな感情のコントロールにはうまく使えるのではないでしょうか。
逆に、気分が高まっている時に楽しい曲を聴くと冷静になることもあります。そのあたりは上手に使っていただけたらと思います。

感情に合わせた音楽怒った時には、怒りに関する曲

凹んだ時は、悲しい曲

失恋した時には、失恋の曲

そんな感情に合わせた曲を聴くことによって、人間は感情を客観的に見ることができるようになります。それにより、ネガティブな感情にも対処できるようになります
これは、認知行動療法などでも使われる手法でもあります。ぜひ参考にしてみてください。

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リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

参照:S.M. Cadwallader(2007)The Darker Side of Bright Students: Gifted and Talented Heavy Metal Fans
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnhum.2015.00272/full#h6

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