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【子育て】子供の才能を活かせない親の特徴

子供の才能を活かせない親の特徴

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この知識はこんな方におすすめ

  • 子育てを頑張っている親御さん
  • 子供の教育のために一生懸命な親御さん
  • 子供の将来を思う全ての大人の方へ

子供の才能と家庭環境

子供の才能を生かせる親とそうでない親の特徴について紹介させてもらいます。
子供の才能を生かしたいとか子供の才能を引き出したいと、一生懸命頑張って英才教育を受けさせたり色々なことに取り組む親御さんも多いと思いますが、以前も紹介しましたが、子供の性格などは親の育て方によってほとんど変わらないものです。基本的には遺伝子で半分が決まり、残り半分のほとんどは周りの人間関係などの環境によって決まってくるものです。
今回は、元々遺伝子的に生まれ持った才能を持った子供が親の影響のせいでその可能性を潰されたり、その才能をうまく活かせなくなってしまうするのかという話をさせていただきます。

2018年のニューヨーク大学などが行った研究で、もともと遺伝的に良い遺伝子を持っている子供についての研究は色々とありますが、例えば、学歴などというものはどれくらい生まれ持った遺伝子で判別することができるのか、つまり、良い遺伝子、あるいは特定の遺伝子を持って生まれたら、いい大学に進んだりすることができるのかというようなことを調べています。
基本的にはそれが全てではないとは思いますが、頭が良くなる遺伝子というものが分かっていて、それを活かすことができる環境の条件というのはどのように決まってくるのかということです。
結構残酷な話ですが、頭が良くなる遺伝子と家庭の裕福さの関係性について調べられたものです。
これは、頭がいい遺伝子を持っているということは、成功しやすいのだろうということはなんとなく推測はつきますが、それが全てだというわけではありませんが、IQ などをはじめとする認知機能が高い人の方が成功する可能性が高いというのは理解できる話です。

くつがえったマシュマロテスト

一方、家庭環境についてですが、マシュマロテストという有名なテストがあり、部屋に集められた子供たちの前にマシュマロを置いて、実験者の大人が子供達に対して15分たったら自分は帰ってくるけれど、帰ってくるまでそのマシュマロを食べずに我慢できたらマシュマロを2個にしてあげると言い残してその部屋を出るという実験を行っています。その様子を観察していて、子供達はあの手この手を使ってマシュマロを食べないように我慢するわけですが、当然ですが、我慢できる子供と誘惑に負けて食べてしまう子供に分かれます。
その子供たちを10年20年30年と追跡調査したところ、その幼い頃に目の前のお菓子の誘惑を我慢してより大きい成果である2個のマシュマロを手にすることができた子供は、大人になってからも成功しやすいし社会的にも高い地位を得て裕福だったということが分かったというすごい研究でした。
ところが、この実験は最近覆っていて、もう一度同じような条件で実験を行なってみたところ、再現することができませんでした。ある条件を調整したら同じような関係性が現れなかったということです。
その条件とは家庭の裕福さです。親の教育レベルや子供の勉強に対しての協力的な環境など含めた家庭環境です。要するに、裕福で両親ともに学歴もある家庭で生まれた子供は教育レベルは上がりますので、そのような教育レベルの高い子供達はいわゆる自制心が養われ、目の前のマシュマロも我慢することができるし、大人になってからもやるべきことをちゃんとすることができるようになるので、結果、社会的にも成功する可能性が高くなるということだったわけです。

頭が良くなる遺伝子と家庭環境の関係性

ですから、子供の頃の自制心が将来を決めるということが昔よく言われたわけですが、結局のところ家庭の教育レベルが大切だということです。
そう考えた時に、疑問も生まれます。
貧しい家庭で育っても成功する人もいます。あるいは、裕福な家庭で育ったのに残念な人生を歩む人もいるわけです。
では、頭が良くなる遺伝子と家庭の裕福さのどちらが子供の将来に対して大きな影響を与えるのか、あるいは、この両方がどのようなバランスであれば子供の可能性はより広がるのかということを調べたのが、今回の2018年にニューヨーク大学などが行った研究です。

この研究は、かなり大規模なもので1,131,881人の遺伝子を調査し、そのデータを被験者の方々の学歴や経歴と比較するという実験を行っています。
その結果いくつかの残酷な事実が分かっています。
やはり、頭の良い遺伝子を持っている人の方が成功しやすいということですが、家庭が貧しい場合は、その才能が潰れてしまう可能性があるというシュールな結果です。

例えば、人間の学歴の差というのは11%から13%までは遺伝で説明することができるということが分かっています。これは親が頭が良かったら子供も頭が良くなるというようなことではなく、僕たちは父親の遺伝子と母親の遺伝子を半分ずつ受け継いで、その遺伝子のスイッチがオンになるのかオフになるのかというのはほとんどランダムに決まり僕たちが生まれます。つまり、親が持っている遺伝子をそのまま受け継ぐわけではありません。

そして、頭が良くなる遺伝子を持っているのに両親が貧しかった場合には、子供が大学を卒業する可能性は24%でした。
一方、頭が良くなる遺伝子を持っていて、かつ、両親が裕福な場合には、子供が大学を卒業する可能性は63%だったということです。
さらに、頭が良くなる遺伝子を持っていなくて、両親が裕福な場合には、子供が大学を卒業する可能性は27%でした。
つまり、頭が良くなる遺伝子、または、両親が裕福であるという条件の片方を満たしている場合には、子供が大学を卒業する可能性は24%か27%程度になるということです。約1/4程度の確率での大学の卒業の可能性ということです。
ところが、頭が良くなる遺伝子を持っていて両親が裕福だという両方の条件を満たしている場合には、子供が大学を卒業する可能性は63%まで上がるということです。

結局、親が子供のためにできることとは…

ですから、いくら生まれつきの才能があったとしても、両親が貧しいとやはりその能力を発揮することができなくなる可能性があるということがこの研究により分かったということです。
つまり、子供のために親ができることとしては、虐待したり子供の恥を利用して心理的にコントロールしようとするようなしてはいけないことを気をつけてもらい、子供に良い人間関係ができるような環境や学校を用意してあげることぐらいが親にできる唯一のことです。
教育レベルを高めるためにも、結局、親は稼ぐしかないわけです。

これは、決して貧しい家庭は駄目だというようなことではなく、もちろん貧しい家から反骨精神を発揮して大きな成功を掴む人もいますし、この実験の場合は大学を卒業するということを指標にしていますので、自分で起業する場合は学歴は関係なくなります。
年収でいうと1千万円から2千万円ぐらいまでは学歴が高い方が有利ですが、2000万を超えて企業などを経営しないとできないレベルになってくると、学歴は関係なくなると言われています。

とはいえ、親が子供のためにできることとしては、頭を使って頑張って働くことによって、出来る限り家庭を裕福にし教育レベルを高めることによって、頭がいい遺伝子以外にも生まれつきの才能というものは色々とあると思いますので、その才能を潰さないようにすることだといえます。

子供の性格に対する親の影響についてはこちらを参考にしてください

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リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

参照:Nicholas W. Papageorge, Kevin Thom (2018)Genes, Education, and Labor Market Outcomes: Evidence from the Health and Retirement Study


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