この知識はこんな方におすすめ
- 他人の目がいつも気になる
- 自由に生きたい
承認欲求に支配される人生
今回は、承認欲求から解放されて自由になるための方法について紹介させてもらいます。
承認欲求とは、要するに、周りの人にすごいと思われたいとか自分を認めてもらいたいという欲求ですが、これははっきりいって誰にでもあるものです。
ただ、これが欲求の主なものになってしまうと、かなりしんどい人生を歩むことになってしまいます。
自分が好きでしたことであったり楽しくてしたこと、興味がありしたことが結果的に他人に認めてもらうことになったり、何かしらの数字で返ってきたりビジネスになったと言うのであれば構いませんが、承認されることを求めてでしか行動できなくなるとこれは問題です。
他人に批判されるのが怖いから、他人に批判されない行動をとる。
みんなにすごいと思われたいから、みんながすごいと思っている誰でも知っているブランドを買おうとする。
このようなことしか考えられなければ、その人はどんどんオリジナリティを失ってメンタルも悪化していきます。
そもそも承認欲求に支配されるということは他人に支配されることと同じです。
他人に認められる行動を無意識のうちにもとろうとするわけですから、まさにパブロフの犬の如く、他人に認められることを必死に求めまくる非常に残念な生き方になります。
そんな人生においても危険な承認欲求から逃れるための方法について紹介します。
承認欲求がもたらす3つの害
害その1 :破産リスクが高まる
人は皆に認められたいと思うと自分はすごいということをアピールしようとします。
自分がしている行動から勝手にすごいと思われるというのであれば構いませんが、そうではなく、自分がすごいと思われたくて何かの言動をしたり選択をするようになってしまうと、それを世の中では見栄を張ると言います。
見栄っ張りには破産しやすいという傾向があります。
儲かっている間は見栄っ張りも問題はありませんが、見栄っ張りの人は儲からなくなればなるほど余計にお金を使うようになってしまいます。
時折、有名人でも大成功してもう一生分のお金を稼いだのではないのかというような人であっても破産してしまうということも結構あると思います。
昔ながらの芸能人やタレントさんでもよくある話ですが、実は借金まみれだったり火の車だったということもあると思います。
これも承認欲求の罠にはまった人たちです。
自分が儲かっていて順調な時は、自分のすごいと思われたいという承認欲求が満たされます。
ところが、その自分の成長が鈍化したりお金が儲からなくなってくると、このままでは自分がすごいと思われなくなるのではないか、認めてもらえなくなるのではないかと不安になってきます。
そうなるともっとお金を使ってお金を稼ぐことができていないことを隠そうとし始めます。
このようにして承認欲求が破産につながっていくわけです。
害その2 :他人との比較によるメンタルの崩壊
僕たちがどうすれば幸せになることができるのかということについては、いまだ科学的なコンセンサスは取れてはいません。
例えば、ハーバード大学が行った約70年間にわたり人間の人生を追跡して、人間のどのような行動や要素が人生を決めるのかという事を調べた研究があります。
その人の地位なのか、学歴なのか、知能なのか、人間関係なのか、夫婦関係ないのか、様々な要素があると思いますが、何が人間の幸せを最も決めるのかということを長期的に調べた研究によると、人間関係が最も幸せを決めるのではないかと言われてはいます。
人間関係といっても様々な関係があります。
家族との関係もあれば友達との関係もあるでしょうし仕事の関係もあります。
人間が確実に幸せになる方法としては人間関係が重要なのは間違いはないでしょうが、他にもそれを決める要素は色々とあるようですし、これさえあれば大丈夫というような確証はないわけです。
ところが、逆に不幸になる方法というものは結構明らかになっています。
確実に不幸になる方法としては、「他人と比べる」ことです。
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他人と比べるということは、自分よりも下の人と比べると自分に甘くなり失敗します。
自分はあいつに比べたらまだマシというようなことを考えていると、いつのまにかその人と同じレベルかそれ以下になってしまいます。
かといって、上の人と比べると良いということでもありません。
やる気があるうちはまだ大丈夫でしょうが、誰でも自分よりもはるかに偉大な人や自分の年収の何倍ものお金を一瞬で稼いでいるようなレベルの人と自分を比べると惨めになってしまうようなことはあると思います。
つまり、人は下の人と比べると自分に甘くなり失敗して、上の人と比べると惨めになりやる気がなくなるので失敗してしまいます。
他人との比較というものは、それをし始めている段階ですでに破滅に向かっています。
だからこそ過去の自分と比べるということが重要になるわけですが、承認欲求というものは他人との比較というものが必ずそこにあります。
もっとあの人みたいに・・・、〇〇より・・・認められたいというのが承認欲求です。
承認欲求を持つこと自体が自動的に他人との比較を意識することになります。
承認欲求を持っている人は他人との比較による不幸を受けやすくなるということです。
害その3 :完璧主義の罠
そして、最終的には完璧主義の罠に陥ります。
全てを完璧にしようとかちゃんとこなそうとするのは、実は完璧主義ではありません。
完璧主義というものは、「完璧でないもの以外は意味がない」という考え方です。
そのため、完璧に準備が整わないと行動することもありませんし、失敗しないという確証がなければ挑戦もしません。
どんなことでも経験のないことをたくさんすればするほど失敗もミスも起きるわけですが、それも許せないので言い訳をつけて逃げるだけです。
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今の世の中の風潮として、有名人でも芸能人でも何かひとつミスや失敗を犯すと徹底して叩かれるということがあります。
それまでどんなに素晴らしいことをしてきた人であっても、たったひとつの失敗を犯すだけで人として終了というような烙印を押してしまいます。
このような世の中の風潮も完璧主義者が増えているからだということもあると思います。
実際に完璧主義者が増えているというデータもあり、そのせいで他人に対しても完璧を要求して、それにより社会全体が完璧主義になってしまい、結果的にそんな完璧主義の世の中で生きていかなくてはいけなくなるので多くの人が生きづらくなっています。
そんな世の中になってしまうと、人は失敗が怖いし挑戦もできなくなり、人と違うこともできないということになってしまいます。
これが完璧主義がもたらす人生の罠です。
いわゆる先延ばしというものも完璧主義に関わっています。
まだ完璧ではないから、まだタイミングではないと考え、とりあえず行動してみるということが考えられなくなります。
特に変化の激しい時代においてはこの完璧主義は破滅にしか繋がりません。
そんな完璧主義の罠にはまりやすいのも承認欲求の危険な部分です。
もっと人に認めてもらいたい、もっとすごいと言ってもらいたい、こんなことで失敗していては自分は認めてもらえないのではないかと考えてしまい完璧主義に陥ってしまいます。
承認欲求から逃れるための対策
対策その1 :オリジナリティの追求
見栄っ張りの破産リスクに対する対策としては、オリジナリティの追求をしてみてください。
見栄っ張りは、誰かよりもすごいと思われたいとか自分は成功しているということをアピールしようとして、余計なことにお金を使ってしまいます。
高い腕時計やブランドものの服などにお金を使うことが多くなりますが、これははっきり言って意味がありません。
どんなものでも自分が求めたもの以外は価値がありません。
他人に対して発揮する見栄のためにお金を使うということほど愚かなことはありません。
他人が評価したりみんながすごいと言っているものにお金を使うのではなく、自分の頭を使ったオリジナリティのあることにお金を使うということが重要なポイントになります。
オリジナリティへの投資とオリジナリティの追求を意識してください。
こちらの本はオリジナリティを追求するのであれば絶対に読んでほしい本で、起業やビジネスにも役に立つ内容です。
オリジナリティを発揮して成功した人たちのストーリーだけでなく、科学的な研究も紹介されている素晴らしい本です。
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対策その2 :比べるべきは過去の自分
人は他人と比べることでどんどん不幸になるわけですが、人が成長していくためには過去の自分と比べることが必要になります。
成長というものは比較でしか生まれないものですが、そこで比較するべきは他の誰かではなく過去の自分です。
昨日の自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分が確実に前に進んでいくということを実感することにより人のモチベーションはどんどん高まるものです。
こちらの本でも人のモチベーションのためには前に進んでいるという感覚が重要だということを教えてくれています。
こちらの本は人の上に立つ人やお子さんの将来を考える親御さんなどには絶対に読んでもらいたい本です。
対策その3 :完璧主義ではなく「改善主義」
完璧主義に対する対策としては、1%だけの改善でもいいので、完璧ではなく改善を求め続ける「改善主義」をお勧めします。
完璧主義な人はいきなり完璧なものを作ろうとしたり求めますが、そんなことができるわけはありません。
神様がいたとして、その神が作ったとされている人間でも世の中でもとても不完全です。
人間は突然病気で亡くなってしまうこともありますし、犬でも猫でも動物たちがひどい扱いを受けたり命を奪われたりしています。
神でさえも完璧ではないわけですから、人が完璧なはずはありません。
人も世の中も不完全ではありますが、それでも価値があり美しいとされるのは改善することができるからです。
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まずは一歩だけでも進まなければ改善する余地も生まれません。
そこから徐々に徐々にでも改善を積み重ねていくことがとても重要なわけです。
完璧を求めるのではなく、一歩ずつでいいので改善を積み重ねることを意識してみてください。
先延ばし対策のためのおすすめ本
こちらは僕の本ですが先延ばし対策のために使っていただけたらと思います。
目標達成のためのおすすめ本
完璧主義の人が陥りやすい失敗として、絵に描いた餅のような計画を立ててしまうということも結構あります。
計画というものは、失敗することを含めて計画しないと意味がないということが分かっています。
失敗やサボりというものをあらかじめ組み込んで計画しておいた方が、目標というものは達成しやすくなります。
そんな科学的に正しい計画の立て方についてこちらの本では紹介しています。
不幸になる考え方から逃れるためのおすすめ
承認欲求から逃れるのはとても難しいものです。僕でもうっかり指針を間違えたり他人と比べそうになることはあります。
承認欲求を求めてしまう人が自ら不幸になる行動をとっているということがあり、そんな12の行動についてまとめた動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。
無駄に自分を他人と比べて落ち込んだりしやすいという人も多いと思います。
そんな人は自分でも気づかないうちにこのわざわざ自ら不幸になる行動をとっているということもあるかもしれません。
こちらの動画を参考にしてもらいより具体的な対策も考えてみていただけたらと思います。
承認欲求からも解放されて余計なプレッシャーもなく生きていくことができるようになると思います。
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リサーチ協力:パレオチャンネル