人間関係

なぜ人間関係は変わらないのか?頑張っても同僚や上司、親や友人が認めてくれない理由

2019年5月28日

なぜ人間関係は変わらないのか?頑張っても同僚や上司、親や友人が認めてくれない理由

DaiGo MeNTaLiST

なぜ人間関係は変わらないのでしょうか。

認めてくれない!あんなヤツじゃなかったのに!

自分が努力し成長したのに、成功したのに周りが認めてくれない、親がいつまでたっても子供扱いする、このようなことが結構あるのではないでしょうか。

逆に、ある程度成功すると、自然と会わなくなり、昔はあんなやつではなかったのにと言われたりすることもあると思います。
昔から付き合っている友達と、成功してもずっと変わらず一緒にいられる人は少ないのかもしれません。タレントでも著名人でも、企業の経営者でも、昔からの友達とずっと仲良くいられることは、どうしても難しいものです。
これらはなぜなのでしょうか。

自分のイメージを優先する

人間にはバイアスがあり、自分が思っているイメージを守ろうとする性質があります。
そのため、皆さんが成功したり、今までとは違う方向に進みうまくいったとしても、それを認めたくないわけです。それを否定して自分が思っているイメージを押し付けようとしてきます。
人間は他人に対して自分の持っているイメージのとおりでいてほしいというバイアスがあるので、本来その成功を喜ぶべきところを喜べないわけです。
友達の成功を認められなかったり、自分の子供が成功して親を超えた時に親は認めることができなかったりしてしまうのは、このバイアスが原因の可能性があります。

確証バイアス

元々人間というものは、自分がそこにあると思っているものだけを見るという確証バイアスというものがあります。これが人間関係に対して働いてしまうと、自分の周りの人は変わらないし、このままの関係でいられると思い込みます。
そのために、自分の友人や家族が危険なことに首を突っ込んだり悪い方向に進んでいても気づかなかったりするということも起こります。その逆に、周りの人が変化したり成功しようとしているのに、それにわざわざ水を差すようなことを言って変化を抑えようとしてきます。
変化を嫌い、自分が思っているとおりの場所にいたいし、自分の周りの人もそうであってほしいわけです。
このような人たちは、よほどのことがない限りは、さよならするしかなくなってしまいます。

初頭効果は専門家の判断も左右する

確証バイアスとは、例えば、上司が部下を一度無能だと思った場合に、再評価することは極めて難しいです。親が、自分の子供はいつもしょうもないことばかりをするというようなレッテルを貼ると、ずっと同じような目線で見られてしまいます。
以前はメンタルが弱かった人が、メンタルも回復してきて色々なことに挑戦しようと頑張っているのに、どうせ頑張ってもまた辛いことになるだけだからやめておいた方が良いと余計なことを言ってくる人もいます。

このような確証バイアスは専門家でも起きるということが分かっています。
初頭効果というものがあり、一番最初のイメージがその後の評価にも影響してしまうというものです。つまり、第一印象が良ければその後もいい印象が続いてしまうということです。これも確証バイアスの一つです。
今回の参考文献にも出している論文の中に、2人の子供たちに対して約30問の数学のテストを行うという実験があります。

  • 前半の15問の問題のうち、14問正解している子供
  • 前半の15問の問題のうち、6問だけ正解している子供

前半の成績がいい子供と悪い子供に分かれています。後半では成績が逆転します。

  • 前半は14問正解したけれど、後半は6問しか正解しなかった子供(30問中計20問正解)
  • 前半は6問しか正解しなかったけれど、後半は14問正解した子供(30問中計20問正解)

結果的には成績は全く同じだった2人の子供がいます。
そして、この様子を被験者達に前半と後半に分けた動画で見せました。前半を見た後に一度その子供に対する評価を確認し、その上で後半を見てもらいました。
普通に考えたら、最終的な成績は同じなので評価としても同じになるはずです。
ところが、ほとんどの人たちが、前半の成績の良かった子供の方が数学の能力が高いと評価しました

しかも、この研究では数学の教師に対しても同じような調査を行っています。数学を専門として数学を教えている専門家ですら、前半に多くの正解をした子供の方が数学的な能力が高いと判断したということです。

第一印象で形成されたものを僕たちはこんなにも守ろうとするということです。前半と後半に分けて総合的に判断することを面倒だからと僕達の脳は再評価を嫌がっているわけです。

第一印象を覆すことは難しい

親が子供をいつになっても子供扱いしたり、一度挫折してダメな時期があった人をいつまでたってもダメな人扱いしたり、最初に出した本が売れなかった作家さんや最初に出演した作品が人気が出なかった俳優さんが、その後もいい仕事が来ないというようなこともすべてこれが原因です。
一度形成されてしまった第一印象を覆すことは非常に難しいということです。

皆さんのことを過去から見てきた人たちは、今までの皆さんと全く同じ目線で皆さんのことを見るものです。皆さんがどんなに頑張って変わっても、他者からの評価というものはなかなか変わらないということです。
ですから、他人からの評価を大きく変えたいのであれば、付き合う他人を変えるしかないということです。

例えば、会社の中でなかなか成果が上がらず認めてもらえないという時に、まずはそこで成果をあげることは大事です。そこで評価されなくてもいいから、まずは成果を上げて自分自身に自信をつけましょう。能力やスキルをつけて、そこから新しい人間関係や新しいコミュニティに行った方が基本的には良い人間関係もできるのではないでしょうか。

親友なら別なのでは?

会社などの関係であればともかく、いつも一緒にいる親友なら分かってくれるのではないかと考える人もいると思います。実はそれもあまり関係ないそうです。
他の研究で、親しい関係のルームメイトの友人同士を対象にした実験があります。この被験者たちのペアの一方を評価する側、もう一方を難解なテストを受けるプレイヤー側に分けました。そして、プレイヤー側の人が難しいテストを次々に解いていく動画を評価者側に見せます。こんなに難しい問題を次々に解いていくのかと驚くぐらいの動画になっています。それを評価者側のルームメイトが評価するわけです。同じようにそのプレイヤー側の人を知らない第三者の人にも評価してもらいました。これでどのような差が出るのかということを調べたものです。
その結果、プレイヤーがどんなに難しい問題を鮮やかに解いても、逆に、期待より悪い成績しか取れなかったとしても、ルームメイトの友人からの評価は、実験前に確認していた評価と変わらなかったということです。

つまり、人間というものは、親しい関係で人となりを理解している状態では、相手が失敗をしようと、予想以上の成果を出そうと、結局、自分の予想どおりの評価しかしないということです。
相手のパフォーマンス自体に対する評価ではなく、自分の既に持っている印象を優先してしまいます。

今までと変わらないということでは安心感はあるでしょうが、自分を評価してもらいたいと思うのであれば、今皆さんの周りにいる人間関係を大事にするということだけでなく、成長の過程において新しい人たちと出会っていくことも、皆さんの能力を正当には評価してくれるので、大事だと思います。
もちろん親友や仲の良い友達は、自分にどんなに波があっても支えてくれる存在でもあるので、大事な存在ですが、皆さんがこれから新しい挑戦をして世の中に認めてもらいたいというのであれば、今ある人間関係も、本当に大事な人以外はある程度変えていくことも許容しないと認められることはありません。

なぜ人間関係は変わらないのか?
それは、付き合う相手を変えないからです。

人間関係のおすすめの動画
人生を変えるための人間関係のリセット法まとめ
▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1536801604
片手で足りる友達で十分!少ない友達で幸せになるためのスーパーコネクターとの出会い方
▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1526051071

Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

Reference:https://psycnet.apa.org/record/1969-06853-001


他の人はこちらも検索しています

知識をさらに検索

-人間関係
-, , ,

Copyright© Mentalist DaiGo Official Blog , 2020 All Rights Reserved.