学習法・記憶法

トップに上り詰める人の練習の5つの共通点【一流の練習①】

この知識はこんな方におすすめ

  • 勉強やスポーツで一流になりたい
  • ビジネスで上り詰めたい

トップに上り詰めた人がまだ一流でなかった頃の練習法に学ぶ

今回は一流の練習についてです。
様々な業界でトップに上り詰める人がいます。
これはアーティストでも研究者でも、どんな業界でもトップに上り詰める人がいて、この人たちも最初からうまくできるわけではありません。
当然少しずつ練習を積み重ねて、その結果として新しいことができるようになっていくものです。

では、一流の人たちがまだ一流ではなかった頃にどのような練習をしていたのかということが分かれば、本当に世界トップレベルの一流になるには、それ以降の努力もかなり必要になると思いますが、ある程度のところまでたどり着くには参考になるはずです。
ところが、どんな業界でも同じですが、多くの人はすでに一流になっている人たちの練習方法を真似しようとしてしまいます。

これは、筋トレをしようとするときに、世界トップレベルのボディビルダーがベンチプレス200 kg を上げているから、自分は200 kg から始めようとするようなものです。
これは筋トレや運動であればまだ分かりやすいです。いきなり上級者向けから始めようとはしないはずです。
ところが、ビジネスや勉強などの自分の頭を使うことに関しては、なぜかみんな一流の人を真似しようとします。

例えば、投資で成功している人が FX で儲かったらしいという話を聞いたら、深く考えず自分も FX をしようとしたりします。
これは200 kg のベンチプレスにいきなり挑戦している可能性もあるわけです。

ですから、一流の人たちが一流でなかった頃に何をしていたのかという事を調べた研究をもとに、今回は、トップに上り詰めた人がまだトップでなかった頃にどんな練習をしていたのかということを紹介させてもらいます。
一流の人たちがしていた練習方法には共通点がありました。
様々なジャンルを調べた結果として5つの共通点が見つかっています。

トップに上り詰める人の5つの共通点とは?

人がどのようにしたら効率的に練習できるのかとか、物事を効率的に習得するにはどうすればいいのかというような研究は色々とあり、そんな中で今回参考にしている研究では、一流の音楽家やチェスプレイヤー、外科医やアスリート、などの様々なジャンルの人たちの練習を徹底的に調査して、一流の人たちが行う練習のポイントをまとめてくれています。

僕たちが思う一流の人のイメージとしては、例えば、ピアニストであれば幼い頃から街中で聞いた曲が習わなくても弾くことができるとか、生まれつき絶対音感を持っていた、物事に対する集中力が生まれつきやばくて、ほっておいたら1日何時間でも練習していたというようなイメージがあると思います。
タイガーウッズさんであれば、お父さんがコーチになって幼い頃から毎日何時間も練習していたというような話もよく聞きます。
勉強でも、受験生であれば1日6時間とか8時間勉強しないといけないとか考える人も多いと思います。

実際には、トップに立てる一流の人たちの練習の共通点のまず1つ目は、練習を始めた時には1日15分から20分の単位で始めていたということです。

共通点その1 :練習時間は1日15分から20分

これは1日15分から20分の練習をずっとしていればトップに立つことができるということではなく、一流になるためには確かに大量の練習時間は必要です。
ただ、世界のトップに立つような一流の人達でも、初心者の頃には1日15分から20分程度の練習時間を目標にして、そこから徐々に無理をすることなく増やしていくということをしていたということです。

ここがいわゆる凡人と一流の人の違いで、一流になる人は多くの人が馬鹿にするような小さなところから始めて、それを時間をかけて大きく育てていきます
これはビジネスでも同じです。
ビジネスでも、最初から大きなお金を使って借金をしてビジネスを始めるような人はたいていうまくいきません。
小さく始めて大きく育てるというのが、皆さんの人生においても、新しいことを始めて物事を習得する上でも大事だということがこの研究から分かります。

スポンサーリンク

なぜ1日15分から20分なのでしょうか?

多くの人は初心者から中級者になる前にやめてしまいます。なんとなく飽きたり続かなくなりいつのまにかやめています。
この原因はとても簡単で、特に初心者の頃には大きなモチベーションを持っています。
モチベーションは大きいけれどそれを保つことができなくなるという経験をしたことがある人も多いと思います。
モチベーションを保つことができなくなれば、それでも続けなければいけないと考えストレスになってきます。
そのストレスがかかっている状況下でも続けることができなければ、人はいつになっても初心者の段階を突破することができません

先行研究によると、1日15分から20分以上の練習をしようとすると、大抵の人はストレスに負けてやめてしまうということが分かっています。

だからこそ、一流になろうとするのであれば、あるいは、一定以上の成果を出したいというのであれば、モチベーションがある時こそ15分から20分の練習時間に制限しておいて、それを続けながら徐々に増やしていくということが大事になります。

これを徐々に増やして行く頻度としては、別のロンドン大学の研究を参照すると、人が物事を習慣化するために必要な時間というものは最低でも80日ほどはかかるとされていますので、2ヶ月半ほどは必要になるということになります。
基本的に技術を習得しようとする練習というものは困難なものですから、このような困難な練習の場合には250日ほどかかるということも示されていますので、そう考えると、15分から20分ぐらいの練習を250日程は続けると考えた方がいいとも思います。

スポンサーリンク

これをプレッシャーにする必要もなく、 モチベーションがない時や疲れている時でもできるぐらいの量にしておくことが大切で、本当にどんな時でもできるぐらいになってから時間を増やすようにすればいいと思います。
時間を増やすと必ずストレスが高くなります。
このストレスに耐えることができなければ、皆さんは基本的には続けることができなくなり初心者の領域を突破することができません。
長く続けることに意識を向けるというのが一流になる人の特徴だったということです。

これはなんとなく思い当たることがある人も多いのではないでしょうか。
ランニングでも筋トレでもいきなり1時間から始めようとしたりして、そのために挫折したということは結構あるのではないでしょうか。
まずは15分から20分ほどから始めて、とにかくそれを続けようということからスタートしないと結局続かないわけです。
最初の小さな目標を自分のモチベーションや欲求で無理に上げるのではなく、それを抑えて続けるということが一流になる人たちの方法です。

1日15分から20分で始めて、これを増やすとしても最低でも2ヶ月半は必要になりますし、僕の感覚としては少なくとも半年以上続けることができてから増やしたほうがいいと思います。
イチローになりたいのであればゆっくりとゆっくりと進めていくことをお勧めします。

特徴その2 :ミスを全て記録する

人は勉強でもスポーツでも上手くやりたいという意識がどうしても働き、うまくいった時の事ばかりに注目してしまいがちです。
自分がミスったところに目を背けたりもしがちです。

どうすればうまくいったかということではなく、何で失敗したのかということを記録しておいた方が、実際には僕たちが一流になるためには役に立つということが分かっています。

スポンサーリンク

実際に一流になった人たちの方がこのミスを記録するということを意識していました。
ビジネスでも大抵失敗してしまう人は成功事例を真似しようとします。一流の経営者の成功事例などが書かれた本もよくありますが、そんな本を読むぐらいであれば、倒産したり破産した会社がそれが起きる前に何が起きていたのかということを学んだ方が役に立つと思います。

成功した時には人はその成功をよく見せようとする欲求はかなり大きいもので、それを人に伝えるときにはかなり脚色されるものです。
ところが、僕の動画配信も同じですが、記録として残っている場合には脚色しようもありません。
記録をたどることができない人の場合にはどうしても自分の成功を盛りがちになります。

この研究では、そんな脚色や話を盛ることを一番出来ないであろう医者を対象にして調べたところ、優秀な人ほど自分のミスを全て記録していたということが確認されています。

医者は人の命を預かる職業ですからミスが許されないわけです。
ですから、もともとミスは少ないでしょうが、普通に考えて自分のミスを認めづらい職業です。
お笑い芸人さんであれば自分のミスも笑いに変えることができるでしょうが、これがお医者さんとなると笑い話に変えることなんてできません。

間違いが許されなくて、給料もプライドも社会的地位も高いでしょうから間違いを正面から受け止めることが非常に難しい職業で、そもそもミスが少ないわけです。
そんなお医者さんの中でも優秀な人ほど自分のミスをちゃんと記録していて、優秀でない人が自分のミスを記録する習慣がなかったということです。

この記録の仕方にもポイントがあり、この自分のミスを記録する時に、「なぜ自分はミスったのか?」「なぜ自分はその作業を難しく感じているのか?」というように、自分がミスをした理由と自分がその作業を難しいと感じている理由に注目して、自分の推測も交えてミスを記録するということが重要なポイントでした。

自分がミスした内容だけでなく、自分がミスをした原因の仮説、そして、それを自分が難しいと思ってしまう自分の感情的な部分の仮説、この原因と感情的な部分の2つをセットにミスを記録するということをしている人が、やはり優秀で一流になりやすかったということです。

スポンサーリンク

自分のミスをちゃんと記録しておかないと、結果としてのフィードバックを得られた時に、その記録された自分のミスに立ち戻り、何を自分が間違えたのか? 、何がいけなかったのか? 、共通点や改善点はどこにあるのだろうか? ということを深く考え理解することができなくなります

ですから、自分が失敗した時の原因やその時の憶測を記録しておかないと、自分の行動に対してすぐに結果が出る場合であればいいですが、ビジネスでも勉強でも同じですがすぐに結果が出ることの方が少ないものです。
最初の頃にうまくいったこととうまくいかなかったことを記録しておかないと、後で、成果が出た時も出なかった時も間違えた理由に戻ることができないわけです。
ここに戻ることができなければただ単に時間の無駄になってしまいます。

失敗を無駄にすることなくいつか自分が一流になるための糧にしていくということが一流になる人たちの行動です。
一流になる人達は細かく自分のミスを記録していたということです。

もちろん、いわゆる本当の天才で記憶力がずば抜けてよく記録する必要がない人もいるとは思います。
将棋の名人やチェスのグランドマスターの人たちのように、盤面を全て記憶しているという人もいます。
僕たちは記憶していることができないので記録する必要があるわけですが、彼らは強靭な記憶力を持っているために記録しなくても成功できるだけです。
このような特殊な能力を持っている人以外が成功しようと思えば、やはり記録することがとても大切です。

さらに一流になる人たちの共通点を学ぶために

一流の人たちの共通点というものは結構地味なものではあります。
ですが、本当に大切な一流になるための共通点としては、この地味なことを無理することなく続けた結果として一流になっています。
ここから先は今日のおすすめの動画として紹介しているDラボの方で解説していきます。さらに一流になる人たちの共通点を知りたい方は続きをどうぞ。

トップに上り詰める人の練習の5つの共通点【一流の練習①】

異なるジャンルで極めた人の練習法

ちなみに、このようなそのジャンルでトップレベルになった人で、他のジャンルでも上り詰めて2つ以上のジャンルで極めた人となると、なかなかいるものではありません。
例えば、FX と株というようにある程度同じジャンルで極めた人であればそれなりにいると思いますが、スポーツ選手としてトップなのにそのスポーツとは全く関係のないビジネスとしても成功しているというように、全く異なるジャンルで極めることはかなり珍しいケースです。

そんな中で、ジョッシュ・ウェイツキンさんという方が非常に興味深い経歴を持たれていて、チェスのトップレベルのマスターだったのに武術にはまって、頭を使う世界と体を使う世界ですから全く違う練習方法なはずなのに、その両方を短期間で極めてしまったそうです。
この方がどのような意識を持って練習をしていたのかということをまとめている本がとても参考になります。

頭を使うことでも体を使うことでも、あるいは、その両方を使うことでも習得するための方法が紹介されていて、これはビジネスや副業でも参考になると思います。是非チェックしてみてください。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

スポンサーリンク

Dラボでおすすめ動画をチェック

毎月20冊以上【30,000円以上】の書籍・論文の知識が1日あたり【わずか10分】で学べる
Dラボはこちらから

トップに上り詰める人の練習の5つの共通点【一流の練習①】
今回の参考
学研プラス
¥1,524 (2021/12/04 16:24:42時点 Amazon調べ-詳細)

【通常3000円が今だけ無料】DaiGoの新刊も含めAmazonで無料で聞けます。詳しくは↓
『メンタリストDaiGoのAudible』※Audible無料体験にて1冊無料

リサーチ協力:パレオチャンネル

参考:K. Anders Ericsson, Michael J. Prietula, and Edward T. Cokely(2007)The Making of an Expert.Harvard Business Review

他のカテゴリーもチェック


他の人はこちらも検索しています

知識をさらに検索

この知識はどうでしたか?

-学習法・記憶法
-,