人間関係

【会う前5分で差がつく】信頼感の作り方

この知識はこんな方におすすめ

  • 誤解されやすい
  • あまり信用されていない気がする
  • 信頼される人になりたい

周りからもっと信頼されるための方法とは?

仕事の関係や恋愛関係、あるいは、普段の人間関係で、もっと周りの人に信用してもらえるようになる方法を紹介させてもらいます。

誤解を与えやすいとか周りの人があまり信用してくれない、彼氏や彼女が信用してくれないといったことも結構あると思います。
この信用というものはそもそもどこからくるものなのでしょうか。

普通に考えると、相手が信用できるかどうかということは、当然その人の過去の行動などから見るという人も多いと思います。
ただ、その過去の行動が本当に未来に影響を与えるかということは結構怪しいものです。

例えば、いろいろな職業を転々としている人は、面接の際にまたすぐ辞めるだろうと思われてなかなか雇ってもらえなくなるという話がありますが、これはある研究によると、過去5年間にたくさんの転職をしている人と過去5年間にあまり転職をしていない人を比べた時に、どちらの方が転職しやすくなるのかということを調べると、実際にはあまり差がなかったという結果も確認されています。

ですから、転職をたくさんしている人は、たまたまその環境が合わなかったことにより転職している可能性も高く、その人本人の性格により転職が多くなっているのかというと、そこにはまだ疑問があるのではないかということです。

過去が未来に影響を与えるかということは結構慎重に考える必要があります

例えば、今皆さんの目の前に10円玉があるとして、10円玉を3回続けて投げたら全て表だったとしたら、次も必ず表が出るのかと言われるとそういうわけではないはずです。
3回連続表が出たからといって、次も表が出るのか、それとも裏が出るのかという確率についてはどちらも50%です。

僕たちが本当に相手の能力や信頼感について、その人の過去から見ていいのかという問題もあるわけです。

一方で、それが実際に当たるかどうかは別として、直感で相手の信頼感を見ているという人もいると思います。

そんな中で、皆さんがもっと人間関係で信頼を集めたいとか、プライベートでも仕事でも信頼してほしい、もっと信用してほしいとかもっと頼りにしてほしいと思った時に、どうすれば信頼してもらえるようになるのかということを紹介させてもらいます。

信用と「疲労」の関係

今回参考にしている研究は、心理学者のFrancesca RighettiさんとCatrin Finkenauerの研究ですが、この研究の結論としては、人間というものは疲れている時には信用されないということが示されています。

人は信用できる人に対して常に信用できるものだと思うことが多いです。
あるいは、自分は周りの人に結構信用してもらっているし信頼されるタイプだという人もいると思います。
ですが、そもそも人間の信用度というものは一定期間の間にずっと一定のままなのかということが問題になります。

人間の信頼度や周りから見た時にどれくらい信頼されやすいかというものは、実際にはさまざな要因により株価のようにかなり変動するものです。

そして、その変動の要因の中に「疲れ」というものがあるのではないかということを調べたのが今回の研究です。

この研究では、信頼ゲームと呼ばれているゲームを使って、その人がどれくらい信頼されやすいのかということと、その人がどれくらい疲れているのかということを比べるという実験を行っています。

「信頼ゲーム」

参加者を集めて2つのグループに分けて、片方のグループは資産家グループ、もう一方のグループは投資家グループに分けて実験を行っています。
まずは資産家グループに一定額のまとまったお金をあげて、そこからゲームがスタートします。

ゲームのルールとしては3つの大きなルールがあり、1つめはお金をもらった資産家は、その中から好きな金額を投資家役の人に与えることができます。
自分の好きな金額を自分で決めて投資家役の人にあげて下さいとお願いしました。

2つめのルールは、投資家はお金を渡されると、その渡した瞬間にその渡したお金が3倍に増えます
例えば、資産家役の人が100ドルもらってその全てを投資家に渡すと、その時点で3倍になりますので投資家が手に入れる金額は300ドルとなります。

ここまで考えると、資産家役の人は投資家役の人に全額渡して3倍にした上で 山分けしたらお互いにかなり得をすると考えるはずです。

ところが、3つめのルールがそうはうまくさせてくれません。
投資家役の人は資産家役の人からお金をもらった時点で3倍に増やすことができるわけですが、そのうちどれぐらいの金額を資産家役の人に戻すのかということについては、投資家役の人が自分で決めていいとされています。

つまり、資産家役の人は投資家役の人にお金を渡せば3倍に増やすことができるわけですが、その投資家役の人は3倍に増えた金額をいくら資産家役の人に戻すのかということは自分で決められるわけです。

このゲームは、資産家役の人が投資家役の人をどれくらい信用できるのかということで決まってくるゲームです。

例えば、100ドルもらったうちの50ドルだけを投資家役の人に渡して、そこから3倍に増えた150ドルのうち50ドルを戻してほしいという人もいるでしょうし、信用して100ドル全て渡すからちゃんと半分の150ドルを戻してほしいという人もいると思います。
そこでは相手を裏切るパターンもあるとは思います。
このように相手をどれくらい信用できるのかということが渡す金額に表れるという状況を作っています。
これが信頼ゲームというものです。

実際の人間関係においても、このような場面は結構あると思います。
ただ、これだけでは信用しやすい人とそうではない人が分かれるだけです。
研究者たちは、資産家役の人が投資家役の人にいくらお金を渡すかで信頼度を測るわけですが、投資家役の人たちの疲労度をあらかじめ変えておきました。

この信頼ゲームが始まる前に、お金を増やせる投資家役の人にいろいろな作業をさせています。
その際に、とても大量の大変な作業をさせた人や少しだけ作業をした人、ほんの一瞬で簡単に済むような作業しかしない人などで分けています。
例えば、頭をとても使うような計算問題や記憶力を使うような作業を1時間してもらった人はかなり疲れるでしょうし、5分だけ脳トレなようなことをしてもらった人はそんなに疲れることもないはずです。

このように疲労度がそれぞれバラバラな状態にしておいて、そのことは伝えることなく信頼ゲームをしてもらった時に、資産家役の人が投資家役の人に渡す金額は変わるのかということを調べようとしたものです。

「疲れている人は信頼されない?」

人間が疲れている時は自己コントロール能力が働かないものです。
自分をコントロールしたり自分を抑える能力が低下するので、例えば、皆さんが午前中のうちに間食をしてしまうということはあまりないと思いますが、夜になって疲れがピークになり自分をコントロールする能力が低下してくると、飲み会に行った後についラーメンを食べてしまったりということも起こります。
仕事で疲れていて、明日のためにも夜は早く寝た方がいいとわかっているのに、ついつい Netflix でアニメを見過ぎてしまうというようなこともあると思います。
これは疲れているために自己コントロール能力が低下しているからです。

先行研究では、この自己コントロール能力が低い人を人は信頼しないということが分かっています。
ですから、疲れている人は自己コントロール能力が下がるので、それにより信頼されなくなるのではないのかということを調べようとしたのが今回の研究です。

その結果わかったこととしては、資産家役の人は、たくさんの作業をさせられて疲れて自己コントロール能力が低く見えるようにした投資家に対しては、あまり信用することがなく実際にお金をあまり渡さなかったという結果が確認されています。

しかも、お金を渡さなかっただけでなく、あの人はあまり信用できないという評価まで受けていたそうです。

つまり、僕たちは相手を信用するかどうかということを、相手の疲労度でも判断しているということです。

人は「疲労度」でも相手の信用を判断している!

ですから、皆さんが周りの人に信頼してほしいとか、家族に信用してほしい、自分のパートナーに信用してほしい、友達に信用してほしい、上司にもっと信用してほしい、取引先の人に信用してもらいたいと思うのであれば、自己コントロール能力を高めるか、無駄に自己コントロール能力が下がらないようにするために疲れやストレスのケアをするということが重要になります。

自分の信用度を高めたいのであれば、疲れとストレスのケアと自己コントロール能力を高める訓練をしましょう。
これが自分の信頼を高めるための方法になります。

疲労とストレスのケアを!

自己コントロール能力を高める訓練を!

信頼してもらうために一生懸命証拠を提示したり、自分の商品が本当に良いものだと熱心にプレゼンする人もいます。
あまり一生懸命になったり熱心になりすぎると、なぜそんなに必死になるのかと感じたり、ムキになるところが逆に怪しいと感じてしまうパターンもあると思います。

やはり人間はその人自身を見ています。
相手の自己コントロール能力や疲れているかどうかということを見ているので、 疲れのケアとストレスのケア、そして、自己コントロール能力を高める訓練をしたほうが、相手から信頼してもらいやすくなるということです。

ストレスが溜まっている時や疲れている時というのは、他人から信頼してもらいづらくなるというのがこの実験からわかることです。

他人から信頼されたい、あるいは、少なくても誤解されたくないと思うのであれば、普段からのストレスや疲労のケアは必須の条件です。

スキンケアも重要!

実際に、スキンケアも結構重要で、肌が綺麗な人は当然ですがストレスが少なかったり疲労が少ないということもあります。
やはり、疲れていたりストレスが多い状況だと、女性の場合ホルモンバランスの問題もあると思いますが、肌にそれが現れてくると思います。
肌が荒れてくると疲れていると思われるようになるので、周りから信用されづらくなるということもあります。

スキンケアによって肌をきれいにすると、男性でも仕事で評価されやすくなったり信用されやすくなるということも分かっていますので、疲れやストレスというものは人から信用してもらうためにとても重要な項目のひとつになってくるわけです。

5分間のグリーンエクササイズを!

では、日常の中での実践としてどのようにすればいいのでしょうか。
誤解されやすい人や信用してもらいたいけれどなかなか信用してもらえないという人は、大事な人と会う前や大事な仕事のプレゼンなどをする前に散歩をすることをお勧めします。
5分間のグリーンエクササイズをお勧めします。

自然のある公園などで構いませんので、そのような場所に行ってスマホを触ったり余計なことをせず、緑を眺めながらゆっくりと5分間だけ散歩してみてください。

この5分間だけ緑の中での軽い運動をするグリーンエクササイズをすると、僕たちのストレスや疲れのレベルというものはかなり低下するという効果があります。
たった5分でも効果がありますのでこれは最低でも行った方がいいです。

それで一時的に自分の中に溜まっているストレスや疲れを一旦リリースして、それから大切な人に会ったり商談に臨むようにすると、相手から信用してもらいやすくなる可能性が高くなります。

自分の恋人やパートナーとケンカした時に、信用してもらいたいからといって、自分が仕事で疲れている時に一生懸命弁明したり誤解だと訴えるような人もいると思いますが、それも出来れば疲れていない時にした方がいいわけです。
夜よりは朝の方が疲れていないので受け入れてもらえる可能性も高くなるということです。

大事な日の朝には運動も!

そして、大事な仕事や用件がある日には、朝に少し激しめの運動をすることをお勧めします。
僕がよく紹介しているHIITとで、20秒間全力で動いて10秒間休むというのを繰り返すような運動を行うことによって、人間はこれによりドーパミンやエンドルフィンなどが分泌されて、疲れを感じづらい状態になります。
このように運動することによってホルモンバランスを調整して疲れを感じづらくするというのもいいと思います。

普段から自己コントロール能力を高める習慣を!

そして、自己コントロール能力を高めるために普段からそのための訓練をしておくことも大切です。
セルフレギュレーションといって自己コントロール能力を高めるための方法はいろいろとあります。

例えば、瞑想を行ったり新しい習慣を定期的に身につけるというような方法でもいいと思いますが、このようなことを普段から行うことによって、自己コントロール能力のベースラインを高めるということもいいと思います。
ぜひ試してみてください。

自己コントロール能力を高めるためのおすすめ

今回は人に信用してもらいやすくなるための方法について紹介させてもらいました。
そのためには自己コントロール能力を高めることも大切だということを紹介させてもらいましたが、その方法について詳しく解説した動画を今回のおすすめ動画として紹介しておきます。

【セルフレギュレーション】衝動を抑える7つの方法 前編
【セルフレギュレーション】衝動を抑える7つの方法 後編

自己コントロール能力は要するに衝動を抑える能力です。
衝動的に行動するのではなく、自分をコントロールして行動したり決断することができるかということが重要になるわけです。
この動画ではそんな力を鍛えるための方法を解説しています。

ついつい衝動的に物事を決めてしまったり、怒りやすい人もいると思いますが、これは訓練することでいくらでも改善することができるものです。
ぜひ我慢する力であるセルフレギュレーションを鍛えてもらい、周りの人の信頼を勝ち取っていただけたらと思います。

ストレスと疲労のケアのためのおすすめ本

今回のおすすめの本としては、ストレスや疲労の対策に役に立つ本を紹介しておきます。

こちらは100種類ものストレスを解消するための科学的な方法について解説してくれています。
ぜひこちらもチェックしてみてください。

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瞑想について学ぶにはこちらの本がおすすめです。
ストレスの解消にも役に立ちますし、自己コントロール能力を高めるためにも瞑想は役に立つものですから、ぜひこのような本も参考にしてもらい、周りの信頼を勝ち取ることが出来る自分になっていただけたらと思います。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックが無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

Dラボでおすすめ動画をチェック
【セルフレギュレーション】衝動を抑える7つの方法 前編
【セルフレギュレーション】衝動を抑える7つの方法 後編
今回のおすすめ本
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本内容は、参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://www.researchgate.net/publication/49834955_If_You_Are_Able_to_Control_Yourself_I_Will_Trust_You_The_Role_of_Perceived_Self-Control_in_Interpersonal_Trust
‪DeSteno, David (2014)The Truth About Trust: How It Determines Success in Life, Love, Learning, and More

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