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格闘家YouTuberが流行り始めた理由を心理学的に考察

この知識はこんな方におすすめ

  • YouTuberになりたい
  • 世の中の注目を浴びたい
  • 時代の流れを読みたい

最近格闘家型の YouTuber が増えたり伸びている理由について今回は科学的に考察してみたいと思います。

最近 YouTube では急上昇を見ても格闘家系の YouTuber が増えたと感じている人も多いのではないでしょうか。
「ケンカ自慢が来たから成敗してみた・・・」「ヤンキーを注意してみた ・・・」というような動画が結構あると思います。

海外でも元軍人の人と格闘家が戦うというような動画もありますが、当然軍人の方が強いですし、街のケンカ自慢よりもプロの格闘家の方が圧倒的に強いわけです。
このようなより強い人が調子に乗っている人を成敗する動画が多いです。

このような動画が増えた理由として僕が考察してみると思いつくところとしては3つあります。

理由その1 :代理体験

自分ができない体験や自分がしてみたいと思うことを動画や映画を通じて体験することを僕たちは結構求めるものです。

映画でもファンタジーの世界や宇宙の世界などで本当に自分の身に起きたとしたらとても耐えられないような体験をわざわざ映画館に見に行ったりします。
大地震でも宇宙規模の戦争でも実際にそれが起きたとしたらとても恐ろしいことですが、それより映画に対して僕たちは興味を持ち代理で体験しようとします。

このような現象は YouTube でも初期の頃から確認されていて、例えば、「ライアン・トイズレビュー」という当時 YouTube でダントツの1位だったチャンネルがあります。
これはライアン君という男の子がおもちゃを開けて子供の目線からひたすらレビューするという動画を投稿していました。
当時の広告収入が20億を超えたということで話題になっていました。

これも普通に考えると子供がおもちゃを開けている動画を誰が見るのかと考えそうですが、これはまさに代理体験になっているわけです。

おもちゃを買ってあげることができない大人が子供に見せて、さらに、子供はそんなにおもちゃを買ってもらえないということが分かっているので、そんな子供がライアン君の動画を見ることによっておもちゃを買ってもらった時の感覚を体験する代理体験になっていたということもあると思います。
もちろん、ライアン君自身の魅力もあったのだとは思いますが、そのような事と相まって年収20億を超えるほどの影響を及ぼしたのではないかと考えられます。

このような現象は他にも多数あり、格闘家系の動画であれば、あの格闘家みたいに自分も強くなりたいけれどそれができないと思う人はたくさんいると思います。
そのような人たちが大勢見ているわけです。

格闘家系の動画では女性のファンも結構多いと思いますが、理想として強くでかっこいい男性と付き合いたいと思っている女性は結構多いです。
これは傾向としては学歴が少し低めであったり生活に問題を抱えている人に結構多いと言われています。

これは当然といえば当然なのですが、戦時中など世の中が平和でなく経済的にも満たされていない時代には肉体的に強い人が求められるということがありました。
一方で、経済的に満たされてくると知的な人が求められたり、好みが多様化してくるということがあります。

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この状況はLGBTQの方々を苦しめることにもつながっていて、昔の日本のように世の中が満たされていない状況においてはセクシャルマイノリティが認められにくくなるので辛い目にあっていたということもあります。
ですが、今のように平和になりある程度満たされてくるとセクシャルマイノリティの人もテレビに出たり求められる状況にもなるわけです。

そういう意味では、人の満たされることもない欲求であったり、そもそもチャレンジすることもできないような欲求を満たすという感覚を一部でもいいのでシュミレーションとして味わうために動画としてもこのようなものが流行るというのが代理体験の考え方です。

これは運動の代理という考え方でも説明することができて、人間は運動をしている人を見るだけでも運動をしている気分になることができます。
実際に若干ですがカロリー消費も増えるということもあります。

YouTube でも5分で10キロ痩せるダンスエクササイズというような動画が結構ありましたが、実際にそれを見て痩せるためのエクササイズを習慣化しようとする人はほとんどいません。
それができる人であればそもそも普通に自分で運動をしているはずです。

それでもこのような動画が流行るのは運動をしている気分になれるからです。
代理体験になるからというのが大きな理由なのではないかということです。

理由その2 :恐怖体験

皆さんはホラー映画が好きですか?

ホラー映画は見る人と見ない人と分かれると思いますが、ホラー映画を大好きな人たちがいます。
これは見ない人からするとなぜそんなものを見るのか不思議なはずです。

なぜ自分からわざわざお金を出して怖い体験をするのか意味が分からないと感じるのではないでしょうか。
魔法使いの世界を体験したいからハリーポッターの映画を見るというのであればまだ分かるけれど、ホラーの恐ろしい世界を代理体験するというのは意味が分からないとなると思います。

しかも、ホラー映画は突然恐ろしい状況になったり急に襲われたりして見ている人も驚いたりします。
それでも多くの人がそんな映画を見に行きます。

実際にそんな映画を見ている人たちは怖いけれどそれでも見てしまうというようなことを言います。
YouTube でも肝試し系の動画であったり事故物件に泊まってみるというような動画も結構ありましたが、これもする人も見る人も何故わざわざそのようなことをするのかと感じる人も結構大きいのではないでしょうか。

人間がわざわざこのような怖いホラー映画を見たり絶叫マシンに乗るのは理由があり、自ら選んでそのような恐怖体験をするとストレス解消になったりストレスに強くなるという現象が確認されています。

自分から求めて積極的に行う恐怖体験に関しては、それはどうやら僕らのメンタルを強くしてくれる、あるいは、ストレスを発散してくれる可能性があると言われています。

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ですから、このような点で考えてみると、例えば、格闘家の人のケンカ自慢を成敗するような動画であれば、僕たちは実際にケンカに巻き込まれるのも当然嫌ですししたくもありませんが、それを安全な状況で見ることによってストレス発散をしているという可能性があるわけです。

確かに、格闘家の人が迷惑なケンカ自慢を一撃で倒しているようなところを見るとすっきりする人も多いのではないでしょうか。

理由その3 :YouTube のアルゴリズム

3つ目のポイントは、これから YouTube で成功したいとか何かをバズらせたいと思う人はぜひ覚えておいてもらいたいことですが、昨今の格闘家系のYouTuberがしている行為はYouTube のアルゴリズムにうまくはまっている可能性があります。

YouTube が公式に認めている登録者を増やすための方法としてはコラボだと言われていますが、なぜコラボをすることによって登録者が増えるのでしょうか。

YouTube としての目的は特定のチャンネルの登録者を伸ばしたいのではなく、YouTube にできるだけ多くの人が留まりできるだけ多くの時間をダラダラと動画を見て沢山の広告を見てくれるということですから、おそらくは今更特定のチャンネルを勧める必要はありません。
しかも、1つのチャンネルがたくさんの面白い動画を出す可能性は非常に低いですし、頻繁に定期的に配信するのが難しいということもあります。

つまり、YouTube 側の狙いとしてはユーザーに特定のチャンネルではなく沢山の動画を見せたいわけです。

ですから、急上昇でも全く関係のないチャンネルやこんな人見たことないというような人のチャンネルがそれほど大したことのない再生回数でも表示されたりします。
このようなことについて運営側の闇があるというようなことを言う人もいますが、これは別に運営側の闇ではなく、見たことのない動画を見ることによってユーザーがたくさん YouTube を使ってくれるからです。

例えば、HIKAKIN さんはじめしゃちょーさんのように普段から再生回数を100万回とか200万回いくような人を次々と表示させても、みんな見ているし知っているということもあり、YouTube 自体に飽きられてしまう可能性がありますので、たとえそれが10万回とか20万回ぐらいしか再生されていない動画であっても、その人の動画で普段よりも飛躍的に再生される動画があった場合にはそのような動画を多くのユーザーに見せておくことにより今後も飽きずに YouTube を使ってくれると考えておそらくはアルゴリズムを変えていたのではないかと考えられます。

昔は再生回数が一定以上伸びないと急上昇に表示されることはありませんでしたが、今は過去数カ月の間の再生回数から比べて異常値と捉えられるような再生回数が出た場合には急上昇に表示されるようになっているのではないかと推測できます。

これは僕の予想ですが、チャンネル登録者数という概念をなくそうとしているのかもしれません。
チャンネル登録者が多いかどうかとかチャンネル登録をしているかどうかということとは関係なくおすすめを表示させています。

実際に、YouTube では総再生数の95%ほどだと言われていますが最初のホーム画面からの再生がほとんどです。

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そういう意味では、この YouTube のアルゴリズムに格闘家型のYouTuberの人たちがしている行動がうまくはまったということが考えられます。

コラボでは、違うチャンネルの人が同じようなワードが入っている動画をお互いに出すことによって、今これが流行り始めているということをアルゴリズムに認識させる効果があるわけです。

ですから、同じようなジャンルの人や違うチャンネルの人たちが同じようなジャンルの動画を出すことによって、YouTube のアルゴリズムはこの動画は今流行り始めていると認識しているのではないかということです。

HIKAKIN さんがアルミホイルを固めてピカピカに光らせたらそれが次々と流行ったり、はじめしゃちょーさんがスライムを始めたらみんなスライムを始めたりというように、YouTube のアルゴリズムというものはみんなが真似をして流行っているものを表示させるというようになっている可能性が高いわけです。

もちろん、格闘家系の YouTuber の人たちの魅力があるということも事実だと思います。
男としてもかっこいいと思いますが、格闘家系の YouTuber の人たちの動画の方向性としてはほとんどが同じです。
まだ始まったばかりということもあるでしょうが、ケンカ自慢を呼び出してみたとかヤンキーを注意してみたとかというような動画が非常に多いです。

そうなると彼らが長く生き残るのは難しいとは思いますが、同時にたくさんの人が動画配信を始めて、しかもその方向性が似ているのでブームにはなりやすいということが考察できるわけです。

実際に、YouTube では新しいブームを最初に始めた人よりも、それを他の多くの人たちが真似し始めてブームになりそうなタイミングで参入した2番手3番手の人の方が再生回数を稼ぐことができているということが結構あります。

これに関しては最適化することは難しいとは思いますが YouTube 側も問題としては認識していると思います。
ユーザーが本当に求めている動画や世の中に広げる価値があるような動画はなかなか表示されづらくなってしまいますので、おそらくはアルゴリズムはどんどん改善されていくとは思います。

ですから、今後はそのような動画をあまり見かけなくなる可能性もありますが、アルゴリズムについて考察するためにそのような急上昇やブームを見てみると、これは普通にビジネスのための勉強にもなると思います。

急上昇を何気なく見る時には、なぜこのような動画が最近増えているのかとか考察してみるのも良いのではないでしょうか。

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こちらも YouTube について考察するにはとても参考になる本だと思います。
これらはYouTuberになるわけではないという人も、プラットフォーム上でのバズりというものがどのようにして起きるのかということを理解するためには非常に参考になると思います。
自らがブームを作りたいとか世の中のブームがどのようにして起きているのかということを理解したいという方はぜひチェックしてみてください。

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免責事項:本内容は、心理学の面白さを伝えることを目的として、参考資料や過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。

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