起業・副業

これがきっかけでとんでもないことが始まりました…【コロンブスの苦悩#4】

「コロンブスの苦悩」

今回の「コロンブスの苦悩」はエックスモバイル株式会社代表の木野氏をお招きしております!
群雄割拠の市場に参入したキッカケから、壮絶なご自身の半生まで聞きました!

エックスモバイル株式会社

どんな会社か教えてもらっていいですか?

ドコモ au ソフトバンクというビッグ3があり、そこに楽天が参入しました。
航空会社で言うと、大手が JAL と ANA であれば、スカイマークやピーチのような携帯電話キャリアが必要だと考え、自分の中では4社目の携帯電話キャリアになろうと思ってスタートしました。
携帯電話のLCC(ローコストキャリア)と言えますが、それを今全国展開しています。

格安 SIM を始めたきっかけは?

最近よく目にするようになってきましたが、10年前に始めたきっかけは何だったのですか?

10年前にこの事業をしている人は全くいなくて、その頃はそもそも日本に住んでいませんでした。
当時マレーシアに住んでいた頃でしたが、20年前に起業して10年前に会社をクビになり暇になったので持ち金がなくなったのがマレーシアに行った時でした。
持ち金がたまたまマレーシアでなくなったので、そこで食べていく方法を考えるしかないとなりました。

20年前に最初に起業した時には、世の中を変えていきたいとか大きな会社を作りたい野心や希望を持っていました。
ですが、その10年間のうだつの上がらない起業家生活で全て砕け散ってマレーシアにたどり着きました。

セミナーに行った時に、エアアジアの社長が20円で買った会社をアジアナンバーワンの格安航空会社に育てたストーリーを直接聞いて感動しました。
そこからデカイ業界から攻めてみようと考えました。
60兆円の建築業界、40兆円の生命保険業界…と色々考えましたが、携帯電話業界は大手3社だけでした。

マレーシアでは携帯電話会社は20社ぐらいあり香港も100社ぐらいあったので、日本にいた頃には当たり前に思っていたことの発想が変わったタイミングです。
日本ではみんな同じ端末を使って同じ料金を払っていましたので、そこにチャンスがあるのではないかと思いました。

当時手元に5万円しかありませんでした。普通に考えて5万円で起業できるとは考えないと思いますが、あまりその辺りは考えていませんでした。
その後借金を返済するために日本に帰らなくてはならなくなり、エアアジアに乗っていたら、たまたま隣の席にソフトバンクの役員が座っていました。
彼は今政治家になりましたが、その彼と意気投合してスタートしたのが今のエックスモバイルという会社です。

創業までの苦悩とは?

それが10年ほど前のことということですが、まだ格安 SIM のイメージもなかった頃ですよね?

最初はマレーシアのADSL会社のオーナーに提案して3億円借りて会社を立ち上げようとしましたが、どうしても日本でやりたくなりました。
3億円を返して日本に戻って、また一文無しに戻りました。
それでも日本でチャレンジしてみたいと思いました。

最初は家もなかったのでネカフェ難民をしてパソコンで事業計画書を作りました。
何度かホームレスもしているので、ネカフェ難民はまだマシでした。

当時は何から始めれば良いのかもわからなかったので、とりあえず総務省に行きました。
総務省に15回ぐらい通ったら通信会社を紹介してくれました。
その後に楽天やCCCなどいろんな会社が始めましたが、ネカフェ難民の頃にCCCの増田社長に呼ばれたりおかしな状況でした。

格安 SIM を始めるのに30億円が必要だと言われましたが、実際には5万円しかありませんでした。
とはいえお金がないと言ってしまうと、それで縁が終わると思ったので、30億円はないけれどもう少し何とかならないかと相談しました。
とりあえず1億円あればスタートすることぐらいはできるのではないかと言われました。
5万円と30億円の差が5万円と1億円の差になったので、かなり現実に近づいたと考えていました。

その1億円を用意しないといけないと思い銀行をひたすら回りました。
前の会社をクビになった時に保証人になっていて代理弁済をしているので、どこの銀行からもお金を借りることはできないと言われました。

銀行から借りることができないのであれば、もはや知らない人にでも声をかけて借りるしかないと考えました。
おじさんをナンパしてスタバでプレゼンするということを歌舞伎町から心斎橋までひたすら行いました。
その中の1人が100万円を出してくれましたが、その人からまた紹介してもらい、いろんな人と出会って最終的には9000万円ほど集まりました。
その間、1週間ほどですが、とりあえずやることもなかったので不安もありませんでした。

創業当時の苦悩とは?

そんな苦悩があって創業されたわけですね?

タイミングが良かったのか創業してから結構資金を集めることができました。
フランチャイズを考えていた際に、九州に成果報酬でホームページを作ってくれる人がいたので、その人にお願いして作ってもらったら、そのホームページで10億円が集まりました。
フランチャイズの説明会も毎回立ち見が出るほどで、その時に300から400ぐらいのフランチャイズが集まりました。

その後5月24日が自分の30歳の誕生日だったので、ここから40歳までの10年間、命がけでこの仕事をしようと思って、別に誕生日とは言わずに、その日をローンチの日にしました。
加盟店が500人ぐらい集まって、大きな会場で製品や戦略について説明する会を開きました。

その2週間ぐらい前に、注文していた通信の SIM と端末と料金を請求するシステムが、発注したけれど届かない詐欺にあってしまいました。
何もない状態でしたが会は予定通り開きました。
その時有名な経営者たちが挨拶をしてくれる予定でしたが、どうせ炎上するし嫌だと言われ全員いなくなり、その500人の前での謝罪会見になりました。

謝罪会見では、結局何もできなかったけれど半年間の猶予をもらえるようにお願いしました。
半年間で必ず当初の計画よりも良いものを用意するので時間をくれないかとお願いしました。
その日は全員待ってくれましたが、3日後から取り付け騒ぎが起きて3年ぐらい続きました。
およそ10億円のマイナスがありましたが、なんとかそれを3年間で返すことができました。

苦難をどのように乗り越えた?

3年間で返済したということは、その間も事業を続けていたということだと思いますが、その間の運転資金はどのようにしたのでしょうか?

半年後にはサービス自体はがスタートしていました。
もちろん離れていった人もいましたが、新しいお客さんもフランチャイズも徐々に増えていく状況ではありました。

とはいえ、返済しなくてはならない金額がとんでもない大きなものでしたから、いろんな人が応援したり貸したりしてくれました。
出会った瞬間に1億円以上を貸してくれた人が30人いました。
お金を出してくれる人だけでなく、たくさんの仲間がいたからなんとか生き残ることができたと思います。

企業が成長したきっかけは?

3年で詐欺にあった問題の処理が終わって、そこから軌道に乗ったきっかけは何でしたか?

余裕ができたことは今日まで一度もありませんが、転機になったことがいくつかあります。
取り付け騒ぎは3年間ぐらい続いて拉致監禁されたこともありました。

SIM カードだけを売っていても厳しいと思ったので、何か新しいものを生み出さないと成長することはないと考えました。
そこからまた世界中を回ってIT 会社を訪問した時に、面白そうなモバイル wi-fi の仕組みがあり、それは日本で売れないかと販売をスタートしました。
氷川きよしさんに CM に出てもらっていたので、氷川きよしさんの曲にかけて限界突破 wi-fi と名付けました。
これがひとつの転換ポイントになりました。

企業が成長した後の苦悩は?

そこからはトントン拍子で成長しましたか?

そんなに上手く人生は続かないものだと思いました。
社内政治的な問題に巻き込まれて、いきなり通信を遮断されるという事態が起きました。
結局料金の値上げの圧力をかけられて、到底耐えられる金額ではなかったので、毎月の赤字が2億から3億になってしまいました。
総務大臣に電話してかなり動いてはくれましたが、値上げ時自体を避けることはできませんでした。
その後、コロナの影響は通信業界だけではありませんが、大手3社の値下げは影響しました。

通信のしくみをすべて自由に使えると考えると、事業者として様々なアイデアが生まれるはずです。
バーチャル銀行的なことを携帯電話のしくみを使ってやってみたいとも思っています。

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「コロンブスの苦悩」

市場の開拓者をコロンブスと見立てお話を伺うトーク番組です。

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