人間関係

オンライン飲み会の抜けかた【時間を無駄にしない】

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 自宅でリラックスし過ぎてオンライン飲み会で体調が…
  • デメリットなくオンライン飲み会を楽しみたい

オンライン飲み会で時間を無駄にしていませんか?

今回は、オンライン飲み会の正しい離脱の仕方について紹介させてもらいます。

オンライン飲み会となると家で飲んでいるわけなので、普通に外で飲むのであれば、帰らなくてはならないし電車の時間をあったりするし、飲み過ぎると家に帰るのも帰ってからも面倒なので、適当なところで終わらせることができるけれど、家だとリラックスして飲み過ぎてしまったり、人によっては、抜けるタイミングがわからず朝までオンライン飲み会してしまったというような人もいるのではないでしょうか。

終電の時間など言えないので、どこで抜けたらいいのかが分からないし、断れないし抜けられないしで体調を崩してしまったとか、かえって免疫力が下がってしまったということになってはよろしくありません。

今回は、嫌われないオンライン飲み会の離脱の仕方、むしろ、感謝される科学的に正しいオンライン飲み会の抜け方について紹介させてもらいます。

これを理解しておけば、皆さんにとってもメリットがありますし、オンライン飲み会の他の参加者にとってもメリットがある方法です。
皆さんがオンライン飲み会を抜ける時にあることをするだけで、皆さんの印象も良くなるし、短時間参加するだけでも、長々と朝まで付き合うよりも人間関係を良好に保つことができる方法です。

「感謝を伝えてから離脱する」

オンライン飲み会を抜ける時には、皆さん好きなタイミングで抜けてもらって構いません。
ただ、その抜ける時には、皆さんを誘ってくれたこと、あるいは、参加者が集まってくれたことに対して感謝を伝えるようにしてください。

今回、感謝について調べられた論文をいろいろと見てみました。
僕たちは家族や友達に対して、恥ずかしいからと感謝をあまり伝えないと思います。
特に日本では、感謝の言葉よりも、すぐにすいませんという言葉が出る謝る文化ですから、僕たちにはどうやら感謝の力を見くびってしまうバイアスがあるということが分かっています。

ですから、それが些細なことであっても、むしろ感謝の気持ちを伝えるだけで人間関係を優位に進めることができますし、ほとんどの人が感謝を伝えないからこそ、それを伝えることによって、多少のミスや失敗も許されるようになるのではないかということが示唆されている研究から今回は紹介させてもらいます。

感謝の力を見くびってしまうバイアス

ほとんどの人間が感謝の力を見くびっているという研究がシカゴ大学から出ています。
この研究では、参加者を集めて自分の同僚に対して感謝の手紙を書いてもらうという実験を行っています。

これは結構気恥ずかしくなる手紙で、例えば、相手が自分の人生をどれぐらい良くしてくれたのかとか、自分の人生をどれぐらい変えてくれたのかというような内容で、あなたのおかげで自分の人生がどれだけ良くなったのかということを伝える手紙です。
そんな手紙を書いて実際にその同僚に送ってもらいました。

そして、その手紙を書いた参加者たちには、その同僚が手紙を受け取った時にどれぐらい喜ぶのか、あるいは、喜ぶどころかひいてしまうと思うのかということを質問しました。

そんな予測をしてもらった上で、実際に受け取った同僚がどのような反応をするのかということをチェックし、自分が感謝を相手に伝える時の相手の反応に対する自分の予想と、実際に相手が感謝の手紙を受け取った時のリアクションにどれくらいのギャップがあるのかということを調べようとしたものです。

普通に考えると、同僚に対して、あなたに感謝しているという内容を改めて手紙にしたためて送ったら、喜ばれるというよりも心配されたりひかれてしまうのではないかと思いがちなのではないでしょうか。

ところが、実際には、手紙を受け取った相手が変に思うケースは全くないし、手紙を書いた人の予測よりも、相手のリアクションも相手の喜びもかなり大きかったということが分かっています。

ですから、感謝の手紙を送ったり言葉にして伝えるということは、人間関係にとって非常に強力なテクニックだということが証明されたということです。

実験では、ほとんどの参加者は、自分が書いた手紙はある程度ポジティブに受け取ってはもらえるだろうとは予測していましたが、一部の人は、いきなりそんな手紙を書いたら何か魂胆でもあるのではないかと疑念を持たれてしまうのではないかと予測していた人もいました。

ところが、実際にその手紙を受け取り読んだ人の喜びというものは、手紙を書いた人たちが予測したよりもはるかに大きなものでした。

つまり、僕たちは相手に感謝の気持ちを伝える時に、相手がそれに対して喜んでくれるレベルをかなり低めに見積もっているということです。
だから、多くの人がこの感謝の気持ちを伝えるということをしなくなるわけです。

「今さら・・・」「そんなに喜ぶことは・・・」

感謝の気持ちを伝えたところでそんなに喜ばれないだろうと思ってしまうので、感謝はしていても、その気持ちを伝えなくなってしまいます。
これはとてもチャンスを逃していることです。

実際にその手紙を受け取った人の中で、それを変な受け止め方をした人は皆無で、全てにおいて本人が予測したよりも相手の喜びは大きかったということです。

ほとんどの人が、自分の感謝の気持ちを伝えることが相手に与える影響を低く見積もってしまい、もしくは、変に思われるのではないかと疑ってしまうことで、この大きなチャンスを逃しています

ところが、実際にこれをしてみると、それは変に思う人はいない上に、相手の喜びは自分たちの予想よりもはるかに大きく、人間関係が良くなるためのとても大きなツールになるものだったということです。

表現力は関係ない

感謝の気持ちというものは言葉にして伝えないと分からないものです。
しかも、とても大切なことが、感謝の気持ちを伝えるときに表現力は必要なかったということです。

この研究では、なぜこんなにも人間が感謝の力を見くびって軽んじてしまうのかということも調べてくれています。

それによりわかったこととしては、まずは、大抵の人はわざわざ伝えなくても分かってくれているはずだと思い込んでいました。

この気づいているかどうかということと、言葉にして伝えているかどうかということは全く違うことです。
気づいていたとしても、それを伝えられると嬉しいわけです。

そして、次のポイントとしては、大抵の人が自分の感謝の気持ちを伝える能力に自信がないと考えていました。つまり、表現力や語彙力がないから、相手に感謝の気持ちを伝えてもうまく伝わらなくて誤解されてしまうのではないかと考えていました。

ですが、実際に感謝の手紙を受け取る側からすると、その文章の温かみと感謝を伝えたいという意図だけで判断していました。
つまり、文章のうまさであったり表現力というものは実際には関係がなかったということです。

ですから、自分は喋るのが苦手だという人も伝えるのが苦手だという人でも、相手に自分の気持ちを正直に伝えるだけで、人間関係がとても良くなる言葉が「感謝」です。

言葉に自信がないとかコミュニケーション能力に自信がないという人ほど、何かあるたびにその感謝の気持ちを正直にそのまま伝えるということをした方がいいということが、この研究から示唆されたわけです。

ほとんどの人が、この感謝の気持ちを伝えるということに人の心を動かすほどの力はないと思っていて、そんなに力はないと思い込むバイアスを持っています。
そんな皆がしないけれど実際には効果があることをすると、人は抜きん出ることができます。

つまり、オンライン飲み会を抜ける時には、自分が主催した側であれば、みんなが集まってくれたことに対して感謝の気持ちを伝えて終わらせてもいいし、自分だけ抜けてあとは皆に自由に楽しんでほしいと伝えてもいいと思います。

自分が誘われた側であれば、そろそろ抜けるということを伝えた直後に、そのまますかさず誘ってくれて感謝しているという気持ちを伝えてください。
引き止める人も中にはいるかもしれないので、サクッと感謝の気持ちを伝えた方がいいかもしれませんし、複数人いる場合であれば一人一人に伝えてもいいとも思います。

わざわざ感謝を伝えるなんて恥ずかしいという人もいると思います。
言われた相手も、照れくさそうに反応したりするかもしれませんが、実際には本心の部分ではかなり喜んでいるということが、この研究でも示されているわけです。

オンライン飲み会を抜けようとする時には、みんなに対する感謝、または、参加者一人一人に対する感謝の言葉を簡単な内容でいいので事前に考えておき伝えるようにしましょう
この感謝の気持ちを伝えた上で抜けると、感謝の力に対するバイアスを乗り越えて良い人間関係を築いていくことができます。
そうすれば、オンライン飲み会を早めに抜けたとしても印象は悪くなりません。むしろ関係は良くなります。

ピーク・エンド・セオリー

そして、ピーク・エンド・セオリーという理論があり、人間の体験に対する印象というものは、時間の長さよりもその体験の間に起きた感情のピークとその体験がどのように終わったのかということで決まります

ですから、オンライン飲み会をだらだらと朝までしてしまい夜更かししたとすると、おそらくそこには楽しいタイミングであるピークもたくさんあったと思いますが、終わりぎわにみんな眠いとか時間を無駄にしてしまったというような気持ちで終わると、その体験に対する印象はよくありません。

人間はどこが相手のピークになるのかというようなことを理解して感情をコントロールするのは難しいので、すぐにできる方法としては終わり方を考えることです。

終わるタイミングの印象を良くするということが、実は、その体験自体を相手の記憶に良い体験として刻み込むために重要です。

ですから、この終わりぎわを面白い話で締めたり、今回紹介した感謝の気持ちを伝えるということで終わらせるのが良いということになります。
面白い話をするとなると難しいですが、感謝の気持ちであれば、今回の研究で語彙力もユーモアの力も必要ないということが分かっているわけですから難しいことではありませんし、感謝の気持ちを伝えてから締めくくれば相手からの皆さんの印象はとても良くなります

このピーク・エンド・セオリーから考えても、オンライン飲み会の締めくくりは感謝の気持ちを伝えるようにしてください。
そうすれば簡単に抜けることもできるでしょうし、また誘ってもらえるでしょうし、より人間関係も良くなっていくはずです。

オンライン飲み会を楽しむためのおすすめ動画

今回はそんなオンライン飲み会の抜け方について紹介させてもらいました。
オンライン飲み会では、誘われた時になかなか断りにくいとか、抜けたいと思った時になかなか言い出しにくいという人は、ノーと言えない性格の人が多いと思います。

今回のおすすめの動画として、そんなノーと言える人になるための動画を紹介しておきます。
「【ノーと言える人になる】ための3週間トレーニング」では、科学的に確立されている皆さんが相手に悪い印象を与えることなく、かつ、ちゃんと自分の意思で断ることができるようになるためのトレーニングを解説した内容になっています。
いつも変に気を使ってしまいなかなか断ることや言い出すことができないという人は、こちらをぜひチェックしてみてください。

そして、オンライン飲み会でもう少し話に深みを出したいとか、盛り上がるような話を自分ができるようになりたいという方には、「脳科学者がオススメする話に深みを出すための【7つのポイント】」をおすすめします。

これは人間がどんな話の構造やどんな内容の話をしている時に、その話が面白いとか深い話をしていると感じるのかということを脳科学者が脳をスキャンしながら調べてくれていて、どんな喋り方をすれば、それがありきたりな話だったとしても深い話だと伝わるのかということを解説している動画です。

人間というものは、新しいことや意外なこと、他のみんなが知らないことを話したいと思う生き物ですが、そんな内容を話そうとすると、相当に説明能力が高い人でなければスベります。
例えるならば、カラオケに行ってとても歌は上手なんだけれど、どこの国の言葉かも分からないような歌であったり誰も知らない洋楽などであれば、いまいち盛り上がることができないし、歌が下手だとしてもみんなが知っているノリのいい歌を歌った方が盛り上がるというのと同じです。

これと同じで、実際に話を聞く人たちは、基本的には自分の知らない話を聞くことが嫌いです。普通の人は知らない話よりも自分の知っている話の方が好きです。

ですから、話が上手な人というのは、皆がある程度知っている話をとても分かりやすく話すことができたり、深みがあるように喋ることができる人たちです。
この深みを出すための喋り方には7つのポイントがあり、これさえ知っておけば、みんなが知っているような話でも深い話にすることができます。
ぜひチェックしてみてください。

今回のおすすめ本

今回のおすすめの本としては、まず1冊目は、『セルフ・コンパッション:最良の自分であり続ける方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文』です。
断ることができないとか言い出すことができず抜け出せないというのは、嫌われるのが怖いと思ってしまう自分に対する自信が低い人でもあります。
科学的に正しい自分に対する自信を作り出す方法は、セルフコンパッションを学ぶのが一番いいと心理学では言われています。
そんなセルフコンパッションを分かりやすく学ぶことができる本です。

2冊目が、一般的なコミュニケーションのテクニックとして『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』を紹介しておきます。
これは僕の書いた本で、人間関係の作り方から維持の仕方まで解説した内容になっています。
ぜひチェックしてみてください。

今回のおすすめ動画

リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797618772506?journalCode=pssa
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29375336

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