健康・ダイエット

【酵素ダイエットの嘘】野菜は生の方が栄養多いの嘘

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 健康を大切にしたい
  • ローフードダイエットってどうなの?
  • 酵素ジュースっていいの?

ローフードダイエットはおすすめしません!

今回は、ローフードダイエットのウソとして解説していきます。

皆さんローフードダイエットというのはご存知ですか?
ローフードダイエットというのは生の食べ物ばかりを食べようとするものです。

例えば、生で植物を食べることによって100%の栄養を摂ることができるとか、酵素ジュースのように生だと酵素まで摂ることができるというようなことを言う人がいます。

結論としては、ローフードダイエットはおすすめしません。
おそらく普通の人がしても健康効果は得られませんし、健康被害が起きてしまう可能性も高くなります。

もちろん、生野菜を食べることはとても良いことです。
ですが、生で食べた方がいい野菜もあれば加熱して食べた方がいい野菜もあります

今回はローフードダイエットの闇をいくつかのポイントから皆さんに解説したいと思います。
僕は生野菜がとても好きです。ですが、生野菜でないとダメだとは思っていません。
例えば、ほうれん草であれば生で食べることもあれば加熱して食べることもありますし、にんじんやポテトは加熱して食べることが多いですし、重要なのはバランスよく食べることです。

食材によってどのように調理すると栄養価が高くなるのかということは一応ありますので、そのようなことを大切にすることもいいとは思いますが、それは食材ひとつひとつに対して結構な知識を持つことが必要になります。
ですから、それを単純に生のものを食べさえすればいいと考えるローフードダイエットは全くおすすめできないわけです。

実は、このローフードダイエットは数年前にもセレブの間で流行りましたが、推奨している人たちの利論としては、食材に熱を加えると酵素が含まれている栄養素が減ってしまうので、生で食べるのがいいという発想になっています。

加熱調理で一概に栄養が減るとは言えない

結論としては科学的にはかなり怪しいものです。
まずは、最初のポイントとして、彼らは加熱調理で栄養が減ると言っていますが、はっきり言ってそれは間違っています。
加熱することによって、もちろん減ってしまう栄養もありますが増えるものもあります

ですから、食材に応じて考えることも必要ですし、その食材からどんな栄養を摂りたいかによって加熱と非加熱は分けて考えるべきです。

確かに、ビタミン C などよく知られている栄養素については、茹でたり焼いたり加熱調理をすると減ってしまいますが、熱を加えることによって増える栄養素もあります。

これはたくさんありますが、例としては、ニンジンやさつまいもに含まれているカルチノイドという栄養素があります。
このカロチノイドは抗酸化作用がとても強く肌をきれいにしたり老化を防いでくれるという効果があります。
美容やアンチエイジングに興味がある人はカルチノイドが大切だということをよく言っている人もいます。
このカルチノイドは、実は加熱した方が増えるものです。

ですから、ニンジンからカロチノイドの栄養を効率よく摂りたいと思うのであれば、生のスティックを食べるよりも、加熱したニンジンを食べた方がいいのかもしれないということも言えます。

他にも、生のトウモロコシと加熱したトウモロコシを比べた実験があり、加熱したトウモロコシの方が抗酸化能力が50%もアップしていたという結果も確認されています。

ですから、トウモロコシに関しては抗酸化能力に限っていうのであれば1.5倍も効率よく栄養を吸収できるということです。
アンチエイジングの効果を期待してトウモロコシを食べるのであれば、加熱して食べた方がいいということです。

先ほどのニンジンに関しても、2003年に行われた実験で、加熱したニンジンと生のニンジンを比べると、加熱したニンジンは、ベータカロチンの吸収率が10%から20%ほど高くなっていたという結果が確認されています。

栄養の量だけでなく吸収率の問題も関わる

ですから、これは栄養学のとても難しいところでもありますが、その食材に含まれている栄養がどれぐらい吸収されるのかという問題もあるわけです。
たくさん栄養が含まれていたとしても、それを吸収することができなければ意味がないわけです。

つまり、加熱することにより場所へ要素自体が減ったとしても、吸収しやすくなるという場合には加熱して食べた方がいいということにもなります。

これと同じことはサプリでも言うことができます。
よく自分に足りない栄養素をサプリで補うということを言う人がいますが、サプリに関しても吸収効率は考える必要があります。

例えば、菜食主義の人はお肉などに含まれるビタミン B 12が不足しがちになるので、それをサプリで補っているという人も結構います。
このビタミン B 12などは特にそうですが、それをサプリで摂ると癌の発症リスクが高くなるとか骨が折れやすくなってしまうといったデメリットもあります。

ですから、足りていない特定の栄養素をサプリで摂るというのは、お医者さんの指示があるとか、実験により安全性が最低でも確かめられているというものでない限りは、あまりお勧めもしませんし、食材から摂れる栄養素は食材から取った方がいいのは間違いありません

先ほど、僕は、ほうれん草に関しては生で食べる場合もあれば加熱して食べる場合もあると紹介しました。
ほうれん草を生で食べるのは好きだから食べるわけですが、最近は加熱したものと生とを半々ぐらいで食べるようにしています。

その理由としては、1995年に行われた実験を見てみると、加熱したほうれん草と生のほうれん草を比べると、加熱したほうれん草を食べた後の方が血中のベータカロチン量が3倍も高くなっていたという結果が確認されています。

もちろん、このほうれん草にも他の栄養素はたくさんありますが、ベータカロチンの効果を考えるのであれば、加熱したほうれん草を食べた方がよりその効果を得ることができるということです。

誤解しないでもらいたいのは、ほうれん草には他にもたくさんの栄養素がありますから、僕は加熱したほうれん草も食べるし生のほうれん草も食べるようにしているのも、ベータカロチンのメリットも得たいですし、それ以外の栄養素も効率よく吸収したいからです。

極端なダイエットは健康のための複雑な要素を見ていない

ですから、ローフードダイエットに限らずどんなダイエットでも同じですが、これだけを食べればいいとか、これは絶対に食べてはいけないというような極端なダイエットは、このような複雑な議論や考えを見ないようにしているものです。

これだけをしておけば大丈夫というのは、確かに、ビジネスなどではそれが重要になる場合もありますが、特に人間の体や栄養学などから考えてみると、それはとても複雑でそんな簡単に区別できるものでもありません。
栄養素も加熱した方が増える場合もあれば生の方がいい場合もありますし、そこに吸収率の問題も関わってくるわけですから、一概に加熱した方がいいとも言えないし生の方がいいとも言えません

ですから、ポートフォリオ的に半々ぐらいで食べるようにした方が良いのではないかと僕は思っています。
実際に、研究者も同じようなことを言われています。

他にも、トマトの栄養素についても有名だと思いますが、加熱したトマトと生のトマトを比べると、加熱したトマトの方がとても強力な抗酸化作用のあるリコピンが増えるということが分かっています。

これらの紹介した食材だけでなく全ての食材において、加熱した方が栄養素が増えるという場合もありますので、自分がどんな栄養素を摂りたいのか、そして、どんな食材を使うのかということを考えると、むしろ、加熱した食材と非加熱の食材と両方を上手に使った方が健康効果は高いわけです。

ですから、わざわざローフードダイエットをする意味はないし、その加熱した食材と非加熱の食材の使い分けは相当の知識がないと難しいので、それぞれを半々ぐらいの量で食べるようにするのが現実的なところなのではないかということが言いたいわけです。

健康的に痩せることが大切なはず

このようにかなり取り扱いが難しいものでもありますので、実際に、このローフードダイエットによる健康被害も出ています。

もちろん、今回はローフードに対して不利なデータを扱っていますので、ローフードに対して良い効果があったというデータもあります。
例えば、体重を減らす効果が高いというデータがあったり、良い結果が示されているデータも確かにあります。

ですから、ローフードダイエットが一切ダメだというなことは言いませんし、生と加熱と両方食べるようにした方が良いのではないかということを言っているだけです。
しかし、ローフードによって体重を減らす効果があるというデータも実際にありますが、当然、ただ痩せればいいということではなく健康的に痩せることが大切なはずです。

先ほど紹介したように、相当な知識を持って行わない限りはローフードダイエットは栄養のバランスが取れなくなってしまうので健康被害が起きやすくなるということはあります。

例えば、1999年の調査では500人以上のローフードダイエッターを対象に調べたところ、そのダイエットの歴が長い女性ほど生理が止まりやすいという傾向が確認されています。
ですから、栄養の偏りによりホルモンバランスがおかしくなってしまいやすいということです。

他にも、人数は少し少ないですが2005年の研究で、18人のローフードダイエッターを調べた研究を見てみると、やはり、ローフード歴が長い人ほど骨密度が低くなってしまうという現象が確認されています。

さらに、2005年の研究では、長期間にわたり全体のカロリーの7割をローフードで摂るということをすると、いわゆる善玉のHDL コレステロールとベータカロチンの量が減ってしまうという結果が確認されています。

この善玉コレステロールやベータカロチンが体に大切だということは皆さん理解されていると思いますので、これらが減ってしまうということは、実際に健康被害に繋がってしまうということも十分考えられるわけです。

否定はしませんが万人におすすめできるものではないということ

ローフードで栄養を保つことができる人もいるとは思います。
それはおそらく食材に対する知識や調理方法に対する知識を相当持っている人で、例えば、ローフードでは摂りにくい栄養を補うために特殊な食材を自分なりに考えて入れたり、自分の体調などから考えてどんな食材を増やすべきなのかといったことをかなり高いレベルで考えることができる人でない限りは、ローフードで食生活の健康バランスをとることはとても難しいものです。

これはおそらくベジタリアンやヴィーガンの人にも全く同じことが言えて、人間が雑食なのは、そもそもたくさんの栄養を摂り入れてバランスを取るようにできているからです。
例えば、それが野菜であろうとハンバーガーであろうと、どんなものであっても偏るのが体にとってはよくありません。

ですから、適切なバランスをとることが必要になるわけですが、それはいろいろな種類の食材を普段から食べるようにしていれば、ある程度は自然とバランスが保てるようになるものです。
食べるものを生のものに制限するとか野菜に制限するとようなことをしてしまうと、相当な覚悟と相当な知識を持ってしない限りはできないものですから、万人に対してお勧めできるものでは決してありません。

もちろん菜食主義など、それは自分の主義として行うには僕はそれを否定したりもしませんが、栄養が偏ることによりこのような問題が出るということを言いたいだけです。
健康被害が起きやすいので気をつけてほしいと思います。

酵素ダイエットは効果があるのか?

酵素ドリンクや酵素ダイエットっていうものが結構流行っています。
生の食材には酵素があり、その酵素を取り込むことによって体が健康になるというようなことを言う人がいますが、はっきり言って酵素は無駄です。

そもそも食材から酵素を取り入れても無駄です。
それは、まず酵素が体にいいということが示される証拠が科学的にはないからです。

食材から取り入れた酵素というものは、胃の中で分解されてアミノ酸になります。
ですから、いくら低温調理をしたり生で食材や植物を食べて、酵素を残した状態でそれらを食べたとしても、それは胃の中で全て分解されてアミノ酸になってしまいます。

ですから、酵素を意識して食べるというのであれば、それはプロテインを飲んでも同じことです。
酵素をわざわざ意識する必要はそもそもありません。

バランスの良い食生活が重要

まとめると、まずバランスの良い食事が大切です。
肉やタンパク質も摂ったほうがいいでしょうし、同時に野菜はしっかり食べた方がいいです。
現代人は特に野菜が不足しがちですし、野菜は当然ですが食べれば食べるほど体にいいものです。
大体1日に800グラムぐらいはいろいろな野菜を組み合わせて食べるようにしたほうがいいです。
その野菜は半分から7割ぐらいは生で食べるようにして、残りは加熱した野菜も含めるようにして上手に組み合わせて食べるようにしたほうがいいと思います。

野菜の栄養についてひとつずつ考えているとかなり難しいですしきりがないですから、ポイントとしては、量をしっかり食べるということと、たくさんの種類の野菜を食べるということの2点を意識するといいのではないでしょうか。

ちなみに、コンビニに売っているカット野菜は栄養がないから食べる意味はないというようなことを言う人もいますが、食べないよりは絶対にマシです。
栄養価に関しても、オーガニックで作った野菜でもそうでない野菜でもそんなに差があるものではありません。

僕は美味しい野菜を求めるので結果的にオーガニックを選ぶことが多いですが、例えば、オーガニックの野菜が500円でオーガニックではない普通の同じ野菜が250円だとしたら、そこで健康を求めるのであればオーガニックではない普通の野菜を倍の量を買ったほうがいいと思います。

ですから、お金に余裕があったり好みでオーガニックの野菜を選ぶのもいいとは思いますが、そうでない限りは、量を優先してしっかり食べるようにしたほうがいいのではないかということです。

ローフードに関しては、指摘してくる人もいるかもしれませんのでメリットを示すような研究も紹介しておくと、例えば、先ほどのように健康的ではないけれど体重が減ったというデータや、ローフードによって高血圧や高コレステロールが改善したという実験も確かにあります。

ですから、お医者さんや知識のある専門家の指導のもとに行うのであればいいとは思います。
ただ、ここでは一般的な人に向けて知識を紹介していますので、完全なローフードにしてしまうとリスクが高くなってしまうので、バランスよく食べるようにした方が良いのではないかということが言いたいだけです。

食べて体の炎症を抑えてくれる食材選びのためのおすすめ

食材に関する知識というものは結構難しいものです。
栄養学の知識を考える必要もありますし、料理の方法も当然必要になってきます。さらにそこに吸収率の問題も関わってきますので、学び始めるとかなり深いものです。

そんな中でも、もっと分かりやすく多くの人が食べた方がいいものは何なのかというと、僕は体の炎症を抑えてくれる食材だと思います。
食べることによって体内の炎症を抑えることができて、老化を防げたり肌が綺麗になったり免疫力が高まるという食材であれば日々食べた方がいいはずです。

まず自分が日々食べるものを決めて、その上で他に食べるものを幅広くいろいろと追加していけば、バランスよく健康的に食生活を送ることができるはずです。

今回のおすすめの動画としては、そんな体の炎症を抑えてくれる食材について解説した動画を紹介しておきます。

科学が見つけた最強のスキンケア【13の美肌食品】

こちらは最新の研究をベースに飲み物から野菜やフルーツまで紹介した内容になっています。
肌をきれいにするという観点で考えても、高級化粧品を一生懸命使うよりも体の内側から健康的になることを考えた方が効果的です。

肌がきれいになるということは、女性はもちろん男性から見た時に魅力的になるのでモテるようになるでしょうし、男性も肌が綺麗な方がいいです。
男性の場合は、モテるからということではなく、肌が綺麗な男性は健康的に見えてそれにより能力が高く見られます。
それだけで昇進スピードが速くなったり、起業家であれば投資家からお金を出してもらいやすくなるというようなメリットも確認されています。
特に社会に出て自分の力で稼いでいきたいと思っている男性の方はスキンケアは考えた方がいいと思います。
ぜひこちらの動画もチェックしてもらい、13種類の美肌食品について学んでみてください。

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本内容は、参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12166989/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14673607/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9567003/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11982434/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7491884/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10436305/
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/486478
https://academic.oup.com/jn
https://www.karger.com/Article/Abstract/46689
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1363354/

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