学習法・記憶法

倍速上達法~2倍速で何かを身につけるには

2019年1月23日

DaiGo MeNTaLiST

そもそも、僕たちが物事を上達するとはどういうことなのでしょうか? 新しいことを身につけるとはどういうことなのでしょうか?

物事を身につけるのが、早い人とそうでない人がいますが、何故その違いが出るのか? 僕たちが物事を身につけやすくなるためには、何を鍛えればいいのかという内容になります。物事を身につけるための基礎能力のようなものはあるのかという話です。
新しいことを始めようとか、新しいスキルを身につけようという人は、例えば、語学でもスポーツでも資格試験でも、その全てに使えるテクニックを紹介します。

学んだことを活かす学習転移

心理学の世界では、ある特定のジャンルのスキルを身につけた人は、他のジャンルを身につけるのも早くなるのではと、昔からよく言われていました。例えば、語学では英語を身につけた人は、イタリア語やフランス語やスペイン語などのヨーロッパ圏の語学を学習するのも確かに早いです。日本人が、本気で英語を勉強しようとしたら英語漬けの環境でも2000時間以上かかりますが、一度英語を身につけている人、または英語圏の人が、そういったヨーロッパ圏の語学を身につけようとしたら800時間程度で身につきます。
これは学習転移といって、自分が学んだことをベースにして新しいことを学ぶから学びやすくなるというものです。
ピアノをやっていた人は、他の楽器も習得しやすいとか、バイオリンをやっていた人は、チェロも習得しやすいとか、フルートやっていた人はサックスも上手になりやすいとか、ソフトテニスをやっていた人が、硬式テニスも上手になりやすいというように、何かを学習して、その次に何かを身につけようとした時に、それを早く習得できることを学習転移といいます。

離れた学習転移は起きるのか?

この転移というものは、どこまで起きるのか?
軟式テニスと硬式テニスであれば、ラケットとボールが違うだけですから、比較的簡単なようには感じますが、もう少し「離れた転移」は起きるのでしょうか。
例えば、囲碁や将棋をやっている人は、記憶力が高いとか数学が得意なのではとよく言われますし、子どもの頃からそろばんをやっておくと頭が良くなるとか、そろばんをしている人は数学が得意とか、そろばんをしている人は、論理的な思考が得意とも言われます。このような少し離れた転移があり得るのかという議論が行われています。
これを読み解き、あらゆるものに対して転移が起こりうるような何かを見つけることが出来れば、将来何かを身につけたいと思った時に、より早くそれを身につけるためには、何をしておけばいいのかが分かるということになります。

リバプール大学がこの「遠い転移」があるのかということを調べています。学習転移についてのレビュー論文からです。
結論としては、「遠い転移」はほとんど起こりません。ですから、囲碁や将棋をしている人が記憶力がいいというのも、確かに彼ら棋譜は覚えているし、最初から再現したりも出来ますが、囲碁の盤面にランダムに白黒を配置したり、将棋の駒をランダムに配置したものをただ記憶してもらおうとすると、さすがに無理で普通の人と変わらない程度の記憶力です。つまり、彼らはストーリーや展開を把握することで記憶していて、ただ単に記憶力が良いということではないわけです。
このリバプール大学のレビューでは、「チェスが上手い」と「論理能力が高い」、「音楽を学ぶ」と「認知機能の向上」、「筋トレ」と「ワーキングメモリー(短期記憶能力)の向上」といった遠い転移を調べましたが、結局、チェスが上手い人はチェスが上手いだけで、他への転移は確認されませんでした。ですから、英語ができるからフランス語が出来るというぐらいの近い転移は起こるけれど、チェスが上手いから合理的な判断能力が増したり論理展開力が上がるというわけではありませんでした。

ひとつだけ効果があるものが!

ところが、ひとつだけあります。
例えば、将棋ですごい実績を持った人が、チェスでも勝ったりする場合があるように、実際に転移が起きている場合もあるわけです。
ひとつだけ、「ワーキングメモリーを鍛える」ということに関しては、転移に効果があるとされています。

僕たちが、新しい何かを身につけようとする時に何をしているかを考えるとわかりますが、ワーキングメモリーとは短期記憶能力で、一旦覚えておくべきことや意識してやらなければならないものを置いておけるもので、一旦置いておいて、その状態で理解していくようになります。簡単にいうとワーキングメモリーは机の広さのようなものです。例えば、慣れている勉強や簡単な勉強ならば、大きな机がなくても出来ますが、新しいことやどこから調べたら良いのかわからないような複雑な勉強になると、広い机がないとやりにくくて仕方がないかと思います。この皆さんの頭の中での作業用の机の広さ=ワーキングメモリーを広げる方法がいくつかあります

簡単なものでは、僕と弟が一緒につくったアプリがあります。

DNB-15分IQアップ脳トレゲーム

これはワーキングメモリーを鍛えるためのアプリで無料で使えます。
これは、数字と位置を覚えていく簡単なゲームです。同様のゲームの中でも科学的根拠に基づいてつくっています。

これで、ワーキングメモリーを鍛えれば、確実に何かを身につけるスキルも向上しますし、集中力も上がるしメンタルも強くなります
継続してくれれば良いのですが、どうしても飽きてしまいがちだったり、毎日なかなか出来なかったりすると思います。もしくは、毎日してくれている人で、他にワーキングメモリーを鍛えるためのテクニックはないのかということが気になると思います。そういう方には以下の続きをおすすめします。

あらゆるトレーニング、スキルを身につけるための練習の成果を2倍にする科学的な秘訣があります。僕も実践している方法です。
これらを知りたい方は続きをどうぞ↓

徹底解説!あらゆるスキルの上達速度を上げるワーキングメモリーの鍛え方
倍速であらゆるスキルを身に着ける方法を詳しく知りたい方はこちら
動画はこちら▶︎ https://www.nicovideo.jp/watch/1547312285


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