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ネットがやる気を奪うワケ〜ネット中毒脱出法

投稿日:2018年8月10日 更新日:

DaiGo MeNTaLiST

人間は、ドーパミンというやる気ホルモンが出るとテンションが上ったり意欲的になったりします。このドーパミンが減るとやる気が無くなったりします。例えば、うつ病ですと様々な原因がありますがそのドーパミンの量が原因という場合もあります。

ドーパミンにはドーパミンレセプターが必要

やる気が無くなるルートには2種類あり、ひとつはそのドーパミンがなくなるルートですが、もうひとつあります。

ドーパミン受容体(レセプター)というところがあり、ドーパミンはあるだけでは意味がなくドーパミンのレセプターにドーパミンが結合することではじめてやる気につながります。つまり、ドーパミンがいくらあってもそのレセプターに結合しないと効果は出ないわけです。
そのレセプターが壊れていてドーパミンを受け入れられないというルートがもうひとつのルートです。

やる気が無くなる原因は2つ

  • ドーパミンが無くなる
  • ドーパミン受容体が壊れる

ネット中毒でドーパミンレセプターが壊れる

ドーパミンが無くなる問題については、基本的にはバランスの良い食生活が出来ていればトラブルは起きないものですが、もうひとつのドーパミン受容体が壊れるというのは、原因としてはネット中毒があると言われています。

ネット中毒になった男性を対象にPET検査でネット中毒になった男性の脳と普通の男性の脳を比較した実験があります。

(※ちなみに、ネット中毒者というのは、ぼくのこの記事やニコ生・YouTubeとかを見ている人はネット中毒なのかというとそうではなく、麻薬中毒の人が麻薬が切れると情緒不安定になってしまうかのようにネット環境が無くなったら怒ったりイライラしたり、睡眠や食事という欲求が満たされていなくてもネットを求めてしまう状況になっている人のことです。スマホ依存とも近いのかなと思います。)

この実験では、ネット中毒の症状が重くなるほどドーパミンレセプターが少なくなるという結果が出ています。ドーパミン自体は普通の人と同じぐらい出ているのにレセプターが壊れているからやる気が出ない状態になっているわけです。
ですから、ネット中毒の人がやる気を出そうとして健康的な食事や運動を心がけても改善しないことがあります。

肥満と麻薬も同様

ネット中毒の他にも同じようにドーパミンレセプターが壊れる原因があります。
肥満麻薬です。

ネット・肥満・麻薬はレセプターを壊す作用があります。
麻薬中毒の場合は、麻薬を摂取するとドーパミンがどんどん出ますが、徐々に体が慣れて、しかもレセプターが壊れてしまうので結合できず効果が出ないためもっと欲しいと求めるようになり中毒症状が進むわけです。
肥満も同じ現象が起きますから、体型の改善はやる気を改善するためにもとても良いことです。

中毒を引き起こす2つの刺激

中毒の原因ですが、基本的には2つの刺激の状態が中毒を引き起こしやすいということがわかっています。

①刺激はあるのに得るものがない

ドーパミンは期待のホルモンです。なにか得られるかもと期待し、強烈な刺激はあるのに得られるものがない状態です。

ギャンブルやSNS・スマホのゲームも同じです。
SNSでいいねをもらったりゲームのスコアが上がるとなんとなくいい気分になるかと思います。ですが、実際にはなにか報酬が得られるわけでもありません。脳は興奮するけれど人間の3大欲求が満たされるわけでもないので、脳はその刺激に徐々に慣れていくわけです。そのせいで更に刺激を求めてしまい暴走するようになり中毒になるわけです。

ダイエット・コークはかえって太るという話がありますが、あれも同様です。人工甘味料で飲むと甘みを感じるのでカラダは糖分が入ってきたと考えます。ところが実際にはエネルギーとして使えるものがないから、脳はこんなに甘いものを飲んでいるのにエネルギーが足りていないのであればもっと甘いものを摂らないといけないとなって、どんどん甘いものを求めるようになってしまうわけです。

②刺激が簡単に得られてすぐにその興奮が無くなる

刺激の入手が簡単で、次の刺激が得られるまでの間隔も短い状態です。

タバコや麻薬も同じです。LINEやメールのチェックもこれに含まれます。
タバコやスナック菓子は買えばすぐに手に入ります。口に運べばすぐにその喜びを得ることが出来ます。ダイエットなどの時間のかかる喜びよりも人間は簡単にすぐ手に入る喜びを求めてしまうものです。ところがこのような喜びはすぐに終わってしまうのでまた次の喜びを求めるようになります。そうすると、次々に喜びを求めるようになるのに、大きな満足を得られないため、ドーパミンばかりが出て手に入るものがないので、もっともっとと求めるようになり中毒になってしまうわけです。

ドーパミンが日常になっていないか?

ドーパミンが出る行為はご褒美にしないといけません。

現代病におけるそのような中毒のほとんどは、ドーパミンがご褒美ではなく日常になっているために起きています。ですから、大きなことや難しいことに挑戦して将来的に大きな成功や価値を手に入れようとすることができなくなってしまうわけです。

手近な小さな喜びばかりを手に入れていると大きな喜びを得られなくなってしまいますし、大きな喜びに対してモチベーションが上がらなくなってしまい期待もできなくなるので挑戦意欲が無くなるわけです。

では、どうすればいいのか?

ドーパミントリガーを見つけてください。

自分がついついやっている小さな喜びを見つけてください。まずは自分の日常の中のドーパミントリガーを3つ見つけてください。そして、この3つに対して接触回数を減らす方法を考えてください。そのトリガーがどのような環境や条件で起きているのかを考えてそれを減らす方法を考えてください。
例えば、ついついLINEを気にしてばかりいるというのであれば、フォルダの中に入れて一見してどこに入れたかなと一瞬迷うぐらいにすると接触回数を減らせます。

もうひとつ、ドーパミントリガーで起きる行為を他の行為に置き換える方法があります。
これは、習慣化のテクニックでも紹介していますが、間食したくなったらナッツを食べるとか、LINEを見たくなったら本を開いて1ページ読んでからLINEを見るとか、意味ある行動に置き換える方法です。

僕が作っている「a Dual N-Back game」と呼ばれる脳トレゲーム「DNB-15分IQアップ脳トレゲーム」のような役に立つゲームを入れておくのもおすすめです。
ドーパミンの刺激というのは10分ぐらいしか保ちません。ですから、何かドーパミントリガーが起きてやってはいけないけれどしたい気持ちになったら、その10分をこのようなゲームで気を紛らわせることができれば、意外と苦がなく我慢できます。我慢は10分すれば良いわけですから、そのための方法を持っておくのも良い方法です。

 

 

ドーパミンレセプターの数を増やすテクニックもあります。

レセプターの数を増やしたいのであれば筋トレがおすすめです。
覚醒剤中毒の患者を対象にした実験で、筋トレやランニングで体を鍛えるとドーパミンレセプターが増えたという結果が出ています。

手軽な喜びを避けて、長期的な喜びや苦労して得られる大きな喜びに徐々に置き換えていくと、ドーパミンの効果も得られてメンタルも強くなりやる気が向上します。

ついついやってしまって時間を無駄にしてしまう悪い習慣が身についてしまっている人は、そもそもその習慣を変えないといけません。悪い習慣を断ち切るための方法は意志の力ではどうにもならないので、習慣の科学を勉強して習慣を変える方法を身につけないといけません。

習慣の科学はこちら↓で勉強してください。

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