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連休明けの退屈な作業をラクにこなすには

連休明けの退屈な作業をラクにこなすには

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 休み明け最初の仕事になかなか手をつけられない
  • 仕事上どうしてもしないといけない面倒な作業がある
  • 眠くなるだけの無意味な会議がある
  • 退屈なつまらない時間を無駄にしたくない

退屈でつまらない時間を乗り切るには

連休明けの仕事はなかなかやる気が出なかったりすると思います。
休み明けの最初の仕事は怠かったり、大事な仕事はやる気がなかなか出ずに先延ばしになってしまい、単純作業は面倒でやる気が出なかったりするのではないでしょうか。
このような仕事の怠さを乗り越える、あるいは、面倒な作業は後回しにするとより辛くなってしまうので、そんな仕事こそ集中して少しでも早く終わらせるためにどうすればいいのか、そして、会議などでは集中しても早く終わらせることができず一定時間拘束されますので、これをどのように乗り切ればいいのかということを紹介させてもらいます。

退屈な作業をしている時には眠くなってしまったり、注意力が下がります。仕事上必要な資料に目を通さないといけないのだけれど、その資料が退屈すぎて眠くなるとかあると思います。人間は退屈を感じている時には、結構、判断ミスもしやすくなってしまいます。

落書きをしながら・・・??

プリマス大学の研究で、なんと退屈になったら落書きをしながら仕事をするといいという衝撃的な研究があります。
特に退屈な作業に関しては、落書きをしながら仕事をすると集中力が上がり効率的に仕事をこなすことができるということが分かっています。
落書きが集中力を高めて成績をアップする効果まであるということです。
ですから、つまらなくて眠くなってしまう授業の場合は、落書きをしながら聞けばいいということになります。

この研究では被験者の方々に退屈なメッセージを聞いてもらうという実験を行っています。とても退屈などうでもいい内容が2分間も続く留守電のメッセージを聞いてもらいます。留守電の内容はひとつのテーマがあり、あるパーティーの出席者についてのもので、出席予定者が何人いて、何という名前の人たちが出席するのかということをメモしてもらいます。結局誰が参加するのかをまとめてから連絡してこいと言いたくなるような退屈な留守電を2分間聞いてもらい、参加者の名前をメモしてもらうということを行ってもらいました。
その際被験者を2つのグループに分けています。
片方のグループには、落書きをしながら参加者の名前をメモしてもらい、もう片方のグループには、特に何もせずに参加者の名前をメモしてもらうという作業を行ってもらいました。

普通に考えれば、ながら作業は良くありませんしマルチタスクになるので集中力が落ちると考えられますので、メモすることだけに集中して取り組んだほうがいいような気がしますが、人間は不思議なもので、退屈な作業やつまらないものに対しては脳がシャットアウトしてしまいます。そうなるとそもそも集中力がゼロになってしまいます。
その結果、集中しようと思ってもなかなか集中できなかったり、目の前の仕事をさっさと終わらせてゆっくりしようと思っても、なかなかはかどらないということが起きてしまいます。
これは退屈でつまらなさすぎて脳がオフになっているからです。そのオフになっている脳で一生懸命頑張っても、仕事は一向に進まないので、そんな時は気分転換や運動をしたりしたほうがいいです。
とはいえ、会社で普通に仕事をしていると、その気分転換や運動もなかなかできないということもあると思います。そんな時は落書きが効果的だということです。

脳がオフになってしまうのを防ぐことができる

落書きをすると、その落書き自体に一定の集中力は持って行かれますが、そうするとそのおかげで脳が完全にオフにはならなくなります
ですから、興味があることを勉強している時に落書きをしてしまうと、集中力が落ちてしまい効率が落ちるだけですが、脳がオフになるぐらいであれば、マルチタスクで一部集中している状態の方がまだマシということです。

実際にこの実験では、パーティーの参加者は8名いましたが、落書きをしながらメモしたグループはほとんどの人達がその8名をちゃんとメモすることができていました。
一方、何もせずに作業に取り組んだグループは、少なくとも8名中1人は漏れていたということです。

さらに、この研究ではメモする実験を行った後に、記憶のテストを行っています。メモした内容を見ずに、出席者の名前やメッセージの内容をどれぐらい覚えているかということをチェックするテストを行いました。
その結果、落書きをしていたグループの方が、名前以外の部分も含めて正しく記憶を保持していたということが分かっています。

つまり、落書きをしながら作業をすることで脳がオフになることを防ぐことができるので、つまらない作業や、どうしてもこなさないといけない作業だけれどする必要のある作業、あるいは、寝ることはできないけれど出席しなくてはいけないつまらない会議があるという場合には、落書きをすることで脳がオフになることを防ぐことができます。

脳をオフにしないためのテクニックとして

これは退屈な作業を行うことによって脳がオフになることを防ぐためであれば、別に落書きでなくても構いません。関係のないアイデアをあれこれと考えて膨らませたりメモしたりしてもいいと思います。
脳をオフにしないためのテクニックとして参考にしてみてください。

そういう意味では、難しい授業で眠くなる可能性が高いという時には、あえてノートなどを機械的にとるのではなく、先生の言っていることを絵にしてみるとか、その話を聞いて思いついたことをメモしてみるとか、録音しておいて後から集中できる時にノートにまとめ直すというのもいいと思います。集中力がゼロになるよりは、多少集中力が落ちたとしても聞いていた方がいいとは思いますので、このようなながら作業もうまく使ってみるのが良いのではないでしょうか。
繰り返しますが、退屈ではない作業の時には、ながら作業は集中力が落ちて非効率になるだけですからしないようにしてください。

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参照:http://pignottia.faculty.mjc.edu/math134/homework/doodlingCaseStudy.pdf

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