この知識はこんな方におすすめ
- 浮気や不倫でつらい思いをしたことがある
- パートナーが浮気症・・・
- もし浮気をされたらどうしたらいいのか不安
1回目の浮気・・・許すべき? 許すべきではない?
今回は、1回目の浮気を許すべきか許さないべきかという内容になります。
最近でも、杏さんと東出さんの浮気が原因で正式な離婚をしたという話に対して賛否両論な意見が出ていました。
1回目の浮気だからといって許すべきではないという意見もあれば、1回目ぐらい許してあげればいいのではというような意見もありました。
はっきり言って、これについては人の考え方はそれぞれですが、1回の浮気を許すのであれば2回目だけでなく5回目ぐらいまで覚悟しておかないといけなくなってしまいます。
1回目の浮気で相手を許すかどうかというのは、完全に浮気ぐせのある人とこれからも付き合っていくメリットがあるのかどうかということを考える必要もあります。
それだけの将来性があったり、父親としては大切だとか家庭としての安定性など全てを含めて、今後の浮気のデメリットを差し引いてもメリットが残ると思い、今後も浮気をする可能性も含めて受け入れることができるのであれば許してもいいと思います。
逆に、逆にそれが出来ないのであれば、1回目で綺麗に別れるというのが正しい判断なのではないかという研究を今回は紹介させてもらいます。
世の中には浮気や不倫が想像以上に多い!
浮気や不倫というものはとんでもないものだと考えている人も多いと思いますし、僕自身もそれを認めるつもりは決してありませんが、科学的には浮気をしている人の方が多くしない人の方がレアです。
ですから、相当頑張ってそんな人を探したり、相当上手に2人の関係を築いておかないと、基本的に男性でも女性でも浮気をする可能性が高くなってしまうということが分かっています。
例えば、2011年にモントリオール大学が行った研究を見てみると、平均年齢23歳の学生を145人対象に調査を行っていますが、これまでに浮気または不倫をしたことがありますかという質問したところ、その結果、男性女性関わらず、自己申告レベルでも41%の人たちがしたことがあると答えていて、さらに、68%の人たちが浮気をしたいと答えたということが確認されています。
まだ23歳の時点でも、41%もの人たちが浮気を経験しているし、将来浮気をしてみたいと思う人たちは68%もいるわけです。
ですから、はっきり言って浮気はしたいと思っている人の方がかなり多いということです。
しかも、この傾向は年齢を重ねれば重ねるほど高くなっていき、別の研究では、平均年齢27歳の男女を270人集めて、今までに浮気または不倫をしたことがありますかという質問をしています。
当然このような質問では、自己申告ですから自分にとって都合の悪いことは隠す可能性もありますので、実際よりも数値としては少なくはなります。
そんな自己申告のレベルであっても、54%の人たちが浮気をしたいと考えていて、39%の人たちが実際に浮気をしていたとされています。
そういう意味では、浮気率は5割ぐらいの間に位置していて浮気をしたいと思っている人は7割にも及ぶ可能性があるわけです。
ですから、浮気をするチャンスや浮気をする理由が生まれてしまった瞬間に、実際に浮気というものは起きてしまうわけです。
「もう二度としないから・・・・」
まず、このように実際には浮気をしたいと考えている人の方が多いのではないかという説を紹介させてもらいましたが、続いては、1回目の浮気で男性または女性が本当に反省したからもう二度と浮気をしないと言った場合に、それはどれくらい信じてもいいのかということについてです。
先日、3つの質問に対して答えてもらうだけで73%の確率で浮気を見抜くことができるという話を紹介させてもらいました。
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73%の不倫と浮気を見抜く方法
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これを踏まえると、はっきり言って、一度浮気をした人はまた浮気をする可能性が非常に高くなります。
もし浮気を二度としないようにしたいのであれば、浮気に繋がってしまう可能性のある人間関係を断ち切る必要があります。
よく女性の連絡先を電話帳から削除させる奥さんや彼女もいると思いますが、実は、連絡先を消すべき相手は女性ではなく男性の方です。男友達との人間関係を整理した方がいいです。
1995年にフローニンゲン大学が行った研究で、250人の男女を対象に15年間にわたり全員を追跡調査するということを行っています。
浮気についての質問を定期的に行い、浮気を予測する因子が何なのかということを調べようとしたものです。
その結果、3つのポイントが揃うと73%の確率で浮気をするということが確認されています。
これは一度でも浮気をしている男性はかなり当てはまります。
ポイント1 :周りに浮気の経験者が多い
まずひとつめとしては、周りに浮気の経験者が多くなればなるほど、その人も浮気をする可能性が高くなります。
周りに浮気を経験したことがある男友達や、浮気に対して肯定的な意見を持っている男友達が多いという状況になると、その男性も浮気をする可能性が高くなるわけです。
ポイント2 :過去に浮気をしたことがある
2つめのポイントとしては、やはり過去に浮気をしたことがある人は、その後も浮気をする可能性が高いということが分かっています。
ポイント3 :浮気に対しての考え方
3つめのポイントとしては、浮気に対して厳しい考え方を持っている人ほど浮気をする確率が低くなり、逆に、浮気に対して寛容な考え方を持っている人ほど浮気をする確率が高くなります。
要するに、周りに浮気を経験した人がたくさんいて、自分が浮気をしたことがあり、かつ、浮気に対して寛容な考え方を持っている人ほど浮気を繰り返しやすくなり、この3つのポイントを満たす場合に73%の確率でその人は浮気をするということになります。
ですから、一度でも浮気をした人はその後も浮気をしやすくはなりますので、1回目の浮気を許すのであれば、それも含めてそれ以降許すことができるのかということを早めに考えておいた方がいいです。
今後も繰り返すことも踏まえて判断したほうがいい
新しい人生を歩むまでに多くの時間を失ってしまう可能性が高いですし、今後も同じような事を我慢したり、我慢するだけのメリットが相手にあると思うのであれば我慢してもいいでしょうが、そうでないのであれば早めに決断した方が良いのではないかと考えられます。
いずれにしても、1回浮気をした人は2回目もする確率が高いということを覚えておいた方がいいとは思います。
よほどの努力をしたり、よほどの対策をしない限りは繰り返す可能性が高いです。
浮気をする人は仕事でも・・・
それでも、浮気をされたとしても良い暮らしができたり、良い家に住むことができて子供たちも良い学校や大学に行けるから生活のために我慢しているという男性や女性もいると思います。
はっきり言って、浮気をする人間は不正をしやすいということも分かっています。
その不正がバレた場合には、社会的地位を失う人も結構いるわけです。
例えば、不正会計がバレたとか脱税で捕まったというような話もよくありますが、そのような不正をすることによって大きなマイナスを受ける可能性のある職業にパートナーが就いているのであれば、浮気をした瞬間にさっさと別れておいて慰謝料をもらっておいた方がいいかもしれません。
実際に、浮気をする人は仕事でも浮気をしない人に比べて2倍も不正をするということが2019年のエモリー大学が行った研究でも判明しています。
不倫専門のマッチングサイトでアシュレイマディソンというサイトがあり、このアシュレイマディソンは2015年に3600万件の顧客データを流出させています。
そのデータから分析するという研究が行われていて、11235人のデータと企業の経営者や証券アナリストや警察官などある程度社会的地位が高い人たちの不正のデータと照らし合わせて、不倫している人の中で不正をしている人がどれくらいいるのかということを調べたわけです。
その結果、やはり過去に仕事で不正を行いそれが明るみに出ている人は、不倫専門のアシュレイマディソンを利用する確率がそうでない人に比べて2倍も高いという傾向が確認されています。
ですから、仕事で不正をしやすい人は不倫もしやすくなりますし、不倫や浮気をしやすい人はそれを繰り返して、しかもそれがバレやすいということですので、やはり、不倫や浮気をする人と長期的な関係をつくるというのは難しいのかもしれないし、結果的に後悔する可能性が高くなるということがいろいろな研究からも分かっているということです。
このあたりは気をつけた方がいいです。
事前に浮気や不倫のラインをお互いに話し合って決めておいた方がいいと思います。
例えば、お互いに異性の友達と一緒に食事に行くのは浮気になるのかならないのかということはトラブルになる前に話し合って線を引いておいた方がいいと思います。
そのようなことが気になる人もいれば気にならない人もいるので、それについてはお互いに話し合って決めておく必要がありますし、そこについてはお互いを信じていれば大丈夫などと考えず、まず最初にお互いに言いたいことが言えたりある程度のことが許容できる関係の間に話し合っておくことが重要なのではないかと思います。
今回は1回目の浮気を許すかどうかということを考える時には、2回目3回目の浮気を許すことができるかということを考えた方がいいという話を紹介させてもらいました。
ぜひ参考にしてみてください。
浮気症を見抜いていいパートナーを見つけるためのおすすめ
とはいえ、誰でも浮気によるトラブルを経験したりそれにより辛い思いなんてしたくないはずです。
であれば、そもそも浮気をやめることができない人の特徴を見抜く方法と、浮気をしないようにパートナーを見つけるにはどうすればいいのかということを理解しておく必要があります。
そんな絶対付き合ってはいけない浮気を繰り返す人の見抜き方を解説した動画と、いいパートナーを選ぶための方法について解説した動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。
絶対に付き合ってはいけない浮気を繰り返す人を見抜くために
浮気を開き直るやばい人の特徴として性的ナルシストというものがあり、この性的ナルシストの特徴を持っていると浮気を繰り返してやめられないというようなことになってしまいます。
そんな性的ナルシストを見抜くにはどうすればいいのかということについて詳しく解説した内容になっています。
このような人を見抜いていれば、少なくともやばい浮気や不倫に苦しむ可能性はそれだけでもかなり減ると思います。
いいパートナーを選ぶために
どうせならば浮気をするかどうかということだけでなく、本当に良い相手とお付き合いをしたいはずです。
一度しかない人生ですからいい相手と幸せな家庭を築きたいと思うのが人情です。
そんないい相手を見抜くための方法について心理学的に解説した内容になっていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
男女の違いについて理解するためのおすすめ本
今回のおすすめの本としては2冊あります。
そもそも男はなんでこんななのか、女はなぜこんな考え方をするのかということで悩む人もいると思います。
それに対しては男女の考え方を理解しておく必要があります。
そんな男女の考え方の違いについて分かりやすく教えてくれる学問として進化心理学があります。
男性と女性の考え方や心理的な傾向の違いというものは、進化の過程においてどのように出来上がってきたのかという事から解説してくれているとても素晴らしい本です。
男女の性欲の違いについて学ぶのであればこちらの本がお勧めです。
ネット上で男性と女性がどのようなサイトを見てどのような検索をするのかというデータをもとに調べた研究や調査から、そんな男性と女性の性欲について解説してくれている本です。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックが無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
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本内容は、記載された参考資料のみならず、過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:Geneviève Beaulieu-Pelletier(2011)The role of attachment avoidance in extradyadic sex.
Buunk, Bram P., and Arnold B. Bakker. (1995)Extradyadic sex: The role of descriptive and injunctive norms.
John M. Griffin, Samuel Kruger, Gonzalo Maturana.(2019) Personal infidelity and professional conduct in 4 settings.