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お酒で性格変わる人のヤバすぎる正体

お酒で性格変わる人のヤバすぎる正体

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この知識はこんな方におすすめ

  • お酒さえ飲まなければいい人?
  • やばい本性を見抜く!

お酒を飲んでいなければいい人?

今回は酒乱の真実について紹介させてもらいます。
皆さんの周りにもいませんか?
お酒を飲むと性格が変わってしまう人や、お酒を飲むと言ってはいけないことを言ってしまう人、お酒飲んでなければいい人なのにお酒を飲むと人が変わり一緒にいたくない人が時折いると思います。
本当にお酒というものは人間の性格や倫理観を変えるものなのでしょうか。
もしお酒が人間の性格や倫理観を変えてしまうものなのであれば、お酒さえ飲まなければいい人なのにという理屈も通じます。ところが、もし人間の性格や倫理観というものがお酒により変わるものではないのであればどうなるでしょうか?
もしそうだとしたら、お酒を飲んで暴れてしまう人やいわゆる酒乱の人は、そもそも人として性格や倫理観に問題があるということになります。
これを理解しておけば、例えば、一度お酒を飲んだ時に厄介な人だったとしたらもう付き合わないようにしたほうがいいと考えることもできます。
そんな酒乱の正体について今回は紹介させてもらいます。

お酒と共感能力、お酒と倫理観

2019年のプリマス大学の研究で、48人の男女を集めて酒乱の真実について調べてくれています。
この研究では、まず大量にアルコールを飲んでもらったグループとほどほどにアルコールを飲んでもらったグループ、そして、アルコールを飲んでいないしらふのグループの3つのグループに分けました。
お酒を飲んでいない時と中程度にお酒を飲んだ時、そしてかなりお酒を飲んだ時に人間の性格に変化が生じるのか、倫理的な判断に変化は現れるのかということを調べようとしたものです。

それぞれの状態でいくつかのテストを行いました。
まず、女性が様々な表情をしている写真を見せて、その人がどんな感情を持っているのかということを判断してもらいました。他人の感情を読み取る共感能力のテストを行いました。
他人の気持ちを読み取る能力がアルコールを飲むことによって変わるのかということをまず調べようとしたわけです。
サイコパスのように他人の気持ちに鈍感な人や共感能力の低い人がいます。このような人は人の気持ちを考えずひどいことを言ったり、他人の気持ちを踏みにじっても何とも思わないというようなまさにサイコパスのような特性がありますので、お酒を飲むことにより共感能力が落ちるのであれば、さらにひどいことを言ったり相手の気持ちを考えないことを言ってしまうことになります。

そして、よく倫理観は測る時に使われるトロッコ問題を行いました。トロッコ問題は、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の授業で取り上げられ話題になりましたが、トロッコが走っていてトロッコの切り替えポイントに自分がいて、自分が切り替えポイントで何もしなければその先にいる5人の作業員が死んでしまい、自分が切り替えポイントで進路を変えるとその先の1人の作業員が死んでしまうという状況で、進路を切り替えて1人を殺すという選択をすることで5人を助けるのか、それとも、何もせずそのまま5人が死ぬのを傍観するのかという善悪の判断や倫理観についての問題で使われるものです。
つまり、お酒を飲んだ状態で共感能力のテストとモラルのテストを行ったわけです。

お酒を飲みと共感応力は低下する

その結果わかったこととして、お酒を飲めば飲むほど共感能力は確かに低下するということが確認されています。
ですから、お酒をたくさん飲むほど他人の表情や感情がよくわからなくなるわけです。
そう考えると、何が面白いのか全くわからない状況で酔っぱらいがずっと笑っているということがあると思います。
普通であれば、周りの人が楽しく笑顔でいれば自分も楽しい気分になりますが、お酒をたくさん飲むと共感能力が低下してしまうので、1人だけで盛り上がってしまっているわけです。

お酒を飲んでも倫理観は変わらない!

そして、モラルの感覚については、お酒をいくら飲んでも変わらないということが確認されています。お酒をいくら飲んでも倫理観を問うテストの判断は変わりませんでした。
ですから、お酒が持っている効果から考えると、お酒さえ飲まなければあの人はいい人なのにということはどうやら間違いのようです。
お酒を飲むことで感情に対して鈍感にしてしまうということはあっても、基本的な善悪に関する判断は変わるものではありません。
お酒を飲んで他人の感情に鈍感になってしまったということは、まだお酒のせいにすることができるのかもしれませんが、お酒を飲んだから悪いことをしてしまったというのは嘘です。
お酒を飲んだことで暴言を吐いたり暴力を振るったり、卑劣な行為やしてはいけないことをしてしまうということは、その人が元々そのような素養を持っていたということです。
元々そのような人がお酒を飲んだことによってどさくさに紛れてしているだけであり、お酒が悪いわけではないということがこの研究により示されたわけです。

お酒を飲んだことで共感能力が下がり他人の気持ちがわからなくなるかもしれないけれど、元々いい人はお酒を飲んでも悪いことはしないし、またまた悪い人はお酒を飲んでいても飲んでいなくても悪いことはするという結論だったということです。

お酒は状況も考えほどほどに!

そういう意味では、共感能力を発揮する必要がある場面ではお酒を飲んでは駄目だということです。
よく部下の気持ちを知りたいからと一緒にお酒を飲んで騒いでしまう上司もいると思いますが、共感能力が落ちてしまうので部下が何を考えているのか余計に分からなくなってしまうだけです。
ですから、少し盛り上がる程度にほどほどにするべきです。
会話が盛り上がるお酒の量というものは、お酒に対する強さが普通の人であれば3杯ぐらいまでだと言われています。ビールやハイボールぐらいのアルコール度数のものでも5杯を超えると、自分が言っていることが面白いのかどうなのかという客観的な判断さえもできなくなります。
3杯までは盛り上がるけれど、5杯を超えるとスベり始めるというのが、お酒とコミュニケーションに関する別の調査でも分かっています。
盛り上がりたいのであればお酒は3杯までにしておいたほうが賢明です。5杯を超えたらさっさと帰ったほうがいいです。

特に謝罪をするときなど共感能力が必要な時にはお酒はやめておいたほうがいいです。
逆に、お酒を飲んでいる人に予感能力の必要なことを求めるのもやめておいた方がいいです。
奥さんと喧嘩した時などにお酒を飲んでいると共感能力が落ちるので、いつも以上にぶつかりやすくなってしまいます。
旦那さんがお酒を飲んで遅く帰ってきた時に、奥さんが大事な話をしようとか、家庭の大切な話だから分かってほしいと考えて旦那さんに何か話したことから喧嘩になるパターンがよくあると思いますが、これは当然起きるべくして起きている喧嘩です。
お酒を飲んでいる人は共感能力が低下しているので、お酒を飲んでいる人に気持ちを分かってもらおうとしても無理な話です。ですから、気持ちをわかってほしいというような話はお酒を飲んでいないしらふの時にするようにしてください。

是非皆さんもお酒には気をつけてください。
今回はお酒を飲むことによって善悪の判断が変わるわけではないので、酒を飲んでやばい人には付き合わない方がいいのではないかという話をさせてもらいました。
他にも、いわゆるやばい性格というものはいろいろとあります。
そんなやばい性格を見抜くための方法を解説した動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。
1つ目は、人間というものはどんな時に人を裏切り、どんな人が他人を裏切るのかということを解説した『信頼できる相手を見抜き付き合うための「裏切りの心理学」 』です。
リスクを避けるためには避けて通れない問題でもあると思いますので、是非チェックしてみてください。
2つ目は、いい人のふりをして近づいてから攻撃してくる本当にやばい人たちもいますので、そんなやばい人を見抜いて対処するための方法を解説した『いい人のふりして攻撃してくるカバートアグレッション対策』もう紹介しておきます。
そして、もし自分がお酒を飲んだ時に失敗しやすい性格だというのであれば、自分で頑張れば自分の性格は変えることができるものでもありますので、そのための方法を解説した『【性格が変わる】セカンドネイチャーの身に着け方』も紹介しておきます。
後天的に性格を鍛えて変えるための方法を解説しています。

今回のおすすめの本としては、いわゆるやばい人の取扱説明書とも言える『他人を支配したがる人たち』を紹介しておきます。
やばい人達の正体とその人たちへの対処法を解説してくれています。是非チェックしてみてください。

オススメ動画
信頼できる相手を見抜き付き合うための「裏切りの心理学」
https://www.nicovideo.jp/watch/1457336126
いい人のふりして攻撃してくるカバートアグレッション対策
https://www.nicovideo.jp/watch/1548552722
【性格が変わる】セカンドネイチャーの身に着け方
https://www.nicovideo.jp/watch/1558882984

酔うとやばいやつを見抜きたいならこちらも参考に

お酒で失敗したことがある人はこちらをぜひ!

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References
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料から考察した科学の面白さを伝えるエンタメです。あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Kathryn B. Francis et al.(2019)Alcohol, empathy, and morality: acute effects of alcohol consumption on affective empathy and moral decision-making


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