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好かれるお世辞、嫌われるお世辞

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • お世辞を上手になって好かれたい
  • 周りに好かれて昇進したい

好かれるお世辞と嫌われるお世辞

今回は、好かれるお世辞と嫌われるお世辞の違いについて紹介させてもらいます。
お世辞はコミュニケーションの中では意外と重要になってくるものです。
お世辞ばかり言っている人は嫌われるようなイメージを持っていると思いますが、どう考えてもお世辞にしか捉えることができないような露骨なお世辞しか言うことができないお世辞が下手な人が嫌われるというだけであり、実際には、他人を褒めたり評価することができる人は圧倒的に好かれるものです。

好かれるお世辞:リアリティのあるお世辞

このような傾向は色々な研究でも確認されていて、例えば、ミシガン大学の研究を見てみると、これはCEOや役員といった有名な企業のトップたちを調べた時に、彼らが上にのし上がるためにどのようなコミュニケーションをとってきたのかということを調べています。
この研究を見てみても、やはり組織の中で上にのし上がる人は、お世辞の使い方がうまいということが分かっています。
彼らはリアリティのあるお世辞を上手に使っていたということです。つまり、本心で言っているのとお世辞で言っているのと変わらないぐらいのレベルで、お世辞が上手だったということです。

嫌われるお世辞:説得力のないお世辞

逆に、嫌われるお世辞とはどんなお世辞なのかというと、説得力のないお世辞が嫌われるということが分かっています。
例えば、2017年のユトレヒト大学の研究で、100件以上の過去の文献データをレビューして、他人に対する印象が悪い人のコミュニケーションの特徴を調べてくれています。
この研究でも、お世辞が下手な人は印象が悪くなるということが分かっています。
他人から見たときの印象が悪い人というのは、今までは、セルフコントロール能力が低く客観的に自分を見ることができないので、自分が印象が悪いことをしているということを理解していないと考えられていました。
要するに、自分で気づかないうちに余計なことを言って印象が悪くなっているのではないかと思われがちでした 、このユトレヒト大学の研究によると、どうやら違うようです。
他人への印象が最も悪くなる人というのは、その人自身は良い印象を持ってもらいたいとか自分をよく見せたいと思っていて、相手を上手におだてて気分良くなってもらいたいという狙いがあります。
自分の印象を良くしたいとか評価されたいと思い、それが思いすぎてしまうことでコミュニケーションをとるために露骨になってしまいます。
その結果、印象が悪くなることにつながっているのではないかとされています。

ダメなお世辞「バックハンドコンプリメント」

このような印象が悪くなる人達がよく使う駄目なお世辞の代表例として、バックハンドコンプリメントというタイプのお世辞が挙げられています。
このバックハンドコンプリメントというのは、名前だけ聞くと何かの必殺技のように思うかもしれませんが、露骨すぎて説得力のない褒め殺しのようなものです。
例えば、少し英語を喋っただけで、「ネイティブ以上ではないですか〜!」というようなことを言ってしまったり、それほど面白いビジネスアイデアを出したわけでもないのに、「すごい!斬新すぎて凄すぎます!!もし先輩が起業するなら僕はついてきます!」とまで言ってしまうようなものです。
他には、上下関係を無駄認識させるような褒め言葉も駄目です。
例えば、お店でバイトをしている時に、「バイトなのにすごい仕事ができるね!」というように、自分は正社員だけれど、あなたはバイトなのにその割には仕事ができるというように相手を下に見るようなニュアンスが含まれるものです。
このような相手からすると褒めていないだろうと感じる下手なお世辞というものが、やはり嫌われる人の特徴でした。

好かれるお世辞の特徴とは?!

一方で、人に好かれて上にのし上がった大企業の経営幹部や社長のような人たちは、どんなお世辞の言い方をしていたのかということもミシガン大学の研究では分かっています。
それはなんとお世辞を言う前にあるフレーズを入れているということでした。
そのフレーズを入れることによって、お世辞の説得力を増してお世辞を偽装していました。
お世辞で言っていることだけれど、相手にとって受け入れやすい形にそれを変えていました。

例えば、「恥ずかしがらせたくはないのですが・・・」「こんなことを言っては失礼かもしれませんが・・・」「こんなことを言ったら嫌われてしまうかもしれませんが・・・」というような前置きを入れていました。
この前置きを入れることによって、相手を立てて印象を良くしたいという目的が偽装されて、さらに、お世辞を言っている本人を謙虚な人に見せるという効果も発揮され、お世辞が良い方向に効力を高まることになっていました。

「前置き」でお世辞を偽装し説得力を増す!

やはり、組織の中で上にのし上がる人は、このようにお世辞を上手に偽装しているということです。
例えば、社長相手にその社長の会社の業績が伸びていると褒めようとする時に、ただ、「社長の会社の業績すごいですね!」とだけ言うのではなく、「こんなことを言ったらもしかすると失礼なのかもしれませんが、社長の会社は今業績がどんどん伸びてすごいですね。やはりそこには何かしらの戦略などがあるのでしょうか。もしよければ話せる範囲で構いませんので教えていただけませんか。」というように、ただおだてたり評価を伝えるだけでなく、「こんなことを言ったらもしかすると失礼なのかもしれませんが・・・」という前置きを置きながら、社長のその戦略の一つを教えてもらえないだろうかというような言葉でお世辞を偽装するわけです。
このようなことをすることによってお世辞は説得力を増して受け入れやすくなるということです。

ただし、「前置き」は逆効果になる場合も!

ちなみに、これは逆効果になってしまう場合もあります。
「こんなことを言ったら嫌われるかもしれませんが・・・」「こんなことを言ったら失礼かもしれませんが・・・」「こんなこと言われたくないかもしれませんが・・・」というような前置きを言ってから、本当に言われたくないようなことを言ったらやばいことになります。
例えば、相手に何かを指摘する時に、「俺がこんなことを言うのもあれなんだけれど・・・、お前がこないだだしていたビジネスのアイデアはうまくいかないと思うよ」とか、「別にお前を攻撃したいわけではないけれど・・・、この間勧めてくれた本があったと思うけれどあれは微妙だった」というように、自分に悪気があるわけではないけれど・・・と言いながら悪いことを言うのは、ストレートにそれを指摘する場合よりも明らかに印象は悪くなります。

ネガティブなことを言う場合に関しては、ストレートにそれを言われるよりも前置きがある場合の方が相手に対するダメージが大きくなってしまいます
ですから、相手に嫌われたいのであれば、前置きをたくさん置いてネガティブなことを言えばかなり嫌われるでしょうから、二度と関わりたくない男と別れる場合などには使ってもいいかもしれませんが、この前置きというものは基本的にはネガティブなことを言うときには使わないで、ネガティブなことを言う時にはストレートに言った方がいいということを覚えておいてください。

「前置き」を置いてからのお世辞の効果を忘れずに!

お世辞を言う時には前置きを置いて、それにより相手にこれからネガティブなことを言われるのだろうかと思わせておきます
「こんなこと言われたら嫌われるかもしれませんが・・・」というような前置きを置くことで、相手に対してこれからネガティブなことを言われるのだろうと構えさせます。その構えた状態で予期しないお世辞を言われると、ポジティブなギャップが大きくなり、それによりおそらくはお世辞を受け入れやすくなっているのではないかとこのような研究から考察することができます。

皆さんもこのようにお世辞を上手に使ってみてください。お世辞を言う時には必ず前置きを置いてください。

「こんなこと言われると嫌かもしれませんが・・・」

「こんなこと言うと嫌われるかもしれませんが・・・」

「こんなことを言うのは失礼かもしれませんが・・・」

という前置きを置いてお世辞を偽装するということをすれば、今回のミシガン大学で出てきたような大企業の経営者とまではいかないかもしれませんが、効率よく自分の地位を高めていくことができると思いますのでぜひ試してみてください。

正しい「迎合力」とは?!

今回紹介したようなことをいわゆる迎合と言います。
迎合というとイメージは良くありませんが、もし皆さんが潤沢なお金や圧倒的な知識を持っているわけではないのであれば、最初は力をすでに持っている人の心にある程度気に入ってもらうことが必要です。
チャンスをもらうためには、そんな人達に気に入ってもらうことも必要になります。ただし、舐められるといいように利用されるだけでチャンスは貰えなくなってしまいます。
すぐにイエスと言うだけの人や中身のない人は、いくら迎合してきても捨て駒のように利用されるだけです。いつでもイエスと言うだけだし中身がないから、いざという時に自分の味方にもならないだろうしうまく利用だけしておこうと思われてしまうわけです。
そうではなく、能力はあるし自分の考えを持っていると一目は置かれるけれど、何かと気にかけたいと思われる必要があるわけです。

これが正しい迎合です。
価値がある人間と認められながらも、相手の心に上手に入り込む力が迎合です。
このような方法をミシガン大学や南カリフォルニア大学などが調べてくれています。迎合するときの有効なコミュニケーションとは何なのかということを調べてくれているので、今回のおすすめの動画として、そのような迎合のテクニックをまとめた「ミシガン大学✖︎南カリフォルニア大学が明かすエリートが使う49の迎合法」を紹介しておきます。
これは迎合のテクニック7種類×7種類覚えて、組み合わせのバージョンとして49種類の相手の心に入っていき力を最速で手に入れるための方法を解説しています。
是非チェックしてみてください。

そして、今回のおすすめの本としては2冊紹介しておきます。
1冊目は『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』ですが、迎合というよりも、まずは一般的なコミュニケーションが苦手だという方はこちらから勉強していただけたらと思います。
2冊目は『権力を握る人の法則』です。
組織の人間関係に関する研究というものは結構面白いものが多くて、迎合以外も含めてどのようなことをしている人が上に上がっていくことができるのか、あるいは、どのような行動をとっていない人が会社や組織の中で貧乏くじを引かされてしまうのかということをまとめてくれた非常に面白い本です。
いわゆる組織心理学と呼ばれるジャンルの本になると思いますが、組織の中ではこういう行動をすると意外と損をしてしまうのかというようなことが理解できると思いますので、是非自分の身を守るためにも読んでいただきたい本です。是非チェックしてみてください。

オススメ動画
ミシガン大学✖︎南カリフォルニア大学が明かすエリートが使う49の迎合法 https://www.nicovideo.jp/watch/1581787202

上司に評価されるためにはこちらも参考に!

組織での自由を手に入れるための正しい社内政治とは?!

今回のおすすめ本
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References
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、ReferencesおよびArchivesから考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Janina Steinmetz et al. (2017) Impression mismanagement: People as inept self-presenters Ithai Stern, James D. Westphal (2010)Stealthy Footsteps to the Boardroom: Executives' Backgrounds, Sophisticated Interpersonal Influence Behavior, and Board Appointments

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