習慣の科学

自分への甘さを断ち切るための心理学

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皆さんは、自分のことを自分に甘いと思いますか?

心理学者のピアーズ・スティール氏が過去40年間の様々な人の自分自信に関するアンケートや資料を参考に調査したところ、自分に甘かったり先延ばししたり、あるいは自分で決めたことが守ることが出来ないという人は全体人口の95%もいるということがわかっています。

自分のことを甘いと考えている、つまり自分は意志の力が弱いから意志の力に頼ってはいけないと考えている人ほど、結果的には目標を達成しやすいということもわかっています。
ですから、自分は甘くないと考えている5%程度の人たちの中にはごく一部本当に自分に甘くなく厳しい人もいるでしょうが、それ以外は自覚症状のない甘い人と言えます。

更に全人口の20%の人たちは、自分は結構物事を躊躇ったり意思決定が出来ない決めることが出来ない性格だと自覚しています。このような決めることが出来ない人たちは何かを行動しようとしてもおよそ50%の確率で実際には行動できないで先延ばしにしてしまいます。

大半の人が自分に甘い

95%の人たちは自分に甘いところがあります。更に、20%の人たちは50%もの確率でやろうとした物事を先延ばししたりやらなくなってしまいます。2つに1つはサボるというわけですから結構とんでもないと思います。
ですが、安心して下さい。みんな同じです。

働いている人たちであれば、さすがに仕事中は決めるべきことは決めるだろうと考えると思いますが、働いている人たちは働いている時間の1/4をムダにしていると感じています。これは平均すると従業員一人につき年間100万円を決めることが出来ないという事により企業は損をしていることになります。
ですから、独立したり起業したいという人たちは、自分への甘さを断ち切らないと大きな損失に繋がるというわけです。

男性と女性では、女性の方が意思決定の能力は高いと言われています。
世界中のCEOや役員を調べた研究で女性の方が意思決定が迅速で早いということがわかっています。女性の方が決断が早いと聞くとうなずく男性も多いと思いますが、女性の方が決断も早く決めてからも早かったりします。

よく、先延ばししているわけではなくベストなタイミングを待っているだけだという人がいますが、これは単なる言い訳に過ぎないということがダイアン・タイスとロイ・バウマイスターの研究でも明らかになっています。
更にこの研究では、平均的な学生は起きている時間の1/3は自分に甘くなり先延ばししたりやるべきことをやらないで、やらなくてもいいような暇つぶしなどに使っているということがわかっています。

自分への甘さに対応するには

では、この自分への甘さを断ち切るにはどうすればいいのか?
まずは、人は自分に甘くなるものだということを認識して下さい。その上で自分の甘さに上手に付き合いながらコントロールしていく事が大事です。

①いつ自分に甘くなっているのかを記録する

自分の甘さを断ち切りたい方は、まずは2週間程度いつ自分が甘くなったのかを記録して下さい。この時のポイントは、甘くなっても自分を責めないで下さい。自分を責めると逆効果ですから思うとおり無理をする必要はありませんので普段どおりに過ごしてもらい、いつどんな時にどのような状況で何に対して自分に甘くなっているのかを記録して下さい。

そうすると、時間帯や曜日が見えてきたりします。自分に甘くなる周期がありますので、それが見えてくると予めそれをブロックすることが出来るようになります。ついつい飲みに行ったり、夜更かししたり、間食が増えたり、無駄な買い物をしてしまったり・・・結構パターンがあり、思っている以上にそれぞれ曜日が決まっていることが多いものです。

常に誘惑に対して警戒していると意志力には限界がありますので、その誘惑に抗うことが出来なくなります。ですから、いつ誘惑が多いのか、自分に甘くなりがちなのか、ということを知っておいて予め対策をしておくようにします。

また、記録は、睡眠も一緒に記録して下さい。自分に甘くなっている時は睡眠の時間にもそれが現れやすいものです。睡眠にも曜日によって周期がありますから、充分に眠れていない日の次の日は自分に甘くなりがちだとしたら、そういう曜日は疲れがたまる日なのかもしれませんので軽く昼寝の時間をとるようにするとか対策を打つことが出来ます。

②ご褒美的なものは後ろにずらす

自分に甘くなる周期とその対象がわかったら、それが自分にとってのご褒美的なものであればそのタイミングを後ろにずらすようにして下さい。仕事中の間食であれば、仕事が終わってからの間食に。それが出来るようになったら次の日にと、誘惑を先延ばししていき、先延ばし出来るようになったらその量を減らす・・・というようにコントロールしていきます。
このちょっとしたコントロールが出来るようになると、「誘惑はコントロールすることが出来る」という感覚を持つことが出来るようになります。ご褒美的なものを完全にゼロにするとかえってそれを求めるようになってしまいます。
①で記録して周期を知っておくとこれを出来るようになるわけです。自分に甘くなりそうなタイミングに合わせて他の人との予定を入れてそれに負けない状況をつくっておくこともできます。

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