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なぜか急に【仕事や勉強が手につかなくなる】理由

なぜか急に仕事や勉強が手につかなくなる理由

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不安はIQを下げる

何故か仕事や勉強が手につかなくなってしまう意外な理由を紹介させてもらいます。

これは結構ありがちな話で、本当は能力が高いのに一般企業の中ではその力を発揮することができず、リラックスさせて自分のやりたいことをさせてくれるベンチャーなどに転職した途端に急に目が出たように能力を発揮したり、独立した途端に成功する人がいます。
この違いにも関わってくる内容ですので、是非参考にしてみてください。

以前人間は不安を抱えると IQ が下がってしまうという話を紹介しました。

不安がプレッシャーになってしまって人間の脳のリソースを圧迫してしまいます。そのせいで、一時的に頭が悪くなるということが起こります。

本当は能力が高いのに・・・

この不安が勉強や仕事にどれくらい悪影響なのかということをラドバウド大学が調べてくれています。
44人の女性を対象に、社会に対する不安や人との関わりに対する不安がとても強い人とそうでない人を半分ずつにして実験を行いました。
実験ではあることをするとお金をもらえますが、そのお金がもらえる状況があるところを境に急に逆転します。その条件が逆転したところでその状況に気づけるかという実験です。
実験参加者たちに、幸せそうな顔や怒っている顔の写真をランダムに見せます。最初のうちは幸せそうな顔が写った時にボタンを押すとお金がもらえます。途中から、逆に起こった方の顔が写った時にボタンを押さないとお金がもらえなくなります。どれくらいのスピードでそれに気づくことができるのかということを調べたものです。

つまり、急に条件が変わった時に、その新しいことに気づくことができて、学習し適応することができるのかということを調べたわけです。
ですから、学生の方々の勉強というよりは、社会人になってからの勉強がこれに近いのではないでしょうか。答えが決まっていない問題も多くありますし、条件や常識も刻一刻と変わっていくものです。それにいち早く気づく人がいますが、その能力を調べたものです。

怒った表情を見ると

この実験では表示されるのは怒っている顔と幸せそうな顔です。
繊細な人は特にそうですが、僕たちは怒っている表情を見ると、プレッシャーや不安を感じてしまいます。
例えば、皆さんも経験あると思いますが、普通に道端を歩いていて突然怒鳴りあっている人たちを見たとすると、自分とは全く関係ないのに嫌な気分になったり、自分に言われているわけでも自分と関係あるわけでも全くないのに、なんとなく自分が怒られているような気分になることがあると思います。
これを感じやすいのが不安や心配を感じやすい人です。
このような人は、そのような少し嫌なことがあっただけでも、受動ストレスといって間接的に受けたストレスにより IQ が下がって思考能力が低下してしまうということが起こります。
この実験では、あえて怒っている人と幸せそうな人の顔写真を使い、メンタルが弱く不安を感じやすい人はパフォーマンスや判断に影響が出てしまうのではないかということを調べました。

結果としては、もともと社会不安を抱えやすい人はそうでない人よりも、怒った顔が表示された場合は、学習率が低かったということです。約20%も新しいことに気づいたり身に付ける能力が下がってしまったということです。
一方幸せな表情が表示されている場合は、社会不安が高くても低くても学習のパフォーマンスに差はありませんでした。

つまり、もともと不安を感じやすい人は他人の怒っている表情やネガティブな受動ストレスにさらされてしまうと、新しい仕事や勉強の情報が頭に入らなくなってしまうということです。

自分に向けられている感情でなくても

他人の怒りや悲しみに触れてしまうと、特に不安を感じやすい人は、仕事や勉強が手につかなくなる可能性が高いので、できるだけ避けた方が良いということです。
怒った顔やネガティブな感情に触れさせられたり、それが他人に向けられているものであっても恐怖心などを感じると、受動ストレスのせいで判断能力が落ちたり、新しいことが手につかなくなってしまいます

例えば、仕事で失敗した時にどれぐらい損失するのかということを責める上司や、自分自身に対して失敗した時の損害を考えて自分を追い込む人がいますが、不安を感じやすい人であれば、失敗した時のリスクを考えすぎると、それにより学習効率やパフォーマンスが下がり本当に失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。

失敗した時のことを考えてもいいですが、失敗しても取り返すことができて納得できるようにするために失敗は考えるべきであって、失敗のプレッシャーを自分に課すために最悪の場合を想定するべきではありません

社会不安が強い人は・・・

2015年にも同じような研究が行われていて、被験者達に問題を解いてもらい、問題を間違うと電気ショックが与えられるという実験が行われています。この電気ショックがある場合とない場合を比べて、どれぐらい間違いから新しいことを学べるのかということを調べると、やはり、不安傾向の強い人は、電気ショックがない時の方が電気ショックがある時よりも学習効率が高くなりました

社会不安が強い人は、プレッシャーがない状況で学習できるような状況を作った方が良いということです。
のびのびさせてあげないと社会不安が強い人はうまくいかないわけです。

ちなみに、この社会不安が強い人はどのような人かというと、新しい人に会うことが苦手な人や、そもそも会話するのが苦手であったり人前で話すことが嫌いで、他人に批判されると気にしすぎたりずっと引きずるようなタイプの人です。

このようなストレスから自分を守るためには、良い人間関係が必要です。社会不安の強い人は新しい人間関係を作るのが面倒だとは思いますが、最後には自分を守ってくれるというような信じれる仲間を持っておくことは大切です。
そんな人間関係のためのお勧めの本を2冊紹介しておきます。是非参考にしてみてください。

不安を感じやすい自分を受け入れて前に進むためのおすすめ動画
不安利用の心理学
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1528266684

Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

Reference:https://www.jneurosci.org/content/39/8/1445


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