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クレイジージャーニー終了、本当に悪いのは誰か?心理的解説

クレイジージャーニー終了、本当に悪いのは誰か?心理的解説

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 組織を束ねるリーダーや経営者
  • 責任を取ってくれないリーダーのもと働いている方

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組織のトップって・・・

クレイジージャーニーが打ち切りになったそうですが、偉そうな人がなぜ能力が低いのか科学的根拠を皆さんに紹介したいと思います。特に深い意味はありませんが、科学的根拠として解説させてもらいます。
企画や番組自体は未知の所に冒険に行って興味深いものに出会うというとても素晴らしいものですが、それが一部の人の不正であったり、それを管理するべき上の人たちの能力不足が問題になるわけです。
どのような組織でも同様ですが、上に立つ人が偉そうにしていられるのは、いざという時に責任を取らなければいけないというリスクを持っているからこそでもあるわけです。ですから、組織のトップというものはそれを任せる相手を選ぶことに対して責任があります。その任せた相手が間違っていたのであれば本来はトップが責任を取るべきでもあります。

優秀なリーダーとは?!

最新の研究などを参照してみると、偉そうにしている経営者やリーダーほど実際の能力は低いということが分かっています。
2014年のシンガポール国立大学が行なった調査で、企業のリーダーとその企業の業績を比較して、企業のリーダーが偉そうにしている人の場合と謙虚なリーダーの場合で、どちらの方が企業としての業績が良くなるのかということを調べています。
つまり、偉そうにしている経営者やリーダーと謙虚な経営者やリーダーで、どちらの方が企業としてのパフォーマンスが高くなるのかということを調べたわけです。
この調査では、63の企業から973人の経営者またはミドルマネージャーを対象に 、インタビュー調査を行うと同時に各企業の業績も調べ、社員に対するアンケート調査も行い、優れた経営者や管理者の共通するポイントを見出そうとしました。
その結果、企業の業績や社員がどれぐらい生き生きと働くことができるかというような企業としてのパフォーマンスと最も相関が強かった要素は、経営者やミドルマネージャーなどのリーダーの謙虚さでした。
リーダーたちの謙虚さが最も企業としてのパフォーマンスを左右しているということです。

ですから、謙虚な人を選んでリーダーの立場にしておかないと、企業としてのパフォーマンスが低下してしまうわけです。
謙虚な人が上に立たないと、社員達の士気は下がり実際のパフォーマンスも低くなってしまいます。そうなると、本来は素晴らしい力を発揮することができる組織であっても、その力を発揮することができなくなってしまいます

謙虚なリーダー→コミットメント

謙虚なリーダーに導かれたチームほど、コミットメントが強くなります。自分たちが誇りを持ってこの仕事をしているという感覚が強くなり、モチベーションも高くなり、自分の頭で考えて行動するようになります。それにより実際の業績も良くなります
そして、当然ですがコミットメントが強くなれば、今回のような不正も起きようがありません。自分の仕事に誇りを持っている人が、その仕事で不正をするわけがありません。
その誇りがなく、いくら頑張っても認められないし上から怒られるだけだったり、そこまでその仕事をしたいと思っているわけではないから、適当にやっておけばいいとなってしまうはずです。
このようなコミットメントの低さが業績も低下させますし、コーポレートガバナンスの問題も生じさせてしまうわけです。

ですから、人を束ねる立場の人は基本的に謙虚でなくてはなりません。
ところが、やたら偉そうに振る舞ったり、地位や立場のある人にだけごまをするのが上手い人がいるわけです。このような人は謙虚になり得るわけがありません。
謙虚な人であれば、誰の意見でもちゃんと聞くようにしますし、そこから自分が学んでいこうとします。ところが、謙虚でない人たちは自分の地位を一生懸命守ろうとします。自分を守るためであれば部下を簡単に切り捨てます。
こんな嫌な人を管理職に添えてしまうと、当然会社は傾くはずです。

研究チームのコメントとしては、謙虚な人達は、自分よりも能力が高い人や自分の能力や情報の不足を気づかせてくれる人と付き合う傾向が高くなるということです。
自分の至らないところやダメなところを見つけて、それを改善していくために色々な人と接するわけです。自分がすごいとか完璧だと思うことなく、あらゆる人やものから貪欲に吸収し学んでいくのが謙虚な人たちの特徴です。

謙虚な人は自己超越目標を見る

このような謙虚さを持ちれてない人を管理職に添えてしまうと、自分の周りに子分のように自分に従うだけの人を集めてしまいます。その人たちを相手に自分が偉いということを一生懸命アピールしその人たちをコントロールしようとします。
能力が高い人や素晴らしい人がそばにいても、その人と近しいことをアピールして自分の立場を守ることしか考えることができず、せっかくそのような人がそばにいてもその人から学び自分が成長することを考えることができないわけです。

著名人や有名人と知り合いだということをやたらとひけらかす人にはろくな人がいませんからお気を付けください。
ただし、著名人やすごい人と会って、自分が至らなかったことに気づかされたとか、その人に会うまで自分はとても調子に乗っていたけれど、その人にかけられた言葉で気付いて人生を変えることができたというようなことが言える人は、謙虚な人でもあります。
そのような謙虚な人と付き合うほうがいいですし、そのようなリーダーの下で働いた方がいい仕事ができるはずです。

ウォーレン・バフェットも、 若い人に、投資家としての視点からどんな企業で働くべきなのかと尋ねられた時に、尊敬する人の下で働くのが最も良い結果につながるということを言われていました。

謙虚な人ほど自分に対する認識が深くなります。
自分に何が足りないのかどこが至らないのかということを考えるので、自分に陶酔することがありません。自分が社会に対してどのように役に立てるのか、チームの仲間たちの幸せをどのようにして作ることができるのか、どうすれば自分はもっと成長することができるのかというような自己超越目標に対して、モチベーションが向きやすくなります

自分の不完全さを受け入れることができて、それと同時に、自分が不完全だからこそ他の人の力が必要で、そのためには他の人のいいところも見ないといけないと考えることができます。このように自分の不完全さを受け入れることで他人のいい面にも目を向けることができて、さらにその能力を伸ばそうとする。これこそがリーダーです
これができずにただ偉そうにしている人は、周りの役に立つこともありませんし、結果組織にも害を及ぼすだけですから存在する意味がありません。

人がついていきたいから偉くなるはず

テレビ番組の打ち切りなどの場合、実際責任を負わされるのは制作会社や現場の方々だということがほとんどです。
悪いのはその企画自体でもないし、現場の人たちの責任が全てなわけでもないはずです。いざという時に責任をとる覚悟があるからこそ人はその人についていくはずです。人がその人について行くから偉くなるわけで、偉いから人がついていくのではありません
普段偉そうにしているのに、都合が悪くなったら責任を取るどころか隠れる人たちは、上司としても人としてもいかがなものでしょうか。

現場のことは何も見ていないのに偉そうに口だけ出してくる人がいませんか。
それによるモチベーションの低下が一番危険だと思います。謙虚なリーダーに導かれていれば、人はモチベーションが上がりパフォーマンスが発揮することができて、結果企業としての業績にもつながるという話を紹介しましたが、上から口だけやたらと出されて現場は思いを持った仕事ができず、いざとなったら自分たちが責任を取らされるのに、上の人はのうのうと過ごしているということでは、いい仕事ができるわけはありません
皆さんもこんな上司には気をつけてください。

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リサーチ協力:Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

参照:Amy Y. Ou et al.(2014)Humble Chief Executive Officers’ Connections to Top Management Team Integration and Middle Managers’ Responses


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