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ブレインストーミングが無駄であることが証明される

投稿日:2019年2月13日 更新日:

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アイデアを生み出すにはどうすればいいのか。
みんなで集まってブレインストーミングするぐらいであれば、一人で黙々と考えた方が創造性も高まるし良いアイデアも出やすいということが分かっています。
すでに2010年のメタ分析によって証明されています。

ブレインストーミングが意味がないとなると僕達はどうすればいいのか。皆さんがこれから起業したり新しい問題解決を図ったり自分の人生の問題を考えたりする時に、アイデアを出す必要が出てきます。アイデアの量は問題解決のためのツールの量ですから、アイデアを出すのが上手ければ上手いほど人生における様々な問題解決能力も高まるものです。

エレクトリックブレインストーミングというテクニックとブレインライティングというテクニックを紹介します。

エレクトリック・ブレインストーミング

最近はブレインストーミングに代わるテクニックがいくつかできていて、その中のエレクトリック・ブレインストーミングはクイーンズ大学が開発したものです。
アイデアは自分一人で考えた方がいいアイデアも多く出てきやすいということが分かっていて、複数人集まって行うとアイデアの質は確かに高まるわけです。ですから、アイデアを出す時は一人で行って精査したり他人のアイデアから新しいアイデアを思いつくような着想を得たい時には複数人で集まった方がいいということです。簡単に言うと、 良いとこ取りをしたのがエレクトリックブレインストーミングです。

方法を簡単に説明すると

参加者は他の人と顔を合わせずにパソコンに向かってアイデアを入力します。
全てのパソコンは同期されていて、自分がアイデアを入力すると他の人のパソコンにも表示されます。そしてその他の人のアイデアももとにしながら自分のアイデアも出していく。
誰のアイデアかわからない状態にして、かつ他の人のアイデアも基準にして自分のアイデアも書き足していくという方法です。
エレクトリックブレインストーミングのメリットとしては、より多くのアイデアが出るようになります。量でいうと2倍もアイデアが出やすくなったということが分かっています。

効果が出る原理

この原理がわかればパソコンがなくてもテクニックを使うことはできます。
結局、僕たちがアイデアを出せなくなるのは他者評価に対する不安があるからです。この自分のアイデアが他の人にどう思われるかという不安があるためとプロダクションブロッキングの二つが大きな原因だと言われています。

自分が突飛なアイデアや馬鹿なことを言ってしまうと他の人に白い目で見られたり怒られるのではないかと考えてしまいアイデアを出せないことがあった人も多いのではないでしょうか。もちろんいいアイデアなんてそう簡単に出るものではないので、しょうもないアイデアの方が多いのが当たり前です。そういうことも気にせずいられるような環境になっていないとアイデアは出てこないものです。そもそも、誰にも文句を言われたり貶された否定されたりもしないようなアイデアは誰でも思いつくようなアイデアですから意味がないです。
問題解決をしようとするときは今ないものを生み出さないといけないわけですからみんなに肯定されるようなアイデアは必要ないです。ところが、僕たちはみんなに否定されるのが怖いのでアイデアを言えなくなってしまうわけです。これが一つ目の原因です。

そして二つ目の原因がプロダクションブロッキングです。
僕たちは他の人の意見をもとにアイデアを思いついたりすることが結構ありますが、残念ながら発言力がない人や、内向的な人のようにアイデアを作り出すのが上手い人やクリエイティブな人たちは、人が発言している時に割って入ることがなかなかできません。そうすると、他の人が発言してる間に思いついたアイデアはその人が話し終わるまでに消えてしまいます。朝起きた時に何か夢を見たのは覚えているけど何を見たのか覚えていないようなことがあると思いますが、その夢は朝起きた瞬間には覚えているけれど他の何かをした瞬間に忘れてしまうわけです。それと同じようなことが起きてしまいます。それぐらいアイデアの賞味期限は短いものですから、他の人が話してる途中で割って入ることはなかなかできないまでもメモしておくぐらいは必要です。
この二つがブレーンストーミングが意味がなくなってしまう原因です。
ですから、他人の評価が全く関係ない状態で、かつ自分のペースでアイデアをどんどん出していけるようにすればいいわけです。

ブレインライティング

エレクトリック・ブレインストーミングはパソコンがないとなかなかやりづらかったりするかと思います。ブレイン・ストーミングの欠点を改善してテキサス大学が開発してくれたブレインライティングというテクニックを紹介します。

この方法は、みんなで会議室に集まるところまでは同じですが、まず解決したい問題や疑問を決めます。決めたら全員に紙を配って10分から15分間の間各人思いつくアイデアをひたすら書き出します。書き終わったら全員その紙を隣の人に渡します。そして、他の人から回ってきた紙にそのアイデアを見て自分のアイデアを書き足していきます。ということを円のようになって続けていきます。自分のアイデアがもはやどれなのかが分からないぐらい続けます。ある程度続けたら出たアイデアを持ち寄ってどれがいいかみんなで検討します。
こうすると、たくさんアイデアも出ますしみんなのアイデアを参考にしながらまたアイデアも出せる状況が作れて他人の評価の目線も気にならない状態でアイデアが作れます
ちなみにテキサス大学の実験によるとブレインライティングにより37%もアイデアの質を量がアップするということが分かっています。

二つの方法では、 エレクトリック・ブレインストーミングの方が2倍もアイデアが出るということですから効果的と言えます。おそらくブレインライティングの隣に自分のアイデアを書いた紙を渡すということで他者評価の不安がまだ出てしまうことが原因と推測できます。
ですから、僕のお勧めとしてはブレインライティングで紙にアイデアを書いたら一旦裏向きにしてどれが誰のものかわからないようにかき混ぜて配るようにすると、誰の所に誰のアイデアが行くかわからないようになるので他者評価の不安が減りより効果が出せるのではないかと思います。

ちなみにテキサス大学の同じチームは2015年にも近いような実験を行っていて、アイデアを書き出す時間を8分間にしても同じような効果が得られたということが分かっています。
8分間でアイデアを書き出し3分間で他の人のアイデアをレビューする、それからまた8分間アイデアを書き出すというように繰り返す方法で、ブレインライティングをより素早く行う方法といえます。
この方法もかなり効果的で、一般的なブレイン・ストーミングよりも74%もアイデアの質と量が上がったという結果が出ています。

ポイントとしては

  • 誰のアイデアかわからなくする

  • 他の人のアイデアを元に誰のアイデアなのか分からない状態で自分のアイデアもどんどん出す

このような方法であれば会議も意味があるものになるのかと思われます。

おすすめ動画
クリエイティブになるためのアイデアの心理学
▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1460155666
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▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1435421540
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▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1457020608

参考
Furnham, Adrian(2010)The Brainstorming Myth
Paul B. Paulus(2012)Making Group Brainstorming More Effective: Recommendations From an Associative Memory Perspective
Paul B. Paulus(2015)Asynchronous Brainstorming in an Industrial Setting Exploratory Studies

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